カサカサした独特の風合いや、くすんだ色合いが魅力のドライフラワー。インテリアとして飾ってみたいけれど、「どの花瓶を合わせたらいいか分からない」と、なかなか挑戦できない方もいるでしょう。
いざ飾ってみたけれど、「おしゃれに見えない」「バランスが悪く感じる」と、どう手を加えたらいいか悩んでいる方も多いです。
そこで今回は、フローリストとしてドライフラワーの制作やアドバイスも行ってきた筆者が、ドライフラワーに合う花瓶のおすすめと花瓶でおしゃれに飾る方法を解説していきます。
花瓶の選び方や注意点も紹介しているので、ドライフラワーをインテリアに取り入れたい方や、おしゃれに飾るコツを知りたい方も、ぜひ参考にしてください。
ドライフラワーを花瓶に飾るメリット
はじめに、ドライフラワーを花瓶に飾るメリットを紹介します。メリットは、主に次の3つです。
- ボリュームを出せる
- 雰囲気を演出できる
- 自由に移動させやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
ボリュームを出せる
ドライフラワーを花瓶に飾ることで、生花と同じようにふんわりと飾れる点が魅力です。
生花を乾燥させたドライフラワーは、水分がなくなってしまうことで、本来の大きさより小さくなってしまいます。そのため、生花では華やかに見えるお花も、ドライフラワーだと物足りなく見えてしまうことも。
ぎゅっと束ねるよりも、花瓶で隙間を持たせつつ飾れば、ボリューム感のあるインテリアになりますよ。
雰囲気を演出できる
ドライフラワーだけでなく、花瓶があることで存在感のあるインテリアになります。
ガラスで涼し気に見せたり、陶器で落ち着いた雰囲気にしたりと、同じドライフラワーでも花瓶の色やデザインによって印象を変えることが可能です。
ドライフラワーや花瓶のサイズ、置き場所によっても、さまざまな雰囲気を演出できます。
一輪挿しや小瓶をランダムに並べ、いろいろな種類のドライフラワーを飾るのも素敵です。床に直接大きな花瓶を置き、高さのあるドライフラワーを飾ることで、高級感のあるインテリアにもなるでしょう。
自由に移動させやすい
ドライフラワーを花瓶に飾ることで、花瓶ごと移動させることができるのもメリットです。飾ってあるスペースを掃除したい、別の部屋に飾りたいと思ったときも、自由に場所を変えることができるのは便利ですよね。
ドライフラワーは、水分がないためしなやかさがなく、ちょっとした衝撃で崩れてしまいます。花瓶に入っていれば、動かす時も衝撃を与える心配がありません。
ドライフラワーを飾る花瓶の選び方
「ドライフラワーってどんな花瓶に飾ったらいいんだろう?」と、悩む方も多いでしょう。ここでは、ドライフラワーに似合う花瓶の選び方を、次の3つのポイントから解説します。
- 素材
- 形
- 色や質感
素材で選ぶ
ドライフラワーを飾る花瓶は、素材から選ぶと決めやすいです。花瓶の素材は、次の3つが挙げられます。
- ガラス
- 陶器
- ブリキ
それぞれの花瓶の素材が持つ雰囲気と、飾りたい場所のイメージを合わせることがポイントです。
ガラス
透明のガラスの花瓶は、どのようなドライフラワーとも合わせやすいので、初めて購入する方にもおすすめです。
透明のガラスは、あまり花瓶の存在感を感じさせないため、ドライフラワーのナチュラル感を活かせます。シンプルなデザインの花瓶を持っておくと、使い勝手もいいですよ。
一方で、色付きのガラスや模様の入ったものは、花瓶自体の存在感が強くなります。色合わせに迷ったときは、ドライフラワーと花瓶の色のトーンを揃えると、合わせやすいでしょう。
陶器
陶器の花瓶は、つるんとした質感が上品に見えます。上質なインテリアに合わせたり、落ち着いた雰囲気にしたいときにおすすめです。
白のシンプルな花瓶は、どのドライフラワーの色も際立たせてくれます。ガラスの花瓶とともに、一つ持っていると便利です。
白以外の色の花瓶や模様のあるものは、その花瓶が持つ雰囲気に合わせて、ドライフラワーを選びましょう。同系色のドライフラワーを合わせれば、失敗しにくいです。
ブリキ
ドライフラワーのナチュラルな雰囲気は、ブリキの花瓶もよく似合います。生花だと防水性が気になりますが、その心配もいりません。
ドライフラワーを合わせるなら、ミルク缶やピッチャー型、バケツタイプなど、日常の雑貨感のあるデザインがおすすめです。
