光の入り方が決め手となった部屋を2LDK76平米のマンションをフルリノベーション、夫婦二人で暮らしているKazettiさん。まるでカフェのような空間の部屋にて、植物や鉢選び、インテリアへのこだわりなどについてお話を伺いました。

名前:Kazettiさん
職業:派遣社員
Instagram:https://www.instagram.com/kazetti_05/
賃貸から続く植物との歩み。15鉢に増えた今の暮らし
ー まずは、この素敵なお住まいの植物まわりのことから。植物をお迎えし始めたのはいつ頃からだったのでしょうか?

Kazettiさん:この家に引っ越す前に暮らしていた賃貸の時から植物を育てていました。最初にお迎えしたのは、パキラとサンスベリアでこの家に一緒に引っ越してきて今も育てています。
それから、引っ越しのタイミングで一気に仲間が増えていきました。サボテンや大きな鉢のものなど、今の家に馴染むものを少しずつ買い足していって、細かいものも合わせると今は15鉢ほどです。

前の家から一緒に引っ越しをしたパキラは寝室に
ー 植物や鉢を選ぶ時はどういったことを基準に選んでいますか。
Kazettiさん:植物は園芸の初心者でも育てやすい植物ということと、我が家に合うかどうかで選んでいます。その中でも葉の色にはこだわってて、葉の色が近いものを選ぶことが多いです。そうすることで、部屋の中で植物を移動させても、トーンが変わることがないのでコーディネートしやすいからです。

Kazettiさん:お店は、ホームセンターと通販で購入しています。サイズが大きいものは持ち帰れないので通販で購入しています。ホームセンターを使うのは、コスパがいいケースもありますし、プラスチックの鉢やポリポットから自分好みの鉢に植え替えるプロセスそのものが、私にとっては大きな楽しみなんです。
ー 具体的にはどういったお店を見にいっていますか。

鉢はGEORGE'Sで購入
Kazettiさん:植木鉢は実店舗で買っています。休日にお出かけした時にたまたま見つけて、気に入って購入することが多いです。植物は先に購入して、その植物に合う植木鉢を探すケースが多いです。
今使っている鉢は「GEORGE'S 」や「nico and…」などで購入したものです。植木鉢や園芸アイテムがメインではないお店で購入することもあれば、園芸店の「garage」ではトーンの落ち着いた鉢を選ぶこともあります。
カラテアを植えている鉢は「GEORGE'S 」で購入しました。プラスチック製なので万が一落としても割れにくいかなと。

ー 植物を育てることは初心者とのことですが、どの植物もすくすくと育っている様子ですね。植物の管理のルーティーンや、気にかけていることはありますか。また、情報はどんなところから収集しているのですか。

AND PLANTSから、ハンギンググリーンでリプサリスをチョイス
Kazettiさん:風通しに気をかけています。滞留した空気は植物にとって良くないと聞いたので、週に何度かはベランダに出して、新鮮な空気と日光を浴びせるようにしています。冬場は外に出すのは控えてはいました。室内の環境と外の環境をうまく使い分けるイメージです。
育て方の方法はInstagramで植物の育て方のコツを発信している方をフォローして、それを参考にしています。あと、AND PLANTSで紹介している育て方も読んでいます。植物ごとに育てるコツなどが書いてあるので読んでいます。
ー それはありがとうございます。役に立っていてうれしい限りです。植物まわりでお気に入りのグッズはありますか。

Haws(ホーズ)社のジョーロなど園芸アイテムが並ぶ
イギリスのHaws(ホーズ)社のジョーロです。デザインが好きでお店で一目惚れして買いました。置いておくだけでも絵になるし、インテリアとしても調和しているので気に入っています。
ー 数ある植物の中で、特に思い入れの深い一鉢があれば教えてください。

最初は数枚だった葉からすくすくと成長中のカラテア
Kazettiさん:テレビボードの上にある『カラテア・ゼブリナ』ですね。この家のリノベーションを担当してくださった方から、引き渡しの時にお祝いで頂いたものなんです。
最初は葉っぱが2〜3枚しかなかったのが、1年でこんなに大きくと成長してくれて。1日の中でも葉が閉じたり開いたり、動きがある植物なので、それも面白いです。
ゼブラ柄の個性的な葉も、アクセントになっていて、すごく愛着が湧いています。
雑貨と植物が共存する「絵になる空間」の作り方

