「サンスベリアを買ったけれど、どんな土を使えばいいの?」
「植え替えで失敗して枯らしたくない」
と、サンスベリアの土について悩んでいませんか。
サンスベリアは非常に丈夫な植物ですが、土を湿らせすぎると根腐れを起こしやすい弱点があります。季節問わずに元気に育てるためには「土選び」が重要です。
そこで、今回はサンスベリアに適した土の条件から、プロも実践する配合レシピ、失敗しない植え替えのコツまで徹底解説します。虫がわきにくい清潔な土で、サンスベリアをより元気に育てましょう。
[https://andplants.jp/products/andplantssoil-25l]サンスベリアの土は「排水性・通気性」が重要
サンスベリアは乾燥した地域が原産で、葉に水分を蓄える性質があります。そのため、常に土が湿っている状態を嫌います。
サンスベリアの土選びで最も重要なのは、「排水性」と「通気性」です。 水を与えた後にサッと土中を流れ、鉢の中に適度な酸素が供給される土であれば、根が健康に育ちます。

さらに、硬質素材の土を使用すると団粒構造が崩れにくくなり、根腐れのリスクを大幅に減らすことができます。
長年植え替えをしていなかったり、硬質でない赤玉土や鹿沼土を使用していたりすると、団粒構造が崩れて排水性・通気性ともに悪化します。
サンスベリアを元気に育てるには排水性と通気性が重要なので、しっかりした団粒構造を維持した土を選びましょう。
サンスベリアに最適な土の配合と作り方

サンスベリアの土は、専用土として園芸店やホームセンターでも多く販売されています。しかし、オリジナルでサンスベリアに最適な土を作りたい方は多いのではないでしょうか。
以下の項目に分けて紹介します。
- 準備する土の材料
- 作り方の手順
自分好みの土を作れるようになると、サンスベリアの品種や状態に合わせて植え替えの際に土の微調節も可能です。筆者も実際に自分自身で土を作ることが多く、以下の紹介は筆者自身の一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
準備する土の材料
準備する土の材料は、以下の3つです。
- 硬質赤玉土(小粒)
- 硬質軽石(小粒)
- 硬質鹿沼土(小粒)
硬質であることがしっかりした団粒構造を長く維持するポイントです。ご自身で土を作る際は、こだわって作ると植物の成長を実感できるでしょう。
作り方の手順
作りからの手順を紹介します。
- 大きめのバケツやトレイを用意
- 「硬質赤玉土:硬質軽石:硬質鹿沼土=6:2:2」の割合で一緒にする
- かき混ぜるようにして均一にブレンドする
- ふるいにかけて微塵を取り除く
作り方の手順の中で、重要なポイントは「ふるいにかける」です。微塵を取り除くことで、さらに排水性・通気性が良くなり、鉢底穴付近で微塵が詰まる心配もありません。
上記の作り方で、サンスベリアの土を作ると良いでしょう。品種や状態によって、軽石の割合を増やして排水性を高めたり、腐葉土を1割加えて保水性・保肥性のバランスを整えたりして見るのもおすすめです。
おすすめサンスベリアの土

自分自身でサンスベリアの土の配合をするのが難しい方は、以下の土もおすすめです。
- 薄葉タイプには「AND PLANTS SOIL 観葉植物の土」
- 太葉タイプには「INLIVING 観葉植物の土」
薄葉タイプには「AND PLANTS SOIL 観葉植物の土」
ゼラニカやローレンティなどの葉が薄いタイプは、ある程度の保水性も必要です。そのため、土は通気性を確保しつつ、植物に必要な水分を保持するバランスに優れている「AND PLANTS SOIL 観葉植物の土」で植えると安心して育てられます。
[https://andplants.jp/products/andplantssoil-25l]太葉タイプには「INLIVING 観葉植物の土」
ボンセレンシスのような葉が分厚く太いタイプは、より乾燥した環境を好みます。排水性・通気性に特化しており、使い続けても土が崩れにくい「INLIVING 観葉植物の土」なら、根腐れを未然に防ぐことができます。
[https://andplants.jp/products/inliving-soil-2l]サンスベリアの土の植え替え方法

土を準備したら、植え付けや植え替えをしましょう。
以下のポイントを踏まえて、ぜひ植え替えにチャレンジしてみてください。
- 植え替え時期は5月~9月
- 植え替え手順
植え替え時期は5月~9月
サンスベリアの植え替えは、生育期の5月~9月に行います。気温が20℃以上ある時期なら、植え替え後の根傷みからの回復が早く、安心して植え替えができるでしょう。
ただし、30℃を超える猛暑日が続く場合、植え替えは控えてください。秋に入り気温が落ち着いたタイミングで植え替えた方が安心です。
植え替え手順
植え替えは、主に以下の手順で行います。
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- サンスベリアを鉢から抜く
- 古い土を落とす
- 根をほぐして傷んでいる部分があれば取り除く
- 鉢の高さに合わせて土を入れる
- サンスベリアを入れて固定するように土を入れる
サンスベリアを含め、植え替えそのものが初めての方は、「観葉植物の植え替え」の記事のチェックもおすすめです。より詳しく手順や植え替え後の作業などを解説しているので、参考にしてみてください。
サンスベリアを土に植える時の注意点

