花束とブーケ|違いや使い分けの紹介

花束とブーケ|違いや使い分けの紹介

お祝いによって「花束を贈ればいいのか、ブーケを贈ればいいのか」と悩むこともあるかと思います。両者の違いを「なんとなくのニュアンス」で把握している方もいるかもしれませんが、きちんと使い分けができないと失礼になることも。

相手を想うのであれば、スマートな使い分けをしていきましょう。今回は、花束とブーケの違いについて解説していきます

「花束とブーケ、それぞれにあうお祝いのシーンって?」「贈る際はどんなことに気をつけたらいい?」などと気になっている方へぴったりの内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。

花束とブーケの違い

ブーケ(Bouquet)はフランス語で「花束」を意味します。言葉の意味合いとしては、花束もブーケも同じなのです。

しかし、日本では意味合いが同じでもデザイン・渡すシーンが異なるため、適切な使い分けがあります。まずはデザインの違いについて確認していきましょう。次をご覧ください。

  1. 花束:長くボリュームがあるサイズ
  2. ブーケ:短くコンパクトなサイズ

花束:長くボリュームがあるサイズ

花束は、切り花の茎を長く残したボリュームのあるシルエットです

前後ろがあって、花束を受け取りやすいように背面をラッピングで包み、正面は花が美しく映えるように開けています。 花束自体では自立しないため、もらった後に自宅などで飾る場合は花瓶が必要です。

また、日本ではもともと生花が発展していたこともあり、昔から切り花を長く残したスタイルが受け継がれてきたと考えられます。

ブーケ:短くコンパクトなサイズ

ブーケは、切り花の茎を短くし、前後左右に丸みのあるシルエットです。花束と違って前後ろがないため、どの方向から見ても美しく鑑賞ができます。

自立できるようにラッピングされていることが多いので、そのままテーブルなどに飾ることが可能。ヨーロッパを中心に広く普及しているスタイルです。

最近では「ウエディングブーケ」などとも呼ばれ、結婚式で見る機会も増えてきました。

花束やブーケを贈る際の使い分け

具体的な使い分けの解説をしていきます。使い分けを誤ってしまうと、せっかくのお祝いが台無しになるかもしれませんので、それぞれきちんと理解しておきましょう。

  1. 花束:お祝い事・葬儀・法事
  2. ブーケ:お祝い事・食事会・プレゼント

特にお悔やみのシーンでは間違えないようにしてください。では、見ていきます。

花束:お祝い事・葬儀・法事

花束に相応しいシーンは、式典などのしっかりとしたお祝いと考えておくのがよいです。カジュアルなお祝いにも適していますが、フォーマルなシーンでより多く使用されます。何か特別な贈り物をしたい方は、花束を選ぶといいでしょう。

また、葬儀や法事などにも花束は適しています。その際、花の色は「白」が一般的ですが、相手方が好む花や色を贈るのもおすすめです。原色に近い色だと華やかすぎるかもしれないので、少しトーンは押さえておきます。

ブーケ:お祝い事・食事会・プレゼント

ブーケに適しているシーンは、カジュアルな会です。開店祝い、新築祝いなどのお祝いにもいいですが、もっとラフに贈っても構いません。

たとえば、ちょっとしたお食事会に招待されたときや友人の誕生日プレゼントにもいいでしょう。気兼ねなく贈れるのがブーケのよいところです。

ただし、ブーケは葬儀・法事などには適さないので注意をしてください。贈る相手との親密度や好みなどでも異なるかもしれませんが、控えるのが無難です。

迷ったら:お祝いの雰囲気で決めるのがおすすめ

使い分けに慣れていないと「花束とブーケ、どちらを贈ればいいのだろう?」と悩むこともあるかと思います。そういった場合は、お祝いの雰囲気で判断するのがおすすめです。

  1. 豪華にお祝いしたいなら花束がおすすめ
  2. カジュアルにお祝いしたいならブーケがおすすめ

豪華にお祝いしたいなら花束がおすすめ

パーティーなど人前で渡す豪華なお祝いであれば、花束を贈るのがおすすめです。花束は切り花が長くボリュームもありますし、もらった方の雰囲気も一層美しく映えます。

加えて、渡す相手の印象を考えながら花束のボリュームを調整するとよいかもしれません。ボリュームが出るのはメリットでもありますが、かえって飾り場所がなくそのまま処分される方もいるそうです。ちょっとそれはもったいないですよね。

そのため「華やかすぎるのが苦手な方」「飾り場所がない方」であれば、本数や色も押さえて可憐な花束をプレゼントするときっと喜んでもらえます。

カジュアルにお祝いしたいならブーケがおすすめ

友達・知人の誕生日プレゼント、食事会など、フォーマルなお祝いではなくカジュアルなお祝いであればブーケが最適。コンパクトなサイズなので、自宅などでも飾りやすいです。

人によってはお祝いが豪華過ぎると気が引けてしまう方もいるため「ブーケほどがちょうどよい」といった声もあります。

また、カジュアルなお祝いだからといって花や色などの配慮は忘れないようにしてください。相手の雰囲気・好みにあったものを贈るようにしましょう。

花束やブーケを贈る際の注意点・タブー

花束やブーケを贈る際は、以下の注意点に気をつけておくとよいです。あらかじめ知らなければ対応できないこともあるため、しっかりと目を通しておきましょう。

  1. 不吉な数字や偶数本で作成しない
  2. ネガティブな花言葉のものは混ぜない
  3. 新築祝い・結婚祝いでは赤や黄色の花は避ける

では、それぞれ見ていきます。

不吉な数字や偶数本で作成しない

花束の本数で避けたいのは「4本」「9本」「13本」。これらは、不吉な数字を連想させるからです。他にも「偶数本」で構成するのはおすすめできません。偶数は、数字が割り切れてしまうため「別れ」「離婚」といったネガティブなイメージに繋がります。

