「葬儀に胡蝶蘭を贈りたいけれど、マナーが分からない」
「そもそも胡蝶蘭は葬儀に贈っても良いのか」
と、悩む方は多いのではないでしょうか。
胡蝶蘭は、上品で落ち着いた見た目から、故人を偲ぶ葬儀の供花として贈られています。しかし、お祝いのイメージが強いため、いざ葬儀に贈るとなると花色や立札、贈るタイミングなどわからないことばかりな方も多いはずです。
そこで、今回は葬儀に贈る胡蝶蘭について詳しく解説します。葬儀に贈る際のマナーや葬儀に適した胡蝶蘭などの気になる点を見ていきましょう。
この記事を最後まで読めば、お世話になった個人とご遺族に失礼なく気持ちのこもった胡蝶蘭を贈れるようになります。以下のページでは、お供え・お悔みに贈る胡蝶蘭をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
[https://andplants.jp/collections/phalaenopsis_offering]葬儀に鉢植え胡蝶蘭は贈っても大丈夫
葬儀に鉢植え胡蝶蘭は贈っても問題ありません。鉢物の胡蝶蘭は、以下の点から葬儀の供花として喜ばれます。
- 上品な見た目
- 長持ちする
- 香りが少ない
- 花粉が少ない
- 葬儀場からご自宅への移動が簡単
- 管理しやすい
ただし、鉢植えの胡蝶蘭は、根があることから「根付く=寝付く」と考えられ、縁起が悪いとされてた歴史があります。さらに、仏教では肥料が入っている鉢植えは、不浄なものとみなされることも。
近年では、これらの考え方は変化しており、気にする方は少ないです。とはいえ、ご高齢の方や伝統を重んじるご家庭では、注意が必要でしょう。
もし心配な場合は、事前にご遺族や葬儀会社に確認すると安心です。
胡蝶蘭を葬儀に贈る際のマナー

胡蝶蘭を葬儀に贈る際のマナーは、以下の通りです。
- 葬儀の3時間前には贈る
- 白花を選ぶ
- ラッピングは落ち着いた紫色にする
- 立て札を付ける
それぞれ見ていきましょう。
葬儀の3時間前には贈る
胡蝶蘭を葬儀の供花として贈る場合は、葬儀が開始される3時間前には届くようにしましょう。ただし、お届けが早すぎると葬儀会場の方に受け取ってもらえなかったり、会場作りの邪魔になったりします。
また、お花屋さんへの依頼が遅すぎると、葬儀に間に合わない可能性があるので注意してください。急な訃報の場合、胡蝶蘭を贈ることが難しいかもしれません。
迷惑にならないようにお届けするためにも、喪家や葬儀会場、お花屋さんとはすぐに連絡できるようにしておきましょう。
白花を選ぶ
胡蝶蘭には、黄色やピンク、赤などさまざまな花色がありますが、葬儀に贈る際は白花を選んでください。白は故人を悼む気持ちを表し、厳かな雰囲気を演出するため、故人のご遺族への配慮にもふさわしい色です。
また、仏教における四十九日の間は、白を基調としたつつましいお花を選ぶことがマナーです。葬儀で故人が生前好きだった色や、供花の色に指定がない場合は、基本的に白色の胡蝶蘭を選びましょう。
ラッピングは落ち着いた紫色にする
葬儀に贈る胡蝶蘭には落ち着いた紫色のラッピングがおすすめです。葬儀では落ち着いた色を選ぶのがマナーであり、紫色は高貴で落ち着いたイメージがあるためです。
ただし、地域によっては紫色ではなく白色のラッピングが好まれる場合もあります。もし、不安な場合は葬儀会場や喪家に確認しておくと安心です。
赤色や黄色などの華やかなラッピングは、葬儀の厳かな雰囲気を崩してしまいます。故人の好きな色であっても、基本的に華やかなラッピングは避けて、落ち着いた色合いのラッピングを選んでください。
立て札を付ける
胡蝶蘭を贈る際には、立て札を付けて贈りましょう。故人のご遺族や参列者に「誰からの供花なのか」を伝えるためです。
立て札には、「供」または「御供」、「供花」「敬供」などの頭書きと、贈り主の名前を記載します。関係性別の記載例は以下の通りです。
- 家族一同で贈る場合|「供 ○○家一同」
- 親族で贈る場合|「供 子供一同」「御供 孫一同」
- 個人で贈る場合|「供 個人の氏名」
- 連名で贈る場合|「供 3人の氏名」
- 連名で贈る(4人以上)場合|「供 ××様友人一同」
- 会社で贈る場合|「供 会社名と代表者名」
夫婦連名で贈る場合は、右側に夫の氏名、左側に妻の名前を記載します。また、頭書きは「供」や「御供」が一般的ですが、地域によって異なる場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
立札を付けることで、ご遺族の方は「誰からの供花なのか」が一目でわかり、感謝の気持ちを伝えやすいでしょう。
胡蝶蘭を葬儀に贈る際の注意点

