独特な風合いが魅力で、インテリアとしても注目されているドライフラワー。鮮やかでフレッシュな生花とはまた違った美しさがあります。
お部屋でおしゃれに飾れることから需要が高まっており、幅広い用途のプレゼントとして贈られています。水やりや日持ちを気にせず飾れるところも魅力です。
今回は結婚祝いに贈るおすすめのドライフラワーについて解説していきます。結婚祝いには生花のイメージが強い方も多いと思いますが、ドライフラワーの人気が高まっていることから、ウェディングシーンでもよく用いられています。
気を付けたいマナーやドライフラワーの良いところ、ギフトの種類などを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
結婚祝いにドライフラワーのプレゼントはアリ
「ドライフラワーはマナーとしてアリなのか」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、結婚のお祝いの贈り物として問題なく、失礼になってしまうことはありません。
結婚祝いにはもちろん、花嫁が持つブーケもドライフラワーが用いられることが多くなっており、結婚祝いでもらったブーケを結婚式で持ったり、前撮りで使用したりすることもあります。
ドライフラワーのブーケはアンティークな雰囲気のドレスや和装などとも相性が抜群で、とても喜ばれます。
しかし、贈る際にはドライフラワーならではの気を付けたいポイントもあるので、チェックしていきましょう。
関連記事:プレゼントにドライフラワーは喜ばれる|おすすめや注意点を紹介
[https://andplants.jp/collections/dryflowers]結婚祝いにドライフラワーを贈る際に気を付けたいマナー
結婚のお祝いにドライフラワーを贈る際には、いくつかの気を付けたいポイントがあります。友人や親族へ結婚祝いにドライフラワーを贈ろうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
- 相手の好みに合わせることも大事
- 暗い印象にならない色を選ぶ
- 運気・風水・縁起を気にする人には控える
相手の好みに合わせることも大事
ドライフラワーを贈る場合、大切なのは贈る相手がドライフラワーが好きであるかどうかということです。
ドライフラワーやアンティーク、ヴィンテージ系の雰囲気が好きであるなど、好みが分かっている場合に贈るのがおすすめです。
ドライフラワーは近年注目を集めており、インテリアにも人気ですが、好みが分かれるものでもあります。その点は踏まえて贈るのが良いでしょう。
暗い印象にならない色を選ぶ
ドライフラワーは少し色褪せた、くすんだ風合いが魅力ですが、その分色合いが地味で暗い印象になってしまうことも多いです。ベージュがかった色や茶系の色も多いので、全体的な色のトーンが落ち着いた印象になりやすい特徴があります。
結婚祝いには、なるべく地味になりすぎない色を選ぶのが良いでしょう。ポイントで発色の良い色を入れたり、ラッピングで華やかに見せたりするのがおすすめです。
ドライフラワー独特のアンティークな色を楽しみながらも、お祝い用の雰囲気が出るようにプレゼントすると、より喜ばれます。
運気・風水・縁起を気にする人には控える
ドライフラワーは「風水」の観点から見ると、「生きた花ではない」「あまり縁起が良くない」といわれることもあります。
風水は中国から伝わったもので、国によってドライフラワーの捉え方は異なり、日本では中国の文化の影響を受けているため、縁起が良くないと捉えられることが多いのです。
そのため、風水や縁起などを気にする方にはあまりおすすめできません。おめでたい結婚のお祝いであれば気になる方も多いかもしれないので、相手の好みを尊重するのが重要です。
ドライフラワーを贈るメリット
ドライフラワーは、インテリア性が高く、長く飾れるという点でプレゼントにも適しています。ドライフラワーを贈る3つのメリットを紹介していくので、ドライフラワーを贈り物にしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
- インテリアとしておしゃれに飾れる
- 日持ちを気にしなくても良い
- 欧米では縁起物として扱われている
インテリアとしておしゃれに飾れる
お店のディスプレイにもよく用いられているドライフラワーは、インテリアで楽しめるアイテムとして人気です。お部屋に飾ればおしゃれな雰囲気を演出できるので、自宅用に購入する方も多いです。
ドライフラワーは花束になっているもの、飾りやすくボトルにアレンジされているものなどもあるので、コンパクトなスペースでも飾ることができます。
