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アグラオネマ・ピクタムの育て方|増やし方やトラブル対処のコツ

アグラオネマ・ピクタムの育て方|増やし方やトラブル対処のコツ

植物名 アグラオネマ・ピクタム
学名 Aglaonema pictum
英名 Aglaonema pictum
科目/属性 サトイモ科アグラオネマ属
原産地 インドネシア
日当たり 日当たりの良い室内
温度 最低10℃以上をキープ
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後
肥料 緩効性肥料、液体肥料
剪定時期 4月~9月

今すぐアグラオネマ・ピクタムを見たい方は、下記ページより確認できます。

[https://andplants.jp/collections/aglaonemapictum]

アグラオネマ・ピクタムの特徴

アグラオネマ・ピクタムは、迷彩柄のような美しい葉が特徴の観葉植物です。葉に濃緑~薄緑色がモザイク状に描かれたように、模様として浮かび上がります。

筆者は園芸店時代にアグラオネマ・ピクタムを取り扱っていましたが、非常に美しい葉模様に惚れ惚れしていました。実際にお客様も、美しい迷彩柄を見て購入するを決断する方が多かったです。

アグラオネマ・ピクタムは、高温多湿を好む観葉植物。加湿器や霧吹きなどで湿度を維持しながら育てましょう。

耐陰性も強いため、お部屋の中がやや暗い環境でも育ちます。おしゃれなインテリアグリーンとして楽しめるので、プレゼントとしても喜ばれます。

大株になると、葉の美しさだけでなく、ダイナミックな力強さも楽しめます。ぜひ、お気に入りの一鉢として育ててみてください。

寒さや空気の乾燥には弱いため、気温が低く空気が乾燥しやすい冬管理には注意が必要です。冬だけでも、透明な衣装ケースやガラスケース内で育てると、管理しやすくなります。

アグラオネマ・ピクタムの種類

アグラオネマ・ピクタムは、一般的にインドネシアのスマトラ島に自生する固有種のことを指します。自生している場所や、斑模様ごとに細かく種類分けされている点も特徴の1つです。

アグラオネマ・ピクタムは、葉に入る模様の色数でも呼び方が変わります。生育に従って模様が増える傾向があるため、トリカラーの品種であっても、小さな苗の場合は、バイカラーである場合も多い点には注意してください。

葉に入る模様の色数 呼び方
2色 バイカラー
3色 トリカラー
4色 マルチカラー

葉に入る模様の色数による呼び方が分かったところで、アグラオネマ・ピクタムの人気品種は以下の通りです。

  • アグラオネマ・ピクタム・アンダマン|鮮やかなトリカラー
  • アグラオネマ・ピクタム・ニルヴァーシュ|葉脈に沿って白色が入るトリカラー
  • アグラオネマ・ピクタム・エウレカ|細葉のトリカラー
  • アグラオネマ・ピクタム・ラプラス|淡いグリーンが多いマルチカラー

お気に入りのアグラオネマ・ピクタムを見つけて、おしゃれな葉模様の観葉植物として育ててみてはいかがでしょうか。

アグラオネマ・ピクタムの育て方

アグラオネマ・ピクタムの育て方

美しい迷彩柄を持つアグラオネマ・ピクタムの育て方を下記にまとめました。ぜひ参考にして、育ててみてください。

  1. 置き場所と日当たり
  2. 温度
  3. 水やりの頻度
  4. 肥料
  5. 剪定方法

また、育て方よりも先にアグラオネマ・ピクタムの魅力的な迷彩色を見たい方は、下記ページより確認できます。

[https://andplants.jp/collections/aglaonemapictum]

置き場所と日当たり

置き場所と日当たり

アグラオネマ・ピクタムは日当たりと風通しのよい環境を好みます。ただし、真夏の直射日光に当たると、葉焼けの原因になるので注意してください。

耐陰性はありますが、日光が全く入らないような暗い室内では生育できません。美しい迷彩柄がぼやけたり、葉が枯れたりします。

レースカーテン越しの明るさでの管理がおすすめです。太陽の薄日が4時間以上入る、または蛍光灯の光が6~8時間ほどあるお部屋であれば育てられます。

寒さには弱いので、冬の窓際から離して、冷気の影響を受けない場所で管理してください。また、空気の乾燥にも弱いため、夏や冬に付けるエアコンの風が直接当たると、葉落ちの原因になります。

季節を問わず、エアコンの乾いた風が直接当たらないように注意しましょう。乾燥する冬は、湿度が維持できるように透明なガラスケースや衣装ケース内での管理がおすすめです。

