植物名 | クルシア・ロゼア・プリンセス |
学名 | Clusia rosea |
英名 | Autograph Tree |
科目/属性 | オトギリソウ科/クルシア属 |
原産地 | 西インド諸島、バハマ諸島、メキシコ南部、南アメリカ北部など |
日当たり | 日当たりのいい置き場所(室内) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後 |
肥料 | 液体肥料・緩効性肥料 |
剪定時期 | 4〜8月 |
\品種別の植物ケアカードも同梱します/
[https://andplants.jp/collections/clusiarosea]クルシア・ロゼア・プリンセスの特徴
クルシア・ロゼア・プリンセスの特長は、つやつやと美しい小ぶりの丸い葉です。
丈夫で育てやすく、次々とつける新芽や可愛らしい花の観賞価値も高いため、最近人気が出てきています。
葉に傷をつけると白い痕が残る性質を利用して、ハワイなどでは、クルシアの葉にメッセージを書き残したりすることもあるそうです。
クルシア・ロゼア・プリンセスは、まだあまり市場には出回っていないため、珍しい品種をお探しの方や、ギフトとしてもおすすめできる観葉植物です。
クルシア・ロゼア・プリンセスの花言葉
クルシア・ロゼア・プリンセスの花言葉は「永遠の幸せ」と言われています。
クルシア・ロゼア・プリンセスの風水
風水においては、クルシア・ロゼア・プリンセスのような丸い葉っぱを持つ植物は、「陽」の気を持つとされ、リビングなどに飾ると家相によいといわれています。
また、丸い葉はお金の象徴でもあるので、金運アップにも効果的です。
クルシア・ロゼア・プリンセスの育て方
クルシア・ロゼア・プリンセスは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすい植物ですが、育て方にはポイントがあります。
ここでは、クルシア・ロゼア・プリンセスの育て方について解説します。育て方のポイントを押さえて、適切に育てることができれば、美しい姿で元気に育ち続けるでしょう。
日当たり(耐陰性)
クルシア・ロゼア・プリンセスは、あまり耐陰性がないので、直射日光を避けた日当たりのいい場所で管理しましょう。
レースカーテン越しくらいの明るさの場所がおすすめです。
置き場所(耐寒性と耐暑性)
寒さに弱く、暑さには比較的強い品種です。
冬場は温度管理に気を付けて、温かい室内で育てるようにしましょう。
エアコンの風は植物を乾燥させてしまうので、風が直接当たらない場所に置いてください。
夏は直射日光が当たらない屋外でも管理できますが、基本的に紫外線量に変化を起こさない方が良いので、室内に置きっぱなしが良いでしょう。
温度
クルシア・ロゼア・プリンセスは、寒さに弱い観葉植物です。
置き場所の温度は、10℃以上になるように管理しましょう。
それ以下の気温の低い場所に置くと、弱りやすくなるため注意が必要です。
水やりの頻度
気温が15℃以上ある春から秋にかけては、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)水をたっぷりあげてください。
15℃以下になると成長スピードが緩やかになるので、水やりの間隔を空けます。
冬は土が乾いて2、3日してから、水をあげるようにしましょう。また、お水やりの面倒な手間を省きたい方は、下記のお水やりチェッカーもおすすめです。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]肥料
肥料は、成長が緩やかになる冬場に与えると、根を傷めてしまうことがあるので(肥料焼け)、春から秋の生育期に与えるようにしましょう。
肥料の種類は、薄めた液体肥料を月1~2回程度与えるようにします。
剪定方法・切り戻し
風通しを良くし生育を促すためには、古くなった葉や長くなりすぎた茎は、思い切って剪定しましょう。
新芽が出てくる葉の付け根を残すように切り戻すのがコツです。
クルシア・ロゼア・プリンセスは切った箇所から樹液が出てくるので、ゴム手袋をして新聞紙の上などで作業しましょう。
クルシア・ロゼア・プリンセスを購入した方からのレビュー
AND PLANTSのクルシア・ロゼア・プリンセスを購入した方からのレビューを下記にまとめました。
「クルシア・ロゼア・プリンセスが気になっているけど、不安もある」「クルシア・ロゼア・プリンセスを購入している方の意見を知りたい」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
テーブルサイズと少し大きめのMサイズは、ちょっとした贈り物やご自宅のインテリアグリーンにおすすめです。
枝や幹の形で表情が変わるので、樹形をこだわりたい方は樹形選択サービス(有料)をご活用すると、きっと素敵な樹形に巡り合えます。
クルシア・ロゼア・プリンセスのよくあるトラブルと対処法
ここでは特に起こりやすいトラブルについて、それぞれの原因・症状・対処法を解説します。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 土がなかなか乾かない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 幹や幹の根元が柔らかい
- 土から腐敗臭がする
- 土の表面にカビが生えている
- 根黒く変色している
根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土中の細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
根腐れの対処法は以下。
- 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
※1週間を目安に水が乾くコンディションで管理する - 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた枝を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。赤玉土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけと根腐れを防止することができます。
枝先がダメになっている場合は、生きている部分までカットし、新しい葉を出すことで回復させます。根元から腐っている場合は、無事な部分で切り取り、挿し木にして発根させて回復させましょう。
根腐れが起こると、新芽を残すように古い葉を落とす現象が見られます。重度の根腐れの場合は、新芽や枝の先から枯れることがあるので注意が必要です。
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色く枯れている
強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。
対処法は以下。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
ハダニ
ハダニの症状は以下。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色が薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカファインスプレー・オルトラン)を使用するのが効果的です。2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
そもそもハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることを怠らなければ発生しません。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きの購入は必須といえます。月に一度はシャワーで洗い流すなどの管理も必要です。
クルシア・ロゼア・プリンセスの育て方に関するよくある質問
最後にクルシア・ロゼア・プリンセスの育て方に関するよくある質問とその答えをまとめました。
- 挿し木で増やせる?
