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ドライフラワーを使った結婚式

ドライフラワーを使った結婚式|魅力やおすすめアイテム・注意点

マットな質感とくすみカラーが人気のドライフラワー。

ナチュラルやボタニカルをテーマにしたウェディングが人気を集める中、ブーケや装花にドライフラワーを取り入れる人が増えてきました。

今回は、ドライフラワーのウェディングアイテムについて、上手な取り入れ方や注意点をご紹介します。

ドライフラワーアイテムを準備する方法や、自分で作る方法も解説しています。

ドライフラワーを結婚式でどうやって取り入れようか悩んでいる人や、取り入れても大丈夫か不安に思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

ドライフラワーを結婚式で取り入れる魅力

なぜドライフラワーのウェディングアイテムが注目されているのでしょうか。

まずはドライフラワーを使う魅力やメリットを5つご紹介します。

  • おしゃれな雰囲気を演出できる
  • 軽くて持ちやすい
  • 時間や気温に左右されにくい
  • 事前に仕上がりを確認できる
  • 自分でも作れる

順番に見ていきましょう。

おしゃれな雰囲気を演出できる

ドライフラワーが人気の理由は、落ち着いたおしゃれさを演出してくれる点です。

ナチュラルなアースカラーのドライフラワーは、華やかな会場やドレスにほどよい抜け感をプラスしてくれます。作り込みすぎないリラックスした雰囲気や心地よさがあり、アットホームな結婚式にしたい新郎新婦に人気があります。

また、個性的なブーケや装花にしたい人にもおすすめです。

近年ドライフラワーの人気の高まりにより、多種多様な花材が出回っています。ドライフラワーになることでおもしろい質感やフォルムになる植物も多く、存在感のある大きな花材も見られます。

ユニークなドライフラワーなら、人とかぶらないオリジナルのブーケや装花に仕上がるでしょう。

軽くて持ちやすい

水分を含む生花に比べ、乾燥しているドライフラワーは軽いのが特徴です。

そのため、大きめのブーケでも重くなりすぎません。重さを気にせずに形を決められるメリットがあります。

また、ドライフラワーの軽さは装飾に使いやすいです。お花を天井から吊るしたり、アーチを作ったりして、空間を生かした装飾をしたい時にも向いています。

生花は保水が必要なため、吸水性スポンジの重みがプラスされてしまいます。その点軽いドライフラワーなら形状や飾り方に自由が効いて、より理想のスタイルに近づけるかもしれません。

時間や気温に左右されにくい

しおれる心配がないドライフラワーは、時間やお花の状態を気にすることがなく、撮影やゲストとのコミュニケーションを楽しめるでしょう

長時間撮影する前撮りやロケーションフォト、フォトウェディングにもぴったりです。

また、ガーデンウェディングのような野外で行う挙式や披露宴にも、ドライフラワーがおすすめです。

気温や日差しの影響を受けやすい屋外では、使えるお花の種類が限られてしまいます。特にナチュラルな小花は直射日光でしおれてしまうことも多く、屋外では使用しにくい花材です。

すでに乾燥しているドライフラワーの小花なら変化が少なく、結婚式の間でも美しさを保ってくれるでしょう。

事前に仕上がりを確認できる

生花のブーケは通常、挙式当日に初めて新郎新婦の元に届きます。

挙式時に美しい状態になるように前日遅くか当日に作成され、直前まで冷蔵庫で保管されていることが多いです。

しかし、新郎新婦側からすると、当日の朝までブーケを確認できないのは不安な点もあるかもしれません。さらに、装花は式中に入場してから初めて見るケースも多く、「イメージと違った」と感じても修正してもらうことは難しいでしょう。

その点ドライフラワーなら、事前に仕上がりをチェックできます。イメージと違ったり、ドレスや髪型に変更があったりしたときも修正が可能です。

自分でも作れる

ドライフラワーは、自分で作ることができます。

手作りのドライフラワーアイテムは、納得いくまで自分好みに仕上げられるのが魅力です。ブーケや装花のイメージがはっきり決まっている人は、手作りがおすすめです。

小さなブーケなら、式場でオーダーするよりもリーズナブルに用意できるでしょう。

ただし、大きなブーケや装花はオーダーのほうがコストパフォーマンスがいい場合もあります。個人購入すると花材の単価が高くなってしまうためです。コストを下げる目的の場合は、オーダーとも比較してから検討してみましょう。

