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観葉植物の植え替え

観葉植物の植え替え|適切な時期や方法について

観葉植物の植え替えは、時期を選ばずに間違った手順で行ってしまうと、株がみるみると弱ってしまうこともあります。また、手間がかかるからといって植え替えをせずに放置していると、株が枯れてしまう場合も。

観葉植物を購入したら、適切な順序を守って定期的に植え替えを行うことがとても大切です。

時間があるときや、できるときに1鉢だけでも植え替えをしてあげて、観葉植物が生長しやすい環境をつくってあげましょう。

今回は観葉植物の植え替えについて詳しく紹介します。植え替えのタイミングや時期がわからない方や植え替えに不安がある方は、ぜひこの記事を参考にして取り組んでみてください。

観葉植物のプロがおすすめする正しいケアグッズをまとめました。今すぐに商品を見たい方は下記のページよりご覧になってみてください。

植え替え方法はyoutubeでも解説しています!

YouTube動画でも植物バイヤーによる観葉植物の植え替え方法をわかりやすく紹介しています。ぜひ、記事と併せて確認してみてください。

観葉植物を植え替えるタイミング

観葉植物の植え替えのタイミングは、下記3つ押さえておけば大丈夫です。基本は、2〜3年に1回を目安としておくのがいいでしょう。

  1. 基本的には2〜3年に1回のペースで植え替える
  2. 水が鉢に浸み込まなくなったとき
  3. 葉が小さく丸まっているとき

基本的には2〜3年に1回のペースで植え替える

鉢植えで育てる観葉植物は、基本的に2〜3年に1回のペースで植え替えをしましょう。

根は鉢の中で伸び続け、壁にぶつかると枝分かれを繰り返し、たくさん増えていきます。次第に鉢の中は根でいっぱいになり、植物が生長しにくい状態へとなりやすいです。

そのまま放置をしてしまうと観葉植物が根詰まりを起こし、呼吸をしている根は窒息を起こすことも。観葉植物の根腐れも起こりやすく、そのまま株が枯れてしまう場合もあります。

さらに、鉢植えで育てる土は地植えとは違い、古くなると栄養のバランスが崩れやすく、植物の生長を助ける微生物が住みにくい環境になります。

化成肥料だけを与え続けた土は、ちょうど2〜3年ほど経つと、微生物がほとんどいない悪い土になっていることが多いです。

そのため、植え替えをして新しい土に入れ替えるタイミングでもあります。

また生長の勢いが強い植物は、根が太くなり続け鉢を割ってしまうこともあるので、3年を過ぎる前には植え替えをしましょう。

水が鉢に浸み込まなくなったとき

観葉植物に水を与えたときになかなか土に染み込まず、鉢の表面にたまってしまう場合は、根詰まりを起こしている可能性があります。

土の表面を触って固くなっているのであれば、植え替えをしてふかふかのやわらかい土に植え付けましょう。

水分が乾きにくい固い土では、植物は根を伸ばしにくく根腐れを起こしやすいです。異変に気づいたら、そのまま放置せずに植え替えをしてくださいね。

葉が小さく丸まっているとき

観葉植物の葉が内側に小さく丸まっているときも、植え替えのタイミングかもしれません。

単純に水不足によって葉が内側に巻く場合もありますが、水やりをしても変わらない場合は、根詰まりによって水不足になっていることもあります。

土を触って固くなっていたり、鉢底穴から根が出ていたりする場合は、植え替えをして一回り大きい鉢植えに植え付けましょう。

ちなみに、葉が黄色くなっているときも、根詰まりや根腐れを起こしている可能性があります。観葉植物を鉢から出して根鉢をほぐし、不要な根や腐った根を取り除いてから植え替える必要があります。

関連記事:観葉植物の根詰まり|症状や対処法について

観葉植物の植え替え方法と手順

観葉植物の植え替え

次に、観葉植物の植え替え方法とその手順を紹介します。

間違った植え替えをしてしまうと、根に大きなダメージを与えてしまい生長が悪くなったり、株が弱ったりすることもあるので、適切な順序で丁寧に行いましょう。

  1. 1週間ほどお水やりを控える
  2. 鉢から根鉢を出す
  3. 根鉢を半分ほぐし、不要な根を取り除く
  4. 一回り大きい鉢に鉢底ネットと軽石を入れる
  5. 観葉植物の土替えと肥料を加える
  6. 土を押さえながら足す
  7. 鉢底から抜けるほどのお水やりをする
  8. 根が定着するまで半日陰で管理する
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↑「軽石・鉢底網・土・元肥」が揃っていない方は、上記のセットがあると、いつでも植物を植え替えることができます。

