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胡蝶蘭の立札|書き方や記載例を紹介

胡蝶蘭の立札|書き方や記載例を紹介

「胡蝶蘭を贈りたいけど、立札の書き方が分からない」

「お祝いのシーン別に立札に注意点があるのだろうか」

胡蝶蘭を贈る際に、立札について悩む方は多いのではないでしょうか。今回は、胡蝶蘭の立札について詳しく紹介します。

書き方や記載例なども紹介しますので、ぜひ胡蝶蘭を贈る際に参考にしてみてください。

AND PLANTSではオリジナルの立札を無料で同封できます。胡蝶蘭を贈る際に、ぜひご利用ください。

[https://andplants.jp/pages/phalaenopsis]

胡蝶蘭に付ける立札とは

胡蝶蘭に付ける立札には、「誰から贈られたのか」を伝える役割があります。開店祝いや開業祝い、社長就任祝い、周年祝いなど、ビジネスシーンで贈る胡蝶蘭ほど、多くの取引先様から胡蝶蘭が届きます。

シーンによって胡蝶蘭を送るタイミングは限られているため、一斉に届くことが多いです。一斉に胡蝶蘭が届くと、受け取った企業や個人は、「どの胡蝶蘭がどこから来たのか」がわからなくなります。

そのため、「誰から贈られたのか」をはっきりさせるために、胡蝶蘭に立札を付けましょう。また、取引先相手の名前や個人名を、お客様や他の取引先相手の方にアピールして箔を付ける効果もあります。

筆者は園芸店時代に多くの企業様へ胡蝶蘭をお届けしました。お店や病院であるほど、訪れるお客様も「どこから来た胡蝶蘭なのか」を注目されていましたので、「誰から贈られたのか」を伝える役割である立札は重要だと考えています。

胡蝶蘭の立札の種類

胡蝶蘭の立札の種類

胡蝶蘭に付ける立札には、以下の種類があります。

  1. メッセージカード
  2. 紙札
  3. 木札
  4. サイズを選べる場合もある

それぞれの立札について見ていきましょう。

メッセージカード

1本立ちの胡蝶蘭やマイクロ胡蝶蘭と呼ばれる小さな胡蝶蘭には、メッセージカードを立札として利用することがあります。紙札や木札ではサイズが大きすぎて、バランスが悪くなりやすいためです。

メッセージカードは、主に胡蝶蘭を贈る方へメッセージを伝えるために利用されます。しかし、無地のカードであれば「祝開店 〇〇より」といった形で記載して、ピックで胡蝶蘭の花上や花下に挿して立札の代わりとして贈る方も多いです。

花を目立たせたい場合や、仲の良い友人・知人の間で胡蝶蘭を贈り合う場合に利用されます。

紙札

胡蝶蘭に付ける立札には「紙札」があります。多くの園芸店やお花屋さん、ネットショップでは無料で付けてもらえることの多い立札です。

木札に比べると、ややフォーマルな雰囲気は劣りますが、カジュアルに贈りたいシーンで活躍します。

立札の内容は印刷されることが多いですが、達筆なスタッフがいるお店では、筆で記載されることもあります。紙札の性質上、汚れや折り目が付きやすい点には注意が必要です。

また、胡蝶蘭を贈る当日が雨の場合は、紙札が濡れると紙がふやけたり文字がにじんだりすることもあります。そのため、紙札を扱う際は注意して、渡す直前に挿すとよいでしょう。

紙札には白色の無地以外にも、季節感のあるお花や模様などが印刷された種類もあります。お店によっては、追加料金で紙札を選ぶことも可能です。

贈る胡蝶蘭や季節、シーンに合わせて、紙札を選ぶのもよいかもしれません。

木札

胡蝶蘭の立札には、高級感のある木札があります。ほとんどの園芸店やお花屋さん、ネットショップなどでは、追加料金がかかることが多いです。

木札は、立札の内容を印刷した木目調の用紙や透明なシールを木板に張り付けています。そのため、紙札同様に雨や汚れ、傷には注意してください。

紙札よりもフォーマルな印象を与えやすいので、開店祝いや社長就任祝い、結婚祝いなどで利用されることが多いです。

AND PLANTSでは胡蝶蘭の立て札として、木札を無料でお付けできますので、ぜひご利用ください。

サイズを選べる場合もある

立札はサイズが選べる場合もあります。園芸店やお花屋さん、ネットショップによって取り扱っている立札は異なることがあり、サイズの種類も豊富に取り揃えられている場合も多いです。

