観葉植物の中でも人気の高いフィロデンドロン。その魅力は、熱帯ジャングルを思わせる株姿から、ハート型の葉や垂れ下がる茎など多種多様な株姿や葉姿にあります。
しかし、「フィロデンドロン」には650を超える種類があるとされ、それぞれに異なる特徴を持っています。そのため「どれを選べばいいかわからない」「それぞれの特徴を知りたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はフィロデンドロンの中でも人気がある種類を厳選して20種類紹介します。この記事を最後まで読んで、ライフスタイルやお部屋の雰囲気に合うフィロデンドロンを見つけて、素敵なグリーンライフを始めてみてください。
[https://andplants.jp/collections/philodendron]フィロデンドロンの種類20選
人気のフィロデンドロンを20種類に厳選してまとめました。
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- フィロデンドロン・バーキン
- フィロデンドロン・シルバーメタル
- フィロデンドロン・リングオブファイヤー
- フィロデンドロン・オキシカルジューム
- フィロデンドロン・ロジョコンゴ
- フィロデンドロン・セローム
- フィロデンドロン・グリーンプリンセス
- フィロデンドロン・ピンクプリンセス
- フィロデンドロン・ホワイトプリンセス
- フィロデンドロン・フロリダバリエガータ
- フィロデンドロン・ユニコーン
- フィロデンドロン・キャラメルアップル
- フィロデンドロン・ゴールデンマンゴー
- フィロデンドロン・ピンクバーキン
- フィロデンドロン・パールマルクス
- フィロデンドロン・エスメラルデンセ
- フィロデンドロン・インペリアルゴールド
- フィロデンドロン・ペダツム
- フィロデンドロン・グラジエラエ
- フィロデンドロン・アップル
フィロデンドロン・バーキン

フィロデンドロン・バーキンは、斑入りの美しい葉を持つ高級感のある植物です。新芽の透き通った白い葉は成長するとともに、緑色になります。
そのため、純白葉・斑入り葉・緑葉と葉色の変化を楽しめます。その時々で異なる表情を見せてくれるおしゃれなインテリアグリーンとして人気です。
お部屋を彩る観葉植物として飾ってみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/collections/philodendronbirkin]フィロデンドロン・シルバーメタル

フィロデンドロン・シルバーメタルは、シルバーグレイのメタリックな葉が特徴の植物です。ツルを伸ばして這うように広がる品種で、ハンギングとして人気があります。
比較的暗めの環境でも育ちやすいため、明るい窓際でなくても飾りやすいです。とはいえ、暗すぎる環境では美しい葉色にならないため、注意してください。
フィロデンドロン・シルバーメタルのハンギングは、明るく立体的な空間を作り出してくれるでしょう。
[https://andplants.jp/collections/philodendronsilvermetal]フィロデンドロン・リングオブファイヤー

フィロデンドロン・リングオブファイヤーは、燃え上がる炎のように鮮やかな葉色の変化を楽しめる植物です。深い緑をベースに、黄色やオレンジ、赤みを帯びた色彩がランダムに入ります。
葉ごとに異なる表情を楽しめるため、飾っていても飽きがこないインテリアグリーンとしても人気です。存在感もあるため、お部屋に飾ると空間に鮮やかなアクセントを加えてくれるでしょう。
[https://andplants.jp/products/unique_philodendronringoffire-tableplants-l_8]フィロデンドロン・オキシカルジューム

フィロデンドロン・オキシカルジュームは、ポトスに似たハード型の葉が特徴的な植物です。ポトスに比べて、葉が薄く茎も細いので、繊細で優しい雰囲気を纏っています。
ぐんぐん伸びる茎は、鉢から枝垂れるように生育します。そのため、空間を立体的に彩るハンギング向きの植物と言えるでしょう。
鉢植えで育てる場合は、棚や机、窓辺で茎を垂らすように飾るとおしゃれです。オキシカルジュームには、ライムグリーン一色のタイプと、「ブラジル」と呼ばれる濃いグリーンとライムグリーンが入るタイプがあります。
お部屋の雰囲気に合わせて、選んでみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/collections/oxycardium]フィロデンドロン・ロジョコンゴ

ロジョコンゴは、濃く艶やかな葉と、赤みを帯びた新葉や葉柄が特徴の大型フィロデンドロンです。「ロジョ(Rojo)」はスペイン語で「赤」を意味し、新葉や葉柄の赤色は、濃い緑との美しいコントラストを生み出しています。
シックでモダンな雰囲気を持つため、オフィスやリビングなどでインテリア性の高いインテリアグリーンとして活躍するでしょう。すくすくと大きく育つので、スペースを大きく取る必要はありますが、非常に育てやすいので初心者にもおすすめできる種類です。
フィロデンドロン・セローム

