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観葉植物に発生するトビムシ

観葉植物に発生するトビムシ|原因と対処法について

小さな虫とはいえ、お気に入りの植物周りに飛び回っているのは、さすがにいい気持ちにはなりませんよね。

「もしかしたら、植物がダメになってしまうのかも…」と気がかりなるくらいなら、正しい知識と対処法を知っておくのが手っ取り早いです。

また、観葉植物に付着する害虫(トビムシ)の対策を心得ておけば、他の害虫にも同じパターンで対応ができるはずです。

今回は、そもそもトビムシは観葉植物に悪影響をもたらすのか、発生原因や具体的な対処法などを詳しく解説していきます。

観葉植物に発生するトビムシをいち早く除去したいなら、コバエにも効く防虫スプレーがおすすめです。天然由来成分なため、ペットやお子さんのいるご家庭にも安心して使っていただけますよ。

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トビムシは観葉植物に害はない

トビムシは観葉植物に害を与える虫ではありません。観葉植物の土に発生する虫です。名前の通り、危険を察知するとピョンピョンと飛び跳ねる性質を持っています。

世界中に生息しており、日本国内でも300を超える種類が存在して、体色も白色や銀色、赤色、黒色とさまざま。

土の中のバクテリアや菌、腐葉土などを食べる虫です。植物に害を与えるバクテリアや菌を食べ、有機質も分解してくれるため、観葉植物にとって利益を与えてくれる「益虫(えきちゅう)」と呼ばれています。

トビムシが発生する原因

トビムシが発生する原因

トビムシが益虫であっても、観葉植物の土に虫がいることは気持ちがいいものではありません。トビムシが観葉植物の鉢に発生する原因には以下の5つがあります。

  1. 土が常に湿っている
  2. 土に有機質が多い
  3. 風通しが悪い
  4. 日当たりが悪い
  5. 土が古い

原因について、それぞれ見ていきましょう。

①土が常に湿っている

トビムシは湿度が高く、湿った土を好みます。そのため、土が常に湿っているような状態では、トビムシが発生しやすいです。

土が湿っている状態で水やりをしたり、受け皿に水を溜めていたりすると、土が常に湿っている状態になります。水やりは土の乾燥具合を確認しながら、適切に与えることが重要です。

もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。水やりチェッカーを使って水やりを行えば、水のやりすぎによって土が常に湿っている状況は避けられるでしょう。

②土に有機質が多い

観葉植物の土に腐葉土やたい肥などの有機質が多い場合も、トビムシが発生しやすいです。有機質の多い土には、バクテリアや菌が多く繁殖します。

繁殖したバクテリアや菌、腐葉土などを食べるトビムシにとって、有機質の多い観葉植物の土は好環境です。また、観葉植物に有機質肥料を与えすぎることも、トビムシ発生の原因になるので注意してください。

