ドライフラワーは、カサカサした独特の質感とくすんだ色合いがおしゃれですよね。部屋に飾るだけでセンスよく見えるので、インテリアとしても人気の高いアイテムです。
自分でも簡単に作れるので、ドライフラワーを自作したりスワッグやリースにして飾ったりする方も多いでしょう。
しかし、すべての花がきれいなドライフラワーにできるわけではありません。
そこで今回は元フローリストの筆者が、ドライフラワーにしやすいおすすめの花を紹介していきます。
ドライフラワーの作り方や飾り方、注意点についても解説していくので、「自分でドライフラワーを作ってみたい」「ドライフラワーのある暮らしを楽しみたい」という方は、ぜひ最後までお読みください。
すぐにドライフラワーを飾りたいという方は、 デザイン性の高いAND PLANTSのドライフラワーはいかがですか。飾る場所に合わせて、スワッグや器アレンジなどいろいろ選べますよ。
[https://andplants.jp/pages/dryflowers]ドライフラワーにしやすい花の特徴
まずは、ドライフラワーにしやすい花には、どういった特徴があるのか見ていきましょう。
ドライフラワーにしやすい花
- 乾燥しても形が崩れにくい
- 色があまり褪せない
- 花びらの水分量が少ない
- 花びらに厚みがある
- 茎がしっかりしている
生花は、ドライフラワーにする過程で水分が抜けるため、形が崩れることもあります。
しかし、元の形がそのまま残る花や、少し縮むくらいで形が崩れない花は、ドライフラワーにしやすい花と言えるでしょう。
また、花びらの水分量が少ないと乾きやすく、厚みがあると形がしっかり残りやすいです。
茎がしっかりしている花は、乾燥中に折れたり曲がったりしにくく、より美しい形でドライフラワーにすることができます。
ドライフラワーにしにくい花の特徴

次に、ドライフラワーにしにくい花の特徴も見ていきましょう。
ドライフラワーにしにくい花
- 乾燥させると変色しやすい
- 乾燥によって形が崩れやすい
- 花びらに水分量が多い
- 花びらが落ちやすい
乾燥によって色や形が大きく変化してしまう花は、ドライフラワーにしにくいです。
例えば、花びらに水分量が多いと乾燥に時間がかかり、その間に腐ったりシワシワになったりしてしまいます。
花びらが落ちやすいものも、乾燥中に散ってしまいやすいので、ドライフラワーに向きません。
ドライフラワーにしにくい花の例としては、次の種類が挙げられます。
水分量が多い花
- ユリ
- チューリップ
- 胡蝶蘭
- カラー
花びらが散りやすい花
- ダリア
- ガーベラ
- ヒマワリ
- 桜
ただし、変色しやすい花は濃い色を使ったり、シリカゲルを使って乾燥を早めたりなど、工夫次第ではドライフラワーにできる場合もあります。
ドライフラワーにしやすい花の種類