フィロデンドロン・セロームは、深く切れ込んだ大きな葉が特徴の植物です。葉が成長すると、羽状に深く避けるユニークな姿が魅力で、エキゾチックな雰囲気を持っています。
セロームは成長に伴い、古葉が落ちた後に残るゴツゴツとした茎も特徴です。耐陰性も持つため、ユニークなフィロデンドロンを育てたい方は、ぜひ飾ってみてはいかがでしょうか。
フィロデンドロン・グリーンプリンセス
グリーンプリンセスは、その名の通り鮮やかな緑色の葉が特徴のフィロデンドロンです。光沢のある葉は、ハート型に近い卵型をしており、コンパクトにまとまる樹形をしています。
新葉が展開する際は、赤みを帯びることもあるため、コントラストも楽しめるでしょう。上品な姿は、どんなインテリアとも馴染みやすいです。
お部屋に美しいグリーンが欲しい方におすすめのフィロデンドロンです。
フィロデンドロン・ピンクプリンセス

フィロデンドロン・ピンクプリンセスは、濃緑色の葉に鮮やかなピンク色の斑が入る植物です。ピンク色の斑はランダムに入るため、葉一枚一枚の表情が異なり、芸術的な美しさを楽しめます。
新芽のピンク色は特に鮮やかで、成長とともに濃い緑色とのコントラストが強くなります。「ピンクプリンセス」の名前に相応しい美しさを兼ね備えており、非常に人気のある種類です。
美しいピンク色はお部屋の差し色としても役立ちます。おしゃれで人気のあるフィロデンドロンを飾りたい方におすすめです。
フィロデンドロン・ホワイトプリンセス

フィロデンドロン・ホワイトプリンセスは、濃緑色の葉に純白の斑が入る美しい植物です。白斑の入り方はランダムで、大胆に入ることもあれば、つつましく入ることもあります。
清楚な印象を与えながらも、時折見せる大胆さは、育てていて非常に面白いフィロデンドロンと言えるでしょう。モダンな空間にぴったりの種類なので、洗練されたお部屋を目指している方は、ぜひインテリアグリーンとして選んでみてください。
フィロデンドロン・フロリダバリエガータ
フロリダバリエガータは、特徴的な深い切れ込みとクリーム色や白色の斑がランダムに入るフィロデンドロンです。成長すると、葉の形が深く避ける形状になり、手のひらを広げたような姿を楽しめます。
稀に、葉の半分が斑になる「ハーフムーン」が現れます。エキゾチックな印象が強いながらも、非常に芸術性が高いフィロデンドロンと言えるでしょう。
支柱で立体的に仕立てると、より芸術性が高まります。おしゃれなフィロデンドロンを飾りたい方におすすめです。
フィロデンドロン・ユニコーン
フィロデンドロン・ユニコーンは、流通量が少ない希少性の高い種類です。特徴は、葉脈に沿って深く溝が入る濃緑色の大きな葉。
葉はベルベットのような光沢を持ち、名前の通り「ユニコーン」の角を思わせるような細く伸びた姿をしています。直立型でコンパクトな樹形ではありますが、葉が大きく展開するので、重厚感と神秘的な雰囲気を楽しめるでしょう。
希少性の高く、ユニークなフィロデンドロンを探している方におすすめの種類です。
フィロデンドロン・キャラメルアップル
キャラメルアップルは、オレンジ色~赤茶色の新芽がユニークなフィロデンドロンです。成長すると、葉は深い緑色に変化しますが、新芽のキャラメル色と言える絶妙な色合いに人気が集まっています。
葉の形状は細長く、深い切れ込みが入ることもあり、スタイリッシュな印象を与えます。成長するにつれて、葉色が変化していくため、季節や環境によって異なる表情を楽しめるでしょう。
暖色系の温かみのある葉色なので、リビングや寝室などのお部屋に置くと落ち着いた雰囲気を演出できるかもしれません。
フィロデンドロン・ゴールデンマンゴー
フィロデンドロン・ゴールデンマンゴーは、その名の通り、鮮やかなマンゴーのようなイエロー~オレンジの葉色が特徴の種類です。新芽は黄金色を呈し、成長につれてライムグリーン色に変化します。
一鉢飾るだけで、空間を一気に明るく華やかにしてくれます。お部屋の雰囲気をガラッと変えてくれるため、気分転換に飾るのにもおすすめです。
耐陰性はありますが、明るい場所で育てるほどより鮮やかになるので、できるだけ明るい窓際で育ててください。
フィロデンドロン・ピンクバーキン
フィロデンドロン・ピンクバーキンは、バーキンのピンクタイプ。通常、バーキンには白色のストライプ模様の斑が入りますが、ピンクバーキンはピンク色の斑入りです。
鮮やかなピンク色の斑入り葉は非常に美しく、華やかな雰囲気をもたらしてくれます。しかし、ピンク色の斑は安定しておらず、入ったり入らなかったりする点には注意してください。
なるべく明るい環境で育てることがポイントです。
フィロデンドロン・パールマルクス

