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結婚式の花束|花嫁と両親におすすめの花を紹介

結婚式の花束|花嫁と両親におすすめの花を紹介

結婚式で使われる花束には、主に「花嫁が持つ花束(ブーケ)」と「両親・家族の贈呈用の花束」の2つがあります。人生で何回も経験ができない結婚式だからこそ、花束もより豪華で印象的なものにしたいですよね。

しかし、あまり見る機会がなかったり、家族や友人の結婚式でも花束にまでよく注目していなかったりと、花束についてわからない方も多いと思います。

花束は結婚式場側に用意してもらうこともできますが、一般的には自分達で花束の形や色・花の種類を決めることが多いようです。花束の費用も決して安価とはいえないので、安易に決めてしまうのはあまり良くないかもしれません。

この記事では結婚式で使われる花束と、花嫁と両親におすすめの花について紹介します。花嫁が持つ花束と、贈呈用の花束の費用などについてもそれぞれ詳しく解説します。

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結婚式におすすめの花束

結婚式は人生の一大イベントです。その特別な日にふさわしい花束を選びたいですよね。

まず、相手に「愛情」を示したいなら、バラの花束がおすすめです。特に、30本のバラは、「ご縁を信じます」といった素敵な花言葉があります。

次に、ガーベラの花束は「希望」「常に前進」といった花言葉があり、お互いの明日を祝ってくれるでしょう。

さらに、季節の花を使ったナチュラルなブーケは、柔らかく温かみのある雰囲気を演出します。花の選び方一つで結婚式の印象が大きく変わるため、テーマに合った花束を選ぶことが重要です。

ぜひ、自分らしさを表現できる素敵な花束を見つけてください。

結婚式に必要な花束とは

結婚式に使われる花束には、主に以下の2つがあります。

  1. 花嫁が持つ花束
  2. 両親に贈る花束

花嫁が持つ花束はブーケになりますが、必ずといっていいほど結婚式で使われますよね。ただし、両親や家族に贈る花束は、式のプランニングなどによって花束贈呈式がない場合や、花束ではなく写真フレームなどの記念品の場合もあります。

花嫁が持つ花束

挙式のときにウエディングドレスを着た花嫁が持つ花束。一般的に日本ではブーケと呼ばれ、いくつかのデザインがあります。

シンプルに束ねて茎を見せるクラッチブーケや、花を丸い形に束ねるラウンドブーケなど、好みのタイプを選べます。

両親に贈る花束

両親や家族に贈る花束は、披露宴の最後に行われることが多い花束贈呈式で使われます。

新郎新婦にとって旅立ちの日であり、「育ててくれてありがとう」と両親に伝えるシーンなので、両親・家族に喜ばれる花を選ぶことが多いようです。

結婚式で花嫁が持つ花束の選び方

 結婚式で花嫁が持つ花束は、以下3つで選ぶことが多いようです。

  1. ウエディングドレスにあわせる
  2. 式のイメージにあわせる
  3. 季節感を意識して選ぶ

筆者の何人かの友人に聞きましたが、まずはウエディングドレスにあわせつつ、式場のデザインや雰囲気にもあわせる方が多かったです。

ウエディングドレスにあわせる

花嫁が持つ花束は、ウエディングドレスにあわせて花束のタイプを選び、それから花の種類を選びます。一般的に花束の形にあわせて花の種類を選び制作するので、ウエディングドレスが決まったら、ドレスにあう花束のタイプを選びましょう。

花束のタイプは、ラウンドブーケやクラッチブーケが定番の形といわれています。これらのタイプであれば、さまざまなウエディングドレスになじみやすいようです。

式のイメージにあわせる

花束は結婚式のテーマや式場の装飾・デザイン・雰囲気にあわせて、花の色味や形を選ぶのもおすすめです。

チャペルや披露宴会場でも草花を装飾することがほとんどですが、それらとなじむ花束、またはリンクした花束であれば違和感がなく、式の雰囲気もぐっと良くなりますよ。

季節感を意識して選ぶ

結婚式を行う時期・季節にあわせて、花束を選ぶことも大切です。梅雨や夏の時期なら、涼しげな印象になるようにグリーン系やホワイト系をベースに、オレンジなどのアクセントカラーでつくってもらいます。