温度

温度

アグラオネマ・ピクタムは寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。

生育期に屋外の日陰で管理している方は、気温が下がる秋には室内に移動させましょう。10℃以下の寒さに当たり続けると、葉色や艶が悪くなったり、茶色く枯れ始めたりします。

冬はなるべく暖かい室内で管理してください。室内であっても、窓際の近くだと冷気の影響を受けやすいので、窓からは30㎝以上離しておくと安心です。

冷たい空気は床に溜まるので、ハンギングや机を利用して、お部屋の高い位置でなるべく暖かく管理しましょう。

水やりの頻度

水やりの頻度

アグラオネマ・ピクタムの水やりを季節別に大まかに紹介します。

  1. 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
  2. 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後

春夏の生育期には、土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)鉢底から水が流れるくらいに、しっかり水やりをしてください。ただし、水のやりすぎや受け皿の溜め水は根腐れの原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

冬も手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2~3日後に水やりをします。水苔でアグラオネマ・ピクタムを育てている場合は、春夏の生育期は、水苔が完全に乾燥しないように気を付けてください。

冬は空気が乾燥するので、水やりと一緒に葉水も与えるとイキイキとした元気な葉を維持しやすいです。

気温の低い時間帯に水やりや葉水を行うと逆効果になるので、室温が暖かい時間に行ってください。冬の水やりは常温~40℃程度の温いお湯を与えると、冷水による根傷みを防げます。

お忙しくて水やりチェックを丁寧に行えない場合は、水やりチェッカーを利用するとパッと土の状態が分かりやすいです。水やり管理に悩む方は、ぜひ使ってみてください。

[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]

肥料

肥料

アグラオネマ・ピクタムには生育期の5~7月、9~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください

真夏と冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

アグラオネマ・ピクタムは、生育が比較的ゆっくりな植物です。そのため、肥料を与えなくても育ちますが、葉色の濃淡や葉の大きさなどにこだわりたい場合は、肥料を与えると良いでしょう。

ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

ANDPLANTSでは、「太く白い根をつくる」「土壌の団粒構造に改善する」といった効果もある肥料「バイオゴールド クラシック元肥」の取り扱いがあります。元肥だけでなく、置き肥のようにも使用可能です。

ただし、有機肥料なので置き肥として使う場合は、土上で湿るとコバエ発生の原因になります。土を少し掘って、埋めるように使ってください。

y[https://andplants.jp/products/basefertilizer]

剪定方法

剪定方法

アグラオネマ・ピクタムの剪定時期は4~9月です。傷んだり枯れた葉を剪定します。

枯葉や元気のない葉は、葉柄の根元を真下に優しく引っ張ると、綺麗に取り除くことが可能です。しかし、元気な葉を剪定する場合は、葉の付け根付近を剪定ハサミで切ってください。

葉柄が残っていても、時間がたつとポロッと取れます。元気な葉を無理に取り外そうとすると、株が傷むので気を付けましょう。

アグラオネマ・ピクタムはサトイモ科の植物のため、樹液に毒性のあるシュウ酸カルシウムが含まれます。剪定をするときは、触れないように気を付けてください。

体質によってかぶれる恐れがあるので、剪定するときは手袋をすると安心です。もし触ってしまった場合は、流水で丁寧に洗い流してください。

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アグラオネマ・ピクタムの増やし方

アグラオネマ・ピクタムの増やし方

アグラオネマ・ピクタムの増やし方には、以下の2つの方法があります。

  1. 挿し木
  2. 株分け

挿し木も株分けも、生育期の5~7月に行います。

アグラオネマ・ピクタムの挿し木

アグラオネマ・ピクタムの挿し木手順は以下の通りです。

  1. 茎を節ごとに10㎝程度の長さで切り取る
  2. 節から出ている葉は半分ほど切る
  3. 水はけのよい土または水苔に植える
  4. 明るい日陰に置く
  5. 土が乾燥しないように水やりする

アグラオネマ・ピクタムは湿度のある環境を好むので、挿し木したポットや鉢を、透明なガラスケースや衣装ケースの中に入れておくと、より発根しやすいです。

筆者のおすすめの挿し木方法は、「根挿し」です。アグラオネマ・ピクタムの土または水苔を綺麗に取り除き、根が付いている状態で、節ごとに切り取ります。

切り取った根付きの節を、土や水苔に植えます。植える際は、根だけを植えて節部分は光が当たるように、土上に出してください。

節の成長点に光が当たることで、新芽が出やすく、すでに根もあるので、生育が早いです。ただし、乾燥させると枯れやすいので、根挿しはガラスケースや衣装ケースなどの湿度を維持できる環境で行うことがポイントです。