使い込んだ雰囲気のブリキの花瓶は、くすみ色のドライフラワーと相まって、レトロな雰囲気になって素敵ですよ。
形で選ぶ
花瓶にはさまざまな形がありますが、ざっくり分けると次の3つに分類できます。
- シンプル
- スタイリッシュ
- デコラティブ
花瓶を選ぶときは、気に入った形から入るのもありです。
シンプル
装飾のない円柱形やラッパ型など、シンプルな形の花瓶はどのドライフラワーとも合わせやすいので、初心者にもおすすめです。
特に、高さが15㎝~20㎝、口径が10㎝~15㎝くらいの花瓶は、生花にも使いやすいので、一つ持っておくといいでしょう。
スタイリッシュ
スタイリッシュな花瓶は、先鋭的なデザインが魅力です。モダンなインテリアに良く似合うので、飾る場所の雰囲気に合わせて選ぶと、存在感が増すでしょう。
ドライフラワーをふんわり飾るより、縦のラインを活かすとかっこよく飾れます。茎のラインが目立つ枝ものや、パンパスグラスなどのスラリとしたドライフラワーを合わせてみましょう。
デコラティブ
色鮮やかな模様や装飾で彩られたデコラティブな花瓶は、ドライフラワーを華やかに見せてくれます。ボリューム良く、カラフルなドライフラワーが良く似合うでしょう。
デコラティブな花瓶は、単体で飾っておいてもインテリア性が高いです。この場所にはこの花瓶と決めておき、気分に合わせてドライフラワーを入れ替えるのも楽しいですよ。
色や質感で選ぶ
花瓶の色や質感と、飾る場所の雰囲気を合わせて選ぶのもおすすめです。ドライフラワーが持つイメージから、3つの選び方を紹介します。
- アンティーク風
- シックモダン
- ナチュラル
アンティーク風
ドライフラワーのカサカサ感とくすみ系の色は、アンティーク風の花瓶とよく合います。分厚いガラスやくすんだゴールドの縁取りのある花瓶、中世の西洋絵画をイメージさせるような陶器の花瓶もおしゃれです。
キャンドルや燭台、レトロなフォトフレームなど、アンティーク感のある小物を一緒に飾ると、より雰囲気が良くなりますよ。ドライフラワーを花瓶に活けるだけでなく、空間づくりも挑戦してみましょう。
シックモダン
ドライフラワーの中には、黒やグレーなどのダークな色に染めたものもあります。シックな色にモダンな花瓶を合わせて、かっこいい大人の雰囲気にするのも素敵です。
お部屋がシンプル系なら、あまり小物を置かずにドライフラワーと花瓶だけを飾ると、より引き立つでしょう。
ナチュラル
ラタンで編んだカゴに入った花瓶や木の台座がついた花瓶など、ナチュラルな雰囲気の花瓶もドライフラワーと相性ばっちりです。摘んできたお花が、そのままそこでドライになったような雰囲気を楽しめます。
ナチュラルな雰囲気にしたいときは、白やベージュ系のお花や、小花やグリーンを中心にまとめると、自然な感じが強調されておしゃれです。
ドライフラワーをおしゃれに花瓶に飾るコツ
用意した花瓶にそのままドライフラワーを活けるだけでなく、ちょっとしたコツを意識することでおしゃれに飾れます。
ここでは、初めてでもドライフラワーを花瓶におしゃれに飾れるコツを、4つ紹介していきましょう。
- 花瓶とドライフラワーのバランスを1:1に
- ドライフラワーと花瓶がセットの商品を選ぶ
- 小さい一輪挿しを組み合わせる
- 大きめのブーケは同系色でまとめる
花瓶とドライフラワーのバランスを1:1に
ドライフラワーを花瓶にバランスよく活けるときの基本は、それぞれの高さを1:1で飾ることです。低すぎるとドライフラワーの花首が詰まったように見え、高すぎると重心が不安定に見えます。
ただし、どのお花も1:1がよいわけではありません。ピンクッションやプロテアなどの頭の大きいドライフラワーは、お花と花瓶を1:2で飾ることで安定感が出ます。
ユーカリなどの葉っぱ系や、先端に小さなお花がついているクラスペディアなどは、お花と花瓶が1.5~2:1のバランスがおすすめです。すらりと伸びた姿がすっきりと見え、空間の広がりを感じさせてくれますよ。
ドライフラワーと花瓶がセットの商品を選ぶ
ドライフラワーと花瓶の組み合わせに悩むときは、ふたつがセットになった商品を選ぶと失敗しません。店頭で飾ってあるサンプルを参考に、真似してみるのもいいでしょう。
別々に揃えようとすると、いざ飾ってみたときにイメージと違うと感じることもあります。初めてであれば、なおさらドライフラワーを買う時に、花瓶も一緒に揃えるのがおすすめです。
小さい一輪挿しを組み合わせる
