「丈夫で育てやすい」と迎えたはずのモンステラが、ある日いきなり葉先から茶色になったことはありませんか?
水を減らせばいいのか、逆に足りないのか判断できず、ネット検索をくり返すうちに症状は拡大し、見るたび気分まで萎れてしまうかもしれません。
観葉植物はインテリアの主役であると同時に「癒やし」をくれる存在です。その主役が枯れれば、部屋の雰囲気もあなたのモチベーションもガクッと落ちてしまいます。
本記事では、モンステラが枯れる代表的な7つの原因を整理し、再発を防ぐ置き場所のコツまで網羅しました。
読了後には「次に何をすればいいか」が一目でわかり、焦りから解放されるはずです。
元気のないモンステラを復活させたい方は、「微生物の力で植物を元気にする水」を使用してみてください。葉にハリが出て鮮やかになりますよ。
[https://andplants.jp/products/microorganismswater]モンステラが枯れる7つの原因と対処・復活法
強健といわれるモンステラでも、環境やケアが少し狂うだけで急激に弱ることがあります。
本章では枯れの原因を7つに整理し、それぞれ 「起きるメカニズム → 今すぐできる復活手順」 をセットで解説します。原因さえ特定できれば、葉は再び元気になるでしょう。
- 葉焼けが原因
- 日光不足が原因
- 水切れが原因
- 根腐れが原因
- 冬の低温が原因
- 肥料の与えすぎが原因
- 根詰まりが原因
①葉焼けが原因
直射日光を強く浴びると葉緑体が壊れて光合成が停止し、葉先から茶色い斑点が広がります。ガラス越しの夏の日差しでも30分でダメージが出ることがあり、若株ほど影響大です。
進行すると葉が紙のようにパリパリになります。光量過多の目安は 「葉脈だけ濃緑で地色が退色」 です。
また、具体的な対処法を以下にまとめました。
対処法
- レースカーテン越しへ移動
- 50 %遮光ネットを日中だけ装着
- 朝夕2回の葉水で表面温度を下げる
- 活力剤を週1散布(2週間)
以下の活力剤を活用すると、植物が育ちやすい土壌を作り、発根を促進してくれます。モンステラも元気になるでしょう。
[https://andplants.jp/products/microorganismswater]②日光不足が原因
モンステラが光量不足になると、光合成が追い付かずエネルギー欠乏になります。葉が淡色化し葉柄が徒長、水平に垂れ下がるのが特徴です。
具体的な対処法を以下にまとめました。
対処法
- 東向き窓辺やLED育成ライト(12時間/PPFD100〜500)へ移動
- 月1で鉢を90°回転させ偏りを防止
太陽光に近い波長を使用した、植物育成のスペシャリスト監修の植物育成ライトです。日当たりが悪い方は以下のライトを活用してみてください。
[https://andplants.jp/products/barrel-tablelightstand] [https://andplants.jp/products/tsukuyomi-10w]③水切れが原因
モンステラの根の周囲が長時間乾くと導管に空気が入り葉先が縮みカールします。鉢が極端に軽く、葉が薄く柔らかいなら重症サイン。梅雨明け後や暖房の効いた冬室内で頻発します。
以下の対処法を実施し様子見を行なってください。
対処法
- 底面給水:バケツに5 cm水を張り10分浸す
- 保水材を混ぜた新用土を上層へ追加
- 加湿器+葉水で湿度50 %以上をキープ
④根腐れが原因
モンステラの過湿が続くと嫌気性菌が増殖し根が黒く軟化します。土が乾かず異臭がするなら中期、茎が黒変すれば後期です。
早めに過湿に気づき、以下の対処法を行えば症状が軽減していくでしょう。
対処法
- 根を水洗いし黒変部をカット
- 排水性の高い新用土へ植え替え
- 活力剤(メネデール)500倍に30分浸漬
- 半日陰で7日養生し、以後「土が7割乾いてから潅水」
根腐れの原因や復活方法に関しては「モンステラの根腐れ|見分け方や復活方法」の記事も参考にしてみてください。
⑤冬の低温が原因
モンステラは15 ℃以下で代謝が鈍り、10 ℃を切ると細胞液が凍結して葉が黒変します。夜間の窓際は日中より5 ℃低い場合もあり、温度差ショックで葉が垂れ下がることもあるので、置き場所には要注意です。
低温に対する具体的な対処法を以下にまとめました。
対処法
- 夜は室内中央へ移動し鉢底ヒーターを併用
- 不織布カバーで保温し最低12 ℃を死守
- 水やり間隔を10〜14日に延長し根を冷やさない
- 翌春まで施肥はストップ
⑥肥料の与えすぎが原因