③風通しが悪い

観葉植物を風通しの悪い環境に置くと、土の乾燥が遅くなります。結果的に、湿度が高い状態が維持されて、トビムシが発生しやすくなるので注意が必要です。

密閉された部屋や換気のできる窓がない場所に置いた観葉植物の土に、トビムシが住み着くと繁殖する危険があります。

また、風通しが悪いことによって、病害虫による被害の発生も増えるため、風通しが悪い場所には観葉植物は置かないようにしましょう。

④日当たりが悪い

日当たりが悪い環境でも、トビムシは発生しやすいです。日当たりが悪いと、植物の生育が衰えるため、土の乾燥が遅くなります。水やり後にジメジメした環境が続くことも

窓がなく光が差し込まないトイレやお風呂場は、湿度も維持されやすいので特に注意してください。

⑤土が古い

長年、観葉植物の土を植え替えず土が古くなっていたり、土の再利用をしていたりする場合もトビムシは発生しやすいです。

古い土は、土の粒が劣化して崩れている可能性があります。2~3年以上植え替えしていない観葉植物の土は、水はけが悪いことが多いです。

また、古い土にはバクテリアや菌が繁殖しています。湿った環境にもなりやすいため、よりトビムシが発生しやすいでしょう。

天日干しで土の消毒を行って再利用しても、土の粒は崩れやすいです。なるべく、新しい土を使うようにしてください。

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トビムシが発生した時の対処法

益虫であっても、土に虫がいて水やりするたびに、大量の小さな虫がピョンピョンと跳ねている様子は見ていて気持ちよくありませんよね。

そこで、トビムシが発生した時の対処法には、以下の4つがあります。

  1. 風通しをよくする
  2. 日当たりのよい場所に移動させる
  3. 殺虫剤を散布する
  4. 植え替えをする

①風通しをよくする

トビムシは乾燥に弱いため、水やり後に土が乾燥しやすいように風通しをよくしてください。室内であれば、風が通る窓際がおすすめです。

土が乾燥しやすい環境になれば、トビムシは自然といなくなります。もし、室内で風通しが改善できない場合は、扇風機やサーキュレーターを設置するとよいでしょう。

風が強すぎると、観葉植物が乾燥して枯れる恐れがあるので、緩やかな風を当ててください。

②日当たりのよい場所に移動させる

トビムシが発生した場合は、観葉植物を日当たりのよい場所に移動させましょう。日当たりを改善するだけでも、トビムシには効果的です。

植物が健康的に育ち、根の吸水率が上がると土の乾燥が早くなります。さらに土に直接、日光が当たると、殺菌や土の乾燥が促されるためトビムシにとって生息しにくい環境になるでしょう。

もし室内で、日当たりの改善ができない場合は、屋外の明るい日陰に出すか、植物用LEDを利用して光を当てるとよいです。日当たりの悪い場所から、急に直射日光に当てると、観葉植物が葉焼けする危険があります。

明るい窓際に移動する場合は、レースカーテン越しの柔らかい光に当ててください。屋外に置く場合は、明るい日陰で様子を見ます。

③殺虫剤を散布する

ANDPLANTSでは園芸用品ブランド「evo(エボ)」による、除虫菊抽出液を主成分としたスプレーの取り扱いがあります。

自然由来の成分のみで作られ、嫌な匂いもなく、室内でも安心して使用できるので、トビムシ対策にもおすすめです。

観葉植物の土にまんべんなく浸透するように噴霧してください。ただし、土の中の卵には効果がないため、日当たりや風通しの改善と合わせて行うのが効果的です。

また、ベニカXファインスプレーやパイベニカVスプレーなどの園芸用殺虫剤も効果があります。殺虫剤にはさまざまな種類がありますが、園芸用でない場合は観葉植物に悪影響を与える恐れがあるので注意してください。

④植え替えする

トビムシが観葉植物の土に発生した時は、植え替えを行うと効果的です。日当たりや風通し、殺虫剤を使用しても、なかなか減らない場合は新しい土に入れ替えてしまいます。

観葉植物の根を傷めないように、古い土を落として、根に付いた土も水で綺麗に流し取ってください。鉢にもトビムシが付いている可能性が高いので、植え替える鉢も新しいものを準備しておきます。

植え替え後は、根が土に馴染んでいないので、発根剤を水に薄めて与えてください。

トビムシの発生を防ぐ対策方法

トビムシを駆除したとしても、再び発生すると対処するのに大変です。発生を未然に防ぐための対策方法を解説します。

  1. 日当たりと風通しに注意する
  2. 水やりの頻度に気を付ける
  3. 有機質の少ない土に植える
  4. 定期的に植え替える
  5. 無機物のマルチングをする

日当たりと風通しに注意する

トビムシは湿度が高く、湿った土を好みます。そのため、日当たりと風通しに注意して、土が乾燥する環境を作ってください

室内であれば、日当たりの良い窓際で換気を行いながら育てることが重要です。土の上に枯れ葉が落ちている場合は、こまめに取り除いて、風や光が当たるようにします。

窓がない環境であれば、植物用LEDやサーキュレーターを使用して、観葉植物が元気に育つ環境を整えてください。

水やり頻度に気を付ける

トビムシが発生して繁殖しないためにも、水やりは重要なポイントです。水のやりすぎや受け皿に水を溜める行為は、トビムシを発生させる原因になっています。

観葉植物は水やり頻度に気を付けて育ててください。観葉植物の種類によって、適切な水やり頻度は異なりますが、土の状態を確認して水やりをすると安心です。

忙しくて、土の確認を忘れて水やりをしてしまう場合は、水やりチェッカーを使用するとよいでしょう。

水やり後に受け皿に溜まった水は、こまめに捨ててください。また、水やりの時だけ、屋外に出して、水やりして鉢底から水が流れなくなったら、元に戻す方法だと水がたまる心配がありません。

有機質の少ない土に植える

トビムシの発生を防ぐための対策として、有機質の少ない土に植える方法もおすすめです。観葉植物の土は、配合によって有機質の量はさまざま。

有機質を多く含むものから、まったく含んでいないものまであります。トビムシはバクテリアや菌、有機質そのものを食べるので、有機質ができるだけ少ない土だと発生しにくいです。

AND PLANTSでは、有機物無配合で虫が出にくい「INLIING 観葉植物の土」の取り扱いがあります。トビムシに悩んでいる方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