サンスベリアを土に植える時に、特に注意すべきポイントを紹介します。
- 植え替え前に土を乾燥させる
- 古い土はなるべく落とす
- 植え替え後にすぐに水やりしない
健康的にサンスベリアを育てるためにも、それぞれ確認しておきましょう。
植え替え前に土を乾燥させる
植え替えをスムーズに進めるためには、数日前から「土を完全に乾かしておくこと」が重要です。土が湿った状態で植え替えを行うと、土の重みで細かな根がブチブチと切れやすくなり、その傷口から細菌が侵入して根腐れを引き起こすリスクが高まります。
目安として、植え替えを行う1週間〜10日前からは水やりを一切控え、鉢の中までカラカラの状態にしておきましょう。土が乾燥していれば、鉢から抜く際もスポッと抜けやすく、根を傷めずに古い土を落とすことができます。
サンスベリアは乾燥に非常に強いため、この程度の断水で枯れる心配はありませんので、安心して乾かしてください。
古い土はなるべく落とす
鉢から抜いたサンスベリアの根には、数年分の古い土が付着しています。古い土には、植物が排出した老廃物や酸化した成分、目に見えない病害虫の卵などが潜んでいる可能性があるため、できる限りリフレッシュさせてあげましょう。
具体的には、手や割り箸などを使って、根を優しくほぐしながら全体の3分の1から半分程度の土を落とします。もし根が鉢鉢の形に固まって根詰まりを起こしている場合は、黒ずんで腐った根を清潔なハサミで切り捨て、新しい根が伸びるスペースを作ってあげることが大切です。
ただし、すべての土を無理に落とそうとすると株が弱ってしまうため、根の健康状態を見ながら優しく土をほぐすイメージで行いましょう。
植え替え後にすぐに水やりしない
一般的な植物は植え替え直後にたっぷりと水を与えますが、サンスベリアにおいては注意が必要です。植え替え直後の根には目に見えない小さな傷が無数についており、すぐに水を与えると、その傷の部分から腐食が始まってしまうことがあるためです。
そのため、植え替えが終わったら、まずは水を与えずに直射日光の当たらない明るい日陰で3日~1週間ほど安静にさせます。養生期間を設けることで、根の傷口が自然に乾燥して塞がり、新しい環境に適応する準備が整います。
最初の水やりは、その期間が明けてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えるようにしてください。
サンスベリアの土に関してよくある質問

最後にサンスベリアの土に関してよくある質問を、いくつかピックアップしてみました。
- 100均・ダイソーの土でもいい?
- 赤玉土だけでも育つ?
- 土からハイドロボールに植え替えても育つ?
- サボテン・多肉植物の土に植え替えてもいい?
100均・ダイソーの土でもいい?
ダイソーやセリアなどの100均一ショップで販売されている「観葉植物の土」も使用可能ですが、おすすめはしません。サンスベリアにそのまま使うと、室内では乾きが遅く根腐れの原因になることもあります。
どうしても100均の土を使用したい場合は、同じく100均で入手できる「軽石」や「鹿沼土」を3割ほど混ぜてカスタマイズする方法です。これにより排水性が格段に向上し、サンスベリアにとって理想的な「水はけの良い土」へとグレードアップさせることができます。
とはいえ、100均一の土は発酵不十分なことが多く、コバエ発生の原因にもなります。園芸店やホームセンターなどでサンスベリア専用土、または多肉植物の土を購入して育てた方が安心です。
赤玉土だけでも育つ?
結論から言えば育ちますが、赤玉土は無機質な土であるため栄養分が全く含まれておらず、成長のスピードは非常に緩やかになります。
また、赤玉土は時間が経つと粒が崩れて泥状になり、通気性が悪くなる点にも注意が必要です。さらに、赤玉土100%は水持ちが良過ぎるので、サンスベリアの水やり管理が難しくなります。
そのため、なるべく鹿沼土や軽石を混ぜて排水性・通気性を最適化させて団粒構造を維持できるようにしましょう。
土からハイドロボールに植え替えても育つ?
ハイドロボールへの植え替えは可能ですが、サンスベリアにとっては大きな環境変化になります。土で育った「土用の根」は水中での酸素吸収が苦手なため、植え替え直後は根腐れを起こしやすいのが難点です。
成功させるコツは、根についた土を完全に洗い流し、ゼオライトのような根腐れ防止剤を併用することです。また、冬場は温度変化の影響を受けやすいため、必ず暖かい5月〜7月頃に行いましょう。
清潔で虫が湧きにくいメリットがある反面、サンスベリアをハイドロボールで管理するのはコツが必要な上級者向けの方法です。
サボテン・多肉植物の土に植え替えてもいい?
サンスベリアは多肉植物の仲間であるため、サボテン・多肉植物用の土は非常におすすめです。これらの土は最初から排水性が極めて高く設計されており、室内管理でも土が乾きやすいため、根腐れの失敗を劇的に減らすことができます。
特に、水やりの頻度をつい多くしてしまいがちな初心者の方には、市販のサンスベリア専用土よりも、さらに水はけの鋭いサボテン用の土の方が育てやすく感じるケースも多いでしょう。
まとめ
サンスベリアを元気に育てる秘訣は、とにかく「排水性と通気性の良い土」を選ぶことです。自分で配合して「虫のわかない清潔な土」や「状況に応じた土」を作るのも、市販の「専用土」で手軽に植え替えるのも、どちらも正解です。
今回ご紹介した注意点を守って、ぜひ大切なサンスベリアの居心地を良くしてあげてください。AND PLANTSでは、多肉植物にも使いやすいオリジナルソイルを取り扱っています。
サンスベリアの土にお困りの場合は、ぜひ使用してみてください。
[https://andplants.jp/products/andplantssoil-25l]