制作は簡単ではないこともありますが、過程も思い出になるかもしれません。新郎やお母さん、友人と一緒に作るのもいいですね。

ドライフラワーを使ったおすすめのウェディングアイテム

ドライフラワーを使ったおすすめのウェディングアイテム

具体的には、どんなウェディングアイテムにドライフラワーが向いているのでしょうか。

ドライフラワーを使ったおすすめのアイテムは、次の4つです。

  1. 前撮りのブーケや髪飾り
  2. ウェルカムスペース
  3. 挙式・披露宴のブーケや髪飾り
  4. メインテーブル装花

ドライフラワーを使うメリットや、おしゃれな使い方をご紹介します。

①前撮りのブーケや髪飾り

時間をかけて撮影する前撮りには、軽くて持ちやすいドライブーケが人気です。重さや時間を気にせず、納得いくまで撮影に集中できるでしょう

特に保水力が低い生花の髪飾りは、長時間の屋外での使用はあまり向いていません。屋外での撮影では、ドライフラワーのように保水が不要なアイテムがおすすめです。

また、前撮りで使ったドライブーケは、結婚式当日にも使えます。

ブーケとして使用するだけでなく、ウェルカムスペースや装花に飾るのも素敵ですね。前撮りや式が終わった後は、インテリアとして新居で楽しめます。

関連記事:結婚式の前撮りブーケ|相場・購入方法・種類について   

②ウェルカムスペース

ウェルカムスペースは、来てくれたゲストへの感謝やおもてなしの気持ちを表すスペースです。ゲストが最初に目にする場所であり、式のテーマや2人の雰囲気がよく伝わる場所でもあります。

ナチュラルなドライフラワーを取り入れたウェルカムスペースは、優しさや温かみを演出してくれます。アットホームな雰囲気にしたい人にぴったりでしょう。

ドライフラワーブーケを花瓶に飾ったり、スワッグをテーブルの上に置いたりするだけで写真スポットになります。ドライフラワーを使ったウェルカムボードも人気です。

また近年は、ゲスト参加型のドライフラワーセレモニーが注目を集めています。

ドライフラワーセレモニーとは、結婚証明書を入れたボックスにゲストが好きなドライフラワーを選んで飾り付けていく演出です。式後はインテリアにもなり、ゲストとの思い出も残るでしょう。

③挙式・披露宴のブーケや髪飾り

ウェディングブーケや髪飾りにも、ドライフラワーを使う新郎新婦が増えています

ドライフラワーのアンティークな色合いは、クラシカルなドレスやアクセサリーによく似合います。ナチュラルさの中に、洗練された大人っぽい雰囲気を演出してくれるでしょう。

ドライフラワーのようなくすみカラーは、日本人の肌になじみやすい色合いのひとつです。ファッションやコスメでも人気があり、特にパーソナルカラーがサマーやオータムの人に似合うと言われています。

普段からくすみカラーの服やメイクが似合う人は、顔周りにドライフラワーを持ってくると肌が血色よく見えて写真映えするでしょう。

④メインテーブル装花

新郎新婦を彩るメインテーブル装花は、会場の雰囲気を決める重要な装花のひとつです。

メインテーブル装花にドライフラワーを使うと、落ち着いたイメージを演出できるでしょう。特にアンティークな印象の会場にはドライフラワーがよく似合います。

近年はメインテーブルのサイドや背景にも装飾をし、フォトスポットとしてコーディネートする新郎新婦が増えているようです。

軽いドライフラワーなら、天井から吊るしたり、壁に設置したりと空間を意識したデザインを実現できるでしょう。フォトフレーム風のアーチやガーランドにドライフラワーを装飾すると、ナチュラルな雰囲気に仕上がります。

また、秋のウェディングに季節感を取り入れたい時もドライフラワーはおすすめです。ブラウンやオレンジ系のドライフラワーを使うと、秋らしさを強調することができます。

結婚式や前撮りのドライブーケを準備する方法

結婚式や前撮りのドライブーケを準備する方法

結婚式や前撮りにドライブーケを使うには、どこでどのように手配したらいいのでしょうか。ドライブーケを準備する方法は、主に次の3つがあります。

  • 自分で作る
  • 完成品を買う
  • オーダーメイドで注文する

それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

自分で作る

ドライブーケは、自分で手作りする花嫁さんも多いアイテムです。ドライフラワーはある程度作り直しが可能で、余裕を持って作ることができます。初めての人でも挑戦しやすいでしょう。