胡蝶蘭の立札は、主に以下のサイズ感がよく利用されます。

  • 紙札|約20×10.5㎝
  • 木札|約24×9㎝

24×10.5㎝や30×12㎝など、サイズにバリエーションがある場合もあります。胡蝶蘭のサイズに合わせて、立札を使い分けるとよいでしょう。

胡蝶蘭は3本立てや5本立て、10本立てなどによって1鉢のサイズ感が大きく異なります。仕立ての本数が多いほど、大きめの立札を使うと見た目のバランスが良いです。

胡蝶蘭に付ける立札の書き方

胡蝶蘭に付ける立札の書き方

胡蝶蘭に付ける立札の基本的な書き方は、「頭書き(飾り文字)+贈り主名」です。頭書きとは、「祝」「御祝」「祝開店」「開店祝い」といったシーンに合わせたお祝いの言葉のことです。

お祝いの場合、基本的に頭書きは赤文字にします。贈る相手が赤字を気にする場合は、黒文字にする場合もあります。

立札は「誰から贈られたのか」が重要であるため、頭書きの下に贈り主名を「〇〇より」といった形で記載してください。ビジネスシーンとして贈る場合は、企業名や役職名も記載します。

基本的な書き方は「頭書き+贈り主名」ですが、贈り先名を記載しても問題ありません。もし贈り先名も記載する場合は、「〇〇様へ」といった形で記載します。

立札の書き方は、作成する園芸店やお花屋さん、ネットショップによって異なる場合があります。もし書き方のレイアウトにこだわる場合は、作成依頼時に細かく伝えておきましょう。

会社名が英語である場合は横書きがおすすめ

会社名が英語である場合は横書きがおすすめ

胡蝶蘭の立札には「縦書き」「横書き」と決まった書き方はありません。しかし、会社名が英語である場合は、横書きがおすすめです。

アルファベットを縦書きすると、立札の見栄えが悪く読みにくくなります。多くの園芸店やお花屋さん、ネットショップでは「縦書き」「横書き」を選べます。

そのため、会社名が英語である場合は、横書きを選んで作成してもらいましょう。

シーン別|頭書き例

シーン別|頭書き例

胡蝶蘭に付ける立札の頭書きに悩む方は多いと思います。シーン別に頭書き例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

お贈りするシーン 頭書き例
お祝い全般 祝、御祝
開店 祝開店、祝御開店、開店祝、開店御祝、祝オープン、御開店おめでとうございます
開業 祝開業、祝御開業、開業祝、開業御祝、御開業おめでとうございます
開院 祝開院、祝御開院、開院祝、開院御祝、御開院おめでとうございます
就任 祝就任、祝御就任、就任祝、就任御祝、御就任おめでとうございます
昇進 祝昇進、祝御昇進、昇進祝、昇進御祝、御昇進おめでとうございます
上場 祝上場、祝御上場、上場祝、上場御祝、御上場おめでとうございます
誕生日 祝誕生日、祝お誕生日、HAPPY BIRTHDAY、お誕生日おめでとうございます
お供え・お悔み 供、御供、お供え、供花、敬供、弔(地域や宗教によって異なる場合があります)

御祝シーンの場合、「祝〇〇」または「祝御〇〇」と記載すれば、頭書きとして間違いはありません。より丁寧な印象を与えたい場合は、「御」の言葉を付けるようにすると安心です。

もし、お祝いシーンの頭書きに迷った場合は、「御祝」として贈ると失礼になることはないでしょう。

胡蝶蘭の立札の記載例

胡蝶蘭の立札の記載例

胡蝶蘭の立札の記載例を、以下のシーン別に紹介します。

  1. 開店・開業祝い
  2. 昇進・社長就任祝い
  3. 周年祝い
  4. 上場祝い
  5. 誕生日祝い
  6. お供え・お悔み

立札の記載におけるポイントも併せて見ていきましょう。

開店・開業祝い

開店・開業祝い

開店・開業祝いに贈る胡蝶蘭の立札には、贈り先のお店や会社名を記載すると、より喜ばれます。開店・開業したばかりのお店や会社は、名前が認知されていないためです。

贈り先の名前を記載することで、立札が付いた胡蝶蘭を見たお客様は、「〇〇といった名前のお店が開店して、✕✕からお花が来ている」と認知します。

そのため、実際に訪れるお客様だけでなく、お店や会社の前を通る方にもアピールできる胡蝶蘭として喜ばれるでしょう。

昇進・社長就任祝い

昇進・社長就任祝い

昇進・社長就任祝いは、ビジネスシーンとして贈ります。仲の良い友人や知人であっても会社を通して贈るため、贈り先様の「会社名」「役職名」「氏名」も記載してください。

昇進や就任などは、同時に複数の役職で行われることが多いです。そのため、「誰からどの方からへの胡蝶蘭なのか」をはっきりさせましょう。

周年祝い

周年祝い

周年祝いとして贈るお胡蝶蘭の立札は、「頭書き+贈り主名」を記載します。お届け先名は、記載しなくても問題ありません。

周年祝いの頭書きは「祝〇周年」であることが多いですが、祝設立または祝創業〇周年と記載すると、より丁寧な印象になります。「祝〇周年」の数字部分ですが、漢数字で記載する場合が一般的です。

