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観葉植物が枯れる原因

観葉植物が枯れる原因|復活方法や判断について

観葉植物が枯れることに悩んでいませんか。プレゼントしてもらったり、インテリアグリーンとして育てていたりした大切な観葉植物が枯れると、悲しい気持ちになると思います。

大事に育てていても、観葉植物はさまざまな原因で枯れることがあります。今回は、観葉植物が枯れる原因について紹介します。

初めて観葉植物をお部屋に迎える方は、枯れる原因をあらかじめ知っておくと、不安なく育てられるでしょう。また、現在観葉植物を育てている方は、育て方や置き場所の見直しに役立ちます。

復活方法や本当に枯れているかどうかの判断方法についても解説するため、ぜひ参考にしてください。

観葉植物が枯れる原因

観葉植物が枯れる原因を一挙に紹介します。

  1. 日当たり不足
  2. 真夏の直射日光
  3. 土の乾燥
  4. 根腐れ
  5. 根詰まり
  6. 植え傷み
  7. 冬の寒さ
  8. 真夏の高温
  9. 肥料の与えすぎ
  10. 病害虫
  11. 急な環境変化

それぞれ見ていきましょう。

日当たり不足

観葉植物の多くは日当たりの良い環境を好みます。そのため、日差しが入らない暗い場所では、日当たり不足になり枯れる可能性が高いです。

日陰を好む観葉植物であっても、まったく日差しが入らない暗すぎる場所では、生育できません。日当たりを好む観葉植物同様に、葉が黄色くなったり、徒長したりします。

十分な光合成ができないことから、細胞組織が軟弱になるため、病害虫の被害も増えやすくなるため注意が必要です。そのまま暗い場所に観葉植物を置き続けると、葉がポロポロと落ち始めて枯れるので気を付けてください。

真夏の直射日光

観葉植物は日当たりを好むといっても、強すぎる直射日光は苦手です。真夏の直射日光や強い西日に当たり続けると、葉焼けする可能性があります。

葉焼けが起きると、葉が茶色くなったり黒くなったり、色が抜けたように白くなったりして生育に悪影響を与えます。長時間、真夏の直射日光に当て続けると、株全体の葉が葉焼けして枯れることも。

真夏は気温も高く、日差しも強いため短時間で葉焼けしやすいので、気を付けましょう。

関連記事:観葉植物の葉焼け|原因や対処法の紹介

土の乾燥

観葉植物は、土の乾燥で枯れやすいです。動物のように動き回ることはありませんが、植物も生き物なので水分を吸収しなければ生きていけません。

観葉植物によって水やり頻度は異なりますが、土の乾燥が長期間続くと枝葉や茎がしおれて黄色くなり枯れます。しおれていることに気づいて、急いで水やりをして元に戻っても、水切れした時のダメージによって数日後に調子を崩すことも多いです。

土の乾燥が長く続かないように、日頃から土の状態を確認しましょう。忙しくて、土の状態を確認できない日が続く場合は、ウォーターディスペンサーを使用するのもおすすめです。

関連記事:観葉植物の水やり|タイミングや頻度について

根腐れ

観葉植物にとって、水分は健康的に生きていくためには重要な要素です。しかし、土がずっと湿っているような水やりは、根腐れの原因になります。

土が乾かない状態が長く続くと、観葉植物の根は呼吸ができずに腐ってしまいます。根が腐ると、観葉植物は根から水分や栄養分を吸収できません。

枝葉がしおれて黄色くなったり、株元から腐ってきて株全体がグズグズになったりします。土から異臭がしてコバエが発生することもあるので、注意が必要です。

関連記事:観葉植物の根腐れ|対処法や見分け方の紹介

根詰まり

鉢植えで観葉植物を育てる場合、長年植え替えをしていないと、根詰まりによって枯れる可能性があります。根詰まりすると水分や栄養分の吸収がしにくくなり、生育が悪くなります。

また、新しい根が伸びにくいので、新芽が出てきても小さいまま枯れてしまうことも。根詰まりだけで、観葉植物が枯れることは少ないです。

しかし、生育が悪くなった結果、病害虫の被害によって枯れる可能性が高くなります。観葉植物の生育スピードにもよりますが、2~3年おきに植え替えをすると安心です。

関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について

植え傷み

観葉植物は植え傷みで枯れることがあります。植え傷みとは、主に植え替えの際に、太い根を切ったり、植え替えに時間がかかり根が乾燥してしまったりした際のダメージのことです。

