ポインセチア 育て方

ポインセチアの育て方

 植物名 ポインセチア
学名 Euphorbia pulchherrima
英名 Poinsettia
科目/属性 トウダイグサ科/トウダイグサ属(ユーフォルビア属)
原産地 メキシコ

ポインセチアの特徴

ポインセチアは冬を代表する観葉植物の一つです。その美しい赤と緑のコントラストはクリスマスムードを高めることもあり、人気があります。

赤く色づいた部分は「苞」と呼ばれる葉が変化したもので、実は花ではありません。驚くことに、花はその苞の中心部分にある密集した黄色い部分なんです。

この植物は日照時間が短くなることで、花芽が付き苞が色づく短日植物です。そのため、日照時間の短い冬は綺麗に色づいていますが、春~秋は美しい緑一色になります。

ポインセチアは熱帯原産なので、季節に応じて室内と室外で管理することで、上手に育てることができるんですよ。

ポインセチアの花言葉

ポインセチアには「祝福」「聖夜」という素敵な花言葉があります。赤い苞、緑の葉、白い樹液を持つポインセチアは、クリスマスカラーと呼ばれる3色をすべて持っている珍しい植物です。

クリスマスはイエス・キリストの生誕祭であるため、「祝福」「聖夜」といった花言葉が付けられています。

また、ポインセチアの苞がキリストの誕生を知らせたとされるベツレヘムの星に似ていることも関係しているのでしょう。

ポインセチアの風水

ポインセチアには、「邪気を払う」「エネルギーを高める」などの風水効果があります。

葉の先端が尖っている植物には、邪気を払い運気をあげてくれる効果があるんです。さらに赤色には「情熱」「エネルギー」という意味もあるので、何か新しいことに挑戦するときにぴったりの風水効果を持っています。

悪い気を払い良い運気を取り入れるという意味で、明るい玄関や窓辺などに飾ると風水効果もアップすることでしょう。

風水では植物の手入れだけではなく、置く場所の清潔さも重要なので、整理整頓も心がけてくださいね。

 関連記事:ポインセチアの風水|置き場所と方角

ポインセチアの育て方

ポインセチア 育て方

日当たり 日当たりの良い環境
温度 最低5℃以上をキープ
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土が乾いてから4~5日後
肥料 液体肥料、緩効性肥料
剪定時期 3~6月

置き場所と日当たり

ポインセチアは一年を通して日当たりの良い環境を好みます。日当たりが悪い環境では、葉色が悪くなり下葉がポロポロと落ちるので注意が必要です。

冬は明るいリビングや窓辺で管理して、春から秋は直射日光の当たる日当たりの良い屋外で管理すると健康的にポインセチアを育てることができるでしょう。 

温度

ポインセチアの生育適温は20~30℃です。ポインセチアは冬に園芸店などで販売されることから「寒さに強い」と思われがちですが、熱帯地域の植物なので、寒さには強くありません。

10℃以下になると生育が止まり、5℃以下になると枯れる可能性が高くなります。そのため、最低でも5℃以上をキープしましょう。

冬は雪や霜、寒風に当たらないように室内で育てることが大事です。

水やり頻度

11~2月の寒い冬は、土が乾いて4~5日後に土の表面が湿る程度の控え目な水やりを行い、3~10月は土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりしましょう。

ポインセチアの育て方において、水やりは一番重要なポイントになります。乾燥には強いですが、過湿と寒さに弱い植物だからです。

寒さに弱い植物は、体内の水分量を減少させることで、凍結から身を守ります。そのため、多くの水を与えても根から水を吸う機能は低下しており、土が常に湿っている状態になり根腐れを引き起こしやすくなるんです。 