①1週間ほどお水やりを控える

観葉植物を植え替える前に、1週間ほどお水やりを控えてください。いざ植え替えるときに土が湿っていると、鉢から根鉢を取り出しにくくなったり、土が重いことによって根が切れてしまったりするためです。

また、根鉢をほぐしにくく、不要な根も取り除きにくい場合もあります。そのため、植え替え前に1週間ほどお水やりを控えることで、観葉植物の植え替えはグッと簡単になるでしょう。

ただし、植物の葉に元気がなくなるほど土を乾燥させると、植え傷みが発生しやすくなるので注意してください。

②鉢から根鉢を出す

鉢から根鉢を出す

鉢の中に根がたくさん詰まった観葉植物は、手で簡単に鉢から抜けます。根がパンパンで鉢から抜けない場合は、鉢の周りをハンマーで叩いたり、手で刺激を与えたりすると抜きやすいです。

陶器鉢の場合は、鉢が割れないようにゴムハンマーで鉢を軽くトントンと叩くと抜くことができます。もしそれでも根鉢が抜けない場合は無理に引っ張らず、鉢と根鉢の間をほぐしてから慎重に抜くようにしましょう。

根鉢を無理に引っ張ってしまうと、観葉植物の茎や幹の樹皮がはがれてしまい、水やりのときの水分によって幹が壊死(えし)して、植え替え後に株が枯れ込む場合もあります。

また、やわらかいプラスチック製のポットの場合は、底から根鉢ごと押し出すように抜くといいです。

③根鉢を半分ほぐし、不要な根を取り除く

根鉢をほぐす

ポットから出した観葉植物の根鉢は、密集して硬くなり過ぎているため新しい土に根を張りにくいです。絡み合った根を半分ほどやさしくほぐし、枯れている根や長過ぎる不要な根を、はさみで取り除いてから植木鉢に植え付けましょう。

健康な根は白く、黒い根・ぬるぬるした根はすでに傷んでいるので全て取り除きます。根全体の1/3程度までなら、ハサミでカットしても大丈夫です。

ただし、土が全て落ちてしまうと株が弱ってしまう場合もあるので、細い根を多めに残すように切ります。

観葉植物の根鉢をほぐすときは、ホームセンターなどで売っている「根かき」を使うと楽です。やさしくもみながら根をかき分けますが、やり過ぎは根を傷めるので注意してくださいね。

[https://andplants.jp/products/gloves]

④一回り大きい鉢に鉢底ネットを敷いて軽石を入れる

植え替える観葉植物の根鉢をほぐしたら、元の鉢より一回り大きい植木鉢に鉢底ネットと軽石を入れます。根も成長していくため、スペースの確保が必要だからです。そのため、植木鉢のサイズ選びにも配慮をしてください。

参考までに「一回り=1号(約3cm)」と考えると良いです。詳しくは「植え替えをする際の鉢の選び方」で解説します。

鉢によっては、鉢底に丸い穴が1つまたは複数開いているもの、網目状になっているものさまざまです。丸い穴が開いている鉢に鉢底ネットを敷かずに軽石や土を入れると、土が流れ出たり虫が入り込んだりする原因になります

そのため、鉢底に丸い穴が開いている鉢には鉢底ネットを敷きましょう。その上から水はけをよくするために、鉢底ネットが隠れるように中粒~大粒の軽石を入れます。

細かすぎる軽石では、隙間がなく水はけがよくならないので注意してください。観葉植物や鉢の大きさによりますが、軽石は鉢の1/6~1/5ほどを目安に入れます。

鉢底ネットが見えなくなる程度に軽石を入れるとちょうどよいでしょう。

[/collections/pots-stylish]