- ペット(犬・猫)にとって危険性はない?
- 枯れた場合はどうすればいい?
- 虫が発生することもある?
- 葉が落ちる場合はどうしたらいい?
- 屋外に置ける?
- 冬の管理方法は?
- 生長速度は?
- どんな花が咲く?
では、具体的に見ていきましょう。
挿し木で増やせる?
クルシア・ロゼア・プリンセスは、挿し木で増やすことができます。
葉が付いた状態で茎を切り取り、半日ほど吸水させ、土に挿しておくと根が出てきます。
樹液が出てくるため、ゴム手袋などをして作業すると安心です。
ペット(犬・猫)にとって危険性はない?
クルシア・ロゼア・プリンセスの茎や幹を傷つけると、黄色い樹液が出てきます。
ペットや小さいお子様がいるご家庭では、誤って口にしないよう手の届かない場所で管理してください。
枯れた場合はどうすればいい?
枯れる原因としては、水枯れ・根腐れ・葉焼けの3つが考えられます。それぞれの対処法は以下のとおりです。
- 水枯れ:土の表面が乾いたら水やりする
- 根腐れ:水はけのいい土に交換する
- はやけ:遮光して管理する
一見枯れたように見えても、根が生きていれば復活する可能性があります。早急に対処することで助かる可能性は高くなるので、まずは植物が傷んだ原因を確かめ早めに対応しましょう。
ダメになった葉っぱはすべて取り除き、原因を改善したあとは発根剤を使って管理すると、根や新芽の伸長を促し回復を早めることができます。
虫が発生することもある?
カイガラムシやアブラムシなどの害虫が付く可能性があります。
風通しの良い場所に置き、霧吹きなどで葉に水をかけてあげることで(葉水)、予防になります。
培養土の中に入って産卵する習性があるコバエの発生を防ぐには、土の表面に赤玉土を厚めに載せてカバー・麻布で覆うなど物理的にカバーすると効果的です。
それでも発生した場合は、オルトランを土に撒いて殺虫スプレーで対処します。
葉が落ちる場合はどうしたらいい?
クルシア・ロゼア・プリンセスは、葉を落とさない性質なので、成長の段階では、基本的に葉を落とすことはありません。
葉がかさかさになって落ちるようなら、水不足が考えられます。
葉っぱが変色して落ちはじめた場合は、逆に水やりのしすぎや葉焼けが原因かもしれません。
屋外に置ける?
クルシア・ロゼア・プリンセスは温かい場所を好むため、春から秋にかけては、屋外に置くこともできます。しかし、基本的に紫外線量に変化を起こさない方が良いので、室内に置きっぱなしが良いでしょう。
冬の管理方法は?
ほかの時期と同様に室内での管理が基本ですが、エアコンの風が直接当たらないよう置き場所には注意が必要です。
冬場でも霧吹きなどで葉に水をかけてあげるときれいな状態を保てますが、低温多湿にならないように、葉水は室温を上げた上で日中に済ませましょう。
生長速度は?
クルシア・ロゼア・プリンセスは、成長速度が比較的ゆっくりな観葉植物です。
常緑で葉を落とすこもと少ないため、剪定などのお手入れもあまり必要とせず、植え替え頻度も少なくてすむため、育てやすい品種といえるでしょう。
どんな花が咲く?
白や薄いピンクの可愛らしい花をつけます。
このような観賞価値の高い花をつける品種は、樹木タイプの観葉植物の中では希少です。
クルシア・ロゼア・プリンセスのまとめ
クルシア・ロゼア・プリンセスは、まだあまり出回っていないレアな観葉植物。
育て方のコツとしては、直射日光が苦手なので日陰で管理することと、寒さに弱いため冬場も10℃以上の温かい場所で管理することです。
その点に気を付ければ、お手入れも簡単なので、初心者の方にもおすすめできる観葉植物です。
[/collections/clusiarosea]