ここからは、ドライフラワーにしやすいおすすめの花を紹介していきます。
- バラ
- カスミソウ
- カーネーション
- ミモザ
- あじさい
- スモークツリー
- デルフィニウム
- クラスペディア
- 千日紅
- 野ばらの実
- コットンフラワー
- シルバーブルニア
- バンクシア
- プロテア
- エリンジウム
花の特徴や乾燥させるときのポイントなども解説していくので、ドライフラワーを作るときの参考にしてください。
バラ
バラは花びらが厚く水分量が少ないため、ドライフラワーにしやすい花です。特に、濃い色を使うと色あせしにくく美しい仕上がりになります。
満開を過ぎてしまうと花びらが散ったり褐色に変色したりしやすいので、つぼみから満開を迎えるまでにドライフラワーにするのがおすすめです。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-rose_pink]カスミソウ
細く枝分かれした茎の先にたくさんの小花を咲かせるカスミソウは、水分量が少ない上に小さくて乾燥が早いのが特徴です。
乾燥で花が縮んでも分かりにくく、ほぼ生花の見た目そのままでドライフラワーにできます。
スターチス・ハイブリッドスターチス
スターチスは枝分かれした茎先に、小さな花を密集して咲かせます。ハイブリッドスターチスは改良品種で、花が小さくカスミソウに似た見た目が特徴です。
どちらも元から花がカサカサした質感で、ドライフラワーにしてもほぼそのままの発色で形も崩れません。
花瓶に活けたままでもドライフラワーにしやすいため、初心者でも簡単に作れます。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material_limonium_white_large]カーネーション
カーネーションは、緑色のガクの部分がしっかりと花びらを守っているため、乾燥させても形が崩れにくいです。
ひらひらした花びらは水分量が少ないため、少し縮むくらいで雰囲気も変わりません。色持ちもいいので、鮮やかな色のままドライフラワーにできますよ。
ミモザ
ミモザは水分量が少なく乾燥が早いため、ドライフラワー向きの花です。
生花のまま花瓶に活けても、すぐに乾燥してしぼんできてしまうので、ドライフラワーにした方が鮮やかな色を長く楽しめます。
満開を過ぎてからだと褐色に変色してしまうので、鮮やかな色のままドライフラワーにするには、咲ききる前のきれいなうちに乾燥させるのがポイントです。
あじさい
あじさいは、咲き始めから徐々に花色が変化していくため、ドライフラワーにしたときの色の出かたがそれぞれ違うところに魅力があります。
ドライフラワーにするとくすんだ色になるので、アンティーク感もあって素敵ですよね。
あじさいをドライフラワーにするときは、真夏や開花の最盛期を過ぎた頃が水分量が減って乾燥しやすくなるのでおすすめです。
品種によっても異なりますが、触ってみてカサカサした触感があるものは、比較的きれいにドライフラワーが作れますよ。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-hydrangea_pimpernel_blue]スモークツリー
名前のとおり、煙のようにふわふわした見た目が魅力のスモークツリー。生花の状態から水分量が少ないので、花瓶に入れておくだけでも簡単にドライフラワーにできます。
ボリュームがありつつ軽やかな質感なので、スワッグやリースのアクセントにもぴったりです。乾燥すると質感が際立つため、独特の風合いが楽しめますよ。
色はグリーン系とピンク系とがあり、ピンクの方が色味がきれいに残るのでおすすめです。
デルフィニウム
ブルーの花が少ない中で人気なのが、デルフィニウム。繊細な見た目そのままに、ドライフラワーにできるのが魅力です。
花びらの水分量が少ないため乾燥が早く、きれいな色味もしっかり残って、生花のときより際立ちます。
スプレー咲きで花が小さいタイプは、花が縮んだようになりますが、ひらひらとした青い花が可愛いです。1本立ちで花が大きい八重咲きは、ほぼそのままの形でドライフラワーになります。
[https://andplants.jp/products/delphinium]クラスペディア
クラスペディアは黄色いボールのような花で、独特の存在感がドライフラワーでも人気です。
水分量が少ないので乾燥させやすく、色も形もほぼそのまま残るため、初心者でも簡単にドライフラワーにできます。
花瓶に入れたままでもドライフラワーにできますが、頭の重みで茎が曲がることがあるので、吊り下げて乾燥させた方がきれいな形を保てます。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-claspedia]千日紅
千日紅はもともとカサカサした質感なので、自然乾燥で簡単にドライフラワーすることが可能です。
千日紅の魅力は、丸みのある形や赤やピンク、紫、白、オレンジなどの鮮やかな色。ドライフラワーにしても、形や色がそのまま残ります。
園芸品種としても育てやすい花なので、庭植えや鉢で育ててドライフラワーにするのも楽しめるでしょう。
野ばらの実
野ばらの実は枝もので出回り、夏の出始めは緑色で、秋から冬になるにつれてオレンジから赤へと色づいていきます。
枝先に小さい実をたくさんつけ、枝ぶりも魅力的なので、長い枝のままドライフラワーにするのもおすすめです。
リースの花材としても人気ですが、乾燥すると枝が曲がらないので、フレッシュなうちに形を作ってドライフラワーにするとよいでしょう。
コットンフラワー
コットンフラワーはふわふわした綿毛が独特で、スワッグやリースに温かみをプラスしてくれます。冬に出回る花なので、クリスマスやお正月飾りにも人気です。
フレッシュな状態のときからドライ感があるため、初心者でも簡単にドライフラワーにできます。色あせもしないので、長い期間きれいな状態を楽しめますよ。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-cotton_flower]シルバーブルニア
シルバーブルニアはワイルドフラワーの一種で、南半球の乾燥地帯が原産の花。銀白色の丸い実のような花が密集して咲く、ナチュラルな雰囲気が魅力です。
ドライフラワーにしても見た目がほとんど変わらないため、そのままの風合いを楽しめます。
他にはない色や質感には独特の魅力があり、スワッグやリースのアクセントにもおすすめです。茎や花は硬くて丈夫なので、初心者でも扱いやすいですよ。
バンクシア
バンクシアもワイルドフラワーの一種で乾燥に強いため、色や形が変化せずにそのままドライフラワーになります。
タワシのような独特な見た目が魅力で、スワッグにするとボリューム感が出ておしゃれです。
吊るしておくだけで簡単にドライフラワーにでき、そのままの姿を長期間楽しむことができます。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-banksia_fuceriana]プロテア
プロテアもワイルドフラワーの一種で乾燥に強く、ドライフラワー向きの花です。花びらのように見える部分は硬めで、乾燥しても形が崩れずに色も鮮やかなまま残ります。
ボリューム感があり、一輪だけでも存在感のある花です。重さもあるので、吊るすときはしっかり結びつけるなど、固定するとよいでしょう。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-protea_venus]エリンジウム
エリンジウムもワイルドフラワーの一種で、乾燥に強いです。シルバーがかった青紫色をしていて、トゲトゲした球体の花がおしゃれで人気があります。
色も形も崩れずに乾燥させることができ、ほかにはない色味と質感がアクセントになります。触ると結構チクチクするので、扱いには注意しましょう。
[https://andplants.jp/products/eryngium]ドライフラワーにしやすい葉の種類

