毎年9月の第3月曜日は敬老の日です。敬老の日は「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し長寿を祝う日」とされています。
敬老の日は、おじいちゃんおばあちゃん、もしくはお父さんお母さんに感謝の気持ちを伝え、長寿のお祝いをします。お祝いのプレゼントを渡す際には、気持ちが伝わるように、メッセージカードを添えて贈りたいものです。
今回の記事では、敬老の日に贈るメッセージカードの書き方について解説します。「どのようなメッセージを書こう…」と悩んでしまう方はぜひ参考にしてみてくださいね。
[https://andplants.jp/collections/keirou_day]敬老の日にはメッセージカードがおすすめ
敬老の日のプレゼントを贈る際には、日頃なかなか伝えることができない感謝の気持ちをメッセージカードに綴って伝えることができます。
プレゼントももちろん嬉しいですが、心がこもったメッセージカードが添えてあると、より嬉しいものですよね。
丁寧に気持ちを伝えたいときは手紙も良いですが、メッセージカードは少ない文字数で気軽に書くことができるのでおすすめです。
手紙やメッセージカードをもらったら、大事に取って置いてくれているおじいちゃんおばあちゃんも多いでしょう。敬老の日は、感謝の気持ちを伝えること、一緒に過ごす時間を大切にすることなどが一番大切かもしれません。
敬老の日に贈るメッセージの3つのポイント
敬老の日にメッセージを書く際のポイントを3つ紹介します。おじいちゃんおばあちゃんが読みやすいように書くことや、体調や状況を配慮しながら書くことが大切です。
いざメッセージを書こうとしたときに「なんて書けばいいだろう…」と悩んでしまうこともあるかと思うので、まずはこのポイントをチェックしてみてください。
- 大きく読みやすい文字で書く
- 健康体調に配慮して書く
- いつもは伝えられていない感謝の気持ちを書く
大きく読みやすい文字で書く
小さな文字が見えにくいおじいちゃんおばあちゃんが多いので、メッセージカードを書く際は、大きめの文字ではっきりと読みやすく書くのが良いです。
メッセージカードだと、ついつい文字が細かくなってしまうことがあるので、カードのサイズも少し大きめが良いかもしれません。濃いめ、太めのペンを使う、一文を短めにするなど配慮すると読みやすくなります。
健康体調に配慮して書く
健康で元気なおじいちゃんおばあちゃんには「いつまでも元気でいてね」といったメッセージが良いですが、持病があったり、入院している場合は、体調に配慮した一文を添えると良いです。
「体調はどうですか?元気になってまた一緒にお出かけしようね」「無理しないで、体を大事にしてね」などの言葉を添えるのがおすすめです。
おじいちゃんやおばあちゃんが「心配をかけてしまっている…」と感じさせないように、軽く触れて、明るい内容で書くのが良いでしょう。
いつもは伝えられていない感謝の気持ちを書く
メッセージカードだからこそ伝えられることもあります。なかなか日頃伝えられていない感謝の気持ちを敬老の日を機会に伝えてみませんか。
おじいちゃんおばあちゃんを敬う気持ちで、丁寧な言葉で書くことも大切です。「いつもありがとう」「健康で長生きしてください」など率直な言葉で、伝えても喜んでもらえるかもしれません。
大変なときはサポートしてくれたり、孫の面倒を見てくれたりとお世話になっているおじいちゃんおばあちゃんへの感謝の気持ちをカードに綴りましょう。
気を付けたいメッセージのマナー
敬老の日に贈る言葉として気を付けたいのは「年齢を感じさせる言葉を入れる」ことです。
敬老の日のお祝いでも、まだまだ若々しいおじいちゃんおばあちゃんも多いので、「年寄り扱いされたくない」と思う人も多いようです。
「敬老の日」「長生き」といったワードも年寄り扱いされていて不快に感じる方もいるので、心配な場合は避けた方が良いでしょう。シンプルに「いつもありがとう」の言葉を贈るのが無難です。
メッセージの例文|シーン別
敬老の日に贈るメッセージをシーン別に例文で紹介します。おじいちゃんおばあちゃんへだけでなく、両親へ贈る場合や、自治体や町内会の敬老の日のイベントで言葉を贈ることもあります。
