ポトス

ポトスの増やし方について解説!水挿し・挿し木・株分けそれぞれの方法

観葉植物として高い人気を誇るポトスは、成長スピードが早く、生命力も非常に強いため、初心者の方でも簡単に増やすことができます。お気に入りのポトスを株分けや挿し木で増やすことができれば、インテリアの楽しみもより一層広がります。

この記事では、ポトスの増やし方である「水挿し」「挿し木」「株分け」の3つの方法について、手順や適した時期、失敗しないコツを詳しく解説します。初めての方でも安心して作業を進められるよう、切る場所から植え付けのタイミングまで網羅しました。ぜひこの記事を参考に、ポトスを増やして緑のある暮らしを充実させてみてください。

ポトスの増やし方は3種類ある

ポトスを増やす方法には、主に「水挿し」「挿し木」「株分け」の3種類があります。それぞれの難易度や仕上がりの様子が異なるため、目的に合わせて最適な方法を選びましょう。初めてポトスを増やす場合は、根が出てくる様子を観察しやすく、失敗が少ない「水挿し」から始めるのがおすすめです。

増やし方 特徴と難易度
水挿し 最も手軽。水に挿すだけで発根でき、初心者に最適。
挿し木 土に直接挿す方法。安定して根付きやすく、数を作りたい場合に適する。
株分け 既存の株を分ける方法。大きく育ったポトスを整理したい際に有効。

ポトスを増やすのに適した時期

ポトスを増やすのに最も適しているのは、生育が活発になる春から初夏の時期(5月〜7月)です。この期間は気温が安定しており、植物の活動が盛んなため、カットした茎から根が出る「発根」のスピードが早く、成功率も高まります。

逆に、気温が低くなる冬(11月〜2月)はポトスの生育が緩やかになるため、増やす作業は避けるのが無難です。無理に作業を行うと、発根する前に茎が腐ってしまうリスクが高まります。ただし、ポトスは非常に丈夫な植物であるため、室内で気温が十分に確保できる環境であれば、春から秋にかけてであれば時期を問わず増やすことが可能です。個体差や環境によって発根の速度は異なりますが、暖かい時期を選ぶことが成功への近道となります。

水挿しでポトスを増やす方法

水挿しは、透明なグラスや花瓶に水を入れて茎を挿すだけで行えるため、インテリアとして楽しみながら増やせるのが魅力です。ポトスの育て方や管理方法についても詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。

どこを切ればいい?水挿しの正しい切る場所

水挿しを成功させるためには、切り方が非常に重要です。「節(ふし)」と呼ばれる、茎の途中に見られるポコッと膨らんだ箇所を意識してカットしましょう。節からは新しい葉や根が出てくるため、ここが成長の起点となります。

具体的には、節のすぐ上でカットするのが基本です。また、節から「気根(きこん)」と呼ばれる茶色い突起が出ている場合は、それを含めて切り取ると発根がよりスムーズになります。10cm程度の長さを目安に、2〜3節が含まれるようにカットしましょう。ハサミは雑菌を防ぐために清潔なものを使用し、切り口を斜めにカットすると吸水面積が増え、より水分を吸収しやすくなります。

水挿しの手順

  1. 清潔なハサミを使い、節を含んだ茎を10cm程度にカットする。
  2. 水に浸かる部分にある葉は取り除き、腐敗を防ぐ。
  3. 透明な容器に水を入れて茎を挿す。
  4. 明るい窓際(直射日光は避ける)に置き、2〜3日に1回は水を交換して雑菌の繁殖を防ぐ。
  5. 1〜2週間ほどで白い根が出てくるので、根が3cm以上伸びたら土に植え替えるか、そのまま水耕栽培として楽しむ。

水挿しをしている間、切り口に発根促進剤を少量塗っておくと、成長スピードが早まる場合があります。根が十分に伸びたら、観葉植物用の土へ植え替えるタイミングです。また、そのまま水耕栽培として育て続けることも可能ですが、その際は液体肥料を併用すると生育が良くなります。