ただし、偶数の中でも「8本」は「末広がり」の意味合いがあるので、めでたい数字です。「偶数本=すべてタブー」ではないため、相手が数字による縁起を気にされないなら贈るのもいいでしょう。

「相手が好みの数字がある」といった場合を除き、不吉とされる数字・偶数本は避けておくのが無難です

ネガティブな花言葉のものは混ぜない

花の中にはお祝いに相応しくないネガティブな花言葉があるため、混ぜないように配慮をしなければいけません。下記にいくつかまとめましたので参考にしてみてください。

  1. バラ(黄色):愛情の薄らぎ
  2. カーネーション(黄色):軽蔑
  3. マリーゴールド:嫉妬
  4. オキナグサ:裏切りの恋
  5. アジサイ:冷酷
  6. ラベンダー:疑惑
  7. クロユリ:呪い
  8. タマリスク:犯罪
  9. シレネ:落とし穴
  10. テッセン:縛り付ける

自分で判断できない場合は、お店にお任せしてしまうのもいいでしょう。

花は「ポジティブな言葉」「ネガティブな言葉」の両方をもっているものが多いので、ネガティブな表現がある花だけを除くのが無難です。

新築祝い・結婚祝いでは赤や黄色の花は避ける

赤や黄色の花は、不吉な意味が込められているものが多いため、新築祝い・結婚祝いでは避けるのがおすすめです

たとえば「赤の花」は火を想起させてしまうため、新築祝い・引越し祝いなどには適しません。「黄色の花」は軽蔑・嫉妬の意味があるため、結婚祝いに贈るのはタブーです。

渡す相手が仮に気にしない方でも、家族・親戚などが気にする可能性があるので、避けるのがいいかもしれません。

とはいっても「どうしても使用しなければいけない」といった状況があるかもしれません。その場合は、他の色と上手く混ぜて赤や黄色の主張を押さえるのが効果的です。

花束やブーケを贈る際の値段相場

贈る相手、お祝い事でも値段相場は異なってきますが、カジュアルなお祝いなら3,000〜5,000円、豪華なお祝いなら5,000〜10,000円で考えておくといいかもしれません

上記の金額で「どれくらいのボリューム感」「どんな花が使用できるか」などを見積もってもらい、再度調整してみてはいかがでしょうか。

より豪華にお祝いしたいなら、もう少しボリューム感をもたせてもいいです。華やかすぎるなら、少し花を減らしてもらうようにお願いをするとよいかと思います。

予算に余裕がまだあるなら、花束以外でお祝いにまつわるモノを、何か一緒にプレゼントするのも素敵です。

花束やブーケに関するよくある質問

最後に花束やブーケに関するよくある質問とその答えをまとめました。

  1. ワンコイン(500円)で渡せる花束やブーケはある?
  2. 花束やブーケはどのくらい日持ちするの?

それぞれ具体的に見ていきましょう。

ワンコイン(500円)で渡せる花束やブーケはある?

種類や取り扱いのお店は限られるものの、手軽なギフトとしてワンコインで作れる花束やブーケが最近見られるようになってきました

ライフスタイルにあわせて、デスクや小さなスペースでも飾れる「グラスブーケ」や楽しく料理ができるように「キッチンブーケ」などもあるそうです。

オンラインショップにもワンコインで販売されている花束やブーケがありますが、別途送料が加わるため、金額としてはもう少しかかってきます。

花束やブーケはどのくらい日持ちするの?

春夏は「3〜5日程度」、秋冬は「7〜10日程度」と考えておくとよいです。気温(室温)が低いと日持ちするため、高温になる場所を避けた方が長持ちします。気温が高い場所に飾っていると、花に含まれる水分が蒸発して枯れてしまうからです。

また、花瓶・花器に入れて鑑賞する際は、花の根元を斜めに切ってお水を毎日交換するのをおすすめします。お水をたくさん吸わせて、新鮮な状態を常にキープしておくことが長持ちさせるコツです。

まとめ

花束とブーケは言葉の意味は同じですが、文化の違いなどによって用途が異なるのが興味深いです。ゆえにお祝いのシーンに幅ができたため、使い分けが少々面倒な点もありますが、そのおかげで「贈る楽しさ」が増えたとも言えるでしょう。

花の文化は昔から定着しているものの「誰かに花を贈るのはハードルが高い」と感じる方もいると思います。そういった方であれば、まずはブーケから挑戦してみてください。コストも抑えられますし、相手の負担になりにくいです。

なにより花があることで、その場が温かい空気感に包まれるでしょう。

馬淵 大
観葉や多肉植物が昔から好きで、今は自宅でコウモリランをメインに育てています。 前職で、仕入れ、植え替え、販売などを経験。育てているうちに、まるで我が子のように愛着を感じてお持ち帰りしてしまう日も。 同じように…とまではいかなくても、そんな風に愛着をもって育ててもらえれば嬉しいです。 ぜひ一緒にお気に入りの植物を探すお手伝いをさせてください。

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