植物名 | マコデス・ペトラ |
学名 | Macodes petola |
英名 | Jewel orchid |
科目/属性 | ラン科マコデス属 |
原産地 | 東南アジア |
日当たり | 屋内のレースカーテン越しの光 |
温度 | 最低10℃以上をキープ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春秋:土の表面が乾いたら(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き) 夏冬:土に表面が乾いて2~3日後(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き) |
肥料 | 緩効性肥料、液体肥料 |
剪定時期 | 5月~9月 |
ジュエルオーキッドの特徴
ジュエルオーキッドは、ゴールドやシルバーの葉脈が光を反射してキラキラと美しいラン科植物の総称です。主に東南アジアの熱帯や亜熱帯の森林に自生しています。
キバナシュスラン属やマコデス属などの複数の属をまとめて、ジュエルオーキッド(宝石蘭)と読んでいます。名前の通り、宝石のように光り輝く葉脈を持っている点が特徴です。
ジュエルオーキッドはラン科の植物ですが、花よりも美しい葉を楽しむ植物です。種類も豊富で葉の色や葉脈の模様、光り方に違いがあるので、つい集めたくなるなるでしょう。
多湿環境を好むため、いかに乾燥させずに育てることが重要です。ラン専用の水はけのよい土でも育ちますが、水苔を使用した方が管理しやすいかもしれません。
年間を通して、室内のレースカーテン越しの明るさで管理してください。冬の寒さに非常に弱いので、冬の温度管理には気を付けましょう。
ジュエルオーキッドの花言葉
ジュエルオーキッドの花言葉は「優雅」「日々平安」「美しい淑女」です。
花言葉「優雅」は、ジュエルオーキッドの美しい姿が由来とされています。ベルベットのような質感の葉に入るキラキラと光る葉脈は、まさに優雅な印象を感じさせてくれます。
「日々平安」や「美しい淑女」の由来ははっきりしていませんが、葉を楽しむジュエルオーキッドは、四季のある日本でも見た目の変化があまりありません。変化の少ない姿から「日々平安」の名前が付いたのかもしれません。
胡蝶蘭をはじめ、ラン科の植物は女性に例えられることが多いです。そのため、ジュエルオーキッドも女性に例えられたのでしょう。
「優雅」「日々平安」の花言葉は、開店祝いや誕生日祝いなどにおすすめです。また、花言葉「美しい淑女」は、パートナーや恋人にプレゼントする際に伝えると喜ばれるかもしれません。
美しい姿で驚きを与えてくれる植物として、花言葉を添えてプレゼントしてみてください。
ジュエオーキッドの風水
ジュエルオーキッドは、「金運」「幸運」を高める風水効果を持つとされています。風水では光り輝くものは、金運を高めるとされているためです。
さらに、光るアイテムは幸運を呼び込み、悪い運気を払う効果もあるとされています。葉脈がキラキラと光るジュエルオーキッドは、まさに金運と幸運に効果的と言えるでしょう。
金運や幸運を高めてくれる観葉植物としてプレゼントすると、多くの方に喜ばれます。開店祝いや誕生日祝いとして、おしゃれなプレゼントにおすすめです。
ガラスケースやガラス瓶に入れて、テラリウムのようにして贈ると、受け取る方も管理がしやすく、インテリアのように楽しめます。
ただし、ジュエルオーキッドを飾るだけでは十分な風水効果は得られません。置く場所を整理整頓して、日頃から丁寧に育ててあげることが重要です。
風水を考えて飾る方は、おすすめの置き場所や効果について気になりませんか。「観葉植物の風水」の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
ジュエルオーキッドの育て方

ジュエルオーキッドは、パキラやモンステラのように育てると難しく感じるかもしれません。しかし、ポイントを押さえると育てやすい植物です。
ポイントは、以下の5つです。
- 置き場所と日当たり
- 温度
- 水やりの頻度
- 肥料
- 剪定方法
置き場所と日当たり
ジュエルオーキッドはレースカーテン越しの日光や明るい日陰を好みます。直射日光に当たると、乾燥や葉焼けの原因になる点には注意してください。
しかし、ほとんど日光が入らないような暗すぎる場所では生育できません。葉が薄くなったり、黄色くなったりしてひょろひょろな姿になりやすいです。
1年を通して、基本的に室内の明るい環境で育ててください。乾燥に弱い性質があるため、冷暖房が当たらない場所に置くことも重要です。
夏や冬にエアコンを付ける場合は、直接当たらないように気を付けましょう。
温度
ジュエルオーキッドは寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。生育適温は15~25℃なので、なるべく15℃以上を保つと美しい葉を維持しやすいです。
熱帯地域原産の植物であるため、暑さに強い印象がありますが、35℃を超える高温は枯れる原因になります。特に風通しがない場合は、30℃でも蒸れによって根腐れすることもあるので、注意してください。
夏は温度と風通しに注意して育てましょう。
水やりの頻度