モンステラに肥料を与えるすぎると、細胞内塩濃度を上げ水分バランスを崩します。葉縁が茶色く焼け、根先も枯死。指定された用量を守らなかったり、肥料を希釈せずに与えたりする失敗が典型例です。
以下の対処法を実践し、様子見をしてみてください。
対処法
- 鉢底から流水で「洗肥」して塩分を抜く
- 緩効性肥料N-P-K=6-6-6を土量1 Lにつき5 gまで
- 追肥は成長期(5〜9月)のみ、葉色が戻るまで肥料停止
- その後は月1回、希釈1000倍の液肥で様子を見る
⑦根詰まりが原因
モンステラが根詰まりを起こすと、根が鉢内を巡り給水も排水も滞ります。新芽が極端に小さくなり下葉が連続で黄変することも。鉢底穴から白根が見えたら植え替えを行うことをおすすめします。
対処法
- 1号大きい鉢へ植え替え、古根の1/3を剪定
- 排水性用土に刷新し、支柱で株姿を安定
- 植え替え後1週間は薄日で静置し水やりを控える
- 次回からは「2年に1回」の定期的な鉢替えを予定
モンステラが枯れる部位・シチュエーション別トラブルガイド

モンステラが枯れそうなときは、葉や茎の変化から原因を探せます。
ここではよくある 7 つの場面を取り上げ、「なぜ起こるか」と「今すぐできる対処」をまとめました。持っているモンステラの株に近い症状を選び、試してみてください。
ポイントを押さえれば復活のチャンスは十分あります。あきらめずにケアしましょう。
- 葉先・縁だけが枯れる
- 下葉が順番に枯れる
- 新芽・生長点が黒変する
- 気根・茎が枯死する
- 植え替え直後にぐったりする
- 夏の高温ストレスで弱る
- 冬の低温ストレスで弱る
葉先・縁だけが枯れる
モンステラの葉先やふちが茶色くパリパリになっていたら、水と肥料の与え過ぎの可能性が高いです。急な乾燥でも起こることがあります。具体的な対処法は以下の通りです。
対処法
- 茶色部分を 1 cm外でカット
- 鉢底から3 分水を流し肥料を洗い流す
- 1 週間は肥料を休み、朝夕に霧吹きで加湿
改善しなければ根も傷んでいるかもしれません。冬は水の飲み量が減るため、土が乾いてから鉢底から出るまでゆっくり水を注ぎます。
ハサミは消毒して使い、切った葉は早めに処分しましょう。
下葉が順番に枯れる
モンステラの下葉が黄色くなり順番に落ちる場合は、自然な世代交代なこともありますが、速い場合は光不足・根詰まりかもしれません。
以下の対処法をまず実践してみてください。
対処法
- レースカーテン越しの明るい場所へ移動
- 鉢底穴から根が見えたら一回り大きい鉢に植え替え
- 用土が重いなら軽石やバークを混ぜ排水改善
植え替え時は古い黒根を3分の1切り、通気性の良い土へ植え替えます。土が乾いているか触って確かめてから水やりしましょう。
新芽・生長点が黒変する
モンステラの新芽や茎先が黒く柔らかい場合は、寒さや水滴から菌が入り腐り始めた可能性があります。10 ℃以下や夜の結露で起こりやすいです。
対処法は以下の通りです。
対処法
- 黒い部分を消毒ハサミで2節下までカット
- 切り口に殺菌剤か木灰を軽くつけ乾かす
- 最低12 ℃を保ち、夜は送風を止め結露防止
2〜3 週間で脇芽が伸びれば成功です。固く乾いた黒変は凍傷跡のこともありますが、柔らかく広がるなら早めの処置が安全。剪定した枝葉は燃えるゴミへ捨てましょう。
茎が枯死する
モンステラの茎が茶色くスカスカなら、土が長く湿りっぱなしで根が酸欠になり腐敗菌が増加している可能性があります。以下の対処法を行なってください。
対処法
- 鉢から抜き黒い根を切る
- 軽石・バーク多めの水はけ良い土に植え替え
- 1 週間明るい日陰で休ませ毎日霧吹き
白い新気根が出れば回復。受け皿の水はその日のうちに捨て、週 1 回風通しの良い場所で鉢を乾かします。
掃除や移動で若い気根を折らないよう手袋をはめて丁寧に扱いましょう。
植え替え直後にぐったりする
モンステラを植え替えた数日後に葉が垂れる場合は、根を動かしたショックで水を吸えず、新しい土が乾いているかもしれません。そのため、以下の対処法を行うのがおすすめです。
対処法
- 鉢を透明袋に入れ湿度80%で1 週間
- 明るい日陰で直射日光を避ける
- 活力剤500倍を霧吹き
- 袋を外したら徐々に光に慣らす
水やりは土が白っぽく乾いてから鉢底に少し流れる量で与えます。袋内は毎日空気を入れ替えカビを防ぎます。作業は20〜25 ℃の春初夏が安全で、道具は洗って清潔にしましょう。
夏の高温ストレスで弱る
真夏の午後にモンステラの葉がクタッと垂れ、縁が黄〜茶色になったら、水分が急蒸発してる可能性があります。以下の対処法を実践し、モンステラの回復に努めてください。
