近年人気のインテリアアイテム、スワッグ。多種多様な花材で作られた個性豊かなスワッグをインテリアに取り入れている人が増えています。
スワッグにはどんな種類があり、どんなテイストのスワッグが人気なのでしょうか。
今回は、スワッグの起源や人気の理由を紐解きながら、「スワッグとはなにか」について詳しく解説していきます。
どんなものをスワッグと呼ぶのか、ドライフラワーや花束との違いも解説しています。
作り方や飾り方もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
[https://andplants.jp/collections/dryflowers]スワッグとは
まずはどんなものをスワッグと呼ぶのか、以下の点から整理してみましょう。
- 植物を束ねた壁飾り
- スワッグとドライフラワーの違い
順番に解説していきます。
植物を束ねた壁飾り
スワッグは、植物を束ねて作った壁飾りです。
花束のように植物を束ね、吊るして飾るものを主にスワッグと呼んでいます。
一般的な花束との違いは、次の3つです。
- 水につけない
- 長い期間飾っておける素材で作る
- 壁に飾る
スワッグは壁に飾ることを想定して作られているため、表と裏がはっきりしています。飾りやすいよう、背面を平らに仕上げているものが多いです。
スワッグとドライフラワーの違い
両者の違いは、スワッグは用途や形状を表し、ドライフラワーは素材を表している点です。
ドライフラワーとは、乾燥させたお花や葉っぱです。吊るして乾燥させたり、乾燥剤を使ったりして作られます。乾燥しても色や形が綺麗に残る植物が、ドライフラワーに使われます。
一方スワッグは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを束ねて作る装飾品です。
スワッグは水につけずに飾るので、水が不要なドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花を中心に作られます。
生花で作ったスワッグも飾っているうちに乾燥していくので、ドライフラワー向きの植物を使います。水分が抜けてドライフラワーになっていく過程を楽しめるのも、醍醐味のひとつです。
また、プリザーブドフラワーのスワッグにも、ドライフラワーを混ぜて作られていることもあります。
スワッグの起源と飾る意味
スワッグとはどこで、何のために作られるようになったのでしょうか。
スワッグの発祥から現在までの経緯を、以下の順に紐解いてみたいと思います。
- 魔除けの飾りが起源
- クリスマスの飾りとして世界に広まる
- 日常のインテリアに
では見ていきましょう。
魔除けの飾りが起源
スワッグは、ヨーロッパにおける魔除けの飾りが起源と言われています。
世界各地では古くから、魔除けに植物を飾る習慣があります。
特に一年中緑を保つ常緑樹は、永遠や再生の象徴とされ崇拝されてきました。古代のローマやエジプトなどで、夏至や冬至の祭りに常緑樹を飾る風習があったことが知られています。
モミやジュニパーベリーなどの針葉樹は殺菌効果や防虫効果もあったことから、尖った葉っぱの形が魔除けにつながっていったのでしょうか。
日本では、お正月には常緑のマツを飾る習慣があります。常緑針葉樹のマツは、長寿や生命力を象徴する縁起のいい植物として親しまれています。
クリスマスの飾りとして世界に広まる
キリスト教が広まるとともに各地でクリスマスの儀式が浸透し、クリスマスを祝う装飾がされるようになりました。古代で冬至に飾られていた常緑樹が、やがてクリスマス装飾の一部に取り入れられていったと考えられています。
スワッグの形状は、ドイツや北欧で発展したようです。樹木信仰の強い地域だったため、樹木の形を残した装飾が好まれたのかもしれません。
またスワッグの名前は、英語の「swag(揺れる)」が語源と言われています。「揺れるもの」の意味から派生して、18世紀には植物を使ったガーランドを含んだ装飾品全般を指すようになりました。
経緯ははっきりとしませんが、次第に植物を束ねたものを特にスワッグと呼ぶようになっていったようです。欧米では、クリスマスの装飾に使われるスワッグを指すことが多いです。
日常のインテリアに
日本でスワッグが浸透した理由は、北欧インテリアの人気が影響していると考えられます。
北欧家具の人気とともに、北欧の伝統的なクリスマス装飾がテレビや雑誌などで取り上げられ、スワッグが知られるようになりました。
また、オーストラリアや南アフリカ原産のワイルドフラワーの人気が高まり、ワイルドフラワーを使ったかっこいい印象のスワッグが注目を集めました。やがてインテリア性が高く、一年中飾れるデザインのスワッグが人気を集めます。