手作りで準備する方法は、次のような人におすすめです。

  • 理想のブーケのイメージがはっきりしている
  • 自分だけのオリジナルブーケが持ちたい
  • 手作りのアイテムで結婚式を楽しみたい
  • 手先が器用

結婚式は準備する過程も楽しいものです。手作りは自分の好みのブーケにできるだけでなく、自分で作る楽しさや思い出をプラスしてくれます。

筆者がウェディングアイテムを手作りする新郎新婦様をお手伝いした際には、お2人のわくわくした様子や幸福感に、いつも幸せな気持ちを分けてもらっていました。手作りアイテムは結婚式をより思い出深くしてくれ、式後も結婚生活のお守りになってくれることでしょう。

ドライフラワーの花材は、インターネットやお花屋さんで購入することができます。

AND PLANTSでも、多種多様なフォルムのドライフラワー花材を取り揃えています。イメージに合わせて選んでみてくださいね。

[https://andplants.jp/collections/dryflowersmaterial]

完成品を買う

近年はさまざまなスタイルのドライブーケ商品が見られるようになりました。お花屋さんや専門店、インターネットで購入できます。

完成品を購入して準備する方法は、次のような人に向いています。

  • ブーケの費用を抑えたい
  • 手作りするのが苦手
  • 手作りする時間がない
  • オーダーするやりとりが苦手

完成品は、手作りやオーダーメイドよりもリーズナブルに購入できるメリットがあります。

手作りする場合、お花の種類や量によっては思ったよりも費用がかさんでしまうこともあるでしょう。また、オーダーメイドはオリジナルブーケを作ってもらうため、デザイン料や工賃がプラスされます。

その点完成品はコストを計算して作られているため、決めた予算の中で購入できます。購入の際のやりとりも少なく、コミュニケーションが苦手な人にもおすすめです。お気に入りが見つかれば、簡単に準備できます。

AND PLANTSでは、カラーバリエーション豊富なドライブーケを多数ご用意しています。制作過程の動画も購入ページからご覧いただけますので、雰囲気やボリューム感も併せてぜひ確認してみてください。

[https://andplants.jp/products/dryflower-vase-blue-large]

オーダーメイドで注文する

ドライブーケをオーダーメイドする方法は、2つあります。式場専属のお花屋さんに相談するか、自分でお店や個人デザイナーを見つけて依頼する方法です。

オーダーメイドで注文して準備するする方法は、次のような人におすすめです。


  • トレンドのブーケを持ちたい
  • ブーケのイメージを1つにしぼりきれない
  • ドレスや髪型に合わせたオリジナルブーケを用意したい

オーダーメイドでブーケを注文するメリットは、プロに相談しながらブーケを決められることです。

フローリストやデザイナーによっては、丁寧にヒアリングして作成してくれます。経験豊富なプロの視点から、会場やドレスに合うブーケを提案してくれるでしょう。

プロはトレンドの動向にも詳しいため、旬のおしゃれなブーケを持ちたい人にもおすすめです。

近年はSNSの普及によって、人気のフローリストや店舗を持たない個人デザイナーの作品にも触れられるようになりました。好みのデザイナーを探しやすくなり、実際に会えない距離でもオーダーしやすくなっています。

ドライブーケにおすすめの花材

ドライブーケにおすすめの花材

ここからは、自分でドライブーケを作る時のコツやポイントをご紹介します。

まずは、ドライブーケにおすすめの花材を見てみましょう。AND PLANTSで購入できる種類を中心に、次の4つをピックアップしてみました。

  • プルームリード
  • リモニューム
  • クラスペディア
  • ラベンダー

初心者でも扱いやすく、ブーケにしやすいお花です。どれも結婚式にぴったりの花言葉がついているので、縁起のいいお花を探している人にもおすすめです。

ではそれぞれの特徴を解説していきます。

プルームリード

ボリュームのあるブーケを作りたい人は、穂のドライフラワーを使うのがおすすめです。

ふわふわの穂は、ブーケに柔らかい印象をプラスしてくれます。また縦のラインが強調されるので、スタイルをよく見せてくれる効果も期待できます。

プルームリードのドライフラワーは、茶色の色合いが大人っぽく、落ち着いた雰囲気を出してくれるため、クラシカルなイメージが好みの人におすすめです。

花言葉は、「雄大な愛」「人気」「風格」などです。

[https://andplants.jp/products/dryflower_material-plum_reed_brown]