肥料

ポインセチアは肥料を好みますが、11~2月には肥料を与えず3~10月に肥料を与えることがポイントです。

冬の寒さに弱いポインセチアは生育を止めているので、肥料を吸収する力が弱く、肥料によって根が傷みます。 そのため肥料は生育期の3~10月に与えましょう。

新芽がよく出る5~7月は薄めた液体肥料を水やり代わりに、真夏の高温多湿時期は置き肥タイプの緩効性肥料が効果的です。

剪定方法

ポインセチアの剪定は、生育期の3~6月に行いましょう。全体の大きさの1/2~2/3を思い切って剪定してください。

とても勇気のいる剪定になりますが、そのままにしておくと株上部の枝からしか新芽が出てきません。そうなると、バランスの悪いポインセチアになってしまいます。

形の良い美しいポインセチアにするためにも、思い切って剪定してくださいね。

ポインセチアのよくあるトラブルと対処法

ポインセチア トラブル 対処法

冬の観葉植物として人気があるポインセチアですが、育てていく中でトラブルも存在します。

ここでは、トラブルが起きたときの対処法について解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心ですよね。

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が起きます。

  • 水をあげても元気にならない
  • 土がなかなか乾かない
  • 葉が落ちやすい
  • 葉が茶色・黄色に変色している
  • 幹や根元が柔らかい
  • 土から腐敗臭がする
  • 土の表面にカビが生えている
  • 根黒く変色している

「根腐れ」は、土の中の酸素濃度が低下することでアンモニアが発生し、有害なアンモニアが土の中の微生物菌叢を悪化させることで引き起こります。

根がふやけてしまうことで細胞が死んでしまい、水が吸い上げられずに植物全体に水分が行き渡らなくなってしまうのです。

根腐れの対処法は以下になります。

  • 鉢から植物を抜き、土を落として鉢を入れ替える
  • 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  • 一時水やりを控え、風通しがよく明るい日陰に置く
  • 活力剤を与えてみる

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。

傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を与えてあげましょう。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状です。

根詰まりの症状は以下の通り。

  • 水が浸透しづらくなる
  • 底から根が出てくる
  • 葉が黄色くなる
  • 鉢にヒビが入る

    特に春の成長期で一気に根が伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとポインセチアに悪影響です。

    対処法はポインセチアの植え替えをすること。

    ポインセチアを現在の鉢より一回り大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。植え替えは春の4~5月に行います。

    葉焼け

    葉焼けでは、以下の症状が起きます。

    • 葉の色素が抜けて白くなっている
    • 葉の一部が茶色く枯れている

    強い日差しを浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。

    葉焼けの症状に気付いたら、早めの置き場所を検討し直すことが必要です。

    対処法は以下になります。

    • 日照時間を短くする
    • 真夏の直射日光が当たっている場合はカーテンなどで遮光する
    • 葉焼けした部分はカットする

    葉焼けが起こるということは、日光が当たりすぎている可能性が高いため、日照時間が短くなるような措置をとりましょう。

    また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

    ハダニ

    ハダニが発生した場合は、以下の症状が起きます。

    • 葉にクモの巣のような糸がついている
    • 葉の裏に小さな虫がついている
    • 葉に斑点や傷がある
    • 葉の色が薄くなり枯れている

    ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つとても厄介な害虫です。

    放っておくと糸を張って大量発生する危険性があるので、早めの対処法を行いましょう。

    対処法は以下になります。

    • 傷んだ葉はカットする
    • 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
    • ハダニに効果のある液体を噴霧する(2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢、殺虫剤)

    症状に気がついたらすぐにハダニを駆除することが大切です。水で洗浄して糸やハダニを取り除き、ハダニに効果的な液体をまいて確実に殺虫しましょう。

    ポインセチアのよくある質問

    ポインセチア 育て方 よくある質問

     最後に、ポインセチアのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

    1. ポインセチアの葉が落ちる/枯れる原因は?
    2. ポインセチアは外と室内はどちらが適している?
    3. 1月/2月/3月はどのように管理したらいい?
    4. ポインセチアの夏の管理方法は?
    5. ポインセチアの寿命はどれくらい?
    6. ポインセチアを翌年も楽しむには?

    それでは、具体的に見ていきましょう。

    ポインセチアの葉が落ちる/枯れる原因は?