ただし、花は季節によって生産されているものが限られており、欲しい花が手に入らない場合もあるので注意しましょう。

結婚式で両親に贈る花束の選び方

 結婚式のフィナーレで両親・家族に花束を贈る場合は、以下の3つで花を選ぶといいです。

  1. 両親の好きな花を選ぶ
  2. 両親のイメージにあわせて選ぶ
  3. 花言葉で選ぶ

しかしどんな花束でも、贈ること自体が両親・家族にとってとても嬉しいことなので、あまり神経質にならず、自分達の結婚式とプランニングに集中するのがいいかもしれません。

両親の好きな花を選ぶ

花束贈呈では、両親や家族の好きな花の種類を選んで贈ってみましょう。大切な方の好みの花なら、さらに大きなサプライズになり、喜びと感動も増します。ちょっとした気遣いや思いやりが、結婚式のフィナーレを印象深くしますよ。

両親のイメージにあわせて選ぶ

両親や家族の好きな花がわからない場合は、両親・家族の雰囲気やイメージで花束をつくってもらうのもおすすめです。

パッと直感的に感じる雰囲気で、花を選びましょう。もしイメージも付きにくい場合は、両親・家族の好みの色で選ぶといいです。

花言葉で選ぶ

両親・家族がさらに喜んでもらえるように、花言葉にも着目して花を選んでみましょう。スピーチと一緒に花言葉を添えれば、温かみがぐっと増します。

たとえば、カスミソウの「ありがとう」やトルコギキョウの「感謝」などの花言葉が、両親・家族へのギフトとして適しています。

結婚式の花束(ブーケ)におすすめの花

花嫁が持つ花束におすすめの花は、以下の3種類です。

  1. ビバーナム・スノーボール
  2. ラナンキュラス
  3. アネモネ

今回は筆者がプロのフローリストに聞いて、種類を選んでもらいました。比較的ラウンドタイプの花束をつくるのにおすすめの種類になります。

筆者個人的には、庭木でも使われることが多いビバーナムがおすすめです。スノーボールだけでなく、ティヌスやダビディといった品種もあり、どれも華やかさがあります。

ちなみに、ここで紹介する3種類に、バラ・トルコギキョウも組み合わせて花束をつくることが多いようです。

①ビバーナム・スノーボール|「誓い」の花言葉が結婚式にぴったり

4〜6月の春から初夏にかけて店頭に並ぶことが多いビバーナム・スノーボール。白や黄緑の小さな花がたくさん集まって、アジサイのようにドーム状に咲く美しい花木です。

花言葉には、結婚式にぴったりな「誓い」の意味が付けられ、花嫁が持つ花束によくなじみます。白い花で結婚式の花束らしく束ねられ、緑の花でナチュラル感のある涼しげな印象の花束になります。

両手ぐらいのサイズで咲く花木なので、少し大きめのラウンドブーケタイプの花束をつくってもらいたい方におすすめです。

②ラナンキュラス|バラのような豪華さ

バラやシャクヤクのように、薄い花びらが幾重にも重なって、豪華さのある大輪の花になるラナンキュラス。赤・ピンク・黄・オレンジ・緑・紫と花の色のバリエーションが豊富で、品種によっては花びらがフリルのようになるものもあります。

多彩な花の色と形から、結婚式の花束でもさまざまなタイプで使われます。蕾(つぼみ)の状態でも見た目が美しく、花束で束ねることもあるようです。

ラナンキュラスの花言葉は、「魅力的」「美しい人格」「名誉」です。

③アネモネ|花束のアクセントカラーにおすすめ

花の中心が黒く赤や紫の花びらが円を描くように、ぱっと展開するアネモネ。黒い雌しべ・雄しべと、グラデーションがかったカラフルな花びらが相まった姿はシックで、花束のアクセントにもなります。