定期的に植え替える

トビムシの発生を防ぐために、観葉植物は2~3年おきに植え替えを行ってください。2~3年未満でも、鉢底から根が出ていたり、土の吸水が悪かったりする場合も植え替えタイミングです。

植え替えを長年やっていない場合は、土の粒が崩れて水はけが悪くなっているかもしれません。トビムシの餌となるバクテリアや菌も繁殖しています。

また、鉢の中で根詰まりしていると、根からの吸水が悪くなるので、土が乾きにくくなります。常に湿った土はトビムシが発生しやすい環境なので、注意が必要です。

トビムシの発生を防ぐためにも、植え替えは定期的に行いましょう。

無機物のマルチングをする

観葉植物の土の上に、砂利や赤玉土などの無機物で覆うマルチングをするのも対策としては効果的です。トビムシは屋外から侵入して、繁殖するのに適した場所で増殖します。

有機質が含まれる観葉植物の土を、無機質な砂利や赤玉土で覆い隠すことで、トビムシの発生確率を下げることが可能です。

しかし、トビムシは土に潜れるため、土が常に湿っている状態であれば、マルチングの隙間から観葉植物の土に侵入するかもしれません。

そのため、発生する確率は下げることはできますが、日当たりや風通し、水やりの適切な育て方を並行して行うのが大切です。

観葉植物のトビムシによくある質問

観葉植物のトビムシによくある質問

最後に観葉植物のトビムシによくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. トビムシは放置してても大丈夫?
  2. 観葉植物の鉢を水没させてトビムシを駆除することはできる?
  3. トビムシは室内屋外どちらで発生しやすい?
  4. トビムシにアルコールは効果がある?

それでは具体的に見ていきましょう。

トビムシは放置してても大丈夫?

トビムシを発見したら、早めに対処しましょう。土の環境を良くしてくれる益虫ですが、放置すると繁殖して、数が増えます。

数が増えると、気にならなかったトビムシも気持ち悪く感じるものです。特に、水やりや土に触れたときに飛び跳ねる様は、気持ちのよいものではありません。

増えすぎると、近くの観葉植物の鉢や湿度の高い風呂場、キッチンに移動して繁殖する可能性があります。見つけ次第、土の乾燥や殺虫剤、植え替えなどの対策をしてください。

観葉植物の鉢を水没させてトビムシを駆除することはできる?

トビムシが観葉植物の鉢に発生した場合、水を溜めたバケツに鉢ごと水没させる方法で成虫の駆除は可能です。大きな鉢では難しいかもしれませんが、小さな鉢ではやりやすいでしょう。

土の中に潜んでいるトビムシは窒息死させることができ、土の上にいるトビムシは水に浮き、飛び跳ねます。飛び跳ねているトビムシは、屋外に水ごと流すか殺虫剤で対処してください。

鉢の大きさによりますが、数時間~1日鉢を水没させておくと効果的です。しかし、卵まで死滅できないので、完全には駆除できない可能性があります。

トビムシは室内屋外どちらで発生しやすい?

トビムシは室内の方が発生しやすいです。屋外よりも室内は、風通しが悪く湿度も高い場合が多いためです。

さらに冬は屋外よりも暖かいため、一度発生すると、一年中トビムシに悩まされる可能性があります。室内で観葉植物を育てる場合は、風通しと日当たりのよい場所で、適切な水やりをしてください。

発生したトビムシを殺虫剤で対処する場合は、屋外に出して噴霧するとペットや子供に安心です。

トビムシにアルコールは効果がある?

トビムシにアルコールは効きます。アルコールの溶解作用によってトビムシの外郭が溶けて、乾燥作用によって乾燥して死ぬためです。

除菌用エタノールでも同様の効果は得られます。しかし、観葉植物の土に噴霧したり水やり代わりに与えたりすると、植物が枯れるかもしれません。

植物用殺虫剤と違い、植物にどのような影響を与えるかわからないので、観葉植物の土に使用することは控えてください。植物に関係のないお風呂場や排水溝などに発生したトビムシには効果的です。

まとめ

トビムシは益虫ですが観葉植物の鉢に発生すると、土の上を動いてピョンピョン飛び跳ねるので、不快に感じる虫です。虫が苦手な方にとっては、観葉植物の手入れが億劫になるかもしれません。

せっかくの観葉植物にトビムシが発生しないように、管理することが何より重要です。発生しても原因や対処法がわかっていれば、安心して対応できるでしょう。

また、どれだけ適切に管理ができても、観葉植物に虫が付くことはあります。そのため、害虫が発生してすぐに対処ができるように、防虫スプレーを持っておくのがおすすめです。

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田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。