小さい一輪挿しを、高さ違いやデザイン違いで、いくつか組み合わせてもおしゃれに飾れます。同じ種類のドライフラワーや異なる種類のものを、ランダムに活けて動きを楽しんでみましょう。
小さい花瓶なら、それほどコストもかからないので、初めてでも気軽に挑戦できます。自宅のいろいろな場所に飾ったり、一か所にまとめて置いたりと、その時々で飾り方を変化させることも簡単です。
大きめのブーケは同系色でまとめる
大きめのブーケを飾るときは、同系色でまとめると失敗しにくいでしょう。いろいろな色を混ぜると、バランスによってはごちゃごちゃした雰囲気になってしまいます。
色を選ぶときは、飾るお部屋のイメージから決めるのがおすすめです。
例えば、
- かわいらしいお部屋ならピンクベースで
- ナチュラル系なら白とベージュでシンプルに
- スタイリッシュにするならブルーやダークカラーで
といったように、部屋の雰囲気に合わせたブーケにすることで、統一感のあるインテリアになります。
花瓶は、シンプルなガラスを選ぶと違和感なく飾れますよ。
ドライフラワーを花瓶で飾るときの注意点
ドライフラワーを花瓶で飾る時の注意点は、次の2つです。
- ドライフラワーが傷みにくい場所に置く
- 定期的にホコリを掃う
置き場所やお手入れにも気を配ることで、ドライフラワーを長くきれいに飾っておけます。
ドライフラワーが傷みにくい場所に置く
ドライフラワーをきれいな状態で飾っておくためには、置き場所が重要です。ポイントは、次の3つになります。
- 風通しのいい場所
- 直射日光が当たらない場所
- お手入れがしやすい場所
風通しのいい場所
ドライフラワーを花瓶で飾る場合は、風通しのいい場所に置きましょう。風通しが悪いと蒸れてしまい、ドライフラワーにカビが生えやすくなってしまうからです。
かといって、風が強く通る場所は、ドライフラワーが崩れる原因にもなります。適度に風が通って、湿気らない場所が最適です。
直射日光が当たらない場所
直射日光が当たらない場所を選ぶのも大切です。日光が当たることで、退色が一気に進んでしまいます。
また、強い日差しは、乾燥したドライフラワーが割れたり崩れたりする原因にもなるからです。
窓際などは避け、直射日光が当たらない明るい場所に飾るといいでしょう。
お手入れがしやすい場所
お手入れがしやすいように、手が届きやすく移動しやすい場所に置くのもポイントです。
ドライフラワー自体のお手入れだけでなく、飾っている場所を掃除するには、その場所を空ける必要があります。手が届かず移動しにくい場所に飾っていると、お手入れできずに汚れがたまる一方です。
清潔な空間を保つためには、置き場所にも気を配りましょう。
定期的にホコリを掃う
ドライフラワーをきれいに飾っておくには、定期的にホコリを掃うことも大切です。
長く同じ場所に飾っておくと、どうしてもホコリが溜まってしまいます。なんだか色が褪せてきたと感じたら、単にホコリが積もっただけだったということも。
ドライフラワーは、カサカサしているためホコリがつきやすく、花や実の間などにホコリが入り込む隙間も多いです。
ホコリを掃うときは、次の手順で行いましょう。
- 花瓶からドライフラワーを抜いて、逆さまに軽く振る
- 気になるところは、柔らかいブラシなどで崩さないように掃う
- 花瓶を洗って乾かし、元に戻す
適切なお手入れをすることで、長くきれいな状態を保つことができますよ。
ドライフラワーに合うおすすめの花瓶
ドライフラワーを飾る花瓶を、どこで買ったらいいのか知りたいという方も多いでしょう。ここでは、ドライフラワーにおすすめの花瓶を購入先ごとに紹介します。
- フラワーショップ
- ニトリや無印良品などの生活雑貨店
- 100均などの格安ショップ
- AND PLANTSのおすすめの花瓶
フラワーショップ
ドライフラワーを飾る花瓶は、フラワーショップで購入することができます。フラワーショップでは、ドライフラワーを購入するときに一緒に花瓶も選べるので便利です。
フラワーショップで売っているお花はどこも一緒ではなく、それぞれのお店の特色があります。扱っている花瓶もお花に合わせて揃えているので、一緒に購入すれば簡単におしゃれに飾ることが可能です。
どれがいいか迷うのであれば、遠慮なく店員さんに相談してみましょう。筆者もフラワーショップの店頭にいたときは、ドライフラワーや合わせる花瓶についていろいろ相談を受けていました。