1〜5月ごろにかけて晴れた日に花が咲きますが、暗い場所ではチューリップのように花を閉じる特徴があります。また、品種によって一重咲きや八重咲きとあり、花束には複数使って束ねるようです。

花持ちが比較的良く、ラウンドタイプだけでなくクラッチタイプの花束などをつくりたいときにもおすすめです。

結婚式の花束贈呈におすすめの花

次は、両親・家族に贈る花束におすすめの3種類の花です。

  1. グロリオサ
  2. トルコギキョウ
  3. シンビジウム

花束贈呈式に使われる花束は、比較的前と後ろがあり、背中部分を広げて大きく見せるようにつくることが多いようです。そのため、この3種類にユリ・バラを加えてつくることが定番とされています。

また、この3種類の中でもユニークな花が咲く「グロリオサ」が、印象的な花束を演出できるのでおすすめです。

①グロリオサ|ウェーブがかった花がユニーク

7〜9月ごろにかけて、赤とクリーム色のツートンカラーの花が咲くグロリオサ。上に反り返った花びらは、一枚一枚にウェーブがかかり、人をひきつけるような美しさがあります。

バラやユリと組み合わせたときでも存在感が強く、花束をより華やかで豪華に演出します。花束を少しでも印象深くしたい方におすすめです。

グロリオサには「光栄」「華麗」「燃える情熱」などの花言葉が付けられています。

②トルコギキョウ|上品で高級感のある花束に

「優美」や「深い思いやり」の花言葉を持つトルコギキョウは、3〜6月にかけてカップのような花が咲きます。

白・ピンク・赤・緑・青・紫などの色や、ツートンやグラデーションなどの模様、さらに一重咲き・八重咲き・フリル咲きなど咲き方があり、草花の中でも花のバリエーションが豊富です。

花の組みあわせ方によって、花束の見え方や雰囲気なども変化します。両親や家族の好みにあわせて、花束をつくることもできるのでおすすめです。

③シンビジウム|花持ちが良い美しい洋ラン

長く伸びた葉の間から、ピンクや黄色の小さなランの花がたくさん集まって、ふさ状に咲くシンビジウム。

花付き・花持ちが良く、鮮やかで印象のある花束がつくれます。また爽やかな甘い香りもあり、見た目だけではない美しさもあります。

シンビジウムは12〜4月にかけて咲く花で、洋ランの中でも寒さにはとても強い品種といわれています。

草丈が30〜80cmほどになるので、切花では小さいものから大きいものまであり、サイズを自由に選びやすい花束になります。

花言葉には、「飾らない心」「壮麗」「誠実な愛情」などがあります。

結婚式の花束の組み合わせ例

結婚式で使われる花束がどのような感じなのか、今ひとつわかりにくいと思います。ここでは、花嫁が持つ花束2つと、両親・家族への贈呈用の花束1つを写真付きで紹介します。

花束がどんな形をしているのか、またどんな種類の花を使っているのか、色の組み合わせ方などにも着目しながら、参考にしてみてくださいね。

パープルのキャスケードブーケ

花嫁が持つ花束のタイプは多彩なものが多く、円形や楕円形(だえんけい)だけではありません。上記のInstagramの写真のように、草花を垂らして逆三角形に束ねる「キャスケードブーケ」も人気。

紫やクリーム色のバラはアクセントにもなり、下方へ向いた真っ白なバラはユニークさを表現しているようです。大人感ある1つのアート作品にもみえますね。

パステルカラーのラウンドブーケ

結婚式では、比較的真っ白な花束をイメージしがちですが、パステルカラーで花束をつくってもらうのもいいですよ。

写真は、落ち着いた色味のピンク・黄・緑・水色のラウンドブーケで、ふわりとした優しい雰囲気があります。カラフルでもパステルカラーなのでお互いが主張し過ぎず、雰囲気を壊すこともありません。定番のタイプでも、色味を変えるだけで印象的な花束になります。