ジュエルオーキッドの水やりを季節別に大まかに紹介します。
- 春秋:土の表面が乾いたら(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き)
- 夏冬:土の表面が乾いてから2~3日後(水苔の場合は、完全に乾燥しないように霧吹き)
春と秋は、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいにしっかり行ってください。水苔で育てている場合は、水苔がカラカラに乾燥しないように、霧吹きで水分を維持することが重要です。
多湿を好む植物なので、乾燥させないようにしましょう。ただし、受け皿に溜まる水は、こまめに捨ててください。
滞留している水は、ジュエルオーキッドの根腐れを引き起こします。水を多く与えるのではなく、湿度の高い環境を作ってあげることがポイントです。
気温が下がる秋から徐々に水やりや霧吹きの間隔を開けます。ジュエルオーキッドは15℃以下の気温になると、生育が緩慢になるため、手で土や水苔を触って、どのくらい湿っているかを確認するとよいでしょう。
冬の水やりは、気温の高い時間帯に常温または35℃程度の温いお湯で与えると、根に負担がかかりません。
もし、生育期の水やりタイミングが掴めない場合は、水やりチェッカーを使うとパッと一目でわかります。以下の水やりチェッカーは、水苔でも使用できますので、水苔栽培の方にもおすすめです。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]肥料
ジュエルオーキッドは、肥料分の少ない環境に自生している植物です。そのため、基本的に肥料は与えなくとも、元気に育ちます。
もし早く大きく育てたい場合は、春~夏にかけて月に1回のペースで、水に薄めた液肥を水やりや霧吹きで与えてください。パキラやモンステラのような他の観葉植物に与えるよりも、薄めて作りましょう。
土の中に肥料分が残りやすい固形肥料は、ジュエルオーキッドと相性が良くありません。特にテラリウムとして楽しむ場合は、根腐れの原因になりやすいです。
薄めた液肥であっても、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。
剪定方法
ジュエルオーキッドの剪定時期は5月~9月です。枯れた葉や伸びた茎、花茎を切り戻します。
葉や茎が茂りすぎて風通しが悪い場合は、込み合った部分を剪定してください。切り取った茎は、挿し木で増やすことも可能です。
[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]冬の管理方法
ジュエルオーキッドは寒さに弱い植物です。冬は明るい室内で最低10℃以上をキープして管理してください。
なるべく15℃を下回らない温度を維持できると、冬でも葉が綺麗に楽しめます。また、霧吹きや加湿器によって湿度を60~80%で維持しておくことも重要です。
冬は乾燥しやすい季節であるため、湿度には注意しましょう。エアコンの乾いた風が直接当たらないように、置き場所を移動させると安心です。
筆者はマコデス・ペトラやホンコンシュスランなどのジュエルオーキッドを育てていた経験があります。冬は密閉できるガラスケースやガラス瓶に入れて、湿度を維持できる環境にすると、非常に育てやすくなりました。
冬に調子が悪くなる方は、植木鉢ごとでも問題ありませんので、湿度を維持できるようなケースの中に入れて管理してみてください。
ジュエルオーキッドの増やし方

- 挿し木
- 株分け
ジュエルオーキッドは、剪定した茎を土や水苔に挿して増やす「挿し木」で増やすことが可能です。挿し木する前に、剪定した茎をベンレート水和剤のような殺菌剤に浸すと、挿し木後にジュエルオーキッドが腐る心配が少なくなります。
挿し木後は、直射日光の当たらない場所で、土や水苔が乾かないように管理してください。
ジュエルオーキッドは地下茎で増える植物です。そのため、丁寧に土や水苔を落として、それぞれに根が付くように地下茎を剪定すると株分けができます。
ただし、ジュエルオーキッドの根は繊細で折れやすいです。株分けで増やす場合は、根が折れないように慎重に行ってください。
主な増やし方は「挿し木」「株分け」の2つですが、ラン科の植物は種でも増やすことが可能です。ジュエルオーキッドも受粉させて種を収穫後に種まきで増やすことはできますが、無菌環境を作る必要があります。
作業も大変なため、種で増やすことはおすすめしません。増やしたい方は、挿し木や株分けで増やしましょう。
最後に、ジュエルオーキッドは個人で増やすことに問題はありませんが、環境省に無許可での販売や譲渡が禁止されている品種があります。そのため、増やしたからと言って気軽にプレゼントしたり販売したりしないように注意してください。
ジュエルオーキッドのよくあるトラブルと対処法

日当たりと湿度のコツが掴めると育てやすいジュエルオーキッドですが、トラブルも存在します。
ここではトラブルが起きたときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
主なトラブルは以下の3つです。
- 根腐れ
- 根詰まり
- 葉焼け
それぞれ詳しく見ていきましょう。
根腐れ