水苔(茎伏せ)を使う方法もおすすめ

「茎伏せ」とは、カットした茎を水苔(みずごけ)に埋めて発根させる方法です。水挿しよりも発根が安定しやすく、1本のつるから節を複数切り分けることで、一度に3〜4株以上をまとめて増やしたい場合に非常に有効です。

やり方は、気根が出ていた方を下にして、湿らせた水苔に半分ほど埋めるだけです。葉が出ていた方を上向きにし、霧吹きで定期的に湿度を保ちながら管理してください。葉がニョキニョキと出てきたら十分に根が張ったサインですので、新しい鉢に土ごと植え替えて育てていきましょう。

タッパーや衣装ケースに水苔を敷いて直接並べたり、鉢ごと中に入れて蓋を閉めたりすると、簡単に湿度を確保できるので管理がとてもラクになります。

挿し木でポトスを増やす方法

挿し木は、土に直接茎を挿して発根させる方法です。水挿しよりも根が土に馴染みやすく、植え替えの手間を省きたい場合におすすめです。

挿し木の切る場所と手順

切る場所のルールは水挿しと同様で、節を含めてカットします。切り口を数時間から半日ほど陰干しして少し乾かしてから、清潔な挿し木用の土に挿すのがポイントです。使用する土は、観葉植物用培養土にパーライトや軽石を1〜2割混ぜると、通気性と排水性が向上し、根腐れを防ぐことができます。

挿した後は直射日光を避け、明るい日陰で管理し、発根するまでの2〜4週間は土を乾かしすぎないよう注意してください。

株分けでポトスを増やす方法

株分けは、すでに大きく育った親株を分ける方法です。植え替えのタイミングに合わせて行うのが最も効率的で、春から初夏の時期が最適です。

株分けの手順

  1. ポトスを鉢から丁寧に取り出し、根についた古い土を優しく落とす。
  2. 根の絡まりを解きながら、茎を2〜3株に手で引き抜くように分ける。
  3. 分けた株を新しい鉢に植え付け、たっぷりと水やりを行う。

株分け後は根がダメージを受けているため、直射日光の当たらない場所で数日間休ませてから、通常の管理に戻しましょう。関連記事:観葉植物の植え替え方法を解説

ポトスを増やすときの注意点

ポトスを増やす際には、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、ポトスを始めサトイモ科の植物全般の樹液には「シュウ酸カルシウム」という成分が含まれており、肌が敏感な方は触れるとかぶれる可能性があります。作業時は必ずゴム手袋を着用するようにしてください。

また、発根前の株は非常にデリケートです。直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまうため、必ず明るい日陰で管理しましょう。水挿し以外の方法では、土が乾いてから水を与えるのが基本です。発根前に過度な水やりを行うと、根が呼吸できず腐敗の原因となります。

増やす際におすすめの土の選び方

ポトスを増やす際の土は、観葉植物用の培養土をベースにするのが基本です。より排水性と通気性を高め、根腐れのリスクを減らすためには、パーライトや軽石を1〜2割ほど混ぜ込むのがプロの工夫です。水はけが悪い土は根の成長を阻害するため避けましょう。

なお、挿し木や株分けをした直後は、植物が新しい環境に馴染むための期間であるため、肥料は不要です。発根を確認し、生育期である5月〜9月に入ってから、薄めた液体肥料を与えて成長を促すようにしてください。

まとめ

ポトスの増やし方には、手軽な「水挿し」、安定感のある「挿し木」、株をリフレッシュできる「株分け」の3つの方法があります。初心者の方は、まずは観察がしやすく成功率も高い「水挿し」から挑戦してみるのが一番の近道です。節を意識してカットし、適切な時期と環境を整えれば、きっと元気に新しいポトスを増やすことができるはずです。

AND PLANTSでは、インテリアに馴染む高品質なポトスを多数取り揃えています。増やし方をマスターして、ぜひご自宅の緑をさらに増やしてみてください。育て方のポイントを抑えて、長く愛着を持ってポトスとの暮らしを楽しみましょう。

PICKUP ITEMS

特集