アグラオネマ・ピクタムの株分け

アグラオネマ・ピクタムの株分け手順は以下の通りです。

  1. 子株が出ているアグラオネマ・ピクタムを鉢から取り出す
  2. 土または水苔を優しく取り除く
  3. 子株に根が付くように切り取る
  4. 子株の大きさに合った鉢に植え替える
  5. 植え替え後に水やりをして適切な場所に置く

アグラオネマ・ピクタムは、水はけのよい土を好みます。水がスッと抜ける団粒構造がしっかりした土または水苔で植えてください

アグラオネマ・ピクタムのよくあるトラブルと対処法

アグラオネマ・ピクタムのよくあるトラブルと対処法

ここではアグラオネマ・ピクタムにトラブルが起きたときの対処法を解説します。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

主なトラブルは以下の4つです。

  1. 根腐れ
  2. 根詰まり
  3. 葉焼け
  4. 葉が丸まる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

根腐れ

根腐れでは、以下の症状が見られます。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 葉が落ちやすい
  3. 葉が茶色・黄色に変色している
  4. 茎や株元が柔らかい
  5. 土から腐敗臭がする
  6. 土の表面にカビが生えている
  7. 根が黒く変色している

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して細菌叢が変化し、有機物の腐敗が進むことで有害なアンモニアが発生し、土壌環境が悪くなることで発症します。

また、常に土が湿っている状況では根が呼吸することができず、細胞が死んでしまいます。

これが原因で、根から水を吸い上げることができなくなり、植物体に水を供給することができなくなることで死んでしまう現象です。

受け皿に水を溜めていると、常に土が湿りすぎてしまうので、注意してください。

根腐れの対処法は以下の通りです。

  1. 鉢から植物を抜き、悪い土を落として水はけのよい土、または水苔に交換する
  2. 根の傷んでいる部分、腐っている部分をカットする
  3. 殺菌剤に浸す
  4. 発根剤を与えてみる
  5. 傷んだ葉を取り除く
  6. 受け皿に溜まる水はこまめに捨てる

根腐れが起こった場合は、鉢を入れ替えて土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な状態が取り戻せるような環境を作りましょう。

有害物質の吸着に効果的な珪酸塩白土・ゼオライトなどを用土に混ぜ込むことで、水はけ改善と根腐れを防止することができます。

根腐れが起こると葉にハリがなくなり、しおれたような姿になります。重度の根腐れの場合は、株元がぶよぶよになり黒く腐ることも。

水やり後に受け皿に水を溜める方も多いと思います。滞留している水は細菌が増えやすく、根腐れを引き起こす原因になるので、こまめに溜まった水は捨ててください。

また、生育が緩慢な冬に水やりをしすぎると、根腐れしやすい点にも注意しましょう。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいになることで起きる症状。根詰まりの症状は以下の通りです。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなる
  4. 下葉が枯れやすくなる

長年植え替えていない場合に、上記のような症状が現れます。アグラオネマ・ピクタムは根詰まりで枯れることは滅多にありませんが、放置してしまうと生育によくありません。

根詰まりの対処法はアグラオネマ・ピクタムの植え替えをすることです。

アグラオネマ・ピクタムを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。

植え替えを行う時期は、春~秋の生育温度15~25℃の時期が適しています。生育が緩慢な真夏や冬には、植え替えはしないようにしてください。

葉焼け

葉焼けでは、以下の症状が起きます。

  1. 葉の色素が抜けて白くなっている
  2. 葉の一部が茶色~黒色に枯れている

真夏の直射日光を浴びすぎると、葉が傷んで「葉焼け」というトラブルが発生します

アグラオネマ・ピクタムは日当たりを好む植物ですが、真夏の強い日差しに当たると葉焼けしやすいです。

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を移動させましょう。葉焼けの処法は以下の通りです。

  1. 真夏の直射日光が当たっている場合はカーテンで遮光する
  2. 葉焼けした部分はカットする

葉焼けが起こる場合は、日光が当たりすぎている可能性が高いため、直射日光に当てないような措置を取りましょう。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

葉焼けは、暗い場所から急に直射日光が当たる場所へ移動させた際にも起こるトラブルです。「暗いお部屋で徒長したから、直射日光の当たる窓際に移動したら葉焼けした」といった例はよくあります。