筆者に限らず、「素敵に飾ってくれたら嬉しい」と思いながらアドバイスしてくれるので、おすすめの花瓶や飾り方を紹介してくれますよ。
ニトリや無印良品などの生活雑貨店
ニトリや無印良品などの生活雑貨店でも、ドライフラワーに使える花瓶を購入することが可能です。生活雑貨店では、それぞれのお店のコンセプトに合わせたデザインの花瓶が揃っています。
インテリアや生活雑貨を同じお店で揃えているのであれば、花瓶も合わせることでトータルコーディネートができるでしょう。
家具メインのインテリアショップでも、花瓶を扱っているところは少なくありません。個性的なデザインも多いので、ドライフラワーを飾るだけでなく、インテリアとしても楽しみたい方におすすめです。
100均などの格安ショップ
ドライフラワーを飾る花瓶は、100均などの格安ショップで購入することも可能です。
シンプルなものだけでなく、デザイン性のある花瓶まで揃っていて格安なのは嬉しいですよね。筆者も、100円や300円で購入した花瓶をいくつか持っていて、ドライフラワー飾りにも使っています。
格安の花瓶でもおしゃれに見せるコツは、ほかの見栄えする花瓶と並べて使ったり、飾るドライフラワーに存在感を持たせたりすること。ちょっと工夫するだけで、格安の花瓶でも十分おしゃれに飾れますよ。
AND PLANTSのおすすめの花瓶
AND PLANTSでも、ドライフラワーに似合う花瓶を扱っています。その中でもおすすめの花瓶は、次の3つです。
- Solid
- Calme
- Ebony Amber
AND PLANTSでは、一緒に飾れるドライフラワーも販売しているので、併せてチェックしてみてください。
Solid
Solidは、四角いガラスにゴールドの縁取りがデザインされた花瓶です。スタイリッシュでシンプルな形なので、どのような花材とも合わせやすいでしょう。
縁取りのゴールドは、クラシカルな雰囲気も演出してくれます。アンティーク感のある、くすんだ色のドライフラワーとの相性も申し分ありません。
口径が大きいので、ボリュームのあるドライフラワーブーケを飾ってもいいですし、1種類の花材をシンプルに飾るのもおしゃれです。
[https://andplants.jp/products/vase-posh-solid]Calme
Calmeは、シンプルなフォルムに繊細な縦のラインが入った花瓶です。高級感があり、飾る場所を清潔感のある上品な雰囲気に演出してくれます。
白の陶器は、どの色のお花とも合わせやすく、飾るドライフラワーを選びません。大きすぎずどの場所でも飾りやすいので、最初のひとつにもおすすめです。
ふんわりしたドライフラワーのブーケや、鮮やかな色のドライフラワーを飾ると、空間が引き立つでしょう。
[https://andplants.jp/products/vase-clay-calme]Ebony Amber
Ebony Amberは、下にふくらみのある台形のデザインで、安定感のある花瓶です。琥珀色をしたガラスは、上質な大人の空間を演出してくれます。
色つきのガラスは、置く場所や照明、時間帯によっても見え方が変わるため、その瞬間ごとの印象の違いを楽しめるのも魅力です。
花瓶の色と同系色のドライフラワーは、落ち着いた雰囲気になります。一方で、濃いブルーなどの反対色を飾ると、それぞれの色が引き立ちドライフラワーの存在感が増すでしょう。
[https://andplants.jp/products/vase-bobcraft-amber]花瓶以外のドライフラワーの飾り方
ドライフラワーは、花瓶で飾る以外にもいろいろな飾り方が可能です。ここでは、次の5つのドライフラワーの楽しみ方を紹介します。
- 逆さまにして吊るす
- 寝かせて置く
- 花瓶以外の器を使う
- ハーバリウムにする
- リードティフューザーにする
どれも簡単にできることばかりなので、ぜひ挑戦してみてください。
逆さまにして吊るす
ドライフラワーを花束にして、逆さまに吊るすスワッグも人気です。
スワッグはドイツ語で壁飾りのこと。ナチュラルに束ねたドライフラワーに吊るしひもを付け、ピンに引っ掛けたりフックなどで吊るしたりして飾ります。
麻ヒモなどを横に渡し、間隔を空けてドライフラワーをいくつも吊るすのもおしゃれです。
何もない空間があるなら、ちょっとドライフラワーを吊るすだけでも、お部屋の雰囲気が変わります。
寝かせて置く
