近年人気のインテリアアイテム、スワッグ。多種多様な花材で作られた個性豊かなスワッグをインテリアに取り入れている人が増えています。
スワッグにはどんな種類があり、どんなテイストのスワッグが人気なのでしょうか。
今回は、「スワッグとはなにか」について詳しく解説していきます。初心者向けの作り方や飾り方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
初めてでもスワッグを作ったり飾ったりして、おしゃれなインテリアとしても楽しめるようになるでしょう。
AND PLANTSではすぐにお部屋に飾れるスワッグの取り扱いがあります。ご自身のお部屋用やプレゼント用としても、ぜひ活用してみてください。
[https://andplants.jp/collections/dryflowers]スワッグとは
スワッグとは、植物を束ねて作った壁飾りです。花束のように植物を束ね、吊るして飾ります。
一般的な花束との違いは、以下の3点です。
- 水につけない
- 長い期間飾っておける素材で作る
- 壁に飾る
スワッグは壁に飾ることを想定して作られているため、表と裏がはっきりしています。壁面に飾りやすいように、背面を平らに仕上げているものが多いです。
そもそもスワッグは、ヨーロッパにおける魔除けの飾りが起源と言われています。世界各地では古くから、魔除けに植物を飾る習慣があります。
特に一年中緑を保つ常緑樹は、永遠や再生の象徴とされ崇拝されてきました。古代のローマやエジプトなどでは、夏至や冬至の祭りに常緑樹を飾る風習があったことが知られています。
日本でも正月に常緑針葉樹のマツを飾り付ける風習があります。古くから魔除けや崇拝、祭事に使用されてきたため、英語の「swag(揺れる)」が語源となって現代まで親しまれてきたのでしょう。
スワッグとドライフラワーの違い
両者の違いは、スワッグは用途や形状を表し、ドライフラワーは素材を表している点です。
ドライフラワーとは、乾燥させたお花や葉っぱです。吊るして乾燥させたり、乾燥剤を使ったりして作られます。乾燥しても色や形が綺麗に残る植物が、ドライフラワーに使われます。
一方スワッグは、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなどを束ねて作る装飾品です。
スワッグは水につけずに飾るので、水が不要なドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花を中心に作られます。
生花で作ったスワッグも飾っているうちに乾燥していくので、ドライフラワー向きの植物を使います。水分が抜けてドライフラワーになっていく過程を楽しめるのも、醍醐味のひとつです。
また、プリザーブドフラワーのスワッグにも、ドライフラワーを混ぜて作られていることもあります。
【初心者OK】スワッグの作り方3ステップ

ここでは、初心者におすすめのスワッグの作り方を3ステップで紹介します。
- 花材の準備と余分な葉の処理
- バランスを見ながら花束を束ねる
- 輪ゴムやワイヤーで固定する
「初めて挑戦するから不安…」と思っている方でも、まずは簡単に取り組める3ステップなので、ぜひ挑戦してみてください。
よりおしゃれなスワッグを作りたい方は、「スワッグの作り方」の記事で、応用編として紹介しています。さまざまなコツも紹介しているので、ぜひこちらの記事もご覧ください。
①花材の準備と余分な葉の処理
スワッグを作るためには、まずは花材の準備をしてください。花材となるドライフラワーは、ドライフラワー専門店やお花屋さん、インターネットなどで手に入ります。
どのような花材を用意すればいいのか悩む場合は、完成品として販売されているスワッグを見本に準備すると安心です。
筆者がスワッグを作る際は、「色は3色」「質感は同じもの」の2点を意識して準備します。
色と質感がバラバラでなければ、初心者でもまとまり良く作れるのでおすすめです。花材を準備したら、ドライフラワーの余分な葉を取り除きましょう。
ドライフラワー1本1本を見ると、葉は少ない印象ですが、束ねた際に葉同士が重なり合った部分は野暮ったくなりやすいです。特に束ねて縛る部分は、葉を綺麗に取り除きすっきりとしておくと作業もしやすくなります。
②バランスを見ながら花束を束ねる
花材を準備して余分な葉を取り除く下処理を済ませたら、ドライフラワーを束ねていきます。バランスよく束ねるポイントは以下の3つです。
- 大きな花は手元に配置する
- 正面の形はひし形をイメージする
- 背面は平らになるように組む
生花の花束同様に、茎が一方向に向くようにらせん状に重ねていく技法「スパイラル」ができる場合は、よりバランスよく形状も崩れにくく作れます。
しかし、初心者の方にとってスパイラルは難しいため、上記3つのポイントを意識して机の上で丁寧に1本1本重ね合わせて束ねると良いでしょう。