しかし、特別な決まりはありません。縦書きであれば漢数字が好まれますが、横書きであれば「十周年」よりも「10周年」と記載する方が多いです。

見栄えがよいと感じる書き方で問題ないでしょう。もし悩む場合は、会社の慣習に従ったり、依頼する園芸店やお花屋さんに相談したりすると安心です。

上場祝い

上場祝い

上場祝いとして贈る胡蝶蘭の立札には「頭書き+贈り主名」を記載します。贈り先名は、必ずしも記載は必要ありません。

上場祝いの頭書きは「祝上場」「祝御上場」などの記載が多いです。しかし、上場市場には種類があるため、市場名まで記載するとより丁寧な印象を与えることができるでしょう。

誕生日祝い

誕生日祝い

誕生日祝いとして胡蝶蘭を贈る場合は、仲の良い家族や友人、知人が相手であることが多いでしょう。プライベートとして贈るため、頭書きや贈り先名は関係性が分かるような文言でも問題ありません

立札とは別に、日頃の感謝や思いを記載したメッセージカードを付ける方も多いです。筆者が園芸店に勤めていた際には、大きな立札を選んで、一言メッセージを付け加えるお客様もいらっしゃいました。

仲の良い相手へ贈る胡蝶蘭であれば、立札の書き方は非常に自由度が高くなります。思いの伝わる立札を付けて胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。

お供え・お悔み

お供え・お悔み

お供え・お悔みに贈る胡蝶蘭の立札は、「頭書き+贈り主名」のみです。頭書きは「お供え」「供」「供花」などを薄墨の色合いで記載します。

頭書きは、地域や宗教によって異なる場合があるため、お届け先の式場や喪主の方に確認するとより安心です。

写真の①お届け先のお名前の方は、亡くなっている方になるため、間違っても記載しないようにしてください。

【無料】AND PLANTSではオリジナルの立札を同封できます!

移転祝いの立札が無料で同封できます

AND PLANTSでは、オリジナルの立札を無料で同封できるため、ご自身で花屋さんにご依頼しなくても大丈夫です。

具体的には以下のステップで同封できます。

  1. 該当商品をカートに入れる
  2. 「法人向け立札を添える」にチェックを入れる
  3. レイアウトを選ぶ

上記にて完了です。

また、レイアウトは全6パターンがあります。宛名で「会社名をつけた立て札の場合」「名前だけにした場合の立て札の場合」などを見ながら選べるので、バランスのよいものを選んでみてください。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-l-green]

胡蝶蘭に付ける立札の注意点

胡蝶蘭に付ける立札の注意点

胡蝶蘭に付ける立札の注意点は、以下の3点です。

  1. 胡蝶蘭に合った大きさの立札を付ける
  2. 表記を間違えない
  3. 正式名称で記載する

お祝いシーンでもお供え・お悔みシーンでも、立札に間違えがあると大変失礼な印象を与えてしまいます。素敵な胡蝶蘭であっても、立札の間違いからトラブルに発展することもあるかもしれません。

贈る相手に喜んでもらうためにも、胡蝶蘭に付ける立札の注意点について見ていきましょう。

胡蝶蘭に合った大きさの立札を付ける

贈る胡蝶蘭に合った大きさの立札を付けましょう。立札には紙札や木札といった種類があり、園芸店やお花屋さん、ネットショップではサイズを選べる場合があります。

胡蝶蘭のサイズに対して大きすぎる立札は、アンバランスな印象を与え見栄えが悪くなりがちです。大きな木札ほど、胡蝶蘭の鉢が小さいと倒れてしまいやすい点にも注意しましょう。

立札の内容を目立たせたいために、贈る胡蝶蘭に対して大きすぎる木札を選ぶお客様もいますが、おすすめはしません。

筆者が園芸店に勤めていた時に、「どうしても大きな立札で贈ってほしい」といったお客様がいらっしゃいました。

お届け先様は、「他に贈られた胡蝶蘭と並べると違和感を感じる」と困っていました。立札の内容を伝えることも重要ですが、贈る胡蝶蘭に合ったサイズの立札を付けるようにしてください。