根腐れでは、以下の症状が見られます。
- 水をあげても元気にならない
- 葉が落ちやすい
- 葉が茶色・黄色に変色している
- 茎や茎の根元が柔らかい
- 土や水苔から腐敗臭がする
- 土や水苔の表面にカビが生えている
- 根が黒く変色している
根腐れは、土や水苔の中の酸素濃度が低下して細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。
また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。
これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。
受け皿に水を溜めていると、常に土や水苔が湿りすぎてしまうので、注意してください。
根腐れの対処法は以下の通りです。
- 鉢から植物を抜き、悪い土や水苔を落として水はけのよい土や新しい水苔に交換する
- 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
- 殺菌剤に浸す
- 発根剤を与えてみる
- 傷んだ葉を取り除く
- 枯れた茎や葉を切り取る
根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土や水苔の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を作りましょう。
土栽培する場合は、有害物質の吸着に効果的な珪酸塩白土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけ改善と根腐れを防止することができます。
水苔栽培であれば、新しい水苔で根を巻き直してください。
根腐れが起こると葉にハリがなくなり、しおれたような姿になります。重度の根腐れの場合は、茎がぶよぶよになり、株元が黒く腐ることも。
ジュエルオーキッドは60~80%の湿度を好むため、受け皿に水を溜める方も多いでしょう。しかし、滞留している水は細菌が増えやすく、根腐れを引き起こす原因になるので、なるべく受け皿には水を溜めないでください。
根詰まり
根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。
- 水が浸透しづらくなる
- 底から根が出てくる
- 葉が黄色くなる
- 下葉が枯れやすくなる
長年植え替えていない場合に、上記のような症状が現れます。ジュエルオーキッドは根詰まりで枯れることは滅多にありませんが、放置してしまうと生育によくありません。
対処法はジュエルオーキッドの植え替えをすること。
ジュエルオーキッドを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。株分けで鉢を分けるのもおすすめです。
植え替えや株分けを行う時期は、春~夏の成長期が適しています。生育が緩慢な秋~冬には、植え替えや株分けはしないようにしてください。
葉焼け
葉焼けでは、以下の症状が起きます。
- 葉の色素が抜けて白くなっている
- 葉の一部が茶色~黒色に枯れている
直射日光を浴びすぎると葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します。
ジュエルオーキッドは、直射日光を嫌うので、強い日差しに当たると葉焼けしやすいです。特に夏の日差しには注意してください。
葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を移動させましょう。対処法は以下の通りです。
- 直射日光が当たっている場合はカーテンで遮光する
- 葉焼けした部分はカットする
葉焼けが起こる場合は、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。
また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。
葉焼けは、暗い場所から急に直射日光が当たる場所へ移動させた際にも起こるトラブルです。「暗いお部屋で徒長したから、直射日光の当たる窓際に移動したら葉焼けした」といった例はよくあります。
日頃から直射日光や明るさには注意しておくと安心です。筆者は植物用LEDで管理していますが、植物用LEDでも種類によって光の強さが異なるため、よく観察しておくことをおすすめします。
ジュエルオーキッドの害虫トラブルと対処法

高湿度環境で育てるジュエルオーキッドですが、害虫トラブルは存在します。
ジェルオーキッドに発生しやすい害虫トラブルは、以下の4つです。
- ハダニ
- アブラムシ
- カイガラムシ
- コバエ
害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。
ハダニ
ハダニの症状は以下の通りです。
- 葉にクモの巣のような糸がついている
- 葉の裏に小さな虫がついている
- 葉に斑点や傷がある
- 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている
ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つ非常に厄介な害虫です。