筆者は初めて生花やドライフラワーを束ねた際は、作業台の上に1本1本置いてバランスを見ながら作成していました。組み方のコツが掴めると、片手で持ちながらバランスよく束ねられるようになります。
③輪ゴムやワイヤーで固定する
ドライフラワーを束ねたら、茎と茎が重なり合った部分を輪ゴムやワイヤーで固定します。固定が緩いと、壁面にひっかけた時にバラバラとドライフラワーが落ちるので、きつく縛ってください。

輪ゴムの場合は、太い枝に輪ゴムを通して縛りたい部分まで移動させて時計回りにグルグルと巻き、最後に再び太い枝にひっかけます。さらに、同じように反時計回りにグルグルと巻いてひっかけると、より頑丈に固定ができます。
スワッグの固定にはワイヤーも便利です。使用するワイヤーはスワッグの大きさや重さに合わせて使い分けます。
0.30㎜程度の細いワイヤーであれば、繊細で軽く小さなスワッグへの使用がおすすめです。1.2㎜程度の太いワイヤーであれば、バラやプロテア、木の実などを使った大きく重いスワッグで使います。
ドライフラワーの茎が折れない程度に、ワイヤーできつく巻き付けて固定すれば完成です。
輪ゴムやワイヤーが気になる方は、上からリボンやラフィアを巻き付けると、目立たなくなります。
スワッグのおしゃれな飾り方

スワッグの飾り方は、次の3つがおすすめです。
- 壁にかけて吊るす
- 棚やテーブルに置いて飾る
- 花瓶に入れて飾る
スワッグは持ち手を上にして逆さに吊るすだけでなく、持ち手を下側にして順方向に飾ることもできます。見慣れてきたスワッグも、飾り方を変えると印象が変わって新しい気持ちで楽しめるかもしれません。
せっかくのスワッグをおしゃれに飾りたいと思いませんか。「スワッグを使ったインテリア」の記事では、より詳しく飾り方の提案やコツを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
壁にかけて吊るす

スワッグの定番の飾り方は、逆さ向きに壁に吊るす方法です。
壁面に飾ったスワッグは、お部屋に入ってパッと目を引くフォーカルポイントになります。インテリアを印象付けるアイテムとなってくれるでしょう。
お部屋の入り口から一番遠い場所に飾ると、奥行きが出てお部屋を広く見せる効果があります。壁にかけることでスッキリした印象になり、スワッグのデザインも引き立ちます。
お客様やご家族、ご友人などをお迎えするために、スワッグを内玄関の壁に飾るのもおすすめです。内玄関がおしゃれになると、1日の始まりと終わりを気持ちよく過ごせるでしょう。
棚やテーブルに置いて飾る

スワッグは、置いて飾っても素敵です。
飾り棚やスツールの上に置いて飾ると、ラフでクラシックな印象になります。特にアンティーク調の家具やアイテムと相性がいいです。
洋書や絵画と組み合わせて飾ると、フォトスタジオのようなおしゃれな空間を作り出すことができます。壁に穴を開けたり花器を用意したりする必要がなく、手軽に飾れる方法です。
花瓶に入れて飾る

