植物のお世話には欠かせない水やり。水やりのタイミングがわからず、水やりのし過ぎやしなさすぎになっている方も多いと思います。
水やりのタイミングがわかりやすくなる「水やりチェッカー」をご存じでしょうか。今回は、おすすめの水やりチェッカーについて解説します。
さまざまな種類があるので、ご自身に合った水やりチェッカーを使うのがポイント。水やりのタイミングがわかると、植物はグッと育てやすくなります。
植物を育てるうえで、水やりが不安な方は水やりチェッカーを使って、元気に植物を育ててください。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]水やりチェッカーはお水やりに不安な方へおすすめ
水やりチェッカーは、植物への水やりを不安に思っている方におすすめのアイテムです。適切な水やりタイミングを教えてくれます。
植物を育てるうえで、水やりは重要な作業。土が乾燥しすぎていたり湿りすぎていたりすると、植物は枯れる可能性があります。
忙しくて水やりのタイミングを逃してしまう方、可愛くてつい水やりしすぎてしまう方は、ぜひ水やりチェッカーを使ってみましょう。適切なタイミングで水やりを行うだけでも、植物が水やりで枯れる心配が少なくなります。
おすすめの水やりチェッカー|SUSTEE
水やりチェッカーにはさまざまな種類がありますが、おすすめは「SUSTEE(サスティー)」。おすすめの理由は以下の5つです。
- 水の必要性がパッと見てわかる
- サイズが豊富
- おしゃれ
- 水苔・ハイドロカルチャーにも対応
- pF値(有効水分域)を世界初採用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①水の必要性がパッと見てわかる
SUSTEEを使うと、適切な水やりタイミングを「色の変化」で伝えてくれます。「白色」は土の乾燥を、「青色」は土の湿潤を表しているため、「青色から白色への変化は水が必要である」という状況を表します。
植物を植えている鉢の土に挿しているだけで、水の必要性がパッと見てわかります。土が乾燥していることがすぐにわかると、水やりも簡単です。
毎日忙しくて植物をゆっくり観察できなくても、水の必要性が一目でわかるため、水やり不足に悩まされることも少ないでしょう。また、つい水やりしすぎてしまう方にとっても、土が湿っていることがわかるため、与えすぎる心配もなくなります。
②サイズが豊富
SUSTEEのサイズは、S・M・Lの3種類。それぞれ長さが違うので、鉢のサイズに合わせてどんな植物にも使用できます。
SUSTEE | 長さ(㎝) | 鉢サイズ(号) |
S | 12 | 2~3 |
M | 18 | 3.5~6 |
L | 25.5 | 6~12 |
水やりチェッカーは大きさの規格が決まっており、小さな鉢には使用できない場合が多いです。しかし、SUSTEEは鉢のサイズに合わせて選ぶことができます。
SUSTEEであれば鉢サイズが合わないため、使用できなかったり見栄えが悪くなったりすることはありません。
③おしゃれ
SUSTEEは、植物やインテリアに溶け込むシンプルで見やすいデザインです。草花・観葉植物・胡蝶蘭などの植物の見栄えを損なうことなく、おしゃれに楽しむことができます。
SUSTEEの色は、「ホワイト」「グリーン」「ブラック」の3色。植物の葉色や鉢、近くのインテリアとも馴染みやすい色合いです。
土が乾燥しているかどうか確認するための窓部分も、全方位から見えるデザインなので、裏表がなく機能性にも優れています。
④水苔・ハイドロカルチャーにも対応
水苔やハイドロカルチャー資材にも使用可能です。園芸培養土はもちろん、赤玉土・黒土・バーク・ココピート・ピートモス・バーミキュライトなど、水分を保持できる用土であれば安心して使用できます。
水分チェッカーによっては、園芸用土またはハイドロカルチャー専用など、どちらか一方にしか使えないタイプが多いです。
その点、どちらにも使用でき、さまざまな用土に対応しているSUSTEEは便利だと言えます。
⑤pF値(有効水分域)は世界初採用
家庭用水分計としては、世界で初めてpF値を採用しています。pF値は有効水分域とも言い、どの植物にも快適に育つことのできる水分域のことです。
SUSTEEはpF値を採用することで、植物の空腹度とも言える「根が水を吸う力」を可視化しています。pF値2.0付近で色変化するように設計されているとのことです。
