家族や友人の出産祝いにお花を贈る方も多いと思います。しかし、出産祝いにお花は喜ばれるのか、贈る時のマナーはあるのかとわからないことも多いのではないでしょうか。
出産という嬉しい出来事だからこそ、お花で喜びを伝えたいですよね。今回は出産祝いにおすすめの花ギフトや贈る時のマナーについて詳しく紹介します。
どんなお花が喜ばれるのかを知って、気持ちよくお祝いをしてくださいね。
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出産祝いに花の贈り物は喜ばれる
出産祝いにお花の贈り物を考えた時に、まず喜んでくれるのか不安に思う方もいると思います。出産を終えた女性全員が喜ぶとは言えませんが、多くの女性は喜んでくれるでしょう。
出産後は体力や気力を消耗しています。出産後に入院する病室は無機質で飾り気があまりないため、気持ちが休まらないかもしれません。
病室を華やかに彩るお花があると癒しになります。出産をお祝いしている気持ちが伝わり、精神的にもよい影響があるかもしれません。
出産という特別な日を彩るお花の贈り物は、その日の象徴となります。ぜひ素敵なお花の贈り物でお祝いしてください。
出産祝いにお花を送って赤ちゃんは大丈夫なの?
妊婦さんにとって出産祝いでもらうお花の贈り物は、大変嬉しいものです。しかし、赤ちゃんにとってはどうなのでしょうか。以下の点に注意すれば、赤ちゃんにお花を送って大丈夫です。
- 花粉や強い香りが出るお花は避ける
- 毒性のあるお花は選ばない
例えば、胡蝶蘭であれば花粉や香りがほとんどないため安心してプレゼントができます。
また、ユリやヒヤシンスは毒を持っているので、選ばないようにしてください。
出産祝いにおすすめの花
出産祝いに贈るお花の形が決まったら、花の種類について悩むと思います。せっかく花を贈るなら、出産を祝うような意味のある花を選びたいですよね。
出産祝いにおすすめの花は以下の5つ。
- コチョウラン
- カーネーション
- チューリップ
- バラ
- トルコキキョウ
それぞれの特徴や花言葉も合わせて紹介します。
①コチョウラン
お祝いのお花として有名なコチョウラン。花言葉は「幸福が飛んでくる」なので、赤ちゃんが生まれた幸福を祝うことができます。
お花としても非常に豪華で美しいです。香りもないため、病院などで迷惑になることもありません。
切り花としても非常に花持ちがよいので、アレンジメントや花束におすすめの花です。赤ちゃんが生まれた幸福と、これから訪れる幸福な家族生活を祝う意味としていかがでしょうか。
[https://andplants.jp/collections/phalaenopsis]②カーネーション
母の日の贈り物として人気のあるカーネーション。花言葉は「無垢で深い愛」と、母となった女性への贈り物としてぴったりです。
カーネーションは花色によって花言葉が変わります。ピンクは「感謝」、赤は「純粋な愛」などの意味を持っており、家族からの贈り物にはピンクや赤の花色を選ぶとよいでしょう。
柔らかい赤色やピンクは女の子の赤ちゃんを祝う色として人気があります。生まれた赤ちゃんの性別に合わせて、花色を選ぶのも良いですね。
③チューリップ
春の訪れを知らせてくれるチューリップ。花言葉には「思いやり」の意味があり、産後の女性に感謝を込めて贈るのに適しています。
赤色は「真実の愛」、ピンクは「愛の芽生え」の花言葉を持っており、愛する子を産んだ女性へ贈る言葉におすすめです。寒い冬を乗り越えて美しい花を咲かせるチューリップは、出産の喜びと重ねることができます。
チューリップは冬~春に手に入る切り花なので、この時期の出産祝いにはとくにおすすめです。
④バラ
告白やプロポーズなど女性への贈り物に人気のバラ。花言葉は「愛」や「美」を表します。
母親になった女性への愛や赤ちゃんへの愛には、赤バラがぴったりです。ピンクのバラは「感謝」「幸福」などの意味があります。
家族から母親に向けた贈り物に最適の花です。バラの切り花は通年手に入りやすいため、アレンジメントや花束として贈りやすい特徴があります。
また、プリザーブドフラワーとしても様々な種類があるため、インテリアになる贈り物を選ぶことが可能です。
[/collections/flowers_rose]⑤トルコキキョウ
ドレスのように美しく広がる花びらが特徴のトルコキキョウ。花言葉は「希望」「深い思いやり」であり、赤ちゃんや母となった女性へおすすめです。