フィロデンドロン・パールマルクスは、青みがかったグリーンの葉が特徴的な種類です。葉の表面には、真珠のようなかすかな光沢があり、光の当たり方によって表情がかすかに変化します。
葉は細長くエレガントな形状をしており、まとまって成長します。葉色は比較的落ち着いているので、モダンなお部屋や北欧テイストにぴったり。
シンプルながら、眺める角度によって葉の表情を変えるので、長く育てるほど新しい魅力に気づくでしょう。
フィロデンドロン・エスメラルデンセ
エスメラルデンセは、深く切れ込んだ細長い葉と、ピンク~オレンジがかった新芽が魅力的なフィロデンドロンの種類です。葉は長く伸び、縁が波打つような優雅な姿になります。
新芽が展開する際の、透き通るようなパステル調の色彩が特徴です。ツル性なので、支柱で仕立てると、ダイナミックな株姿を楽しめるでしょう。
存在感のあるフィロデンドロンを探している方におすすめです。
フィロデンドロン・インペリアルゴールド
フィロデンドロン・インペリアルゴールドは、明るいライムグリーン~黄金色の葉が特徴的な大型種類です。新芽は鮮やかな黄金色で、成長するにつれてライムグリーン色に変化します。
インペリアル(皇帝)の名前に相応しい存在感と豪華さを持っています。葉が大きく広がるので、広いスペースに飾ってください。
耐陰性はありますが、より鮮やかな色彩を楽しむためにも、できるだけ明るい場所で育てましょう。
フィロデンドロン・ペダツム
フィロデンドロン・ペダツムは、深くユニークな形状に切れ込んだ葉が特徴のツル性の品種です。葉の形状は、動物の足跡や手のひらのように見え、ユニークな形をしています。
展開したばかりの幼葉はハート型ですが、成長するにつれて次第に切れ込みが深く入り、形状も変化していきます。棚や机、ハンギングでツルを垂らして楽しむとおしゃれです。
ワイルドな雰囲気があり、お部屋を熱帯ジャングルのような雰囲気にしたい方は、ぜひ飾ってみてはいかがでしょうか。
フィロデンドロン・グラジエラエ
グラジエラエは、肉厚でツヤのある丸みを帯びたハート型の葉が特徴のフィロデンドロンです。多肉植物のような質感が強く、ハート型も相まってインテリアグリーンとして人気があります。
成長が比較的早く、ツルを伸ばしながら成長するためハンギングで垂らしながら育てるのもおすすめです。シンプルな可愛さを求めている方は、ぜひ飾ってみてはいかがでしょうか。
フィロデンドロン・アップル
フィロデンドロン・アップルは、丸みを帯びた可愛らしい葉の形が特徴の種類です。葉が深い緑色でツヤがあり、やや肉質な質感を持っています。
他の種類に比べて丸みを帯びた葉が人気です。シンプルな姿は、鉢やインテリアを選びません。
耐陰性もあり、室内で育てやすいので、初心者の方にもおすすめのフィロデンドロンと言えるでしょう。
フィロデンドロンの育て方
フィロデンドロンの育て方のポイントを5つにまとめてみました。
| 育て方 | 内容 |
| 日当たりと置き場所 | 直射日光を避けた明るい室内 |
| 温度 | 最低10℃以上をキープ |
| 水やり頻度 | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後 |
| 肥料 | 春夏に緩効性肥料や液体肥料を与える |
| 剪定 | 枯葉や伸びすぎた茎を剪定する |
いずれの品種も基本的な育て方は一緒です。明るく風通しの良い室内で暖かく育ててください。
鉢植えやハンギングのフィロデンドロンは、定期的にクルクルと回して株全体に光が当てると、バランスよく育ちます。
詳しい育て方が気になる方は「フィロデンドロンの育て方」を参考にしてみてください。
まとめ
この記事で紹介したフィロデンドロン20種は、その多彩な葉色や形、質感によって、いつものグリーンライフをより楽しめるものとしてくれるでしょう。
鮮やかな「リングオブファイヤー」、おしゃれな「バーキン」、シルバーグレイな葉色が特徴の「シルバーメタル」など、それぞれの種類が持つ個性は非常に豊かです。
多くのフィロデンドロンは丈夫で育てやすく、耐陰性もあるため、初心者も安心して楽しめます。ぜひ、紹介した種類の中から、ご自身のライフスタイルやインテリアに合ったフィロデンドロンを見つけて、日常に彩りと癒しを加えてみてください。
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