現在では、お花屋さんや雑貨店をはじめ、オンラインショップや個人デザイナーの個性的なスワッグも出回っています。自分で作るワークショップも人気です。
スワッグが人気の理由
なぜこんなにもスワッグが人気なのでしょうか。理由は4つあると考えられます。
- メンテナンスが楽
- トレンド感を取り入れられる
- 寂しい空間を華やかにしてくれる
- 自分でも作れる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①メンテナンスが楽
スワッグは、作ったり飾ったりした後はほとんど手がかからないアイテムです。
生花のように花瓶の水を替えたり、観葉植物のように水やりをしたりする必要がありません。手間をかけずにインテリアに植物を取り入れられるため、忙しい人でも飾りやすいところが人気の理由でしょう。
定期的にホコリを掃除すると、より綺麗に長持ちします。
②トレンド感を取り入れられる
SNSで紹介されるおしゃれなインテリア例には、スワッグを見かけることも増えてきました。
スワッグは価格が高すぎず、サイズも大きすぎないため、手軽に取り入れやすいのがメリットです。トレンドを押さえたインテリアにしたいと感じている人には、ちょうど良いアイテムと言えるでしょう。
また、植物の種類によって季節感を出せるため、シーズンによって使い分けられるのもメリットです。
③寂しい空間を華やかにしてくれる
スワッグは、リビングの壁や玄関周りなどで、もの足りないように感じる時に使いやすいインテリアです。
自然な形状なので、狭い空間でも圧迫感を感じにくい特徴もあります。
特に低い家具が多い北欧風インテリアでは、壁が寂しくなりがちです。絵画や家具を揃えるのは難しい場合でも、スワッグなら手軽に購入しやすいと感じる人も多いでしょう。
④自分でも作れる
スワッグは、特別な材料がなくても手軽に作ることができます。
小さなスワッグであれば、初心者でも簡単に作れるでしょう。お庭の植物やプレゼントでもらったお花を束ね、逆さに吊るしてドライフラワーにしてみたことがある人も多いのではないでしょうか。
近年はスワッグのワークショップが各地で行われており、トレンド感のある植物でおしゃれなオリジナルスワッグを作る人も増えています。
スワッグで使用するお花のタイプ
スワッグを作る際に使用するお花のタイプは、主に以下の4つが主流です。
- 生花
- ドライフラワー
- プリザーブドフラワー
- 造花
それぞれの素材の特徴や、メリット・デメリットをご紹介していきます。
生花
生花のメリットは、ドライフラワーになっていく色や質感の変化、自然な風合いを楽しめる点です。ほかの素材にはない生の質感や重量感が、上質な印象を与えてくれます。
針葉樹やハーブなら、見た目と一緒に香りを感じられるのも魅力です。リラックス効果がある香りは、おうち時間を豊かにしてくれます。
ただし生花は水分を含んで重さがあるため、生花だけで作ったスワッグはやや飾りにくいデメリットがあります。壁に穴を開けづらい場所では、飾るスペースが限られてしまうかもしれません。
また、環境によってはカビが生える可能性もあります。
ドライフラワー
ドライフラワーのスワッグは、落ち着いた色合いでインテリアに馴染みやすいです。軽いため、壁にかけやすいメリットがあります。
ドライフラワーのデメリットは、触れると崩れやすい点です。頻繁に開け閉めするドアやカーテンの近くに飾ると、種類によっては葉や花びらがポロポロ落ちてしまうことがあるでしょう。
なお型崩れを防ぐには、ドライフラワー専用の型崩れ防止スプレーが有効です。ホームセンターや専門店などで購入できます。
また、雨風に非常に弱いため、屋外には飾りにくいデメリットがあります。着色した花材もあるため、濡れると色移りしてしまうこともあります。
[https://andplants.jp/products/dryflower-swag-blue]プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、生花を特別な液で処理したお花です。生花らしいしっとりした感触を残しつつ、5年以上も美しさを長持ちさせることができます。
着色しているため、色鮮やかなスワッグに仕上がる点が特徴です。生花のように色褪せないため、華やかな彩りを長く楽しめるでしょう。
プリザーブドフラワーは茎が短い商品が多いため、プリザーブドフラワーだけを使った商品はあまり見かけません。主に、ドライフラワーや造花と組み合わせて作られます。
デメリットは、色移りしやすい点です。