親族以外の方への敬老の日のお祝いのメッセージを贈る方は、文章の書き方に悩む方もいると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
- 孫からおじいちゃんおばあちゃんへ
- 子供から実の両親へ
- 義理の両親へ
- 自治会・町内会のお年寄りへ
- 福祉関係者から利用者へ
孫からおじいちゃんおばあちゃんへ
- いつもプレゼントをくれたり、美味しいものを食べさせてくれたりしてありがとう。これからも健康で元気でいてね。
- おじいちゃんおばあちゃんいつもありがとう。今回は会いに行けなくて残念だけど、またすぐ会いに行くからね。
- 感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈ります。気に入ってくれるといいな。ぜひ使ってね。
贈り物以上に孫からのメッセージは嬉しいものかもしれません。孫の年齢にもより書く内容も変わってくるかと思いますが、定番の例文です。
年齢に応じておじいちゃんおばあちゃんとのコミュニケーションの取り方も変わってくるかと思うので、親しみやすい文章で書くのが良いでしょう。
いつも気にかけてくれたり、遊んでくれたりするおじいちゃんおばあちゃんへ短くても良いので、言葉を添えて贈りましょう。
子供から実の両親へ
- お父さん、お母さんいつもありがとう。この年になって親のありがたみを感じています。体に気を付けていつまでも元気でいてください。
- いつも孫たちと遊んでくれてありがとう。ほんの気持ちですが、敬老の日のプレゼントを贈ります。よければ使ってください。
- いつも温かく見守ってくれてありがとう。相談にものってくれて感謝してます。今度一緒に温泉にでも行きましょう。
両親の敬老の日を祝う頃は、親のありがたみをしみじみと感じる頃かもしれません。子育てを経験してきた大先輩であり、育ててくれた感謝の気持ちを伝えたくなるときです。
両親への尊敬の気持ちをメッセージに込めながら、プレゼントを贈る際はぜひメッセージカードを添えてみてください。
実の両親だからこそ気恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、伝えられる機会があるときに伝えることは大切です。お父さんお母さんは、大人になった子供の成長を感じて更に喜んでくれるかもしれません。
義理の両親へ
- お義父さん、お義母さんいつもありがとうございます。子供たちとプレゼントを選んだので、ぜひ使ってください。
- 今年も健やかに敬老の日を迎えることができ、私たちも嬉しい気持ちです。お体に気を付けて、これからも元気でいてください。
- いつも孫たちの面倒を見てくださりありがとうございます。とても助けられています。これから寒くなってきますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
義理のお義父さんお義母さんへは日頃のお礼の言葉を先に伝えるのが良いでしょう。良い関係性を維持していけるように、敬老の日のようなイベントでのコミュニケーションは大切です。丁寧な言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
遠方でなかなか会えない両親には、孫の近況報告を兼ねながらメッセージを贈るのが良いかもしれません。孫の成長を楽しみにしているおじいちゃんおばあちゃんに、孫の写真も一緒に贈ると喜んでもらえます。
自治会・町内会のお年寄りへ
- 皆様の長寿と健康を心からお祝い申し上げます。この町が暮らしやすく平穏なのも、皆様が尽力してくださっているおかげです。お体にお気をつけて、いつまでも健康にお過ごしください。
- 今後の益々のご健勝を祈って、心ばかりではありますがプレゼントを用意させていただきました。今後ともご厚誼(こうぎ)賜りますようお願い申し上げます。
- 今年も健やかに敬老の日を迎えられたことを嬉しく思うと共に、いつも自治会にご尽力いただき、感謝申し上げます。今後のご活躍と末永い健康をお祈りしております。
自治会や町内会で65歳以上、もしくは70歳以上の方などを対象にして敬老の日のお祝いをすることがあります。記念品を贈呈することが多く、自治会、町内会に尽力していただいていることへの感謝と敬意を表してお祝いします。