葉っぱにもドライフラワーにしやすいものとしにくいものとがあります。おすすめは、次の4つの種類です。
- ユーカリ
- レモンリーフ
- ダスティミラー
- 針葉樹
それぞれ特徴や使い方を紹介していきます。
ユーカリ
ユーカリは水分が抜けやすく乾燥しやすいため、簡単にドライフラワーにできる葉です。ただし、新芽は水分が多くきれいなドライフラワーになりにくいので、秋から春先の枝を使うとよいでしょう。
ユーカリのシルバーがかった色はアンティーク感があり、単体で飾ってもスワッグやリースにしてもおしゃれになります。また、乾燥後も爽やかな香りが残るのも魅力です。
葉の形もいろいろあるので、複数のユーカリをミックスして使うのも素敵ですよ。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-eucalyptus]レモンリーフ
レモンリーフは、葉の形が果実のレモンに似ている葉のこと。
濃いグリーンで花束やアレンジによく使われる葉ものですが、乾燥させると少し色が抜けて、アンティークっぽいくすみ系の色になるのが魅力です。
茎がしっかりしているので、花瓶に挿したままでも簡単にドライフラワーにできます。
ダスティミラー
ダスティミラーは銀白色をした葉で、葉や茎全体が綿毛で覆われているため、触るとふんわりした独特の質感が魅力です。
柔らかさはあるものの、水分が少なく乾燥に強い植物なので、簡単にドライフラワーにすることができます。
花瓶に立てたままだとくたんとしてしまうので、吊るして乾燥させましょう。
針葉樹
針葉樹は、針のように細長い葉が特徴の植物です。ドライフラワーでよく使われるものに、ヒムロスギやヒバ、ブルーアイスなどがあります。
乾燥しても鮮やかな緑のままで形も崩れないため、ドライフラワーにしやすいです。
クリスマス前になると出回ってくるので、フレッシュのままリースやスワッグを作って、冬のインテリアとして楽しみましょう。
ドライフラワーの作り方

次に、ドライフラワーの作り方を、簡単に紹介していきます。
- 逆さに吊るす
- シリカゲルを使う
- グリセリンを使う
- 花瓶に入れたまま乾燥させる
花材に合った方法を選ぶことで、見た目のよいドライフラワーが作れますよ。
ドライフラワーの作り方は、次の記事でも詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
逆さに吊るす
ドライフラワーの一番簡単な作り方が、「ハンギング法」です。茎にヒモなどを結んで逆さに吊るしておくだけなので、初心者でも簡単にできます。
直射日光が当たったり湿度が高かったりすると上手く乾燥しないので、日陰の風通しのよい場所に吊るすのがポイントです。
たくさん束ねてつるすと蒸れやすいため、なるべく小分けにした方が早く乾燥します。
シリカゲルを使う
吊るしたり花瓶に挿したりしたままだと形が崩れてしまう花は、「シリカゲル法」がおすすめです。
深さのある密閉容器に細かい粒のシリカゲルを入れて、短く切った花を埋めて乾燥させます。
花の色を鮮やかに保ったまま短期間で乾燥できますが、繊細な花だとシリカゲルに埋めることでつぶれてしまうかもしれません。
グリセリンを使う
花を乾燥させるとカサカサになりますが、しっとりした仕上がりにしたい場合は「グリセリン法」がおすすめです。
グリセリンを吸い上げさせたり溶液に浸したりしますが、すべての花でできる方法ではなく、水分量が少なく花びらが薄い花や葉、実ものが向いています。
生花に近い質感を残せるのが魅力ですが、乾燥時間が長くかかり、制作過程で茎が曲がったり花が黒ずんだりする可能性があることも理解しておきましょう。
花瓶に入れたまま乾燥させる
花を吊るさずに乾燥させる方法に「ドライインウォーター法」があります。花瓶に少量の水を入れて花を挿し、少しずつ水分を蒸発させていく方法です。
アジサイやカスミソウなど、ふんわりした形をそのまま残したい花に向いています。
ドライインウォーター法の魅力は、生花として飾りながらドライフラワーにできること。ただし、茎が弱いものや花首に重みがあるものは垂れ下がってしまいやすいので注意しましょう。
また、乾燥までに時間がかかるので、その間に花が色あせてしまう可能性もあります。
ドライフラワーを作るときの注意点