プリザーブドフラワーは湿気に弱く、水分を含むと染色剤が溶け出してしまうことがあります。雨風が当たったり湿度が高かったりすると、接触している壁やカーテンなどに色移りしてしまうことも。屋外に飾るのは、あまりおすすめできません。
造花
造花で作ったスワッグは、ほかの素材に比べて丈夫で扱いやすく、長持ちする点がメリットです。
雨風にも強いため、玄関ドアのような屋外にも飾りやすいでしょう。ただし日光が当たると素材を劣化させるため、なるべく直射日光が当たらない場所に飾ってください。
近年の造花は質もよく、遠目からは造花と分からないものもあります。安く購入できる商品も多く、コスパがいいと言えます。
デメリットは、スワッグならではのナチュラルな風合いが、やや損なわれる点です。また造花は人によって好みが分かれるため、プレゼントにする時には相手の意向を尊重しましょう。
人気のスワッグのテイスト
近年は、どんなテイストのスワッグが人気なのでしょうか。以下の5つを例に挙げてご紹介します。
- クリスマススワッグ
- お正月スワッグ
- ワイルドフラワーを使ったクールなスワッグ
- 小花のナチュラルスワッグ
- ハーブや葉がメインのスワッグ
順番に見ていきましょう。
クリスマススワッグ
近年はクリスマスシーズンになると、趣向を凝らしたクリスマススワッグがあちこちに並び始めます。スワッグの作り込みすぎないラフな印象が、クリスマスのインテリアにほどよい緩急を与えてくれるでしょう。
基本は、針葉樹をベースにコットンや松ぼっくり、リンゴのような赤い実を使って作られます。オレンジやシナモンを加えてシックにしたり、オーナメントを入れてカラフルにしたりと、商品によって雰囲気もさまざまです。
また、クリスマスリースより簡単に作れることも人気の理由です。クリスマススワッグのワークショップに参加したり、自分で材料を揃えて作ったりする人も増えています。
「今年はどんなテイストのクリスマススワッグにしようか」と考えるのも楽しみのひとつですね。
お正月スワッグ
お正月のスワッグは、現代建築に合わせたモダンなデザインのお正月飾りです。
マツやナンテン、稲穂を使って、伝統的な雰囲気を残しつつ現代風に仕上げたスワッグが人気があります。
クリスマススワッグにしめ縄や水引を足して、お正月仕様に変更する2wayスワッグも人気です。クリスマスに使う常緑樹や赤い実はお正月にもふさわしく、装飾を和のテイストに変えるだけでお正月らしいスワッグになります。
しめ飾りの形状は、地域や風習によってさまざまな形が伝わっています。中には、ワラや稲穂を束ねたスワッグに近い形状もあるようです。お住まいの地域に伝わるしめ飾りを調べてみるのもおもしろいかもしれません。
ワイルドフラワーを使ったクールなスワッグ
ワイルドフラワーとは、オーストラリアや南アフリカが原産の植物です。プロテアやバンクシア、グレビリア、ピンクッション、ユーカリなどがよく知られています。
ワイルドフラワーの多くは乾燥に強く、ドライフラワーになっても色褪せにくい特徴があります。また、形状が独特な植物が多いので、個性的な印象のスワッグに仕上がりやすいでしょう。
ワイルドフラワーを使ったスワッグはクールな印象で、男性の人気も高いです。インパクトや存在感があり、インテリアのアクセントになってくれます。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-king_protea]小花のナチュラルスワッグ
カスミソウやスターチスのような小さなお花をふんだんに使ったスワッグも、人気です。
野から摘んできたような繊細な印象で、インテリアを優しい雰囲気にしてくれます。
特に、春は小花のスワッグが人気です。ミモザやスモークツリーのような、ふんわりした雰囲気のお花がよく使われています。春らしい温かなムードが女性に人気で、母の日のプレゼントにもおすすめです。
[https://andplants.jp/products/dryflower-swag-pink]ハーブや葉がメインのスワッグ
ハーブやグリーンをメインにしたスワッグは、爽やかさが魅力です。
ラベンダーやローズマリーのような香りがいいハーブで作ると、リラックス効果も生まれます。窓の近くに飾れば、風と共に香りが部屋中に広がってくれるでしょう。
葉の形が違う数種類のユーカリや針葉樹を使って、葉の形で魅せるグリーンのみのスワッグも素敵です。シンプルながら個性的なスワッグになります。
またグリーンのみを使ったスワッグは、初めてスワッグを作る人にもおすすめです。お花を入れるとバランスが難しくなりがちですが、グリーンのみならざっと束ねてもおしゃれに仕上がりやすいでしょう。
スワッグの作り方
スワッグの作り方のコツや手順は、次の3つです。
- スワッグに向く植物