日頃から直射日光や明るさには注意しておくと安心です。

葉が丸まる

アグラオネマ・ピクタムは、空気が乾燥した環境を嫌う植物です。

そのため、エアコンによって空気が乾燥しやすい冬は、葉からの蒸散を防ぐために葉が丸まる性質があります。葉が丸まった後も、空気が乾燥し続けると、葉先が茶色く枯れてくるので注意してください。

葉が丸まる時の対処法は、以下の通りです。

  1. 霧吹きや加湿器で湿度を維持する
  2. エアコンではなく、冬は石油ヒーターを使う
  3. 透明なガラスケースや衣装ケース内で管理する

アグラオネマ・ピクタムの葉が丸まる原因のほとんどが、空気の乾燥です。そのため、まずは湿度を高める対処法を行いましょう。

それでも、丸まった葉が改善されない場合は、根傷みで根が吸水できていない可能性が考えられます。その場合は、植え替えをして様子を見てください。

アグラオネマ・ピクタムの害虫トラブルと対処法

アグラオネマ・ピクタムの害虫トラブルと対処法

耐陰性を持つアグラオネマ・ピクタムにも害虫トラブルは存在します。

発生しやすい害虫トラブルは、以下の4つです。

  1. ハダニ
  2. アブラムシ
  3. カイガラムシ
  4. コバエ

害虫によるトラブルが発生したときの対処法を解説していきます。あらかじめ対処法を知っておけば、いざ何かあっても安心です。

ハダニ

ハダニの症状は以下の通りです。

  1. 葉にクモの巣のような糸がついている
  2. 葉の裏に小さな虫がついている
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色がかすれたように薄くなり枯れている

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つ非常に厄介な害虫です

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

ハダニの対処法は以下の通りです。

  1. 傷んだ葉はカットする
  2. 葉の表裏、付け根や茎も水で洗浄する
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

ハダニは乾燥した環境で発生しやすい害虫です。ガラスケースや衣装ケース内で高湿度で育てている場合は発生しにくいでしょう。

しかし、他の観葉植物同様に室内で育てている場合は、乾燥しやすい晩秋以降に発生しやすいので注意してください。

冬にエアコンの暖房で室内を温めている場合、空気がより乾燥します。葉が丸まるだけでなく、ハダニも増えやすいため、気を付けましょう。

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)の使用が効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

ハダニは、こまめな霧吹き・葉をふき取りきれいにすることをしっかり行えば、発生しにくい害虫です。アグラオネマ・ピクタムを置いている場所を通る際に、こまめに霧吹きをするようにしておくとよいかもしれません。

葉を常にきれいな状態を保つために、霧吹きによる葉水は必須と言えます。ハダニが発生した場合は、シャワーで優しく洗い流すなどの管理も必要です。

[https://andplants.jp/products/gwrs-spray-green]

アブラムシ

アブラムシの症状は以下の通りです。

  1. 新芽が萎縮している
  2. 葉が縮れている
  3. 新芽に虫が付いている
  4. 葉や幹がベタベタしている

アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です

アブラムシの対処法は以下の通りです。

  1. 縮れた葉はカットする
  2. アブラムシを取り除く
  3. 伸びすぎている茎は剪定して短くする
  4. アブラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

アブラムシが湧いてしまったら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン)を使用すると効果があります。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法もおすすめです。

アブラムシは柔らかい新芽に集まりやすいため、アグラオネマ・ピクタムの新葉が出始めた際は気を付けておきましょう。

カイガラムシ

カイガラムシの症状は以下の通りです。

  1. 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が葉の付け根や幹についている
  2. 黒いカビ(すす病)が発生している
  3. 葉や幹がベタベタしている

カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です

放っておくとアグラオネマ・ピクタムの生育が弱まり枯れる恐れもあるので、早めに対処を行いましょう。

カイガラムシの対処法は以下の通りです。

  1. 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
  2. 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
  3. カイガラムシに効果のある液体を噴霧する(殺虫剤のほか、2倍に薄めた牛乳、重曹と水を混ぜたもの、濃いコーヒー、10倍に薄めた酢でも一定の効果あり)

カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。

カイガラムシの成虫には殺虫剤が効きにくいので、幼虫の時期である5~7月に使用するとよいでしょう。

既に貝殻をかぶっている成虫は、柔らかいブラシや布で擦り取ってください。

コバエ

コバエの症状は以下の通りです。

  1. 土に虫が湧く
  2. コバエが植物の周囲を飛んでいる

コバエ自体は植物に無害ですが、観葉植物を育てるうえでは不快害虫です

放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。

コバエの対処法は以下の通りです。

  1. 発酵不十分な堆肥や有機質肥料を与えることをやめる
  2. 土上2~3㎝を取り除き、新しい土に植え替える
  3. 水苔栽培に切り替える
  4. 土の表面に無機質な素材(赤玉土・鹿沼土・砂利など)を敷く
  5. トラップを仕掛ける
  6. コバエに効果のある殺虫剤を噴霧する

水はけが悪い土でアグラオネマ・ピクタムを育てている方は、土が乾燥しにくくコバエが発生しやすいので注意してください。

コバエが発生したら、市販の殺虫剤(ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど)を使用するのが効果的です。ただし、薬剤散布は使用回数を守らないと、美しい葉に黒点が付いたり株が弱ったりするため、注意してください。

コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。

コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。

そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3~5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。どうしても土栽培で、コバエが発生する場合は、水苔栽培に切り替えるのも効果があります。

アグラオネマ・ピクタムの育て方に関してよくある質問

アグラオネマ・ピクタムの育て方に関してよくある質問

最後にアグラオネマ・ピクタムの育て方に関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. アグラオネマ・ピクタムにおすすめの用土は?
  2. アグラオネマ・ピクタムは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できる?
  3. アグラオネマ・ピクタムの新芽の模様が薄いのはなぜ?
  4. アグラオネマ・ピクタムが枯れる原因は?

それでは具体的に見ていきましょう。

アグラオネマ・ピクタムにおすすめの用土は?

アグラオネマ・ピクタムにおすすめの用土は、団粒構造がしっかりいる水はけのよい土です。また、水苔もおすすめです。

アグラオネマ・ピクタムの根は通気性の良い土でないと、うまく呼吸ができずに腐ったり枯れたりしやすいので注意してください。土で植え替える際は、土の屑や粉末をふるいで取り除いて植え替えましょう。

AND PLANTSでは、生育に適した乾きやすさと育てやすい保湿性を両立した「AND PLANTS SOIL 観葉植物の土」を取り扱っています。

土に悩んでいる方は、ぜひ使ってみてください。

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アグラオネマ・ピクタムは水耕栽培(ハイドロカルチャー)できる?

アグラオネマ・ピクタムは、水耕栽培(ハイドロカルチャー)できます。ただし、水量に注意してください。

根よりも上の位置に水を溜めると、根が呼吸できずに枯れやすくなってしまいます。そのため、水量は少なめにして管理することがポイントです。

水耕栽培で管理する場合は、多孔質なセラミスやハイドロコーンを使用して育てると、根も呼吸しやすく育てやすいでしょう。

アグラオネマ・ピクタムの新芽の模様が薄いのはなぜ?

アグラオネマ・ピクタムの新芽の模様が薄いのは、「日当たり不足」「根詰まり」が考えられます。

耐陰性があるとは言え、日当たりを好む植物です。基本的には、レースカーテン越しの明るい環境で管理してください。

暗い場所で管理し続けると、光合成が十分にできずに葉の模様が薄くなります。根詰まりも同様の症状が出ます。

植えっぱなしにならないように、1~2年おきに植え替えをしましょう。

アグラオネマ・ピクタムが枯れる原因は

枯れる原因は、「日当たり」「水のやりすぎ(やらなすぎ)」「寒さ」などが考えられます。

いずれも基本的な管理方法を守ることで、アグラオネマ・ピクタムの枯れを防げるでしょう。

アグラオネマ・ピクタムは植え替えを長年行っていない場合に、急に枯れることがあります。団粒構造が崩れた土のまま育てると、根が呼吸できずに窒息してしまうためです。

元気に育て続けるためにも、基本的な管理方法を守り、定期的な植え替えもしてください。

アグラオネマ・ピクタムのまとめ

アグラオネマ・ピクタムは日当たりと風通しの良い環境であれば、簡単に育てることができます。迷彩柄の葉模様は、お部屋のインテリアにぴったりです

高湿度を好むので、霧吹きや加湿器を使って管理したり、ガラスケースや衣装ケース内で育てたりすると、より綺麗な葉模様を楽しめるでしょう。意外と簡単に増やすことができるので、ぜひ増やして生長に伴って変化する葉を楽しんでください。

アグラオネマ・ピクタムはお部屋をおしゃれにしたい方へのプレゼントにも喜ばれます。ぜひ素敵なアグラオネマ・ピクタムを下記から選んで贈ってみてください。

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