紫や白、青、ピンクいずれもポジティブで素敵な花言葉を持ちます。花色によって悪い意味を持たないので、赤ちゃんの性別によって色を分けて贈る場合によいでしょう。
切り花としても花持ちがよく、見た目も豪華なため贈り物に人気の花です。さらに、花びらもぱらぱらと散らないので、管理がしやすい特徴があります。
出産祝いにおすすめの花ギフト
出産祝いにお花の贈り物を考えた時に、どのような形で贈るか悩む方も多いと思います。なるべく迷惑にならずに管理しやすいものがよいですよね。
出産祝いにおすすめの花ギフトは以下の3つ。
- アレンジメント
- 花束
- プリザーブドフラワー
①アレンジメント
アレンジメントは、吸水スポンジを入れた容器に様々な花を挿した贈り物です。容器内の吸水スポンジには保水効果もあり、そのまま置いて飾ることができます。
置くだけで華やかな雰囲気になり、水も定期的に容器に入れるだけなので管理が簡単です。容器やお花にこだわってお祝いの気持ちを伝えることもできるでしょう。
退院後に持ち帰りやすいように、大きすぎないボックス型やバスケット型がおすすめです。持ち帰り用の袋も一緒に渡すと喜ばれますよ。
[/collections/flower-arranges]②花束
花束は複数の切り花を束にしてラッピングした贈り物です。季節の花や好きな花をコンパクトに可愛らしくプレゼントすることができます。
花束は比較的軽く持ち手があり受け取りやすいので、産後の女性にも喜ばれるでしょう。ただし、出産後の病室には花瓶がなかったり、お手入れできる方がいなかったりします。
出産祝いに花束を選ぶ場合は、退院祝いを兼ねて帰省したタイミングで贈ることをおすすめします。花瓶を持ってない場合もあるので、花瓶もセットで贈るとよいかもしれませんね。
AND PLANTSでは、出産祝いの贈り物にもおすすめの花束を扱っています。旬のお花をメイン花材にして、そのお花に合った色味の花材や新鮮な葉物をフローリストがご提案するブーケです。
お祝い事にぴったりなセレブレートブーケもご用意していますので、ぜひイメージに合うものを選んでみてください。
[/collections/bouquet]③プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーは生花を特殊加工して長期間楽しめる贈り物です。水やりが不要なので、インテリアのように楽しむことができます。
透明な容器などに密閉されていることが多く、非常におしゃれです。アレンジメントや花束と違い、数年間楽しむことができます。
容器がガラスだと落とした時に割れて危険です。落としても割れないような透明なクリアケースを選ぶと喜ばれるでしょう。
出産祝いに花を贈る時のマナー
出産祝いに花を贈る時に、相手に失礼がないようにマナーを気にすると思います。贈る相手の好きな花を選んだにも関わらず、悪い意味があったり迷惑をかけたりするとお互いに悲しいですよね。
出産祝いに花を贈る時に気を付けたいマナーは以下の5つ。
- 鉢物は入院中は贈らない
- 香りが強い花は避ける
- 管理が簡単な花を贈る
- 花言葉や花色に気を付ける
- 贈る前に病院に確認する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
鉢物は入院中は贈らない
鉢物のお花は産後の入院中には贈らないでください。土に根付いている植物を入院している相手に贈ることは、病院に「寝付く」意味に繋がります。
病気やケガで入院している方へのお見舞いだけでなく、出産して入院している場合も当てはまります。花言葉が素敵であったり相手の好きな花であったりしても、入院中に鉢物の植物は贈らないように気を付けてください。
退院して自宅へ帰省した後であれば、鉢物は赤ちゃんの健やかな成長を意味する縁起の良い贈り物になります。
香りが強い花は避ける
産後の女性は精神面や体調面でも敏感になっています。好きな花の香りでも、嫌な香りに感じるかもしれません。
さらに、病院には他にも入院している方がいます。香りが強いと周りに迷惑になることもあるので気を付けてください。
贈り物として人気のバラは、香りの強い種類があります。アレンジメントなどを贈る場合は、香りの少ない花で作ってもらうように花屋さんに相談しておきましょう。
管理が簡単な花を贈る
お花の管理が簡単な贈り物を選んで贈ることが重要です。産後の女性は体力が落ちています。