ドライフラワーを作るときは、次の4つの注意点に気を付けましょう。
- 新鮮なうちに作業する
- しっかり水を吸わせてから行う
- 風通しのよい場所に置く
- 直射日光を避ける
きれいなドライフラワーを作るために、ぜひ実践してみてください。
新鮮なうちに作業する
花は時間が経つほど劣化していきます。傷み始めてからドライフラワーにすると、変色したり形が崩れたりしやすいです。
ドライフラワーを作るときは、花が新鮮なうちに乾燥させ始めましょう。
しっかり水を吸わせてから行う
乾燥させ始める前に、茎を切り戻して水に浸けて、しっかり水を吸わせておくことが大切です。
「乾燥させるのに水を吸わせるの?」と思うかもしれませんが、水が足りない状態でドライフラワーにすると、シワができたり変色したりする原因になります。
十分水を吸い上げて元気な状態にしてから、作業を始めましょう。
風通しのよい場所に置く
しっかり乾燥させるためには、風通しのよい場所に置くことが大切です。風通しが悪いと蒸れてカビたり、きれいなドライフラワーにならなかったりします。
風が通りにくい場所や早く完成させたいときは、除湿器や扇風機を使うのもひとつの方法です。
直射日光を避ける
ドライフラワーの制作中は、直射日光を避けましょう。太陽の光は花の色あせを促進するだけでなく、劣化して崩れやすくなるからです。
蛍光灯や電球の光が強く当たる場所も色あせの原因になるので、光がなるべく当たらない陰になる場所に置くとよいでしょう。
ドライフラワーのおすすめの飾り方

ドライフラワーは、いろいろな飾り方が楽しめます。ここでは、ドライフラワーのおすすめの飾り方を4つ紹介していきましょう。
- 吊るして飾る
- 花瓶に入れて飾る
- ハーバリウムにして飾る
- 押し花にしてフレームで飾る
簡単な飾り方から少し手間が掛かる方法までありますが、どれもドライフラワーの魅力をしっかり引き出してくれますよ。
場所別の飾り方や初心者の方は「ドライフラワーの飾り方|おしゃれなインテリア例と注意点」の記事も参考にしてみてください。
吊るして飾る

ドライフラワーは、水につけずに花を飾れるのがメリット。スワッグにして逆さに吊るすだけで、おしゃれ度がアップして見えますよね。
吊るして乾燥させることで、花首が曲がったり葉が垂れたりせずに、きれいな形でドライフラワーにできます。
フレッシュな状態でスワッグを作り、乾燥していく過程を楽しむのもおすすめです。
ボリュームのあるスワッグは、寝かせて飾ってもおしゃれ。厚みがないものは、土台に斜めにかけて高さを出すと、見栄えがよくなります。
アンティークの風合いを生かして、古書やくすんだ雑貨と一緒に飾るのも素敵です。
花瓶に入れて飾る

ドライフラワーのブーケを花瓶に飾るのもおしゃれですよ。水が必要ないからといって、花瓶に活けてはいけないわけではありません。
陶器よりもガラスの花瓶で茎を見せた方が、ドライフラワーの魅力が生きるでしょう。
口の細い花瓶に一輪だけ飾ったり、ミニブーケをいくつか作って小瓶を並べて飾ったりしても素敵です。
[https://andplants.jp/collections/vase]ハーバリウムにして飾る