飾りやすくアレンジされているものは、贈り物にもしやすいため人気があり、商品の幅も広いです。
日持ちを気にしなくても良い
結婚祝いには、生花のプレゼントも人気ですが、ドライフラワーの場合は、生花のように日持ちを気にしなくても良いところが嬉しいポイントです。
生花を贈る場合は、なるべく新鮮なものを贈るために、直前で購入する必要があったり、持ち帰りの時間がどのくらいかかるのかも配慮したりする必要があります。
その点、ドライフラワーは事前に準備しておくことも可能で、日持ちを気にせずに贈ることができます。長く飾れる点は、もらった人もきっと嬉しいはずです。
欧米では縁起物として扱われている
欧米でドライフラワーは、「永遠」「終わりのない愛情」「感謝」などの意味を持つ縁起の良いものとされています。特にイギリス、フランスなどで縁起の良いものとして扱われ、感謝や友情、愛情の意を表します。
それはドライフラワーが、花の美しさが長く保たれることが理由です。欧米では、通常枯れてしまう生花もドライフラワーにすることによって、「花が美しいままで持続する」と捉えられます。
そのため、末永い幸せを願って贈られる結婚祝いにはぴったりのギフトとされています。
結婚祝いにおすすめのドライフラワーのおしゃれなギフト
ドライフラワーを使ったおすすめのギフトの種類を紹介します。それぞれの特徴や意味などを紹介していくので、ぜひプレゼントを贈る際に参考にしてみてください。
- リース
- スワッグ
- ブーケ
- ボックス
リース
丸い輪の形をしているリースは「永遠」を意味しています。リースといえばクリスマスを思い浮かべる方も多いと思いますが、季節ごとに合わせたデザインのものを飾ったり、装飾として通年飾ってももちろん良いものです。
最近では冬以外にも秋のデザインのリースを売り出すお店が増えていて、ハロウィンの装飾に活用できるような様々なデザインのリースが増えています。
縁起の良い意味があるリースが結婚祝いにぴったりです。ドライフラワーで作られたリースはオンラインのショップで販売されていることが多く、ドライフラワーとリースの土台を購入すればオリジナルのリースを作ることもできます。
結婚のお祝いに「永遠の幸せが続きますように」と願いを込めて、ドライフラワーのリースを贈ってみましょう。
スワッグ
スワッグはドイツ語で「壁飾り」の意味があり、束ねた花を逆さまにして壁にかけて飾るものです。聞き慣れない人も多いかもしれませんが、リースと同様に飾られ、ここ数年注目されているお家の装飾品です。
束ねてある形ですが、ぶら下げるように飾るため、花瓶は必要なく、リースのように気軽に飾れます。
ドライフラワーの独特の花の形や質感をのびのびと生かしやすいので、ドライフラワーが好きな方にはおすすめのデザインです。
ブーケ
華やかなギフトとして贈りやすいのはブーケです。結婚祝いであれば華やかさや見栄えも大切なので、ブーケで贈りたいと考える人も多いでしょう。
ブーケもスワッグと同様に花の個性を生かしながら、のびのびと花を組み合わせられるところが魅力です。
グリーンの先端までラインをきれいに生かしたり、パンパスグラスのようなふさふさの縦に長い穂を持つ植物も使ったりすることができます。大きくボリューム感のある形のものもあるので、ギフトらしい雰囲気を出すことが可能です。
豪華な見栄えの良いドライフラワーのギフトを贈りたいと思う方にはブーケのタイプがおすすめです。
ボックス
ドライフラワーは、飾りやすいようにボックスに入って、アレンジされているタイプもあります。ガラスボトルに入っているもの、絵画のようにフレームにアレンジされているものなどデザインは様々です。
ボックスタイプの良いところは、ドライフラワーが密閉容器に入って保護されているため、花の劣化が抑えられるところです。
湿度や直射日光に弱い特徴があるドライフラワーは、空気に触れるそのままの状態で飾っていると、色がさらに褪せてきてしまったり、形が崩れてしまったりと劣化が進みます。
空気に触れないように保護されていると、大きな劣化を防ぐことができるため、きれいな状態で長く飾っておくことが可能です。
大きすぎないコンパクトなサイズもあるので、贈りやすいメリットもあります。
ドライフラワーの購入方法
「ドライフラワーを購入したいけど、どこで購入できるのか分からない」と思う方も多いかもしれません。特にギフト用のものは、最寄りのお店では販売されていなかったり、種類が少なかったりすることもあります。
そこでドライフラワーの購入方法を3つ紹介します。お店によって取り扱いの商品の幅は異なりますが、ぜひ参考にしてみてください。
- オンラインショップ
- 実店舗の花屋さん
- 雑貨屋さん
オンラインショップ