リモニューム

かわいらしいナチュラルなイメージにしたい時には、リモニュームがおすすめです。

リモニュームはスターチスとも呼ばれ、ドライフラワーには定番のお花です。お花の大きいタイプと、小花で枝分かれが多いハイブリッドタイプの2種類があります。

ハイブリッドタイプは小花のふんわりしたフォルムが魅力で、優しいイメージに仕上げてくれます。他のお花とのバランスがとりやすく、まとめやすいでしょう。

色合いも鮮やかで、華やかなブーケにしてくれます。

「変わらぬ心」「永久不変」など、結婚式にぴったりの花言葉がついています。

[https://andplants.jp/products/limoniumpink]

クラスペディア

クラスペディアは、鮮やかな黄色が美しいドライフラワーです。

まんまるのフォルムがかわいらしく、ブーケのフォーカルポイントになってくれるでしょう。

小花やグリーンと合わせれば、野から摘んできたようなナチュラルなブーケに仕上がります。クラスペディアだけを束ねたブーケもかわいいですね。ブーケと合わせて、髪飾りにするのも素敵です。

「永遠の幸福」「エネルギッシュ」「心の扉を叩く」などの花言葉がつけられています。

[https://andplants.jp/products/dryflower_material-claspedia]

ラベンダー

ラベンダーのドライフラワーは、美しい青紫色とほのかな香りが魅力です。

ブーケを持つたび、ふんわりと優しい香りに包まれるでしょう。香りは記憶に直結していると言われるため、幸せの香りとして2人の思い出に深く残ってくれるかもしれません。

ラベンダーだけを束ねたブーケは、海外ウェディングのようなさりげないナチュラルさがあります。ガーデンウェディングには、ラベンダーで作った花冠を一緒に合わせると素敵です。

ゲストに渡すペーパーアイテムに添えるのもいいでしょう。

花言葉は「許し合う愛」「清潔」などです。

[https://andplants.jp/products/dryflower_material-lavender]

結婚式や前撮りのドライブーケを手作りするときのポイント

結婚式や前撮りのドライブーケを手作りするときのポイント

実際にドライブーケを手作りする際、どんなことに気をつけて作成したらいいでしょうか。初めての人でも作りやすくなるポイントを4つまとめてみました。

  • 初心者はお花の種類を絞るのがおすすめ
  • 全体の色合いが暗くなりすぎないように注意
  • ワイヤリングしてから作るとなおいい
  • リボンやチュールを上手に使ってまとめる

では順番に見ていきましょう。

初心者はお花の種類を絞るのがおすすめ

初めてブーケを作る人は、お花の種類を2〜3種類にしぼると作りやすくなります

メインになる大きめのお花を1種類、中サイズのお花を1〜2種類程度にすると、まとめやすくなるでしょう。雰囲気やフォルムが違うお花を組み合わせるのがコツです。

次にグリーンを1〜2種類、小花を1種類程度入れます。グリーンや小花は、メインのお花のつなぎや全体のボリュームアップになり、まとめやすくしてくれます。

また、お花の種類を1つにしぼったシンプルブーケは見た目もかわいらしく、初心者にもおすすめです。

全体の色合いが暗くなりすぎないように注意

グレイッシュカラーのドライフラワーをブーケにする時には、お花の色のバランスに注意が必要です。暗いトーンのくすみカラーのお花ばかり入れると、写真映えしなくなってしまうケースもあります。

ウェディングドレスが映えるような、明るいトーンや鮮やかな色合いのお花を入れるといいでしょう。

作る際はたまに離れたところから見て、暗くなりすぎてないかチェックしながら進めてみてください。引きで見ると、お花の色や配置のバランスもよく分かります。

ドレスと同じ色の布の上に置いて写真を撮ってみると、ドレスとの相性や写真映りを確認できておすすめです。

[https://andplants.jp/products/dryflower_material_limonium_white_large]