放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 傷んだ葉はカットする
- 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
- ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
ハダニは乾燥した環境で発生しやすい害虫です。そのため、高湿度環境下で育てるジュエルオーキッドでは発生しにくいとされています。
しかし、ガラスケースやガラス瓶の中でテラリウムのように育てていない場合は、冬の乾燥によって発生することがあります。
ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)の使用が効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
ハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることをしっかり行えば、発生しにくいです。
常にきれいな状態を保つために、霧吹きのによる葉水は必須と言えます。ハダニが発生した場合は、シャワーで優しく洗い流すなどの管理も必要です。
アブラムシ
アブラムシの症状は以下の通りです。
- 新芽が萎縮している
- 葉が縮れている
- 新芽に虫が付いている
- 葉や幹がベタベタしている
アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。
対処法は以下の通りです。
- 縮れた葉はカットする
- アブラムシを取り除く
- 伸びすぎている茎は剪定して短くする
- アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。
カイガラムシ
カイガラムシの症状は以下の通りです。
- 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が葉の付け根や幹についている
- 黒いカビ(すす病)が発生している
- 葉や幹がベタベタしている
カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。
放っておくとジュエルオーキッドの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
- 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
- カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)
カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。
既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。
コバエ
コバエの症状は以下の通りです。
- 土に虫が湧く
- コバエが植物の周囲を飛んでいる
コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでは不快害虫です。
放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。
対処法は以下の通りです。
- 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
- 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
- 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
- トラップを仕掛ける
- コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する
土栽培でジュエルオーキッドを育てている方は、コバエが発生しやすいので注意してください。
コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。
コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。
コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。
そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。
そもそもコバエは、完熟たい肥を使用した質のよい土であれば発生率を低く抑えられます。
もし上記の対処法でもコバエがいなくならない場合は、水苔栽培に切り替えた方がよいでしょう。
ジュエルオーキッドの育て方に関してよくある質問

最後にジュエルオーキッドの育て方に関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- ジェエルオーキッドはガラス瓶で育てられる?
- ジュエルオーキッドの寿命は?
- ジュエルオーキッドにおすすめの土は?
- ジュエルオーキッドは水中化する?
