個展や展示会は、主催者にとって記念すべき日です。
情熱を注いで作られた作品を多くの人にお披露目する場で、お付き合いのある方たちへのあいさつの場にもなるでしょう。友人や家族、お付き合いのある人が個展の開催をしたら、お祝いにお花のギフトを贈りたいですよね。
個展には、絵画・陶芸・書道・写真・刺繍など様々あり、その内容に適したお花を選んで贈る必要があります。作品を引き立たせ、目立ちすぎず、会場の大きさに合わせたお花を贈ることが大切です。
この記事では、スムーズにお祝いのお花を贈るためのポイントを解説していきます。相手に喜んでもらえるお花になるよう、ぜひお役立てください。
下記のページには華やかなデザインとボリューム感を重視したスタンド花をまとめました。出展者様の作品が映えるような名脇役揃いです。
[https://andplants.jp/pages/stand-flower]個展祝いに贈るおすすめの花ギフト
個展祝いに適したお花のタイプを紹介していきます。個展は展示される作品の内容や知名度などにより会場の大きさが変わるため、会場に合わせたお花のスタイルを選びます。
個展の会場で飾られるイメージをしながら選んでみましょう。それぞれのスタイルの特徴を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- アレンジメント
- 胡蝶蘭
- スタンド花
- プリザーブドフラワー
①アレンジメント
器に入った状態で、そのまま置いて飾ることができるアレンジメントは、個展祝いの場面で活躍するお花です。
場所を取らないコンパクトなものから、大きく豪華なものまで、予算に合わせて幅広く制作されます。希望の大きさに合わせて作ってもらえるのがメリットです。
アレンジメントは個展のイメージをお花で表現しやすいので、「テーマカラーで作ってほしい」「和のイメージで仕上げてほしい」など要望が伝えやすい特徴もあります。イメージが明確にある場合は、アレンジメントがおすすめです。
[/collections/arrangement]②胡蝶蘭
お祝いシーンで、気品のある華やかな贈り物といえば胡蝶蘭です。「幸福が飛んでくる」という縁起の良い花言葉があり、お花を長く楽しめるのが特徴です。
個展の会場は、室温が一定に保たれていることが多いので、胡蝶蘭を飾る環境としても適しています。
胡蝶蘭には、「ミディ」という小型の品種があります。小型の胡蝶蘭は花が小さく、鉢植えがコンパクトで飾る場所を選ばないのが良いところです。
3,000円~10,000円程の予算で購入可能で、小さめのギャラリーや共同展示の会場には良いでしょう。
[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-midi2-pink]③スタンド花
スタンド花は高さが2m近くあり、遠くからでも見栄えが良い存在感抜群のお祝い花です。大きめの会場の入り口や受付付近に飾られることが多く、場を華やかにしてくれます。
企業からのお祝い花として、ビジネスシーンでも活躍しています。
スタンド花は、アレンジが1つの1段タイプと下の部分にもお花が付く2段タイプがあり、より豪華なものを希望する場合は2段タイプがおすすめです。
スタンド花の枠組みであるスタンド部分は、お店によっておしゃれなスタイルのものもあります。
個展の雰囲気に合うように変えられるかどうか、お店の人に聞いてみると良いでしょう。
[https://andplants.jp/products/stand_flower-1_step-green]④プリザーブドフラワー
生花を長期間鑑賞できるように加工したものが、プリザーブドフラワーです。生花よりも長く楽しめることから人気があり、販売しているお花屋さんも多いです。
個展の期間が終わっても、家に飾って楽しむことができます。
プリザーブドフラワーは可愛らしい器にアレンジされた状態で販売されているので、インテリアとしても人気があります。
生花と比べるとコンパクトな仕上がりになっていて、飾る場所が限られている場面にはおすすめです。
またプリザーブドフラワーには、生花では表現しにくいブルー系の色やニュアンスカラーがあります。そのようなカラーを好む場合はプリザーブドフラワーが良いでしょう。