植え替え直後は、何も問題ありませんが、数日後から「葉先が枯れる」「枝葉がしおれる」などの症状が現れます。状態が酷いと、復活することなく枯れることがあるので、注意が必要です。

生育が緩慢な冬に植え替えるのも、根傷みにつながるので気を付けましょう。

関連記事:観葉植物の植え替え|適切な時期や方法について

冬の寒さ

観葉植物の多くは寒さに弱い性質です。寒さに強い種類であっても、長期間雪や霜に当たり続けると、生育が悪くなります。

5℃以下の寒さに当たり続けると、冷害によって葉が黒くなりやすいです。また、0℃以下の寒さで、株が凍結すると株全体が腐ったようにグズグズになります。

一度凍結すると、観葉植物は元に戻ることなく枯れるので、冬は暖かい室内で管理しましょう。

関連記事:観葉植物の冬越し|冷害を防ぐコツやおすすめ植物の紹介 

真夏の高温

観葉植物は寒さに弱く、暑さに強いイメージがあるかもしれません。しかし、熱帯や亜熱帯原産の観葉植物を除くと、暑さに弱い植物も多いです。

熱帯の観葉植物であっても、気温が40℃近くなると生育が緩慢になります。さらに、日本の真夏は湿度も高いため、気温が上がるほど蒸れて、葉がドロドロと溶けたように枯れることもあります。

真夏は、風通しの良い涼しい場所に移動させて管理してください。

関連記事:観葉植物の温度|適温や調節方法について 

肥料の与えすぎ

観葉植物が枯れる原因に、「肥料の与えすぎ」もあります。肥料には、観葉植物が大きくなるために重要な栄養素が含まれていますが、与えすぎると根焼けを引き起こす原因となります。

根焼けとは、土の中の肥料濃度が高まることで、根が傷んでしおれたり枯死したりする現象です。根は浸透圧の差で肥料を吸収していますが、土の中の肥料濃度が高まりすぎると、根から水分が失われます。

キュウリに塩を振りかけた時のように、水分が出て行ってしまうため、最終的に枯れてしまいます。根が枯れると、水分や肥料分を吸収できずに生育が衰え、しおれたように枯れるので注意してください。

関連記事:観葉植物の肥料|種類と使い方について

病害虫

観葉植物が枯れる原因の1つに「病害虫」があります。病害虫の被害が大きくなると、観葉植物の生育が悪くなり、枯れることも多いです。

枯れ方は、病害虫の種類によってさまざま。病気であれば、葉が徐々に黒くなったり斑点が出てきたりして枯れます。害虫であれば、葉を食べられたりクモの糸が張ったような姿になったりして枯れることも多いです。

病害虫に対して重要なことは、「観葉植物を健康的に育てる」「病害虫が発生してもすぐに気づいて対処する」の2点。観葉植物の健康を維持して病害虫の被害から守ってください。

関連記事:観葉植物のトラブル|主な症状と対処法まとめ 

急な環境変化

観葉植物は、急な環境変化によっても枯れることがあります。急な環境変化とは、暗い場所から直射日光が当たる場所に移動させたり、涼しい場所から暑い場所に移動させたりすることです。

環境が急に変化することによって、観葉植物には大きなストレスがかかります。結果的に、葉がポロポロと落ちて枯れることもあります。

観葉植物の置き場所を移動させるときは、徐々に環境に慣らすように移動させると安心です。例えば、暗い場所から屋外へ移動させる場合は、「一度レースカーテン越しの明るい窓際で、1週間ほど慣らして屋外に置く」といった方法が良いでしょう。

なるべく、観葉植物の周囲の環境を急に変えることなく育ててあげてください。

観葉植物が枯れる前に行う復活方法

観葉植物が枯れる前に行う復活方法

観葉植物が枯れ始めたら、「どうにか復活させたい」と考える方が多いと思います。観葉植物が枯れる前に行う復活方法は、以下の6つです。

  1. 状態の悪い枝葉を切る
  2. 殺虫殺菌剤を使う
  3. 適切な環境に移動させて管理する
  4. 植え替える
  5. 挿し木や株分けをする
  6. 発根剤を与える