ワイヤリングしてから作るとなおいい

小麦やラグラスのような細く柔らかい茎の花材は、ワイヤリングしてから作ると安心です。

ワイヤリングとは、茎にワイヤーを添わせて強度を高める方法です。茎が折れにくくなり、ブーケを作る際に扱いやすくなります。

手順は以下の通りです。

  1. 茎にワイヤーをひっかける
  2. ワイヤーをU字に曲げ、片方のワイヤーを茎にくるくる巻く
  3. ワイヤーが隠れるようにフローラルテープを巻く

ワイヤリングに使うワイヤーやフローラルテープは、お花屋さんやホームセンター、ネットで購入可能です。

ワイヤーには地が見える裸ワイヤーと、紙が巻き付けてある地巻きワイヤーの2種類があります。細い茎を補強する時には、裸ワイヤーが使いやすいです。

ワイヤーの太さも種類がありますが、繊細な茎には「#28」、バラのようにある程度の太さがある茎には「#26」がおすすめです。バンクシアのように太く大きい花材や、ユーカリのようなしっかりしたグリーンはワイヤリングをしなくても問題ありません。

リボンやチュールを上手に使ってまとめる

ブーケの手作り感が気になる人は、太めのリボンやチュールを巻きつける方法がおすすめです。

チュールは布の量や巻き付け方によって、エレガントにもキュートにもなります。チュールをリボンのようにかわいく巻きつけたり、茎に巻き付けてシンプルに見せたりするのもいいでしょう。

リボンの素材はサテンやオーガンジー、レースなどさまざまな種類があります。太さや結び方によっても印象が異なります。複数のリボンを組み合わせるのも素敵ですね。

持ちたいブーケのイメージやなりたいスタイルに合わせて選んでみてください。

結婚式にドライフラワーを使う際の注意点

結婚式にドライフラワーを使う際の注意点

結婚式にドライフラワーを使う際には、いくつか注意してほしい点もあります。

主なポイントは次の6つです。

  • 縁起がよくないと感じる人もいる
  • 費用がかさむ場合もある
  • 取扱いに注意が必要
  • 寿命は永久ではない
  • 香りが気になることもある
  • ゲストに近い場所への使用には生花が良い場合も


ひとつずつ見ていきましょう。

縁起がよくないと感じる人もいる

ドライフラワーは、ヨーロッパでは「永久」「感謝」「終わりのない愛情」の意味があり、縁起のいいものとして身近に飾られてきました。不変の美や色褪せない美しさは、ウェディングにふさわしいと言えるでしょう。

しかし、ドライフラワーは縁起がよくないと感じる人もいます。風水では、ドライフラワーは枯れたお花と捉えられ、運気を下げるアイテムとされているようです。

もしご両親や身近な人がドライフラワーを好んでいない場合は、使用をためらうこともあると思います。

意見が割れそうな時には、メインテーブル装花や髪飾りなど、新郎新婦に近いところでドライフラワーを楽しんでみてはいかがでしょうか。親族の多い挙式は生花のブーケにし、二次会でドライブーケを持つなど、分けて楽しむのもいいかもしれませんね。

関連記事:ドライフラワーの花言葉|おすすめの意味と飾り方

費用がかさむ場合もある

ドライフラワーのアイテムは、必ずしも費用を抑えられるわけではありません

ドライフラワーは美しく乾燥するように加工されている分、1本の単価が生花よりも高い傾向があります。

また花材によっては乾燥してお花が小さくなるため、ボリュームがほしい時には本数が必要です。例えばメインテーブル装花のような大きなアレンジメントを作る際には、生花よりもコストがかかってしまうことがあります。

ドライフラワー自体は、リーズナブルとは言えないでしょう。

しかし、事前に準備して持ち込みできるメリットがあります。手作りしたり、式場の提携先以外のショップに注文したりすることで、リーズナブルに用意できるかもしれません。

取扱いに注意が必要

軽く持ちやすいドライフラワーですが、衝撃やこすれに弱いデメリットがあります。

乾燥してしなやかさが失われているため、細かい花びらや葉はぽろぽろと落ちやすく、茎は折れやすくなっています。

持ち込みする際はほかのものに当たらないよう、箱に入れてしっかり固定してから梱包すると安心です。もし式場に事前に預ける際には箱に「ドライフラワーのため取扱注意」と書き、スタッフにも扱いに気をつけてもらいましょう。