花以外で個展祝いに贈るならフィカス・ウンベラータがおすすめ
個展祝いとして定番の「花」ですが、最近では長く楽しめる観葉植物が人気を集めています。その中でも特におすすめなのが「フィカス・ウンベラータ」。
ウンベラータは、丸く大きなハート型の葉が特徴で、「幸福をもたらす木」とも呼ばれているため贈り物にぴったりです。手入れが簡単なため、忙しいアーティストにも最適です。
多少の乾燥にも耐える性質があり、初心者でも気軽に育てられます。
また、シンプルで洗練された姿は、どんなインテリアにも調和し、個展の空間に自然な彩りを加えます。 さらに、ウンベラータは風水的にも良いとされ、「成長」「繁栄」を象徴する木です。
花束やアレンジメントよりも長持ちし、時間とともに成長する姿は、個展後も作品とともに楽しんでもらえます。
花以外のギフトとして、一歩先を行くフィカス・ウンベラータを選んで、特別な個展祝いを贈ってみてはいかがでしょうか。
[/collections/umbellata]会場規模別|おすすめの花の選び方
個展が開催される会場の大きさに合わせて、適したお花を選びましょう。会場の大きさは個展の内容によって差があり、比較的限られたスペースで飾れるお花が好まれることが多いです。
開催場所に合わせておすすめのお花のタイプを紹介します。
- 小さなギャラリー:プリザーブドフラワー
- 大きな画廊やデパート:スタンド花
- 共同展示場:アレンジメント
小さなギャラリー:プリザーブドフラワー
小さなギャラリーでの個展では、お花を置けるスペースが限られていることが多いため、あまり場所を取らず、相手の負担とならないようなお花を選ぶことが大切です。あらかじめ、お花のサイズなどを主催者に確認しておくと安心でしょう。
小さなギャラリーの個展祝いには、コンパクトなプリザーブドフラワーがおすすめです。お花の贈り物の中でもとてもコンパクトなサイズ感なので、場所を取りません。
大きさで考えると、小さめのアレンジメントやミディ胡蝶蘭も良いでしょう。個展のイメージに合わせたものをチョイスしてみてくださいね。
大きな画廊やデパート:スタンド花
大きな画廊やデパートの催事場などで個展が行われる場合は、スペースが広いと考えられるためスタンド花が良いでしょう。入口や受付で、華やかに来場者を迎えてくれます。
また、胡蝶蘭や大きめのアレンジメントも適しています。大きな画廊などでの個展は多くの人からお花が届くと予想されるので、お花が並んだときに見劣りしない立派なものを贈りましょう。
会場によっては、お花の大きさや種類に制限があったり、持ち込みを受け付けていなかったりする場合もあります。主催者へ事前に確認をしましょう。
[https://andplants.jp/products/stand_flower-1_step-yellow]共同展示場:アレンジメント
共同展示場では、ひとつの会場で複数人の作品が展示されます。どなた宛のお花なのか分かるように、立札を付けたお花を贈ることが一般的です。
贈る相手やお花の大きさによって、形式的な立札にするか、カジュアルなメッセージカードで名前を記載するか選びましょう。
共同展示場での個展のお祝いには、アレンジメントがおすすめです。アレンジメントは、個展の規模に応じてお花のサイズを調整できるので重宝します。よりコンパクトなものが良いときは、プリザーブドフラワーも良いでしょう。
[https://andplants.jp/collections/flower-arranges]個展祝いの立て札・のしの書き方
個展祝いに贈る立札の書き方は、贈り主の名前や会社名がしっかりと伝わるように書くことが大切です。
基本的なフォーマットを以下にまとめました。
<タイトル>
- 基本例:「祝 ○○展開催」
- または:「○○展 ご盛況をお祈り申し上げます」
- 親しい場合:「○○さんの個展おめでとうございます」
<メッセージ(任意)>
- お祝いの言葉や成功を祈る言葉を短く添える。
- ただし、メッセージは任意なため強制ではありません。
<贈り主の名前または会社名>
- フルネームまたは会社名を正式に記載。
- ビジネスの場面では、役職も含めて書くことが一般的。
- 例:「株式会社〇〇 代表取締役 山田太郎」
メッセージ例文