それぞれ詳しく解説します。

状態の悪い枝葉を切る

観葉植物が枯れ始めたら、状態の悪い枝葉を切ってください。病害虫によって枯れ始めている場合は、剪定で被害の拡大を防げます。

また、病害虫が原因でなくとも、枯れた枝葉やグズグズになった茎を剪定することで、風通しが悪くなったりカビが生えたりする二次被害を防げます。

状態が悪い枝葉をそのままにして、株元まで枯れないように注意しましょう。

殺虫殺菌剤を使う

観葉植物に病害虫が発生しており、状態の悪い枝葉を取り除いた後は、殺虫殺菌剤を使ってください。

アブラムシやカイガラムシ、ハダニなどの害虫であれば、殺虫剤。うどんこ病や斑点病などの病気であれば、殺菌剤を使います。

葉の裏を含め、株全体にスプレーで噴霧して、風通しの良い場所に置いて様子をみてください。病害虫によっては、1度ですべて退治できたり治るわけではないので、様子を見ながら、再び殺虫殺菌剤を使います。

適切な環境に移動させて管理する

観葉植物が枯れ始めているのは、育てている環境が悪いのかもしれません。その場合は、適切な環境に移動させて管理することが重要です。

病害虫や根の被害を受けていなければ、適切な環境に移動させるだけで、元通りに復活して元気になります。肥料や水やりにも注意して適切に管理しましょう。

植え替える

もし根腐れや根詰まり、根焼けによって、観葉植物が枯れ始めているのであれば、新しい土で植え替えましょう。

根腐れや根焼けの場合は、黒く溶けたような根やスカスカの根を取り除いてください。状態が悪く、地上部のボリュームに対して根が少ない場合は、枝葉を剪定して枝葉と根のバランスを整えます。

さらに、植え替える鉢をサイズダウンさせると、土の乾湿がスムーズになり根の回復が早くなるでしょう。観葉植物の根が少ない状態で大きな鉢に植え替えると、水やり後に土が乾かず、根腐れを引き起こしやすいので気を付けます。

根詰まりの場合は、根をほぐして1~2回り大きな鉢に植え替えてください。

挿し木や株分けをする

枯れ始めている観葉植物に、元気な枝葉や子株があれば、挿し木や株分けをしておくのもおすすめです。挿し木や株分けで増やしておくことで、元の親株がそのまま復活せず枯れても、小さな状態から再スタートできます。