赤や紫の上品な贈呈用花束

こちらは、両親・家族に贈る花束の写真です。一枚目の写真は、赤のバラやグロリオサ、紫のラナキュラスやカラーなどで上品にまとめていますが、緑の葉で温かみも感じます。個人的には父親に渡しやすい花束かもしれません。

2枚目の写真は、赤・ピンク・紫など暖色系の色がベースでシックな印象が強い花束です。差し色で白または、オレンジの花も束ねてありますが、全体的にくすんだ色と鮮やかな色でまとまっているように見えます。母親に贈るのにふさわしい花束ですね。

ドライフラワーやプリザーブドの花束も人気

結婚式で使われる花束は、生花だけでなく、ドライフラワーやプリザーブドフラワーも人気です。

生花は加工をした花ではないので、本来の鮮やかさや香りが楽しめますが、基本的にその日限りが多いです。

しかし、ドライフラワーやプリザーブドフラワーは、みずみずしい質感はなくなりますが、結婚式が終わった後でもしおれることがなく、何年も部屋のインテリアとして長く残ります。

また、水分がほぼ含まれていないので生花に比べてとても軽く、結婚式の花束にもおすすめです。

こちらはAND PLANTSのドライフラワーを購入された方からのレビューです。

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結婚式の花束|相場と手配方法

花嫁がより美しく見えるような役割がある花束と、結婚式のクライマックスともいえる贈呈式用の花束。どちらも一生の思い出となる花束で、とても大切な役割があります。

ここでは、結婚式で使われる花束の相場と手配方法について解説します。

花束の相場

結婚式に使われる花束の相場は、花嫁が持つ花束と、両親・家族に贈る花束とでは相場が違います。

花束のサイズ、色味や形に伴う花の種類などによって値段は変動します。

また、結婚式場で頼むか個人で頼むかによっても多少の費用の違いもあるようです。

花束の値段やシーン別の相場に関して、さらに詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事:花束の値段|シーン別の相場やオーダー方法を紹介

花嫁が持つ花束の費用

一般的に花嫁が持つ花束の相場は、約5,000〜30,000円程度が多いようです。

花束をどんなタイプにするのか、また何色の花をベースにするのかで花の種類が変わるため、多少の金額の差は変わります。

また季節によって入荷する花の量や、レアな花などによっても金額は変わります。

両親に贈る花束の費用

両親・家族に贈る花束は、約3,000〜10,000円が相場のようです。

ただし、花束贈呈式によっては花束とプラスで記念品をプレゼントする方も多いです。花束は3,000円で、時計や写真フレームなどの記念品は5,000〜7,000円などで準備する方もいます。

花束の手配方法

花束は、式場と提携している花屋にお願いすることが一般的です。式の担当者と打ち合わせをして花束のタイプや色合いなど決め、そのまま発注してくれます。

場合によっては、チェペルや披露宴会場などの装飾花材と花束を一緒に頼むこともあるようです。

両親に贈る花束は、式場と提携してくれる花屋に頼むこともあれば、自分達で花屋を探し依頼することもあります。

自分達で探す場合は、FacebookやInstagramなどのSNSで好みの花束を探しダイレクトメッセージ、または店舗に出向いて依頼する方も多いです。

まとめ

結婚式に使われる花束は、どんなシーンでも喜びと感動を生みます。

式の最初でもあるチャペルで花嫁が登場する場面や、式の閉幕時のクライマックスとなる花束贈呈式。どちらも花束は重役を担うため、安易に決めてはいけないことの1つです。

一生の思い出に残る結婚式なので、花束もおしゃれで印象的なものになるように依頼してみてください。もちろん結婚式には多額のお金がかかるので、無理に花束を豪華にする必要はありません

ウエディングドレスや式場の装飾・デザイン・雰囲気にあわせたもの、季節感を感じさせるもの、両親・家族を感動させるものとなるような素敵な花束を見つけてみてくださいね。

柴﨑 光一
建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。 建築と造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに観葉植物の魅力をお届けします。好きな観葉植物は、ザミオクルカス・ザミフォーリアとフィカス・アルテシマです!

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