- ジュエルオーキッドが徒長した時はどうしたらいい?
それでは具体的に見ていきましょう。
ジュエルオーキッドはガラス瓶で育てられる?
ジュエルオーキッドは、ガラス瓶で育てられます。ガラス瓶の中に鉢ごと入れたり、水苔を敷いて植えつけたりしてもよいでしょう。
ガラス瓶の中であれば、湿度や温度をキープしやすいメリットがあります。ただし、風通しが悪くなりやすいので、定期的にガラス瓶の蓋は空けて空気を入れ替えるようにしてください。
また、ガラス瓶内で育てる場合は、なるべく大きなガラス瓶を使用した方が、安心です。その後の成長によっては、剪定や管理が難しくなる可能性があるためです。
ジュエルオーキッドの寿命は?
ジュエルオーキッドの寿命は、5~10年ほどと言われています。
しかし、ジュエルオーキッドは株分けや葉挿しで増やせる植物。そのため、適切な環境で増やした同一個体の株は、一生のパートナーになるかもしれません。
四季のある日本では、真夏や冬に枯れやすいため、温度や湿度に注意して育てることが、長く楽しむコツです。また、ジュエルオーキッドは可愛い花も咲きます。
花の寿命は2週間程度と、蘭としては短めですが、ぜひお花も楽しんでください。
ジュエルオーキッドにおすすめの土は?
ジュエルオーキッドにおすすめの土は、水苔です。蘭専用の水はけのよい土でも育てることはできますが、湿度管理や病害虫の点から、水苔の利用をおすすめします。
筆者も土栽培と水苔栽培をしていましたが、水苔栽培の方が生育が良く、管理もしやすかったです。特にテラリウムのように密閉した環境で育てる場合は、水苔で育てましょう。
水苔には、水苔酸と呼ばれるイオンの影響で、土よりも根腐れしにくいためです。初めて育てる方は、特に水苔で育てると良いでしょう。
ジュエルオーキッドは水中化する?
ジュエルオーキッドは水中化しません。水中化とは、アクアリウムで利用する植物に現れる変化です。
水上で展開する葉を、水中にレイアウトすることで、水中に適した新しい葉を展開する現象を「水中化」と言います。環境の変化に適した葉が出てくる点では、土栽培と水栽培の根の変化に近いと言えるでしょう。
ジュエルオーキッドは多湿環境を好むため、テラリウムやアクアリウム、ビバリウムなどに利用されることが多いです。
しかし、水中化しないので、ジュエルオーキッドの葉や茎を水中に浸すことはしないでください。水の中で溶けるように枯れます。
ジュエルオーキッドが徒長した時はどうしたらいい?
ジュエルオーキッドが徒長した時は、「剪定」しましょう。徒長する場合は、明るさが不足している可能性が高いです。
直射日光は嫌いますが、暗すぎるとひょろひょろと徒長します。特にガラス瓶でテラリウムのように育てている場合、徒長してしまうと蓋に葉が触れてしまったり花芽が当たってしまいます。
直射日光は避けますが、なるべく明るい場所で管理してください。窓越しであれば、レースカーテン越しの光を当てるようにします。
明るさを確保できない場合は、植物用LEDや蛍光灯などで補光すると安心です。
ジュエルオーキッドのまとめ
ジュエルオーキッドは温度と湿度を維持できる環境であれば、比較的簡単に育てることができます。乾燥しやすい冬は、霧吹きや加湿器で湿度を高めて管理しましょう。
「優雅」「日々平安」は、ポジティブな花言葉として、開店祝いや誕生日祝いにおすすめです。金運や幸運を高めるとされている風水効果は、多くの方に喜んでもらえるでしょう。
品種の多いジュエルオーキッドはコレクションしたくなる植物です。育て方のコツを掴めば、どの種類でも美しく育てることができます。
ぜひキラキラと光るジュエルオーキッドを育ててみてください。
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