大きめの観葉植物は運ぶことを考えてECサイトを使うことが多い
ー 10〜15鉢という数は、多すぎず少なすぎず程よい数なのかもしれませんね。
お部屋を見渡すと、どの植物も完全にインテリアの一部として美しく飾られていますが、配置において意識されていることはありますか。
Kazettiさん:実は、そこまで厳密なルールを決めているわけではないんです。意識して『フォーカルポイントを作ろう』としているわけでもないのですが、自然と、部屋に入ったときにパッと目がいく場所に植物と雑貨を置くようになっていますね。その一角が、まるで一枚の絵のようになるように意識しています。

赤い植木鉢はniko and ...で購入
ー 雑貨との組み合わせも、可愛らしいフィギュアや細かいものが並んでいても洗練されているように思えます。雑貨とのディスプレイでのポイントはありますか。

Kazettiさん:夫がここ数年で集めているソフビやクラフトビールの空き缶も、デザインが素敵なものが多いので、雑貨と混ぜて飾っています。
飾る時同じ色味を繰り返して使うようにしています。素材感もバラバラにならないように、どこかで共通点を持たせるようにしています。物が多く並んでもごちゃっとした印象にならないよう気をつけて飾るようにしています。

ー お部屋もさながら、家具や照明といったインテリアも洗練されていますね。リノベーション、部屋作りでテーマにしたことはありますか。
Kazettiさん:カフェのような空間にしたいというのはありました。リノベーションを依頼した会社もカフェなど内装が得意なところに依頼しました。他には、夫が在宅ワークなので、二人で並んで作業できるワークスペースは必須でした。リビングとは床材を切り替えて、オンとオフを緩やかに区切っています。

奥は夫婦のワークスペースになっている
ー お部屋全体を見渡すと、家具の色合いなどから北欧らしい温かみがありつつも、どこかキリッとした「モダンさ」や「都会的なセンス」を感じます。そのバランスの取り方はどうされているんですか?

寝室のライティングはIKEAのもの。
Kazettiさん:そこは一番こだわっているポイントかもしれません。
北欧ナチュラルな木の質感は好きですが、あまり「ほっこり」しすぎたくなくて。あえてステンレスやスチールといった無機質な素材をポイントで取り入れたり、照明をモダンなデザインにしたりして、甘くなりすぎないように引き締めています。

テーブルはHAY。チェアはFredericia、CARL HANSEN & SON、Knollのリプロダクトなど
Kazettiさん:インテリアは特定のブランドが好きとかはなく、全てを高価なブランド家具で揃えるよりも、自分たちがいいなと思ったものをミックスしています。ダイニングテーブルとチェアは時間をかけて決めました。
ここに越してからも、しばらくダイニングテーブルが買えなかったほど悩みました。チェアとテーブルで色味が揃えたく、希望のものを探しました。その分、思い入れはあります。


ー 旦那様とのワークスペースや、趣味のフィギュア、クラフトビールの缶の飾り方など、ご夫婦それぞれの「好き」が共存しているのも素敵ですね。
Kazettiさん:雑誌「POPEYE」の「部屋とシティボーイ」特集が大好きでバイブルです。海外の空気感には憧れがあります。好きなものに囲まれながらなんか結構長く長い時間かけて、自分の好みにしていくみたいな。

好きを広げていくこれからの暮らし
ー ここからは今後のことを少し。Instagramで拝見したのですが、インテリアコーディネーターとしても活動を始められたんですね。
Kazettiさん:はい。ご依頼いただいた方の個性を活かせるような提案をして、一緒に住まい作りのお手伝いをしていきたいです。その人らしさが形になるような、そんな空間を一緒に作っていけたらと思っています。
ー Kazettiさんのセンスが活かせる仕事、これからの活躍が楽しみです。どんな空間ができるのか、そのお部屋も気になります。最後に、これからこの部屋と植物でやりたいことをお聞かせください。

リビングのコーヒーテーブルはNOCEで購入
Kazettiさん:今はカウンターに置いているコーヒーセットを独立させて、しっかりとしたコーヒースペースを新しく作りたいなと思っています。そこに大好きな植物も飾りたいです。ほかにも、ダクトレールを活用してハンギングを増やしたり、上の空間ももっと緑で彩っていきたいですね。

AFTER INTERVIEW編集後記
インテリアコーディネーターとしての一歩を踏み出したKazettiさん。北欧の温もりに無機質な素材を掛け合わせるバランス感覚や、葉の色味を揃えて空間を整える視点は、まさにプロの感性そのものでした。ご夫婦それぞれの「好き」が混ざり合い、一枚の絵のように調和した空間の一角のワークスペースには二人のチェアが並び、その様子からお二人の仲の良さも感じ、温かな気持ちになりました。