鉢のサイズの選び方

植え替える際には、苗の大きさよりも1回りから2回り大きな鉢を選びましょう。

1回りは1号(3cm)増しを指します。以下に鉢の号数と直径を比較できる表をまとめました。植え替えをする植木鉢の号数が不明な場合は、ぜひご活用ください。

号数 鉢の直径(cm) 
3号 9
4号 12
5号 15
6号 18
7号 21
8号 24
9号 27

例えば、5号鉢の場合は6号鉢を選び、9号鉢の場合は10号鉢を選ぶことになります。

また、鉢底の穴から根が見え始め、鉢が小さく感じるようになったら、現在の鉢よりも1回りから2回り大きな鉢に植え替えてください。

関連記事:植木鉢のサイズ|一覧表と大きさの選び方

⑤観葉植物の土替えと肥料を加える

観葉植物の土替えと肥料を加える

観葉植物を植え替える際は、古い土は捨て、新鮮な土を使用してください。

まずは軽石が見えなくなるくらい土を入れます。そして、観葉植物に付く害虫対策として粒状殺虫剤(オルトラン粒剤やベニカ粒剤など)を入れましょう。

植え替える新しい土に元肥が含まれている場合は、肥料を入れる必要はありません。オリジナルで土を作る場合は、元肥を入れてください。

鉢やポットから取り出した観葉植物を鉢の中に入れて、植物の正面を決めます。葉の量や形などのバランスを見ながら、植木鉢の中央に置いてください。

また鉢底石をあえて入れない方法もあります。水はけの良い土であれば、根が回れるスペースをより確保できるためです。

根が伸びるスペースを最大限広げる場合は、鉢底ネットを敷いてから水はけがよい用土を足すようにしてくださいね。

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⑥土を押さえながら足す

土を押さえながら足す

鉢の中心に根鉢をそっと置いたら、観葉植物の根鉢の高さを調整しながら用土を足し入れましょう。

株を片手で押さえながら、丁寧に静かに土を入れます。土を根鉢の肩まで入れたら、指で土を奥に入れるように押し込んでください。

土がしっかり入ったら、根の隙間の隅々にまで土が入り込むように、細い棒や割り箸などを使って固めていきます。細い棒でつつく際に根を傷めないように、植木鉢の側面に沿って棒で土を押してください。

根の周りに土がギュッと密着していないと、観葉植物は上手に吸水ができません。そのため、細い棒で土を送り込むようなイメージでつつくと安心です。

鉢の上から2〜3cmのところにウォータースペースが作れるように、土を足し入れるようにしてください。植木鉢がパンパンになるまで土を入れると、水やり後に土が溢れかえってしまうためです。

最後に鉢を床にトントンとしてあげると、空気がキュッと締まって、土が細かいところまで入っていきます。

⑦鉢底から抜けるほどのお水やりをする

鉢底から抜けるほどお水やりをする

新しい土に観葉植物を植え替えた後は、鉢底から抜けるほどのお水やりをします。植え替え直後のお水やりは、土と根がしっかりと定着するためにも非常に重要です。

また、根腐れの原因となる土の粉塵を流水で押し流すことができます。植え替え直後のお水やりが少ないと鉢の中で粉塵が鉢底にたまるため、今後の水やり後の排水に影響する可能性が高いです。

植え替え後は、屋外で鉢底から透明な水が流れ出るまでしっかりとお水やりをしてください。水やり後に観葉植物がグラグラと安定しない場合は、支柱を立てて固定するとよいでしょう。

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⑧根が定着するまで半日陰で管理する

植え替え後は体力を消耗しているため、いきなり直射日光に当てずに、半日陰で観葉植物を管理してください。目安は1週間ほどです。

根が活着して、観葉植物の葉に張りが出てきたら元の場所に戻して育てましょう。植え替え直後は土に根が張っていないため、直射日光に当たり続けるとしおれる危険があります。

植え替え後も元気に育てるために、根が定着するまで半日陰で管理してください。

観葉植物を大きくしたくない場合は根を切る

観葉植物をこれ以上大きくしたくない、または今のサイズを維持したい場合は、根を切って生長の勢いを緩やかにすることができます。

ハンドシャベルやはさみを使って、伸び過ぎた根を前年と同じくらいのサイズまで小さく切り戻します。

また、根から吸い上げた水分量と、葉から出る水分量が同じ量になるように、観葉植物の枝葉の数も減るように切り戻し剪定(せんてい)をしましょう。

関連記事:観葉植物の剪定|適切な時期とやり方について

観葉植物の植え替え後にするべきこと

観葉植物の植え替え後にやること

観葉植物の植え替え後、そのまま放置してしまうと、木が病気にかかって枯れてしまうこともあります。植え替えで大きなストレスを受けた植物が、早く元気に生長するためにするべきことを知っておきましょう。