胡蝶蘭を葬儀に贈る際の注意点についても解説します。
- 受け取りの確認をする
- 宗教の確認をする
ここで紹介する注意点を怠ってしまうと、思わぬトラブルが発生するかもしれません。胡蝶蘭に限りませんが、葬儀に供花を贈る際は注意が必要です。
実際に、筆者の園芸店時代に贈り主と葬儀会場でトラブルになった事例も併せて紹介します。
受け取りの確認をする
喪家が供花の受け取り意思がない場合は、胡蝶蘭は贈らないようにしましょう。また、葬儀会場によっては提携していない外部のお花屋さんからの持ち込みを禁止していたり、追加料金が発生したりする場合があります。
そのため、胡蝶蘭を供花として贈る前に事前に確認をしておくと安心です。葬儀場やご遺族の方が供花の受け取りを希望していない場合は、無理に贈ることは控えましょう。
筆者が園芸店で働いていた際、葬儀会場に胡蝶蘭をお届けして追加料金が発生した経験があります。贈り主は追加料金がかかることを知らなかったようで、「葬儀会場の方とトラブルになった」と聞きました。
故人を想って贈ったにもかかわらず、予期せぬトラブルで残念な気持ちになるのは誰でも避けたいはずです。胡蝶蘭を葬儀に贈る際は、受け取りの確認を行いましょう。
宗教の確認をする
胡蝶蘭を葬儀に贈る場合は、故人やご遺族が信仰している宗教に注意してください。供花の種類や贈り方のマナーが異なる場合があります。
- 仏教|宗派やご遺族の考え方によっては注意が必要
- 神道|胡蝶蘭自体は問題はないが、白い菊や百合のアレンジメントが無難
- キリスト教|鉢花の胡蝶蘭は注意が必要
神道では和風の菊や百合のアレンジメントを贈ることが多く、鉢花の胡蝶蘭を贈るケースは少ないです。胡蝶蘭を贈っても問題ないですが、事前に確認しておくと安心です。
キリスト教の場合は、まず個人のご自宅にアレンジメント贈ることが一般的。また、立て札は付けずにメッセージカードに名前を添えるのがマナーです。
胡蝶蘭の鉢花はタブーとされていませんが、事前に教会やご遺族の方に確認をした方が良いでしょう。
葬儀に贈る胡蝶蘭の相場

葬儀に贈る胡蝶蘭の相場は、およそ5,000円~50,000円で故人との関係性によります。
- 友人|5,000~20,000円
- 親族|15,000~50,000円
- 取引先|10,000~50,000円
故人との関係性や、葬儀の規模によって価格帯を選ぶと良いでしょう。ただし、親族の方よりも高額で大きな胡蝶蘭を贈ることは控えてください。
どの関係性であっても、20,000~30,000円の胡蝶蘭を選んでおくとトラブルにはなりにくいです。もし不安な場合は、葬儀会場へ相談するのもおすすめです。
供花は故人と関係が近い人、または高額で大きなものから順に祭壇近くに飾られます。故人との関係がより親密であっても、ご遺族が準備する胡蝶蘭よりも大きなものを準備すると、ご遺族の胡蝶蘭よりも祭壇に近い位置に飾られるかもしれません。
ご遺族に対して失礼がないように、極端に高額で大きな胡蝶蘭は贈らないようにしましょう。
葬儀に適した胡蝶蘭