個展祝いに贈るメッセージ例文を下記に3パターンご用意しました。相手によって言い回しや内容を変更してお使いください。
<例文①>
祝 ○○展 ご盛況おめでとうございます
株式会社〇〇 代表取締役 山田太郎
<例文②>
○○さんの個展開催を心よりお祝い申し上げます。
さらなるご活躍をお祈りいたします。
株式会社〇〇 山田太郎
<例文③>
○○展 ご開催おめでとうございます。
今後のご成功を心からお祈り申し上げます。
〇〇株式会社 代表取締役社長 佐藤花子
メッセージは、個展のテーマや贈る相手との関係性によって柔軟にアレンジするといいでしょう。
個展祝いの費用相場
個展祝いに贈るお花の相場は、贈る相手が家族や友人など親しい間柄の相手なのか、仕事でお付き合いのある相手なのかで変わってきます。
個人的なお付き合いと、仕事上でのお付き合いでは、贈るお花や相場が違うので、参考にしてみてください。
- 家族・友人・知人:5,000円~10,000円
- 法人:10,000円~30,000円
家族・友人・知人:5,000円~10,000円
家族や友人からのお祝いの相場は5,000円~10,000円です。相場の予算を目安に、会場の大きさに合わせたお花を選びましょう。
お花のタイプは、アレンジメントやミディ胡蝶蘭がおすすめです。5,000円程度だと持ち帰りができるサイズなので、家で楽しんでもらうこともできます。
親しい間柄であれば、相手が好む色や、雰囲気が分かるでしょう。個展のテーマとのバランスを考えながら、その人らしさが出るようなお花を選ぶと、より相手に喜んでもらえるはずです。
[https://andplants.jp/products/flower-arrange-blue-medium]法人:10,000円~30,000円
法人のお花の相場は、10,000円~30,000円です。企業から贈るものなので、個人で贈るものより相場は上がり、スタンド花や胡蝶蘭がおすすめです。
スタンド花の価格は地域にもよりますが、15,000円からが相場となり、一般的な3本立ちの胡蝶蘭は20,000円前後で購入が可能です。花色は白がスタンダードですが、ピンクも可愛らしく、濃淡様々な種類があるのでイメージに合わせて選ぶことができます。
大きめのアレンジメントを贈る場合は、価格を指定してお花屋さんで作ってもらうことができます。予算が決まっていて、金額を固定して作ってほしい場合は、アレンジメントの方が融通がききやすいでしょう。
[https://andplants.jp/products/stand_flower-phalaenopsis-mix]個展祝いに花を贈る際の注意点
個展祝いにお花を贈る際に注意したいポイントを紹介します。記念すべき日には、相手に喜んでもらえるお花をスムーズに贈りたいですよね。
せっかくのお祝いのお花が失礼なものとなってしまわないようにマナーには注意する必要があります。
お花のマナーに関すること、事前準備が必要なことを解説していきます。
- 花のお届けが可能か確認する
- 派手な花色は避ける
- 作品テーマと合わない花は贈らない
- 散りやすい花や花粉の多い花は贈らない
- 名札や立て札を付ける
花のお届けが可能か確認する
なかには、花の受け取りが不可となっている会場もあります。事前に主催者へ花のお届けが可能かどうか確認しましょう。
会場自体が受け取りをしていないパターンや、大きい規模の会場では、贈り物が多く届くことを想定してお花のサイズに制限を設けている場合があります。この指定は会場により異なるため、その都度確認が必要です。
せっかくお花を手配して受け取ってもらえないことがないように、事前確認をしましょう。
派手な花色は避ける
個展祝いに派手な色のお花は避けましょう。「お祝い事なので華やかに越したことはない」と考えて派手なお花を贈ると、作品の邪魔になってしまう恐れがあります。
個展の雰囲気からお花だけ浮いてしまうこともあるかもしれません。お祝いのお花だからと派手なものを選びたくなりますが、個展祝いの場合は注意が必要です。
あくまでお祝いに相応しい色で、作品を引き立たせるようなイメージのものが良いでしょう。主役である作品が目立つように配慮することも大切です。
作品テーマと合わない花は贈らない