栽培農家などのプロが使うクオリティで、初心者にも安心。電池を必要とすることなく挿しておくだけで、根腐れや水枯れなどの水やりの失敗を防いでくれるでしょう。
参照記事:SUSTEE「世界で初めて家庭用水分計で「pF値」を採用」
SUSTEE以外のおすすめの水やりチェッカー
水やりチェッカーはSUSTEE以外にもあります。ここでは、SUSTEE以外の水やりチェッカーを5つ見ていきましょう。
- Atyhao|ta290土壌水分計
- Ailunate|土壌水分計
- 高儀|畑サイクル 土壌酸度計 水分測定機能付き
- 竹村電機製作所|土壌水分計 DM-8
- 藤原産業|セフティー3 簡易土壌水分計 SKS-2
①Atyhao|TA290土壌水分計
TA290土壌水分計は、土壌水分と温度を測定できる水やりチェッカーです。
デジタル表記で測定値を大きく表示してくれるので、視認性にも優れています。土に挿し込むだけで、土壌水分と温度を測ることが可能です。
数値記憶機能も付いているので、土壌水分や温度を記録する際に役立つでしょう。
②Ailunate|土壌水分計
Ailunateの土壌測定計は、土の水分状態がメモリで確認できるシンプルな水やりチェッカーです。
「DRY」「MOIST」「WET」と3段階で、評価してくれます。「DRY」になったら土が乾いているので、水やりしましょう。
土に挿し込む部分は約20㎝と長いですが、先端が挿しこまれていれば計測できるので小さい鉢にも対応可能です。電池やバッテリー充電などは不要であるため、気軽に使用できます。
③高儀|畑サイクル 土壌酸度計 水分測定機能付き
畑サイクル 土壌酸度計 水分測定機能付きは、土壌酸度と水分を計測できる2WAYタイプ水やりチェッカーです。
花や野菜を育てる際の使用に適しています。スイッチによって、土壌酸度と土壌水分の計測を切り替えて使用してください。
土に挿して約10分ほどで、安定した数値を測定できます。電池やバッテリー充電などが不要なので、簡単に使用できるでしょう。
④竹村電機製作所|土壌水分計 DM-8
竹村電機製作所の土壌水分計 DM-8は、pF値の変動が数値としてリアルタイムでわかる水やりチェッカーです。
観葉植物だけでなく、草花や野菜にも使用可能。pF値の測定範囲は0~2.6で、植物によって適切な数値を計測することもできます。
13~30㎝の深さに対応しており、メーター表示部分は脱着が可能。メーターの向きを変えられるので、見やすい角度に変更できます。
土に挿し込んで計測が安定するまで一晩必要ですが、その後は電池やバッテリーの充電不要で永続的に使用可能です。
⑤藤原産業|セフティー3 簡易土壌水分計 SKS-2
藤原産業のセフティー3 簡易土壌水分計 SKS-2は、土壌水分量が1~10段階でわかるシンプルな水やりチェッカーです。
測定棒の先端にある電極を利用して土壌水分を計測しているので、電池やバッテリー充電などは不要。土に挿して簡単に使用できます。
電極と土がしっかり密着していないと正しく計測できない点には注意してください。また、防水ではないため、メーター部分に水が掛からないように気を付けましょう。
水やりチェッカーの選び方
水やりチェッカーには、さまざまな種類があります。「どれを選べばいいのかわからない」と悩む方も多いでしょう。
水やりチェッカーの選び方のポイントは以下の5つです。
- 鉢に合うサイズ
- デザイン
- 使いやすさ
- 価格
- 消耗品の有無
それぞれ詳しく見ていきましょう。
鉢に合うサイズを選ぶ
水やりチェッカーは、鉢に合うサイズで選びましょう。水やりチェッカーの多くは、土に挿し込む計測部分の長さを変えられないためです。
サイズが大きすぎると、植木鉢に挿したときに水やりチェッカーが不自然に目立ってしまいます。また、小さな鉢では、うまく挿し込めず倒れてしまったり、測定値が正確でなかったりするかもしれません。
使用する植物が植えてある植木鉢のサイズに合わせて選ぶことが重要です。水やりチェッカーの使用方法には、埋め込む深さが記載されているので、忘れずにチェックしてください。
デザインを考えて選ぶ
デザインを考えて選ぶことも重要です。観葉植物や草花、鉢、インテリアの雰囲気が壊れないようなデザインを選ぶと、水やりがより楽しくなるでしょう。
水やりチェッカーには、おしゃれなデザインから機能面重視の無骨なデザインまであります。観葉植物や草花の鉢物であれば、土に挿した後をイメージして選びんでください。
花壇や畑の土壌水分を一時的に計測したい場合は、機能性重視の水やりチェッカーがおすすめです。しかし、玄関先の花壇のように人目に付く場所に常に挿し込んでおく場合は、デザインを考えて選ぶとよいでしょう。