対処法
- 午前中にたっぷり水、午後は断水
- すだれ・遮光ネットで日差し半分カット
- 白色ポットや二重鉢で熱を反射
- 扇風機で風を送り熱を逃がす
最高気温30 ℃超の日は液肥を控え根焼けを防止します。
鉢が熱いと感じたら夕方に1 分水に浸け冷まし、葉水は日陰で行います。外出時は浴室や北側の部屋に避難させると安心です。
冬の低温ストレスで弱る
冬にモンステラの葉が薄くなり垂れ下がったり、黒い斑点が出ていたりしたら、光合成が止まっているかもしれません。15 ℃以下で代謝が低下し、10 ℃を下回ると光合成が止まります。
対処法
- 植物ヒーター+温度計で12 ℃以上キープ
- 夜は鉢を部屋中央へ移動し断熱カーテン
- 水やりは昼前、量は夏の6割
- 肥料休止、乾いた葉に霧吹き
寒波の夜は毛布や新聞紙を鉢に巻いて保温し、日中は柔らかい光を確保します。
乾燥するとハダニが出るため湿度50%を目標にしましょう。黒斑が広がる場合は葉を切り取り、バークで根元を覆い保温します。
冬の低温対策は「モンステラの冬越し完全ガイド」の記事を参考にしてみてください。
枯れそうなモンステラに関するよくある質問

モンステラが弱ると葉や茎にサインが出ます。「切っていいのか」「黄色い葉はどうするのか」「下を向くのは病気か」。初心者が迷いやすい代表的な疑問をまとめました。
症状を照らし合わせ、当てはまるケアを落ち着いて試してみましょう。ポイントさえ押さえれば復活できる可能性は十分あります。
- モンステラの枯れた葉・茎はどこから切る?
- モンステラの黄色くなった葉はどうすればいい?
- モンステラの葉が下を向く原因は何?
モンステラの枯れた葉・茎はどこから切る?
枯れて茶色になった葉や茎は元に戻りません。放置するとカビの温床になるため早めにカットします。位置の目安は「茶色部分よりさらに1 cm外側」か「茎の節と節の真ん中」。消毒したハサミで切れば病気を広げにくいです。
切り口は自然乾燥で問題ありませんが、心配なときは木灰や園芸用殺菌剤を薄く塗ると安心でしょう。切った後は風通しの良い場所で管理し、2〜3 日悪化しなければ成功です。
幹全体が黒く柔らかい場合は健全な節まで切り戻し、新しい脇芽の成長を待つ方法が確実です。
モンステラの黄色くなった葉はどうすればいい?
まずは黄色になった原因を突き詰めてから対処を行います。葉が黄色くなる主な原因は以下の通りです。
- 寿命
- 光または水不足
- 水やり過多で根が弱ったとき
新しい葉まで黄色なら「2か3」を疑います。まず鉢を明るい窓辺へ移し、土が乾くまで水を控えてください。改善すれば次の新芽は緑色で伸びます。黄色い葉は光合成能力が下がるため、早めに取り除くと他の葉へ栄養が回ります。
切る際は葉柄の付け根をハサミで挟み、葉と茎の元を残さないようスパッと切るのがコツです。黄色い葉が少数なら様子見で構いませんが、数が増えるようなら根詰まりや根腐れを点検しましょう。
モンステラの葉が下を向く原因は何?
葉全体が下を向く原因は大きく二つです。
- 水不足
- 根が傷んで水を吸えない状態
まず指で土を2 cm掘り湿り気を確認しましょう。カラカラなら鉢底から水が流れるまで潅水し、10 分後に受け皿の水を捨てます。
土が湿っているのに垂れる場合は根腐れのサイン。鉢を軽く持ち、重ければ風通しの良い日陰に移し土が半分乾くまで水を控えます。軽いのに垂れる場合は温度ストレスを疑い、室温を20〜28 ℃に整えると回復しやすいです。
葉が上がったら週1回鉢を90°回し、全体に光を当てて再発を防ぎましょう。
まとめ
モンステラが弱るプロセスは「サインの見落とし」から始まります。
葉先だけの茶色、下葉の急な黄変、植え替え後のぐったり、それぞれ原因は異なりますが、対処の基本は「①症状を観察し」「②原因を一つに絞り」「③環境と水管理を適正化すること」です。
本記事で紹介した「茶色部分は1センチ外でカット」「土が乾くまで潅水を待つ」「15℃以下はヒーターで保温」などのステップを実践すれば、多くのトラブルはリカバリー可能です。
さらに、「春は植え替え」「夏は遮光」「秋は根詰まりチェック」「冬は防寒」と年間ルーティンを組めば、枯れの悩みは激減するでしょう。
モンステラの葉が再び艶を取り戻し、あなたの部屋に緑のエネルギーを運んでくれることを願っています。
元気のないモンステラを復活させたい方は、以下の活力剤を使用してみてください。発根を促進し、植物がどんどん元気になるでしょう。
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