ぱらぱらと落ちた花びらを拾ったり、水を頻繁に入れ替えたりする花のお手入れは体に負担をかけてしまいます。ご家族や看護師の方が常にいるのであれば問題ありませんが、なかなか難しいでしょう。
入院中にお花の贈り物をする場合は、なるべくお手入れの少ないものを選んで贈ることがマナーです。
花言葉や花色に気を付ける
花の種類によっては、お祝いに適さない花言葉があります。また、花色によって花言葉が変わることもあるので注意が必要です。
お祝いとして贈った花が悪い意味だと、お互いに悲しい思いをしてしまうので気を付けましょう。例えばバラやカーネーションは贈り物に人気の花ですが、黄色のバラや、白のカーネーションはお祝いの花としては不向きです。
白のカーネーションは「私の愛情は生きている」「尊敬」の意味ですが、亡くなった母をしのんで贈る花になります。出産祝いを含めたお祝いには使わないようにしてください。
贈る前に病院に確認する
出産祝いとしてお花を贈る前に、まず病院に持ち込めるかどうか確認が必要です。生花は衛生面の点で持ち込みが禁止されている病院もあるからです。
花によっては花粉が多く出る種類もあります。土の付いていない切り花だとしても注意が必要です。
生花の持ち込みができない場合は、特殊加工されたプリザーブドフラワーであれば問題ないでしょう。または、退院して自宅に帰省して落ち着いたときに贈ると安心です。
出産祝いの花についてよくある質問
最後に出産祝いの花についてよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- 出産祝いでお花は迷惑にならない?
- お花とバルーンは組み合わせても大丈夫?
- 出産祝いにドライフラワーは問題ない?
- 男の子と女の子でお花の種類は変えたほうがいい?
それでは具体的に見ていきましょう。
出産祝いでお花は迷惑にならない?
迷惑になることは少ないです。
お祝いの気持ちを伝えるための贈り物なので喜んでもらえます。ただし、出産直後や母子ともに健康であることが確認できない時点で、お花を贈るのは控えてください。
衛生面を考えて病院への持ち込みが禁止されている場合は、退院するまで待ちましょう。自宅へ帰省して落ち着いたタイミングで贈ると喜ばれます。
お花とバルーンは組み合わせても大丈夫?
出産祝いにお花とバルーンの組み合わせは問題ありません。バルーンフラワー(お花と風船を組み合わせたアレンジメントや花束)は、お祝いに人気があります。
バルーンには数字や動物の形などさまざまな種類があります。赤ちゃんは0歳であることから「0」の数字を加えたり、可愛いクマを飾り付けたりしてオリジナルのカスタマイズも可能です。
通販で注文したりお花屋さんに相談したりして作ってもらうとよいでしょう。
出産祝いにドライフラワーは問題ない?
出産祝いにドライフラワーは贈らないほうがよいです。ドライフラワーは生花を乾燥させて枯らしている花になります。
「死」を連想する方もいるかもしれないので、出産祝いには不向きです。ドライフラワーが好きな相手であっても出産祝いには控えてください。
記念として花を長く楽しんでほしいという思いを込めるのであれば、プリザーブドフラワーを贈るとよいでしょう。プリザーブドフラワーは特殊加工した生花なので、悪い印象を与えません。
男の子と女の子でお花の種類は変えたほうがいい?
赤ちゃんの性別がわかる場合は、お花の種類を変えたほうが喜ばれるかもしれません。花屋さんで男の子女の子の性別を伝えると、花の種類や色を合わせてくれます。
男の子であれば、黄色やオレンジなどの活発な色や青い爽やかな色が人気です。女の子であれば、赤やピンクなどの可愛らしい色がよいでしょう。
ただし、重要なのはお祝いの気持ちです。出産祝いに不向きな意味を持つお花を避けていれば、お花の種類は問題にならないので安心してください。
まとめ
家族にとって記念すべき日になる出産。そのお祝いの花は生まれた赤ちゃんや母になった女性へ贈るため、迷惑にならないように悩むと思います。
お花は産後の癒しになるので、多くの方に喜ばれるでしょう。しかし、気を付けるべきマナーもあるので注意してください。
せっかく美しい花を贈るのであれば、花言葉も素敵なものを選ぶと喜ばれますよ。お花の贈り物で母子ともに健康であることをお祝いしてくださいね。
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