観葉植物の植え替え後にしてほしいことは、以下の3つです。

  1. 半日陰になる場所に置く
  2. 土を乾かし過ぎないように水やりをする
  3. 株が安定しないときは支柱を立てる

半日陰になる場所に置く

観葉植物の植え替えをして水やりが終わったら、1〜2週間程度は風通しが良く日中の強い日差しが当たらない半日陰に置いて管理しましょう。

その後は、徐々に室内の明るい場所へ移動させ、光にゆっくりと慣らします。

急激な環境の変化は、ストレスを受けた観葉植物にとって大きなダメージとなりやすいので、注意してくださいね。

土を乾かし過ぎないように水やりをする

植え替え後の観葉植物は、新しい芽や根を出そうとします。その生長をサポートするために、水を適度に与えましょう。土の中に指を入れ、中まで乾燥しているようであれば、液体タイプの肥料を混ぜて水やりするのもおすすめです。

ただし、土を乾かし過ぎると水切れや生長不良を引き起こすことも。さらに長期的乾燥が続いてしまうと、株が枯れてしまうこともあります。

土の中の水分量や株の様子を観察しながら、水やりを調節してくださいね。

お水やりを失敗したくない方へ

観葉植物のお水やりは、お家や日当たり具合によって頻度が異なるため、適切な量・頻度の見極めが難しいです。せっかく植え替えをしたのに、お水やりを失敗して枯らしてしまうのは嫌ですよね。

そこで、AND PLANTSでは土に挿すだけの自動給水機をおすすめしています。土壌中の水分が不足した際に、自動で水が排出される仕組みになっている便利なアイテムです。

光によって雰囲気が変わるガラスのツートーンカラーデザインなので、インテリアとしても映えますよ。

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株が安定しないときは支柱を立てる

植え替えをした観葉植物がグラグラして安定しない場合は、支柱を立てて固定しましょう。植えたばかりの観葉植物は、根をまだしっかりと張れていないので安定しにくいです。

鉢を動かしたときや、ベランダ・庭など屋外に置いたときに、根元から倒れてしまう場合も。不安であれば園芸用の支柱を立てて、枝葉と結束して株が動かないようにするといいです。

観葉植物の適切な植え替え時期と時間帯

観葉植物の植え替え時期と時間帯

次に、観葉植物の植え替え時期と時間帯です。

「室内で育てているし、どんな時期でも大丈夫だろう」と思っていても、適していない時期に植え替えをするのは、実は植物にとっては大きなストレスとなっている場合があります。

ここでは、観葉植物の植え替え時期についてポイントを3つ紹介します。

  1. 時間帯:午前中
  2. 適期:春から初夏の間
  3. 補足:10月ぐらいまでできる植物もある

時間帯:午前中

観葉植物は、午前中の時間帯に植え替えましょう。

午後の気温が高い時間帯に植え替えると、観葉植物の根が傷みやすいためです。気温が安定している午前中に植え替えることで、植え傷みを少なくすることができます。

特に気温が高い初夏や夏の暑さが残る9月は、午前中に観葉植物を植え替えてください。もし午前中の植え替えが難しければ、夕方の日が落ちた涼しい時間帯もおすすめです。

適期:春から初夏の間(4〜6月ごろ)

植え替えの最適な時期は、暖かくなる春から初夏(4〜6月ごろ)の間です。この時期であれば、植え替え後でも生長がスムーズで、夏の猛暑にも耐えられるようにぐんぐんと生長します。

ただし、夏の猛暑日や冬は植物が大きなストレスを受けてしまい、生長不良を起こす可能性があるため注意が必要です。

真夏の植え替えは、直射日光を避けた場所で行ってください。植え替え後は、涼しい場所で管理をしましょう。冬の植え替えは、基本的に避けるのをおすすめします。生長が鈍化しているので、植え替えによるダメージの回復に時間がかかるからです。

補足:9〜10月ごろに植え替えられる品種もある

比較的寒さに弱い観葉植物ですが、基本的には9〜10月ぐらいまでなら植え替えができます。植物の自生地によっては、寒い夜を過ごして生長しているものもあり、寒さに耐性をもっています。