    ポインセチアの葉が落ちる/枯れる原因には、「5℃以下の寒さ」「日当たり不足」「根腐れ」があります。

    ポインセチアは寒さに弱く、5℃以下の寒さに当たることで、葉がポロポロと落ちてきて枯れてしまうので、冬は室内で育てましょう。

    一年を通して日当たりの良い環境を好むので、室内でも明るい窓辺などで育てることが大切です。

    ポインセチアが出回る冬は、本来生育期ではないためあまり水を必要としません。その時期に水をやりすぎると根腐れをして葉が落ち枯れるので、水やりは控え目にしてくださいね。

    ポインセチアは外と室内のどちらが適している

    ポインセチアは11~2月の冬は室内、3~10月の春~秋は外が適しています。日当たりを好む性質上、暖かい時期はしっかりと直射日光に当てることで健康な株になるんですよ。

    そのため、季節によって外と室内を移動させて育てることが大事です。

    外にどうしても置けない場合は、日当たりの良い窓辺でしっかりと直射日光に当てることで、室内でも育てることも可能です。しかし、葉色が少し薄かったり草丈が伸びやすかったりする場合があります。

    1月/2月/3月はどのように管理したらいい?

    1~2月は室内の日当たりの良い窓辺や明るいリビングで、土が乾燥したら4~5日後に控え目に水やりをするような管理を行いましょう。

    室内に置く場合は、暖房の風が直接当たらないように気を付けてください。暖房の風が当たることで、極端に乾燥して葉が落ちる恐れがあるからです。

    3月は、気温が上がり始める時期です。天気予報をチェックしながら最低温度が10℃以上になる日は、外に出して直射日光に当てて育てましょう。

    1月2月と違い、水やりは土が乾いたらたっぷりと与えて下さいね。

    ポインセチアの夏の管理方法は?

    ポインセチアの夏の管理方法は直射日光下で水切れがないように、土が乾いたら午前中や夕方の涼しい時間にたっぷりと水やりをすることです。

    乾燥に強いとはいえ、鉢植えで育てるため土の乾燥が早く水切れを起こす可能性があります。何度も水切れを経験させると枯れる恐れもあるので注意が必要です。

    また、午後の気温が高い時間帯に水やりをすると、蒸れる原因になるので気を付けましょう。

    ポインセチアの寿命はどれくらい?

    日本でのポンセチアの寿命は約1~5年です。原産地であるメキシコでは、地植えで5年以上育ち草丈も数mになるほど大型化します。

    日本には寒い冬や梅雨の多湿環境があるため、上手に育てても5年ほどで枯れてしまうわけです。もちろん、水のやりすぎや寒さの影響で1年と経たずに枯れてしまうこともあります。

    そのため、剪定した枝を挿し木で増やしておくことで親株の寿命に備えると良いでしょう。

    ポインセチアを翌年も楽しむためには?

    ポインセチアを翌年も綺麗に楽しむには、11~2月の水やりに気を付けて、日当たりの良い環境で育て冬を越すことが大事です。

    その後は、日当たりの良い環境でしっかりと育てましょう。新しく出てきた葉はすべて緑色です。

    10月頃の夕方5時から朝7時まで段ボールなどを被せて日照時間を人為的に短くする短日処理を行うことで、簡単に赤く色づきます。綺麗に赤くするためには、夜の照明などに当てずに真っ暗な状態を経験させることがポイントです。

    ポインセチアのまとめ

    ポインセチア 育て方 まとめ

    ポインセチアはクリスマスシーズンに人気のある観葉植物です。しかし、寒さに弱いことを知らずに育ててしまい、枯らしてしまうことも多い植物でもあります。

    上手に育てることで、一年を通してポインセチアを楽しむことができるのでぜひチャレンジしてみてください。緑一色のポインセチアを、赤色に染めることができた時の感動は忘れられないものになるでしょう。

    クリスマスシーズンだけでなく、その後のポインセチアも素敵な観葉植物として楽しんでみてはいかがでしょうか。