また、ドライフラワー専用の型崩れ防止スプレーを使うのも有効です。ミモザやラベンダーのようなぽろぽろ落ちやすい小さなお花を強化することができます。

市販のヘアスプレーでも代用できますが、かためすぎには注意してください。

寿命は永久ではない

ドライフラワーは、いつまでも飾っておけるわけではありません

保管場所によっても異なりますが、ドライフラワーの寿命は1年から2年ほどです。一般的には、全体が茶色くなってしまったら寿命と言われています。

ウェディングブーケを長く飾っておきたい場合は、生花のブーケを式後にアフターブーケ加工する方法がおすすめです。

アフターブーケとは、ウェディングブーケに長期間保存できるように加工する方法です。中でも押し花加工やプリザーブドフラワー加工の寿命は、10年ほどと言われています。

香りが気になることもある

ドライフラワーはものによっては、独特の湿っぽい香りが気になることもあります

特に自分で乾燥させたものは、乾燥する際に生活の香りや湿気を吸い込んでしまうことがあります。高温多湿の夏は、どうしても湿っぽくなってしまいがちです。

食事を提供する結婚式では、香りの強さが気になる人もいます。ドライフラワーを使用する際には、香りについて気にしておくといいかもしれません。

しかし、プロが処理した商品や上手に乾燥できたドライフラワーは、香りがあまりせず気にならないでしょう。モミノキやラベンダーのような香りがある植物は、ドライフラワーにすることでほのかな香りを楽しめる魅力もあります。

ゲストに近い場所への使用には生花が良い場合も

ドライフラワーの縁起や崩れやすさ、香りの観点から、ゲストに近い場所にはドライフラワーを避けたほうがいいこともあります。

特にレストランウェディングのようなテーブルが小さい式場では、ゲストの食事と装花が近いため注意が必要です。テーブルに当たったはずみでドライフラワーのかけらが食事に入ることがあり、気になってしまうゲストもいるかもしれません。

ゲストテーブル装花は、来てくれたゲストへのおもてなしの装飾です。トラブルを避けるためにも、ゲストテーブル装花にはフレッシュな生花を使うのがいい場合もあるでしょう。

ドライフラワーを取り入れたい時は、新郎新婦に近いメインテーブル装花やブーケに使うのがおすすめです。

結婚式のブーケをドライフラワーにする方法

結婚式のブーケをドライフラワーにする方法

次は、生花のブーケを式後にドライフラワーにする方法をご紹介します。お花が変化していく過程とともに、結婚式の余韻を楽しめるでしょう。

ブーケをドライフラワーにして残す方法は、主に次の2つの方法があります。

  • アフターブーケ専門業者に依頼する
  • 自分でドライフラワーにする

それぞれの方法を解説していきます。

アフターブーケ専門業者に依頼する

まず1つめは、アフターブーケ専門業者にブーケを送って加工してもらう方法です。

アフターブーケとは、ウェディングブーケを長期保存できるように加工することです。ドライフラワーのほかにも、プリザーブドフラワーや押し花にする商品もあります。

アフターブーケ専門業者の商品は、ブーケを解体し、ひとつひとつのお花をプロの技術でドライフラワーにします。ドライにしたお花をデザインし直し、額やボックスに入れて仕上げます。元のデザインに近い形や、新たに別のデザインに作り替えてもらうことも可能です。

自分でネットで注文するか、ブーケを依頼したお花屋さんに委託して注文します。

業者に頼むメリットは、鮮やかにドライフラワーになることや、専用のケースに入れて仕上がるので飾りやすいことでしょう。専用のケースではほこりやごみがつきにくくなり、より長く保存することができます。

しかし、注文してから手元に届くまでに時間がかかったり、コストがかかったりするデメリットもあります。

自分でドライフラワーにする

もう1つは、自分でドライフラワーにする方法です。ドライにする過程も楽しめて、コストがかからないメリットがあります。

自宅でドライフラワーにする方法は、以下の4つの方法があります。

  1. ハンギング法
  2. シリカゲル法
  3. グリセリン法
  4. ドライインウォーター法

①のハンギング法は、お花を吊るしてドライにする方法です。手軽で、吊るしている過程もインテリアになるでしょう。

②はシリカゲルに入れてお花を乾燥させ、③はグリセリンを吸わせたり漬け込んだりして仕上げる方法です。材料の準備や手間がかかりますが、色や質感を残し、より長持ちさせてくれます。