オンラインのお店ではドライフラワーを専門に取り扱うお店や、珍しい種類を取り揃えるお店、ハンドメイドで出品されているものなど、様々な種類があります。
たくさんの種類を見て比較できるので、実店舗のお店よりもゆっくりと商品を選ぶことができます。
欲しいドライフラワーのイメージがある場合は、特にオンラインショップで探すのがおすすめです。種類が多いので、きっとイメージに合うものが見つけられるでしょう。
実店舗の花屋さん
実店舗の花屋さんでは、主に生花をメインに取り扱っているところが多いですが、ドライフラワーに特化した花屋さんも増えています。
花屋さんの良いところは、花の色の風合いや質感を実際に見て選ぶことができるところです。
オンラインサイトでも商品を写真で確認することはできますが、質感やリアルならではの風合いなど細かいディティールまでわからないこともあります。
実店舗で選ぶ場合は、イメージ違いも避けられるでしょう。実際に見てみないと心配だと感じる人は実店舗での購入がおすすめです。
オンラインショップと比べると品揃えが少ないと感じることもあるかもしれませんが、お店の人に相談しながら購入できるところも実店舗の良いところでしょう。
雑貨屋さん
インテリアとして注目されているドライフラワーは、雑貨屋さんでも販売されていることが多いです。
飾ることを前提に、部屋に馴染みやすい雰囲気のものや、かっこよく見栄えするものがよく売られています。
お店によって取り扱いの種類はかなり幅がありますが、少し珍しい種類の花を置いていることもあるので、掘り出し物と出会える可能性があるのも特徴です。
また、雑貨屋さんでは、お家の雰囲気をイメージしながら花を選びやすいメリットがあります。部屋に飾られることをイメージして選ぶのも大切なので、雑貨屋さんでの方が選びやすいと感じる方もいるかもしれません。
結婚祝いにおすすめの花言葉があるドライフラワー
お祝いに花を贈る際は、花言葉を気にする人も多いのではないでしょうか。祝福の気持ちが伝わるような花言葉の花を贈りたいですよね。
そこで、筆者が選んだ結婚祝いにおすすめの花言葉をもつドライフラワーを3つ紹介します。
- ラベンダー「期待」
- リモニューム「途絶えぬ記憶」
- デルフィニューム「あなたを幸せにします」
ラベンダー「期待」
香りが魅力のラベンダーの花言葉は「期待」です。ふたりのこれからの人生に「期待を込めて」といった意味で贈ることができます。
ラベンダーはドライフラワーになってもほのかに香りを楽しめます。玄関では人が行き来する際にふんわりと香りを楽しめ、寝室に置けばリラックス効果が期待できるのでおすすめです。芳香剤の役割も担ってくれます。
ラベンダーの独特なくすんだ色合いはおしゃれなインテリアとしても活躍してくれるので、お部屋のアクセントになってくれます。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-lavender]リモニューム「途絶えぬ記憶」
リモニュームは「スターチス」の名前でも親しまれる花で、生花の状態からカサカサっとした乾いた質感が特徴的な花です。
花言葉は「途絶えぬ記憶」で、「ふたりの幸せな記憶がいつまでも途絶えることなく続きますように」と願いを込めて結婚祝いに贈れる花です。
枝分かれしたたくさんの茎の先に小さく花をつけます。色の種類が豊富で鮮やかであるため、ドライフラワーにしても色が比較的保たれ、濃いめの色も楽しめます。
色の種類は、ピンク、紫、オレンジ、黄色、白などと幅が広く、組み合わせも楽しめるところが嬉しいポイントです。
[https://andplants.jp/products/limoniumpink]デルフィニウム「あなたを幸せにします」
爽やかなブルーが特徴的なデルフィニウムの花言葉は「あなたを幸せにします」です。デルフィニウムは生花の中では貴重なブルーの花で、花びらは薄く透明感があり、繊細な小花をつけます。
縁起の良い花言葉の花を贈って、いつまでもふたりを幸せにしてくれるようにと気持ちを込めて贈ることができます。結婚祝いにぴったりの花言葉です。
また、花嫁が身につけていると幸せになれると言い伝えられる「サムシングフォー」のひとつに「サムシングブルー」があります。
何かブルーのものを身につけると良いとされているので、結婚をする人にブルーのものを贈るのは縁起が良いとされています。
[https://andplants.jp/products/delphinium]結婚祝いにドライフラワーを贈る方からよくある質問
ドライフラワーについてよくある質問を紹介します。ドライフラワーを贈る際に注意したいポイントや、ドライフラワー以外のおすすめの花ギフトの種類など詳しく解説していきます。
- 結婚祝いにドライフラワーを贈るのは良くない?