葬儀に適した胡蝶蘭は以下の通りです。
- 2本仕立て|置くスペースが広くないときに
- 3本仕立て|お世話になった方に
- 5本仕立て|より親しかった方に
胡蝶蘭は、花数や花茎の本数によって株のボリュームが異なります。また、品種によっても花の大きさが異なるため、同じ白花の胡蝶蘭でも見た目のボリュームはさまざまです。
故人との関係性や葬儀の規模に合わせて選ぶと良いでしょう。
2本立て|置くスペースが広くないときに
葬儀の規模が小さかったり、故人のご自宅に胡蝶蘭を置くスペースがなかったりする場合は、2本立てのスマートな胡蝶蘭がおすすめです。小規模な葬儀でも飾りやすく、葬儀が終わった後にもご自宅に置きやすい点がメリットと言えます。
「大きな胡蝶蘭は迷惑になるかもしれないけど、お世話になっていた気持ちとして贈りたい」と考えている方に良いでしょう。
[https://andplants.jp/products/palaenopsis-2twig-16-purple]3本立て|お世話になった方に
故人との関係性にかかわらず、最も贈りやすいスタンダードな胡蝶蘭です。派手過ぎない上品な花姿は、どんな葬儀にも適しています。
恩師や会社の上司、生前にお世話になった方へ贈るのにふさわしい胡蝶蘭です。関係性や葬儀の規模で、贈る胡蝶蘭のボリュームに悩んだ際は3本立ての胡蝶蘭を選ぶと、トラブルにもなりにくいでしょう。
[https://andplants.jp/products/palaenopsis-3twig-33-purple]5本立て|より親しかった方に
故人への敬意や深い悲しみを表したい場合に適しています。故人との関係がより親密、または重要な取引先企業の社長などの相手の場合におすすめです。
大規模な葬儀や格式高い葬儀で厳かな雰囲気を演出します。5本立ての胡蝶蘭は輪数によってボリュームが大きく変わるため、ご遺族の方が準備する胡蝶蘭よりも大きくならないように注意しましょう。
[https://andplants.jp/products/palaenopsis-5twig-50-purple]葬儀に贈る胡蝶蘭に関するよくある質問

葬儀に贈る胡蝶蘭に関するよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- 葬儀に胡蝶蘭が間に合わない場合は?
- 立て札とは別にメッセージカードも必要?
それでは具体的に見ていきましょう。
葬儀に胡蝶蘭が間に合わない場合は?
葬儀に胡蝶蘭が間に合わない場合は、後日改めて故人のご自宅に弔問して、胡蝶蘭を贈ると良いでしょう。その際は立て札ではなく、メッセージカードや手紙で、遅れたお詫びと故人を偲ぶ気持ちを伝えてください。
葬儀に贈る胡蝶蘭は、3時間前には届けるのがマナーです。開始直前、または葬儀中に届くことがないようにしましょう。
立て札とは別にメッセージカードも必要?
葬儀に贈る胡蝶蘭には立て札だけで問題ありません。メッセージカードは付ける必要はありませんが、故人を偲ぶ気持ちやご遺族への配慮を言葉にして添えておくと、より丁寧で喜ばれます。
葬儀に贈った胡蝶蘭は、故人のご自宅に飾られるため、ご遺族の方がメッセージカードを読まれます。心のこもったメッセージを短く添えるだけでも、ご遺族の方へより深くお悔みの気持ちが伝わるでしょう。
まとめ
葬儀に贈る胡蝶蘭は、故人への敬意とご遺族への深い思いやりを表します。ただし、胡蝶蘭を葬儀の供花として贈るには、タイミングや花色、ラッピング、立て札などのマナーには気を付けましょう。
故人を偲ぶ気持ちが最も重要ですが、マナーや注意点が守られていないと、ご遺族の方へ迷惑が掛かります。また、故人との関係性や葬儀の規模に合った適切な胡蝶蘭を選ぶことも重要です。
この記事で紹介したマナーや注意点などを守って、故人への気持ちが伝わる胡蝶蘭を贈ってみてはいかがでしょうか。以下のページでは、お供え・お悔みに贈る胡蝶蘭をピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
[https://andplants.jp/collections/phalaenopsis_offering]