表記を間違えない

胡蝶蘭に付ける立札を園芸店やお花屋さん、ネットショップに依頼する際は、表記を間違えないように気を付けてください。贈り先様の会社名や役職、名前を間違えてしまうと失礼です。

多くの園芸店やお花屋さん、ネットショップでは、お客様に立札の内容を用紙に記載してもらったりメールで送ってもらったりします。その情報を元に立札を作る流れです。

多くのお店が、記載された内容でそのまま立札を作るため、表記が間違っていると、間違ったまま立札が作られてしまいます。間違った表記の立札のまま、胡蝶蘭と一緒に贈り先へ届く可能性が高いです。

そのため、立札の制作を依頼する場合は、表記を間違えないように確認を怠らないようにしましょう。旧漢字や英語は間違いやすいので、気を付けてください。

正式名称で記載する

立札の注意点に「正式名称で記載する」があります。会社名や役職名などは省略されていたり、通称で覚えていたりすることもあり、記載ミスに繋がりやすいです。

株式会社であれば、企業によって前株や後株と異なる場合があります。先入観から、「前株で記載していたら、実は後株だった」といった事例を、筆者はお客様を通して何度も見てきました。

そのため、表記を間違えないことと同様に正式名称も確認しておきましょう。

胡蝶蘭の立札の立て方に決まりはない

胡蝶蘭の立札の立て方に決まりはない

胡蝶蘭の立札が完成したら、胡蝶蘭に挿しますが、立札の立て方には決まりはありません。主に「花上」「花下」のどちらかに、立札を挿します。

<立札が花上に来るように胡蝶蘭に挿す場合>

立札を目立たせることができます。立札を目立たせたい用途が多いビジネスシーンでは、花上がおすすめです。

<立札が花下に来るように胡蝶蘭に挿す場合>

お花が目立ちます。お花の美しさを強調したい個人間のプレゼントの際に、花下に立てることが多いです。

胡蝶蘭を受け取る方が喜ばれるように、シーンに合わせて立札の立て方を変えると良いでしょう。

胡蝶蘭の立札に関してよくある質問

胡蝶蘭の立札に関してよくある質問

最後に胡蝶蘭の立札に関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. 胡蝶蘭の立札は連名で記載してもいい?
  2. 個人間で胡蝶蘭を贈る際も立札は必要?

それでは具体的に見ていきましょう。

胡蝶蘭の立札は連名で記載してもいい?

胡蝶蘭の立札に記載する名前は、贈り主名であれば連名でも大丈夫です。連名が多いほど、立札に小さく記載されるので、多くても3~4名までが限界でしょう。

連名が4名を超えるような場合は、「〇〇一同」といった形でまとめて記載します。贈り主名は連名でも良いですが、贈り先名の連名は避けてください。

例えば、会社の社長就任御祝と会長就任御祝をまとめて、連名にする場合です。贈る会社は同じ場所ですが、1鉢ずつの胡蝶蘭を贈るようにして失礼がないようにしてください。

個人間で胡蝶蘭を贈る際も立札は必要?

個人間で胡蝶蘭を贈る際も立札は合った方が良いです。立札は「誰から贈られたのか」を示すものであると同時に、胡蝶蘭を見るお客様へのアピールも兼ねています。

受け取った方が「誰から贈られたのか」をわかっていても、お店を訪れた方は誰からの胡蝶蘭なのかが気になる方もいるかもしれません。誕生日祝いや記念日に贈る胡蝶蘭で、他の人が見ることがない場合は立札は必要ないでしょう。

誕生日や記念日などの場合は、メッセージカードを添えて贈ると喜ばれます。

まとめ

胡蝶蘭の立札についてお話させていただきました。御祝やお供え・お悔みシーンなどで贈る機会の多い胡蝶蘭ですが、立札について悩まれる方は多いと思います。

立札には紙札や木札があり、サイズもお店によって異なります。基本的には「頭書き+贈り主名」を記載すれば問題はありませんが、シーン別にお祝い名や贈り先名も記載するようにすると、間違いやすくなります。

相手に失礼がないように、この記事で紹介している書き方や記載例を、ぜひ参考にしてください。AND PLANTSでは胡蝶蘭の購入の際に、オリジナルの立札を無料で付けることが可能です。

胡蝶蘭を贈る際は、ぜひ利用してみてください。

[https://andplants.jp/pages/phalaenopsis]
田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。

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