使いやすさで選ぶ
水やりチェッカーは使いやすさで選ぶこともポイントの一つです。土壌水分を正確に測れるといっても、手間が多く使いにくいと、使わなくなる可能性があります。
なるべく難しい作業が必要でなく、すぐに使用できる水やりチェッカーがおすすめです。植物の水やりにストレスを感じると、植物のお世話が面倒に感じるので注意してください。
植物を初めて育てる方には、土に挿したらすぐに使用できるタイプや交換品が少ないタイプが使いやすいでしょう。植物栽培にこだわりがある場合は、アプリと連動してデータを取得できる水やりチェッカーがおすすめです。
価格で選ぶ
水やりチェッカーは価格も考えて選んでください。種類によって数百円~数万円と、価格もさまざまなためです。
大事な植物の1鉢だけに使用するなら、高価な水やりチェッカーで問題ありません。しかし、多くの植物に同時に使用したい場合は低価格であった方がよいでしょう。
デザインや機能性、デジタル表記などによって、価格は異なります。ご自身が使いやすく、価格に満足できる水やりチェッカーを選んでください。
消耗品の有無で選ぶ
消耗品の有無も選び方のポイントの一つ。部品が消耗すると、水やりチェッカーが使えなくなってしまうためです。
交換部品の準備があればよいですが、手元にない場合は手に入るまで使用ができません。消耗交換品が多かったり高価だったり、手に入りにくかったりする場合は注意してください。
植物を初めて育てる方は、消耗交換品がない水やりチェッカーがおすすめです。または、消耗交換品がすぐに手に入るタイプを選んで利用しましょう。
水やりチェッカーに関するよくある質問
最後に水やりチェッカーに関するよくある質問とその答えをまとめました。
- 水やりチェッカーはどこで売ってる?
- 水やりチェッカーは自作で代用できる?
- 水やりチェッカー「サスティー」は繰り返し使えるの?
では、具体的に見ていきましょう。
水やりチェッカーはどこで売ってる?
水やりチェッカーは、園芸店やホームセンター、通販などで販売しています。
ただし、お店によっては販売していなかったり、品揃えが少なかったりするので注意してください。あらかじめ店舗に、水やりチェッカーがあるかどうか電話で確認しておくとよいでしょう。
通販の場合は、届くまで時間はかかりますが、インターネットですぐに確認して購入できるので便利です。AND PLANTSでは水やりチェッカー「SUSTEE」の取り扱いがありますので、ぜひ利用してください。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]水やりチェッカーは自作で代用できる?
水やりチェッカーは、割りばしのような吸水性のある棒を使えば代用が可能です。しかし、正確性は期待できず、あまり有効ではありません。
土が乾いているか湿っているか程度は確認できますが、土に挿したり引き抜いたりと面倒な手間が生まれる可能性があります。また、水やりのたびに挿したり引き抜いたりすると、根が傷むので注意してください。
水やりを不安に思っている方は、市販の水やりチェッカーの使用をおすすめします。
水やりチェッカー「サスティー」は繰り返し使えるの?
水やりチェッカー「SUSTEE(サスティー)」は、約6~9か月は繰り返し使用できます。
SUSTEEの中芯は、自然由来の繊維を加工して作られているため、土の中の微生物によって分解されます。土壌環境によって製品寿命は異なりますが、水を与えても青色に変化しなくなったら、中芯を交換しましょう。
また、中芯が分解されていなくても長期間使用していると、土の中の成分や微粒子が測定部分に沈着して変色の反応が鈍くなることもあります。その場合も、中芯を交換してください。
インターネットを利用すると、簡単に交換用の中芯が購入できます。
まとめ
おすすめの水やりチェッカーを紹介させていただきました。植物を育てるにあたって、水をやりすぎたりやらなすぎたりして枯らしてしまう方も多いと思います。
「水やり3年」といった言葉もある通り、植物への水やり感覚がわかるまでには長期間の試行錯誤が必要です。しかし、ここで紹介したような水やりチェッカーを利用すれば、初めて植物を育てる方でも、上手に水管理ができるでしょう。
筆者も幾度となく水やりに失敗してきていますが、特に大事な観葉植物には水やりチェッカー「SUSTEE」を利用しています。ぜひ、ご自身に合った水やりチェッカーを選んで使ってみてください。