最近は100均ショップで材料が揃うので、ハーバリウムを作ってみるのもおすすめ。専用のオイルを満たすことで、光の反射による透明感が楽しめます。
スワッグやリースを作って、余った花材で作るのもいいですよね。ホコリの掃除も瓶を拭くだけで簡単なので、長い期間きれいな状態を保てます。
オイルを入れずに、瓶に花だけ詰めても可愛いですよ。
ガラスの密閉容器に花を詰めてエッセンシャルオイルを垂らし、2~3週間くらい暗所に置いておくとドライポプリになるので、作ってみたい方は挑戦してみてください。
押し花にしてフレームで飾る

押し花にして、透明のアクリルボードに挟んで飾るのもおしゃれ。次の手順で作れば簡単にできます。
押し花の作り方
- 花をティッシュペーパーではさむ
- さらに新聞紙ではさんで重しをのせる
- 1週間くらい放置する
重しは、均等に重力がかけやすい厚い本がよいでしょう。
また、押し花に適しているのは、次のような花です。
- 水分が少ない
- 花びらが薄い
- 平らにしやすい
今回紹介した花だと、カスミソウやミモザ、アジサイ、スターチスなどが、押し花にしやすいです。
ほかにも、パンジーやビオラ、クリスマスローズなども押し花にしやすいので、お庭や鉢植えで育てている方は、ぜひ作ってみてください。
ドライフラワーを長持ちさせるコツ

ドライフラワーは壊れやすく繊細ですが、次に紹介する3つのコツを実践すれば、長く楽しむことができます。
- 風通しのよい場所に置く
- 直射日光やライトが直接当たらない場所に置く
- こまめにホコリを取り除く
風通しのよい場所に置く
ドライフラワーは、風通しのよい場所に置きましょう。風通しが悪く湿気のある場所だと、カビたり害虫が発生したりする原因になります。
特に、梅雨や長雨の時期、蒸し暑い夏場は注意してください。
直射日光やライトが直接当たらない場所に置く
直射日光やライトが強く当たる場所は、色あせや劣化の原因になります。きれいな状態を長く楽しむには、光を避けた場所に置くことも大切です。
こまめにホコリを取り除く
飾っておくと、どうしてもホコリが溜まりますよね。ホコリも色あせやカビの原因になります。
ドライフラワーは繊細なので、柔らかいブラシやドライヤーの冷風などで、優しくホコリを払ってあげましょう。
ドライフラワーにしやすい花についてのよくある質問

最後に、ドライフラワーにしやすい花についてのよくある質問を2つ紹介します。
- もらった花束を吊るせばドライフラワーになる?
- 庭で育てている花もドライフラワーにできる?
もらった花束を吊るせばドライフラワーになる?
もらった花束をドライフラワーにできるかどうかは、花の種類によります。
今回紹介した花材やドライフラワーにしやすいタイプの花ばかりであれば、そのまま吊るしてドライフラワーブーケにすることも可能です。
しかし、ドライフラワーに向かない花が入っている場合は抜いて吊るすか、花束をバラバラにしてドライフラワーにしやすい花だけ吊るして乾燥させましょう。
庭で育てている花もドライフラワーにできる?
庭で育てている花も、ドライフラワーにしやすい性質を持っていれば可能ですよ。
特に、ラベンダーやローズマリーなどのハーブ類は、香りも一緒に楽しめるのが魅力です。筆者もローズマリーを育てているので、剪定するときに束ねて、香りを楽しみながらドライフラワーにしています。
また、千日紅やヘリクリサムなどの草花は、育てやすくドライフラワーにもしやすいですし、カラフルな色合いも楽しめます。
園芸におすすめの品種でドライフラワーも楽しめる花はたくさんあるので、ガーデニングも好きな方はぜひいろいろ育ててみてください。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-lavender]まとめ
ドライフラワーは人気ですが、どの花でもきれいに乾燥させられるわけではありません。花びらの厚みや水分量、茎の状態など、いろいろ条件があります。
今回は、ドライフラワーにしやすい花や葉の紹介だけでなく、作り方や飾り方も解説してきました。
乾燥しやすい花材を使えば、初めての方でも簡単にドライフラワーづくりを楽しめます。ひとつふたつとドライフラワーを作っていったら、どんどんハマっていくかもしれませんね。
AND PLANTSでは、ドライフラワーのスワッグやブーケも扱っています。単品花材も販売しているので、好きなアイテムを選んで自分でアレンジするのもおすすめです。
[https://andplants.jp/pages/dryflowers]