- ドライフラワーを贈る際の注意点は?
- ドライフラワー以外におすすめの花ギフトは?
結婚祝いにドライフラワーを贈るのは良くない?
結婚祝いにドライフラワーを贈るのが良くないということはありません。結婚祝いに贈る花ギフトとして人気が高まっています。
しかし、ドライフラワーは好き嫌いが分かれるもので、「枯れた花」と捉えてあまり好きではない人もいるでしょう。
ドライフラワーを贈るときには、相手の好みをある程度は把握していて、ドライフラワーが好きな方に贈るのが安心です。相手の好みがあまり分からない場合に花ギフトを贈るときは、生花を贈るのが無難かもしれません。
ドライフラワーを贈る際の注意点は?
ドライフラワーを贈る際には、一緒にお手入れ方法も伝えるのがおすすめです。ドライフラワーは、湿度や直射日光に弱いため、管理する環境も大切で、飾る環境によっても劣化のスピードが異なります。
ドライフラワーは空気に触れないようにケース入りのものを贈るのが理想ですが、インテリアとしてはそのまま飾りたいということも多いので、長く鑑賞できるように置き場所に気を付ける必要があります。
湿度が高くなる場所、直射日光が当たる場所には置かないことがポイントです。飾る際の注意点を伝えて、長く楽しんでもらえるようにしましょう。
ドライフラワー以外におすすめの花ギフトは?
ドライフラワー以外でおすすめの花ギフトは、プリザーブドフラワーです。プリザーブドフラワーは生花を特殊加工したもので、生花でもなく、ドライフラワーでもない特殊な種類に分類されます。
プリザーブドフラワーは長く鑑賞できることが魅力で、インテリアとして可愛らしく飾れることから人気があります。
また、生花のように日持ちを気にして管理する必要がなく、コンパクトなサイズ感のものが多いので、持ち運びも比較的楽にできるのも良いところです。
生花やドライフラワーに比べると高価で、同じ値段でも小さい印象になるので、ボリューム感よりもクオリティ重視のプレゼントを贈りたい方におすすめです。
まとめ
結婚祝いにおすすめのドライフラワーについて解説しました。
結婚祝いにドライフラワーを贈るのは良いのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、近年結婚祝いに贈る方は増えており、人気のギフトとなっています。
ドライフラワーを贈る際には、相手の好みに合っているか、風水や縁起を気にする方ではないかなど配慮が必要な部分もあります。
しかし、生花のように日持ちを気にせずに、おしゃれなインテリアとして飾れる側面もあるため、プレゼントに喜ばれるギフトです。ぜひ相手の方に合わせた素敵なプレゼントにしてくださいね。
ドライフラワー以外のプレゼントでは、観葉植物がおすすめです。
インテリアになるだけではなく、風水効果も期待できるため、暮らしを豊かにしてくれるでしょう。下記の記事で詳しく解説しましたので、検討している方は参考にしてみてください。
関連記事:結婚祝いに贈る観葉植物8選|人気の理由や選ぶコツについて