はじめに
こんにちは!アンドプランツのももこです。
毎月お届けする「今月の育て方」、9月分のご案内です。
まだまだ残暑が辛いですが、夏越しももう一息。
私たちも連日の暑さと湿度でぐったりしていますが、植物たちもこの暑さでしっかりバテています。
気温が落ち着いてきたらスムーズにお手入れができるように、今のうちから準備を進めておきましょう!
今月のポイントは「遅れてくる植物の夏バテに気をつけて><」
長い猛暑の時期を乗り越えた植物たち、表情に出ていないかもしれませんが、実は鉢の中では夏の暑さで根が傷んでいたり、株自体が暑さで疲れていたりと弱っていることが多いんです。
例えば、夏の間どこかのタイミングで水切れしてしまっていたり、水やり後に部屋が高温になり根が傷んでしまっていたり、葉が茂っているのに剪定しそびれていて風が通らず株が蒸れていたり…。
そんな小さなマイナートラブルのちりつもで植物が疲れてしまっていて、9月ごろにガタガタと状態が悪化してしまうのかもしれませんね。
私の経験上、9月が植物の状態不良のお問い合わせが一番多いです…!
この時期に気をつけたいポイントと対策をYouTubeでもまとめているので、お時間がある方は動画を見てみてください◎
POINT1:「風通りを良く」して、「触って見て様子を観察する」ことで状態異常に早く気づくことが大事です。
POINT2:土が乾く頻度は植物の元気のバロメーターです。「乾く頻度が遅すぎないか気にしておく」ことも重要です。乾きが遅い場合、株が弱っていて水を吸う力が弱まっているかもしれません。
置き場所のポイント
まだまだ太陽の光が強い時期です。直射日光は避け、レースカーテン越しの光か窓か窓からや離れた場所で光を入れて管理するのがおすすめです。
屋外に出している多肉や屋外用の大鉢などは、台風の前は玄関内に避難させるか、大きくて室内に入れられない場合は屋外の角に集めて紐で括っておくようにしましょう。
水やりのポイント
「土が中までしっかり乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりお水を与える。」の基本通りに行います。
水やり後に室内の温度が急激に高くならないように気をつけます。最高気温が落ち着いてくると、土が乾く感覚が少しずつ長くなります。
気温の変化がある時期は特に、水やりの際は土を触ってちゃんと土が乾いているかを確認するよう心がけましょう。
お手入れのポイント
【肥料】【植え替え】
最高気温が33度以下で安定するようになれば秋の植え替えスタートの合図です。
植え替え後すぐの肥料は根を傷める可能性があるので厳禁です。植え替えをしていない場合は、最高気温30度を目安に肥料を与えても良いです!
【剪定】
カラッと晴れた日に行いましょう。秋以降は植物の生育も緩やかになりますので、切りすぎに注意です。秋の剪定は、全体の葉量の1/5までを目安に行いましょう。
\ぷにぷにプランツ/
多肉植物は気温により葉色が変わる面白さがあります。たくさんの種類から選んで楽しんでみては♪
今月のイチオシプランツ
▼フィカス・アルテシマ L
アルテシマLが元気いっぱいです!爽やかな葉色が美しい◎
▼パキラ ねじり XL 【首都圏限定】
定番だけど、やっぱり素敵。パキラXLはお部屋のシンボルツリーにぴったりです。
この時期のパキラは葉もふんわり大きく見応えがありますよ!
▼ストレリチア・オーガスタ S
実はうちのオーガスタSは実生です。
アフリカ産の種を大事に発芽させた株を、お手元で大きく育ててみませんか?
今月のひとこと
8月もたくさん産地で買い付けしました!暑い中対応してくださる農家さんに感謝です。
こちら、産地で見せていただいた植物です。なんの植物かわかりますか?ヒントは1枚目の足元の小さな葉と、2枚目の葉っぱと実です。
答えは、フィカス・プミラ!!
小さな小鉢で売られている、垂れ下がった小さな葉のプミラを知っている方は驚くのではないでしょうか!私は胸がドキドキして大興奮でした!
よく見るとフィカスらしいイチジクのような実ですよね。いつかプミラ8寸とか出てくる時が来るんだろうか…夢がありますね…!
植物はこうした出会いやワクワクがあるからやめられません!ではまた。