自治会や町内会で、親族以外の方に敬老の日のお祝いの言葉を贈る場面もあるため、どのようなメッセージが適しているのか悩む方も多いでしょう。
日頃接している中で感じていることや感謝の気持ちを伝える内容で、丁寧で礼儀正しい文章にするのが良いです。
福祉関係者から利用者へ
- 健やかに敬老の日を迎えられたことを職員一同嬉しく思っています。いつも○○さんの笑顔に癒されていますよ。これからも楽しく過ごしていきましょうね。
- いつも楽しい話を聞かせてくれてありがとうございます。○○さんのお話をいつも楽しみにしています。また聞かせてくださいね。
- 今年も健やかに敬老の日を迎えられたことを心よりお喜び申し上げます。これからもどうぞよろしくお願い致します。
施設の利用者の方は、職員さんが敬老の日のお祝いメッセージを贈ってくれることもあります。いつも身の回りのお世話をしながら、コミュニケーションをとってくれる職員さんからのメッセージは嬉しいですよね。
日頃一緒に過ごす中で、気づいたことや話していたことなどをメッセージにすると良いでしょう。「元気に」「長生き」といった言葉があまり好きではない人もいるので、なるべく避けることが無難です。
離れて住んでいる祖父母には電報もおすすめ
電報は、電話や手紙に比べて特別なイメージがあり、大事なお祝いの際に活用され、敬老の日に贈るのもおすすめです。結婚式の祝電でよく用いられています。
電報はメッセージを届けるだけでなく、ギフトと一緒に贈ることができます。フラワーギフトやぬいぐるみと可愛らしくセットになっているものもあるので、プレゼントに最適です。
プレゼントをセットで贈ることができますが、あくまでメッセージがメインになっているのが電報の特徴です。手書きの文字に自信がない方も電報を活用するのが良いでしょう。
工夫を凝らしたメッセージ入りの商品もアリ
プレゼントにメッセージカードを添えるのも良いですが、メッセージ入りのギフトも色々な種類があります。記念のメッセージが印字されていて、特別感のある凝ったプレゼントになります。
メッセージ入りフォトフレーム、ネームインポエム、グラス、タンブラー、お酒など種類も豊富です。よくオンラインショップで名前入りでオリジナル商品を作れるお店があるので、早めに注文すれば購入が可能です。
メッセージがメインとなった素敵なプレゼントになります。
敬老の日に贈るメッセージでよくある質問
敬老の日に贈るメッセージでよくある質問を紹介します。いざメッセージを書こうと思ったときに「どのような言葉を選べばいいか」「どのくらいの長さで書いたらいいのか」など悩みがちなところです。
2つの質問を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 「敬老の日おめでとう」はおかしい?
- 敬老の日に贈るメッセージは一言でも大丈夫?
「敬老の日おめでとう」はおかしい?
「敬老の日おめでとう」はタブーではありませんが、なんとなく違和感を覚える人も多いかもしれません。
敬老の日は、長寿を祝うので「おめでとう」を使用することが失礼にあたるということはありません。しかし、表現としてしっくりこない言葉にも感じるので、敬老の日は「ありがとう」と感謝の言葉から入るのが適切でしょう。
敬老の日に贈るメッセージは一言でも大丈夫?
敬老の日に贈るメッセージは一言だけでも大丈夫です。感謝の気持ちを伝えることが大事なので、一言だけであってもメッセージを添えるのがおすすめです。
メッセージカードがあるとないとでは、受け取り手の嬉しさが違います。相手の気持ちが伝わるので「わざわざ私たちのために用意してくれたんだな」「気にかけてくれているんだな」とメッセージがあることで、より思いが伝わります。
なかなかメッセージの言葉が思いつかない人は、ぜひ例文を参考にしてみてくださいね。
まとめ
贈り物には、やはりメッセージカードが添えてあると嬉しいものです。おじいちゃんおばあちゃんは、贈り物以上にメッセージカードが嬉しいと感じてくれるかもしれません。
日頃なかなか伝える機会がない感謝の気持ちもメッセージカードであれば伝えやすいですよね。体調や近況に配慮しながら、改めて感謝の気持ちが伝わるようなメッセージカードを贈ればきっと喜んでもらえるでしょう。
感謝の気持ちを伝える素敵な敬老の日にしてくださいね。
関連記事:敬老の日とは|由来や意味とおすすめギフト