個展祝いのお花は、作品のテーマや雰囲気に合わせたお花が望ましいので、テーマと合っていないものは避けましょう。特に作品のテーマやテーマカラーが定まっている際に、合わないお花を贈ると悪目立ちしてしまいます。
和風なテーマの場合は和のイメージがあるお花、洋風な食器や器の展示には洋風なお花を合わせるなどのイメージが良いでしょう。
テーマが花で表現しずらいものや、具体的なテーマがない個展の場合は、あまり心配する必要はありません。ただし、なるべくイメージに合わせたものを贈るのが望ましいです。
散りやすい花や花粉の多い花は贈らない
散りやすいお花、花粉が多いお花は作品を汚してしまう危険があるため控えましょう。散りやすいお花はイメージも悪く、片付けも大変になります。お祝いのお花で、「花粉がないものにしてほしい」という要望は比較的多いものです。
個展祝いの場合は作品を汚してしまう危険がありますが、それと同時に洋服を汚してしまったり、花粉症の方に迷惑になったりすると考える方もいます。お花の花粉がまったく影響がないとは言えないので、控えるのが無難です。
また、個展会場は一定の気温で暖かいことが多いので、乾燥してお花が傷みやすい環境でもあります。なるべく日持ちが良いお花を選ぶとなお良いでしょう。
名札や立て札を付ける
スタンド花には立札がつけることが一般的で、胡蝶蘭やアレンジメントにも名札をつけます。
小さめのアレンジメントなどにもメッセージカードサイズで名札を入れることが可能です。
名札には、会場にお花を飾ったときに、そのお花が誰から贈られたものなのか分かるようにする役割があります。
「御祝」「祝個展開催」「個展開催おめでとうございます」などが最初に入り、その後に宛名、贈り主の名前が入ります。特に共同展示の場合は、宛名を入れないとどなた宛なのか分からなくなるので気を付けましょう。
個展祝いに花を贈る方からよくある質問
個展祝いのお花を贈る際によくある質問を紹介します。実際に贈ろうとしたときに疑問が生じることもあると思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 個展祝いの花はいつお届けする?
- 個展祝いに花束を贈ってもいい?
個展祝いの花はいつお届けする?
一般的に個展祝いのお花は、個展開催日の初日の午前中に届くように贈ります。個展が始まる大事な日に、お祝いの気持ちが伝わるよう初日のタイミングで贈ることが大事です。
「当日はバタバタしやすいので前日に」と考える方もいますが、前日は会場で受け取ってもらえないこともあるので事前確認が必要です。初日以降の日に贈るのは、マナーとして良くないので避けましょう。
初日や前日にレセプションパーティーなどがある場合は、パーティーでお花を飾ってもらえるように開始時間よりも前にお花を届ける手配をしましょう。
個展祝いに花束を贈ってもいい?
個展祝いで、花束を渡すのがダメということではありません。
しかし、会場に花瓶の用意がないことがあるので、相手側が困ってしまう可能性もあります。会場にそのまま置いて飾れるお花を贈るとより安心です。
相手に花束を持ち帰ってもらう前提で、持ち帰りやすいように袋もつけて渡すなら、相手も助かるでしょう。
特に生花は、持ち帰りが負担になってしまうこともあります。相手へ配慮しながらお花選びをしましょう。
AND PLANTSでは、旬のお花をメイン花材にして、そのお花に合った色味の花材や新鮮な葉物をフローリストがご提案する花束も扱っています。
[/collections/bouquet]まとめ
個展祝いにお花を贈る際のポイントは、個展が開催される会場に合わせたサイズのお花を贈ること、会場に事前確認をすること、個展のイメージに合わせて派手過ぎるお花は贈らないことです。
個展が開かれる会場の大きさは、個展の規模によって様々であるため、会場の大きさに適したお花を用意し、お花が会場で受付しているのか確認が必要です。
また、主役である作品を引き立たせるようなお花が望ましく、個展のテーマに合っていると主催者にも喜んでもらえるでしょう。
個展は主催者にとって、自分の作品を多くの人に見てもらうことができ、人との新たな交流が生まれる一大イベントです。その場に相応しいお花を準備して、記念すべき日をお祝いしましょう。
[https://andplants.jp/pages/stand-flower]