④のドライインウォーター法は、少量の水に入れた花瓶に入れて乾燥させる方法です。飾ったまま乾燥させることができ、手間がかかりません。

詳しい方法は次の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ドライフラワーの作り方|4つの方法と飾り方について

結婚式で使うドライフラワーに関するよくある質問

結婚式で使うドライフラワーに関する質問

ここからは、結婚式で使うドライフラワーに関するよくある質問と答えをまとめてみました。

  • 生花・ドライフラワー・造花の価格はどれくらい違う?
  • ドライフラワーを長持ちさせるには?

参考にしてみてください。

生花・ドライフラワー・造花の価格はどれくらい違う?

生花・ドライフラワー・造花ではどれくらい価格が違うのでしょうか。

人気のクラッチブーケで比較してみましょう。クラッチブーケとは、お花を束ねて作った茎が見えるブーケです。ここでは、直径25〜30cm程度の大きさのクラッチブーケの平均価格をご紹介します。

種類 価格相場
生花(会場専属のお花屋さん) 15000円〜30000円
生花(持ち込み) 10000円〜25000円
ドライフラワー 10000円〜20000円
造花 5000円〜20000円

鮮度が大切な生花は、仕入れや作成にプロの技術を要するため、どうしてもコストがかかります。バラやユリのような高価なお花をふんだんに使うと、さらに金額が上がることもあります。

持ち込みの場合はお花屋さんに払う金額は抑えられますが、会場によって持ち込み手数料がかかることもあるので確認してみましょう。

一方、ドライフラワーは長持ちするため、個人デザイナーからプロのフローリストまで購入先の幅が広がります。購入先によっては、もっと安く手に入るかもしれません。

造花のブーケは、造花の品質によって価格が大きく異なります。近年はまるで本物のようなハイクオリティの造花もあり、高価な商品も見られます。しかし、ストックできる分、生花やドライフラワーに比べるとコストを抑えられるでしょう。

コストを抑えたいなら、造花がおすすめと言えます。

関連記事:ウェディングブーケの費用相場|ブーケの種類と人気の花

ドライフラワーを長持ちさせるには?

ドライフラワーを長持ちさせるには、直射日光の当たらない風通しのいい場所で保管しましょう。

直射日光だけでなく、蛍光灯のような照明でも色褪せが進みます。照明に近すぎる場所を避けたほうが、より長持ちします。

湿気が多い場所ではカビや虫が発生することがあり、注意が必要です。特に湿度の高い梅雨は、サーキュレーターや扇風機でお部屋の空気を循環させて対策してみてください。

ドライフラワーは一般的に、全体が茶色くなる1年〜2年程度が寿命と言われます。しかし、寿命のタイミングは曖昧で、どの程度の色褪せを好むかは人によって異なります。見る人が美しいと思ううちは、飾っていてもいいでしょう。

特に幸せの詰まったブーケは、いつまでも美しく見えるかもしれません。思い出とともに長く楽しんでみてくださいね。

まとめ

個性的でおしゃれな結婚式にしてくれるドライフラワー。

ゲストに近いリラックスした結婚式を好む新郎新婦が多い近年では、ドライフラワーの持つラフな雰囲気や温かみはぴったりのアイテムと言えるでしょう。

また、独特なフォルムや色合いはおしゃれさだけなく、生命力の強さやエネルギーを感じさせてくれます。時間とともにゆっくりと変化していく様子は味わい深く、見ていて飽きません。

結婚式の後にも、2人の幸せな結婚生活を鮮やかに彩ってくれます。

魅力たっぷりのドライフラワーを取り入れて、2人らしい結婚式にしてください

西山藍子(nishiyama ranko)
植物好きの母が育てる植物たちに囲まれて育ちました。 大学で美術を学んだ後、毎日植物に囲まれたくて花屋に勤務。 主にブライダルフラワーを担当し、ひとりひとりに似合うお花を見つけるお手伝いをしてきました。 その後ガーデニングショップに勤務して庭づくりを学び、現在は田舎で育児をしながら、花や植物に関する記事を書いています。 さまざまなライフスタイルに合う植物との暮らしを提案していけたらと思います。

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