- 輪ゴムでしっかり束ねる
- リボンやラフィアで仕上げる
今回は、手に入りやすい生花で作るスワッグの作り方を中心に紹介しています。ドライフラワーや造花でも同様に作ることができます。
ぜひ挑戦してみてください。
スワッグに向く植物
生花のスワッグに向くのは、色褪せにくく、型崩れしにくい植物です。ガーベラやチューリップのような茎に水分が多い植物はあまり向きません。
スワッグを作る際は、ボリュームのあるグリーンで土台を作るとまとまりやすくなります。クリスマスには、ブルーアイスやヒバ、ゴールドクレストのような針葉樹がよく使われます。
おすすめは、一年中手に入るユーカリです。比較的枝分かれが多く、枝が柔らかいため扱いやすいのが特徴です。ユーカリは種類によって葉の形や枝ぶりが異なり、数種類組み合わせればしっかりボリューム感を出すことができます。
お花は、カスミソウやアジサイ、スターチス、エリンジウム、プロテアなどが人気です。ユーカリの実のように、実が付いた花材もアクセントになるでしょう。
初めての人は、大中小の大きさの花材を用意すると作りやすいです。大きいお花ばかり、または小さいお花ばかりではバランスを取りにくく、やや難しいかもしれません。
関連記事:バラのドライフラワーの作り方|プロが解説
輪ゴムでしっかり束ねる
まずは束ねやすいように、持ち手部分の葉を取り除きましょう。
それから一番長さのある植物を軸にして、全体がひし形になるように組んでいきます。
プロテアやアジサイのような大きさのあるお花を持ち手の近くに配置し、小さいお花で隙間を埋めていくとバランスよくまとまります。
形ができたら、輪ゴムでしっかり持ち手を縛ってください。特に生花は、飾っているうちに水分が抜けて茎が細くなり、お花が落ちてしまうことがあります。
一方ドライフラワーはきつく縛ると茎が折れたりちぎれたりすることがあるので、優しく束ねましょう。
リボンやラフィアで仕上げる
最後に、輪ゴムが隠れるようにリボンやラフィアを使って仕上げます。
使うリボンの質感や色で、印象が異なります。かわいいイメージにしたい時はオーガンジーリボン、高級感を加えたい時はサテンリボンがおすすめです。細いリボンは優しいイメージになり、太いリボンはゴージャスな印象になります。
ナチュラルなスワッグにしたい時は、ラフィアのような天然素材を使うといいでしょう。麻布を使ったり、切りっぱなし風の布リボンも人気です。
飾った後も季節ごとにリボンを変えて、イメージチェンジしながら楽しむのも素敵ですね。
関連記事:スワッグの作り方|キレイに作るコツやおしゃれな花材選び
スワッグの飾り方
スワッグの飾り方は、次の3つがおすすめです。
- 壁にかけて吊るす
- 置いて飾る
- 花瓶に入れて飾る
スワッグは持ち手を上にして逆さに吊るすだけでなく、持ち手を下側にして順方向に飾ることもできます。見慣れてきたスワッグも、飾り方を変えると印象が変わって新しい気持ちで楽しめるかもしれません。
ぜひ試してみてください。
関連記事:スワッグを使ったインテリア|おしゃれに飾りたい人におすすめのコツや飾り方
壁にかけて吊るす
スワッグの定番の飾り方は、逆さ向きに壁に吊るす方法です。
壁面に飾ったスワッグは、お部屋に入ってパッと目を引くフォーカルポイントになります。インテリアを印象付けるアイテムとなってくれるでしょう。お部屋の入り口から一番遠い場所に飾ると、奥行きが出てお部屋を広く見せる効果があります。
壁にかけることでスッキリした印象になり、スワッグのデザインも引き立ちます。
置いて飾る
スワッグは、置いて飾っても素敵です。
飾り棚やスツールの上に置いて飾ると、ラフでクラシックな印象になります。特にアンティーク調の家具やアイテムと相性がいいです。洋書や絵画と組み合わせて飾ると、フォトスタジオのようなおしゃれな空間を作り出すことができます。
壁に穴を開けたり花器を用意したりする必要がなく、手軽に飾れる方法です。
花瓶に入れて飾る
花束のように花瓶に入れて飾るのもおすすめです。
花瓶のテイストで、雰囲気に変化をつけることもできます。ガラスの花器ならシンプルでナチュラルな印象に。トレンド感がほしいなら、マットな質感の陶器がおすすめです。
ただし花瓶に飾る時は、しっかりとドライフラワーの状態になったスワッグを選びましょう。生花のスワッグを上向きに飾ると、葉先やお花の下向きに垂れてしまうことがあります。
[https://andplants.jp/products/dryflower-vase-pink-large]スワッグに関するよくある質問
ここからは、スワッグに関するよくある質問と答えをまとめてみました。
- スワッグはどれくらい日持ちする?