初夏までに時間がなく、植え替えができなかった場合は、9〜10月ごろを目処に行ってください。

ただし、気温が10℃を下回るような寒い日は、根が寒さに当たり、株が弱ってしまうので避けるようにしてくださいね。

観葉植物の植え替えに必要なもの

最後に、観葉植物の植え替えに必要、またはあるといい道具を紹介します。作業中に切った枝葉や根などを入れるゴミ袋も用意しておくといいですよ。

  1. シート:土の飛び散りを防ぐことができるものがおすすめ
  2. 鉢:一回り大きいサイズのもの
  3. 用土:排水性・保水性のバランスの良いものがおすすめ
  4. 肥料:元肥と記載されたもの
  5. 土入れ:ハンドシャベルもおすすめ

観葉植物に直接触れないように、園芸用の作業手袋も付けて、植え替えをしてくださいね。

シート:土の飛び散りを防ぐことができるものがおすすめ

観葉植物の植え替え作業中は、土や鉢、植物を触るため土がボロボロとこぼれたり散らかったります。床が土で汚れると、植え替え後の掃除が大変なことも多いのではないでしょうか。

そのため、あらかじめ植え替えを行う場所に園芸シートやブルーシートを敷いておくことをおすすめします。特に、シートの端に返しが付いているものだと、土の飛び散りを防ぎやすいです。

下記のおしゃれな園芸シートは四隅のボタンを留めることで土の飛び散りを防ぐことができます。ぜひ、園芸シートを敷いて、より簡単に楽しく植え替えをしてください。

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鉢:一回り大きいサイズのもの

観葉植物は、樹高が1m前後なら直径20〜25cmで、深さ20〜30cm程度の鉢を選びましょう。比較的、今植え付けてある鉢よりも、一回り大きいサイズのものを選ぶのが最適です。

鉢が浅かったり小さかったりすると、根詰まりを起こして生長不良や枯れる原因にもなります。

[/collections/pots-stylish]

用土:排水性・保水性のバランスの良いものがおすすめ

室内で育てる観葉植物は、できるだけ有機質がたっぷり入った、排水性・通気性・保水性の良い土を使うのがおすすめ。

種類によって違いますが、完熟バーク堆肥・小粒タイプの赤玉土・ココナッツファイバーを混ぜたものを使うといいです。用土を作るのが難しい場合は、市販で売っている観葉植物用の培養土でも問題ありません。

[https://andplants.jp/products/evo-soil-2l]

肥料:元肥と記載されたもの

培養土を使わずに植え替えをする場合は、「元肥用」と記載された緩効性化成肥料を使いましょう。土の上からパラパラとまくような肥料は、追肥用で元肥とはつくりが違います。

元肥は表面に塗膜処理がされていて、溶け出しがゆっくりとなるようにつくられています。そのため、根が触れても肥料焼けを起こしにくく、植物の株が弱ることもあまりありません。

また、鉢植えであれば化成肥料でも大丈夫ですが、気になる方は有機肥料を使うのもおすすめです。

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土入れ:ハンドシャベルもおすすめ

観葉植物の植え替えには、土入れがとても役に立ちます。

土の入った袋やシートから直接鉢植えに入れてしまうと、土がこぼれてしまったり、勢いよく入ってバランスが悪くなったりします。

作業の手間や時間がかかってしまうので、園芸用の土入れやハンドシャベルを使ってみましょう。

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まとめ

観葉植物の植え替えは、タイミングや時期を適切に選ぶことで株に大きなストレスを与えずに済み、枯れるリスクを下げます。

さらに、適切な手順を守って植え替えをすれば、観葉植物をきれいな状態で土に植え付けることができ、生長しやすい環境をつくることができます。土の中がすっきりとすれば、植物は美しい葉や花を出すようにもなり、愛情もさらにわくでしょう。

観葉植物を植え替える際は、適切な土をお求めください。AND PLANTSで扱っている植物専用の土は、虫が出にくく根腐れがしにくい仕様です。

植え替え後もすくすくと成長してくれますよ。詳しくは下記のページをご覧になってください。

[https://andplants.jp/products/inliving-soil-2l]
柴﨑 光一
建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。 建築と造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに観葉植物の魅力をお届けします。好きな観葉植物は、ザミオクルカス・ザミフォーリアとフィカス・アルテシマです!

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