もし復活して元気になったとしても、保険の株として安心できるので、増やせる観葉植物であれば、状態が悪くない部分を切り取って増やしておくと良いでしょう。

発根剤を与える

観葉植物が枯れ始めている場合は、発根剤を与えてください。まずは、発根を促して、新しい根や葉を出させることが重要です。

枯れ始めている観葉植物は、根も弱っています。そのタイミングで肥料を与えると根傷みにつながり、状態が悪化しやすいです。

元気にさせるために肥料を与えたくなるかもしれませんが、発根剤を与えてください。新しい根が伸びて観葉植物が復活した後に、肥料を与えます。

観葉植物が生きているか枯れているかの判断方法

観葉植物が生きているか枯れているかの判断方法

観葉植物が生きているか枯れているかの判断方法には、以下の3つの方法があります。

  1. 枝を剪定して断面を確認する
  2. 枝や幹に弾力があるかどうか触る
  3. 根に張りがあるかどうか確認する

観葉植物は生き物なので、完全に枯れている場合は復活しません。そのため、枯れているのか生きているのかの判断は重要です。

判断方法を詳しく解説します。

枝を剪定して断面を確認する

観葉植物が生きているのか枯れているのかの判断方法に、「枝を剪定して断面を確認する」があります。

特に、フィカス類のような樹木タイプの観葉植物だと判断しやすいです。枯れる原因にもよりますが、多くの場合、観葉植物は枝先から枯れていきます。

枝先から幹、株元に向かって、剪定ハサミで徐々に枝を剪定します。剪定した枝の芯が、茶色であれば枯れている証拠です。

瑞々しい緑色であれば、その枝や幹部分は生きています。そのように枝の先端から株元に向かって、剪定を続けていくと生きている部分と枯れている部分を判断できます。

枝や幹に弾力があるかどうか触る

観葉植物が生きているか枯れているかの判断に、枝や幹に弾力があるかどうか触るのも効果的です。完全に枯れている観葉植物の枝や幹は弾力がありません。

葉ではなく、木の枝のように元々が茶色い場合は、パッと見ただけでは判断が付きにくいです。そのような場合は、枝や幹を触りましょう。

弾力がなくカサカサしている場合は、枝や幹に水分がなく枯れている証拠です。枝や幹に弾力がある場合は、水分が行き渡っており生きています。

ただし、触ってブヨブヨしていたり、表皮だけが動いて剥がれたりといった状態は、腐っている可能性が高いです。そのような状態は枯れているので注意してください。

根に張りがあるかどうか確認する

枝や幹を切ったり触ったりしても、観葉植物が生きているか枯れているかわからない場合は、「根に張りがあるかどうか」を確認してください。

鉢から根鉢を取り出して、根のチェックをします。観葉植物が生きていれば、根に張りや弾力があります。枯れている観葉植物の根は、スカスカになっていたり黒く腐っていたりしているので、判断がしやすいです。

根で確認する場合は、白さも判断方法の1つになりますが、品種によっては根が白くない観葉植物もあるので、気を付けましょう。

観葉植物が枯れることに関してよくある質問

観葉植物が枯れることに関してよくある質問

観葉植物が枯れることに関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. 観葉植物が枯れると風水に影響する?
  2. 観葉植物が枯れた後の処理方法は?
  3. 観葉植物の根元だけが枯れている場合は復活できない?

それでは具体的に見ていきましょう。

観葉植物が枯れると風水に影響する?

観葉植物が枯れること自体は、風水的には悪影響を与えるものではありません。しかし、枯れた観葉植物を処理せず飾ったままにしていると、運気が悪くなるとされています。

枯れた観葉植物は、風水では死を意味しており、不運や邪気を引き寄せるそうです。風水では、観葉植物が枯れること自体は、育てている方への災いを身代わりとして引き受けてくれたと考えられます。

そのため、枯れてしまった観葉植物には、今まで元気に育ってくれたことに感謝して、素早く処理しましょう。

観葉植物が枯れた後の処理方法は?

観葉植物が枯れた後の処理方法は、「鉢から根鉢を取り出し、植物と土を分けて捨てる」です。

植物は燃えるごみとして処理ができます。枝や幹などが太く折れない場合は、剪定ハサミやノコギリなどで、細かく切ってゴミ袋に入れてください。

基本的に、一度使った土は再利用しないほうが安心です。しかし、熱で消毒したり再生資材を混ぜ込んだりして再利用する方法もあります。

お庭や花壇、畑がある方は、使用済みの土は撒いてしまうのも良いでしょう。土をゴミとして捨てる場合は、地域のゴミ処理のルールに従ってください。

観葉植物の根元だけが枯れている場合は復活できない?

観葉植物の根元だけが枯れている場合は、復活は難しいです。根元が腐ってグズグズになったり、しわが寄ったりして枯れていると、根が吸収した水分や栄養分を葉に供給できません。

もし、枝先や葉が元気であるならば、挿し木や葉挿しをして増やすと良いでしょう。小さな状態で再スタートさせて、大きく育てることで復活が可能です。

まとめ

観葉植物が枯れる原因について紹介しました。観葉植物も、私たち人間と一緒で生き物です。

育つ環境や病害虫などによって、さまざまな問題が生じて枯れてしまいます。初めて観葉植物をお部屋に迎える方は、枯れる原因を確認しておくと、いざ何かあった時に安心です。

すでに観葉植物を育てている方は、育て方や環境などを見直すきっかけにしてみてください。どんな原因であれ、観葉植物が枯れると育てている方はショックを受けると思います。

大切にしている観葉植物ほど、悲しい気持ちは強いでしょう。大切な観葉植物が枯れ始めている方は、紹介した復活方法をぜひ試してみてください。

この記事を参考に、枯れる原因を一つひとつ解決して、観葉植物を元気に育てましょう。

田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。

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