- スワッグは玄関の外に飾ってもいい?
- 風水から見てスワッグはよくない?
参考にしてみてください。
スワッグはどれくらい日持ちする?
スワッグの日持ちは、素材や飾る場所の環境によって異なります。
生花やドライフラワーのスワッグは、およそ1年が目安です。全体が茶色く濁ったような色合いになってきたら、取り替え時期と言えるでしょう。
プリザーブドフラワーや造花なら、3年以上もつこともあります。
スワッグを長持ちさせたい時は、直射日光の当たらない風通しのいい場所に飾ってください。
直射日光はどの素材も劣化させる原因となり、日持ちしにくくなります。また、照明でも色褪せてしまうことがあります。強い照明が当たる場所も、なるべく避けた方がいいでしょう。
スワッグは玄関の外に飾ってもいい?
雨風が当たらない場所とスワッグの素材を選べば、外に飾れます。
ただし、生花やドライフラワーのスワッグは高温多湿や直射日光に弱いため、通常よりも長持ちしにくくなるかもしれません。クリスマスやお正月などの限定した期間であれば、比較的綺麗な状態で楽しめます。
また、プリザーブドフラワーのように着色した花材を使用しているスワッグは、水分がつくとドアや外壁、エクステリアなどに色移りする可能性があります。短期間でも屋外に飾るのは避けた方がよさそうです。
屋外に長く飾りたい時は、造花のスワッグがおすすめです。
しかし、造花も直射日光が当たると劣化が早く進むので気をつけてください。また、造花は軽いため、風で飛ばされてしまうことがあります。しっかりと固定して飾りましょう。
風水から見てスワッグはよくない?
風水の観点では「ドライフラワーや造花を飾るのはよくない」と言われることがあります。ドライフラワーは風水では「枯れた花」とされ、陰の気を持つと考えられるようです。
しかし、スワッグの起源や風習をみると、それほどマイナスに捉える必要はないと筆者は考えます。
スワッグは、常緑樹を永遠や再生のシンボルとみなし、家に飾って魔除けにする風習から広まったとされています。いつまでも美しい色が残る植物は生命力の象徴でもあり、家の中に植物のエネルギーを取り込むためのアイテムとも言えるのではないでしょうか。
風水の効果が気になる人は、ホコリを掃除したり、定期的に交換したりとこまめなメンテナンスをするといいでしょう。古くなったスワッグは虫やカビが発生することがあり、衛生面でもよくありません。
シーズンや年によって交換すればさまざまなテイストを楽しめ、気分もリフレッシュします。
関連記事:ドライフラワーの風水|運気を下げない理由・飾り方・注意点
まとめ
スワッグは、ナチュラルでラフな印象が近年のインテリアになじみやすく、自分でも簡単に作れるアイテムです。
水換えや水やりの手間がないので、手軽に植物の美しさを感じられます。
季節やイベントによってテイストを変えると、より楽しめます。春はミモザ、夏はハーブ、秋は実ものをふんだんに使ってハロウィン風にしても素敵ですね。
また、新居祝いや開店祝い、誕生日などのプレゼントにもおすすめです。
AND PLANTSのスワッグ商品は、コーヒーのギフトセットをおつけすることもできます。スワッグの優しい色合いと香り高いコーヒーで、癒しの時間をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/products/dryflower-swag-beige]