ドライフラワーの花束を、寝かせて置いておくだけでもおしゃれに見えます。お水が必要な生花にはできない飾り方です。
もし生花を寝かせて飾ったとしても、お花の重みでつぶれた形になってしまいます。しかし、ドライフラワーは乾燥して軽い分、つぶれることがありません。硬さもあるため、形が崩れることなくきれいなままで飾れます。
花瓶やスワッグのように、お花を横からではなく正面から見ることができるのも、寝かせて置く飾り方の魅力です。
花瓶以外の器を使う
ドライフラワーは、花を飾る用途ではない器にも自由に飾ることができます。
例えば、木箱や手付きのカゴにドライフラワーを挿すことで、お花を摘んできたような自然な飾り方に。ほかにも、メッシュになったアイアンの小物入れなど、隙間が空いている器に飾ることも可能です。
多様な飾り方ができるのは、生花と違ってお水を必要としないから。ドライフラワーにしかできないオリジナルの飾り方を楽しみましょう。
ハーバリウムにする
ドライフラワーをハーバリウムに加工して、ガラス瓶の中に閉じ込めた小さな世界を楽しむのも素敵です。最近は、100均でもハーバリウムのオイルや瓶などの材料が揃うので、簡単にハーバリウムを作ることができますよ。
作り方は、密閉できるガラス瓶にドライフラワーをバランスよく入れて、オイルを流し込み蓋をするだけ。ドライフラワーが中で動かないように、ふんわりしたモスや枝分かれしたお花で押さえるのがコツです。
リードティフューザーにする
ハーバリウムの要領で、リードディフューザーも手作りできます。リードディフューザーとは、瓶の中の香り付きオイルを、リードスティックで吸い上げて部屋に拡散する、ルームフレグランスのことです。
ガラス瓶にドライフラワーを入れ、フレグランスオイルを注いだら、リードスティックを挿すだけ。ハーバリウムと同様に、100均でも簡単に材料が揃います。
ドライフラワーを瓶の中に詰めてもいいですし、花瓶に飾っているドライフラワーを利用するのもありです。花瓶の中にオイルを注ぎ、ドライフラワーの合間にリードスティックを挿せばできあがります。
自分の好きな香りを楽しみたい方は、無水エタノールにアロマオイルを垂らして瓶に注げば、オリジナルのリードディフューザーの完成です。
ドライフラワーを花瓶で飾ることについてのよくある質問
最後に、ドライフラワーを花瓶で飾ることについてのよくある質問を2つ紹介します。
- ドライフラワーでも風水的に大丈夫な飾り方はある?
- ドライフラワーは玄関に飾らない方がいい?
疑問を解決して、ドライフラワー飾りを楽しみましょう。
ドライフラワーでも風水的に大丈夫な飾り方はある?
風水が気になるようなら、悪い気がたまらないように風通しのよい場所に飾るといいでしょう。
ドライフラワーは、枯れた花だから風水的によくないとも言われます。生花と違ってみずみずしさがないため、良い気が入ってこないと考えられているからです。
部屋のコーナーではなく、入ってきた風が抜けていく場所がおすすめです。
ドライフラワーは玄関に飾らない方がいい?
玄関にドライフラワーを飾ると、入ってくる良い気を妨げてしまうのでよくないとされています。玄関にドライフラワーを飾りたいときは、魔除けとなる赤色のお花や実を取り入れるといいでしょう。
一方で、ドライフラワーは運気を下げるアイテムではないという考え方もできます。
自然に枯れたお花は、咲ききって生命力がなくなったもの。しかし、ドライフラワーは、新鮮な状態で乾燥させて形をとどめたものです。
生命力が高いときにドライフラワーになったので、エネルギーが凝縮されていると考えれば、玄関に飾っても気にならないでしょう。
関連記事:ドライフラワーの風水|運気を下げない理由・飾り方・注意点
まとめ
ドライフラワーは、かつては枯れた花として飾ることが敬遠されてきました。しかし、現在では「独特の風合いがおしゃれ」だと、花屋だけでなく多くの雑貨店やインテリアショップでも扱われています。
ドライフラワーを花瓶で飾ることで、お部屋のアクセントになり、おしゃれな演出が可能です。ドライフラワーと花瓶の組み合わせ次第で、いろいろな雰囲気を楽しめるのも魅力でしょう。
ぜひ、お気に入りの花瓶を見つけて、ドライフラワー飾りを楽しんでください。
AND PLANTSでも、おしゃれなドライフラワーや花瓶を扱っているので、チェックしてみてくださいね。
[https://andplants.jp/collections/vase]