花束のように花瓶に入れて飾るのもおすすめです。
花瓶のテイストで、雰囲気に変化をつけることもできます。ガラスの花器ならシンプルでナチュラルな印象に。トレンド感がほしいなら、マットな質感の陶器がおすすめです。
ただし花瓶に飾る時は、しっかりとドライフラワーの状態になったスワッグを選びましょう。生花のスワッグを上向きに飾ると、葉先やお花の下向きに垂れてしまうことがあります。
[https://andplants.jp/collections/vase]AND PLANTSがおすすめするスワッグ

AND PLANTSでは、天然の色味を大切にしたおしゃれなスワッグを取り扱っています。カラーバリエーションは、以下の5色です。
写真はブルーのスワッグです。主に、エリンジュームやコットン、ビバーナムを使用した、爽やかなドライブーケとして楽しめます。
フォーマルやナチュラル、モダンといったお部屋であれば、ブルースワッグがおすすめです。スタイリッシュで爽やかな青色は、お部屋に入ってすぐに視線が集まるフォーカルポイントになります。
お部屋を訪れたお友達やパートナー、お客さんから「センスがいいね」と褒められるでしょう。ぜひAND PLANTSが取り扱うスワッグをお部屋に飾ってみてください。
使用する花材は、時期や季節によって異なる場合があります。そのため、お手元に届くまでに不安に思うかもしれません。
しかし、配送前に実物写真を確認できるので、届くまでに飾る場所のイメージができます。ぜひワクワクしながら、お手元に届くのを待っていただければと思います。
[https://andplants.jp/products/dryflower-swag-blue]スワッグに関するよくある質問

ここからは、スワッグに関するよくある質問と答えをまとめてみました。
- スワッグはどれくらい日持ちする?
- スワッグのお手入れ方法は?
参考にしてみてください。
スワッグはどれくらい日持ちする?
スワッグの日持ちは、素材や飾る場所の環境によって異なります。
生花やドライフラワーのスワッグは、およそ1年が目安です。全体が茶色く濁ったような色合いになってきたら、取り替え時期と言えるでしょう。
プリザーブドフラワーや造花なら、3年以上もつこともあります。
スワッグを長持ちさせたい時は、直射日光の当たらない風通しのいい場所に飾ってください。
直射日光はどの素材も劣化させる原因となり、日持ちしにくくなります。また、照明でも色褪せてしまうことがあります。
強い照明が当たる場所も、なるべく避けた方がいいでしょう。
スワッグのお手入れ方法は?
スワッグのお手入れ方法は、以下の3つです。
- 直射日光を避ける
- 湿気対策をする
- ホコリを取り除く
スワッグは直射日光に当たると、色あせの原因になります。お部屋の中でも、窓際に近いと季節によっては光が当たるかもしれません。
直射日光が当たっている場合は、場所を移動させましょう。また、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使ったスワッグは湿気によってカビが発生することがあります。
梅雨時期は、除湿器で湿度を低く保つと安心。ガラスベースや花器にセットして飾っている場合は、容器内に除湿剤を入れておくのもおすすめです。
筆者はユーカリ・ポポラスのスワッグをお部屋に飾っていますが、気づいたらホコリが被っていることがあります。こまめに柔らかい刷毛やダスターなどで、埃を除去してあげると、常に綺麗な状態を維持でき、長持ちしやすいです。
ホコリが付いたままスワッグが湿気ると、カビ発生の原因だけでなく、埃がとれなくなるので、見た目が悪くなります。お部屋の掃除と一緒にチェックしてあげましょう。
まとめ
スワッグは、ナチュラルでラフな印象が近年のインテリアになじみやすく、自分でも簡単に作れるアイテムです。
水換えや水やりの手間がないので、手軽に植物の美しさを感じられます。
季節やイベントによってテイストを変えると、より楽しめます。春はミモザ、夏はハーブ、秋は実ものをふんだんに使ってハロウィン風にしても素敵ですね。
また、新居祝いや開店祝い、誕生日などのプレゼントにもおすすめです。
AND PLANTSのスワッグ商品は、コーヒーのギフトセットをおつけすることもできます。スワッグの優しい色合いと香り高いコーヒーで、癒しの時間をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/collections/dryflowers]