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フラワーアレンジメントとは|特徴や魅力をご紹介

フラワーアレンジメントとは|特徴や魅力をご紹介

花や植物を使って作りあげる一種のアートともいえるフラワーアレンジメント。

日本では、平安時代から鎌倉時代に花を鑑賞することから始まったといわれています。美しいフラワーアレンジメントは、ただ花を飾るだけでなく、季節感を感じさせたり空間を明るくさせたりする力があります。

この記事では、フラワーアレンジメントはどのようなものか、魅力や楽しみ方まで簡単にご紹介します。これからフラワーアレンジメントを始めたい方やすでに楽しんでいる方にも、新しい発見があれば幸いです。

フラワーアレンジメントとは

フラワーアレンジメントは生花だけでなく、プリザーブドフラワーや造花なども使われます。いろいろな花を組み合わせて、自分だけのオリジナル作品を創り上げられるフラワーアレンジメントは、さまざまな場面でわたしたちを楽しませてくれます。

ご自宅を彩るためのもの、公共の場、結婚式やパーティーなど、用途はとても幅広いです。お花屋さんにが制作したものは、ため息が出るくらい素敵なものが多いですよね。

そんなフラワーアレンジメントは、経験に合わせて初心者から上級者まで楽しめるものです。また、作品を眺めて美しさを感じられるだけでなく、自らオリジナルのアレンジメントを作る喜びも味わえます。

年齢や性別を問わず、幅広い人に受け入れられているフラワーアレンジメントは、誰もが楽しめるアートです。

フラワーアレンジメント・花束・生け花の違い

フラワーアレンジメント・花束・生け花の違い

花を使った表現方法には「フラワーアレンジメント」「花束」「生け花」の3つのスタイルがあります。それぞれに特徴があり、魅力も異なります。

  1. フラワーアレンジメント
  2. 花束
  3. 生け花

それぞれどのようなものなのか、どのような場面にピッタリなのかを見ていきましょう。

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントとは、花器に吸水性スポンジを入れて花を生けたものです。スポンジに水を吸わせることにより花は水を吸い上げます。花瓶がなくてもすぐに飾れるため、初心者の方も手軽に花を楽しめるスタイルです。

また、スポンジを使うことで、花を思い通りの位置に固定でき、さまざまな形や高さでアレンジできることもおすすめポイント。もちろん、初心者の方が最初からお花屋さんみたいに完璧なものが作れるわけではありませんが、自分好みに花を生けていくことで、お花をもっと好きになれますよ。

フラワーアレンジメントは特別な日の飾りやお祝いのプレゼント、お家やオフィスの装飾にピッタリで、華やかさでどんな場所も明るく彩ります。もちろんお供えの場面でもフラワーアレンジメントは人気です。

[https://andplants.jp/products/offering-arrangement-purple-medium]

花束

花束

花束は、さまざまな花を束ねて手軽に持ち運べるようにしたものです。贈り物として人気が高く、誕生日、記念日、卒業や入学のお祝いなど、さまざまな特別な機会に選ばれます。

色の組み合わせや花の種類のバランスなど、もちろん花を束ねる技術は必要としますが、花束を作ることは、比較的シンプルで初心者でも取り組みやすいです。

また、アレンジメントと比べると花束は飾るときに好きな長さで飾れることが素敵なポイントです。場所を選ばず、最初はそのまま大きな花瓶に飾ったり、途中から花ごとに違う花瓶に生けて楽しんだりするなど、自分好みの調節がしやすいのもいいですね。

関連記事:花束とアレンジメント|違いと活躍シーン

[https://andplants.jp/products/custom-flower-red-medium]

生け花

生け花

生け花は簡単に説明してしまえば、花を器に生けることです。フラワーアレンジメントと生け花、両方とも花を飾るので一緒のようですが、違う点もあります。

フラワーアレンジメントは、花器にセットした吸水性スポンジに花を生けていきます。しかし生け花の場合は剣山(けんざん)を使用することが多いです。剣山は、鉛などの金属の上に太い針を植え向きにしたもので、そこに花を固定させていきます。

また、フラワーアレンジメントは一方向から花がきれいに見えるよう作られているワンサイド型と、全方面から見ても花がきれいに見えるように作られているラウンド型両方がありますが、生け花の場合一方向から鑑賞するもののみです。

生け花はいろいろな流派があり、流派ごとに生け方のポイントも違ってきます。しかし最近では、あまり流派にこだわらず、自分の好きなように生けて花を楽しむ人も増えてきました。

フラワーアレンジメントのメリット・デメリット

フラワーアレンジメントのメリット・デメリット

フラワーアレンジメントは、花を使って自分だけの作品を作れる魅力的なものです。しかし、メリット・デメリットともに存在します。両方をしっかり理解しておくことで、どんなときにフラワーアレンジメントのスタイルを選択すればいいかがわかるでしょう。

  • メリット
  • デメリット

それぞれ見ていきましょう。

メリット

フラワーアレンジメントには多くの魅力がありますが、その中でも特に便利なのは、花瓶がなくても花を飾れることです。

吸水性スポンジを使って花が固定されているため、どんな器でも、場所を選ばずにフラワーアレンジメントを楽しめます。花をプレゼントしようと考えたときにも、相手が花瓶を持っているか悩まなくていいのでおすすめです。

アレンジメントに限ったことではありませんが、花はどんなスタイルでも自分の好みの花を選ぶことによってオリジナルの作品が作れます。もちろん自分で作らなくても、お花屋さんで好きな花を選んでお願いするのもいいですね。

お家やオフィスに花を飾ると、空間がぐっと華やかになりますよ。見た目が美しいだけでなく、気分も明るくなります。

デメリット

多くの魅力を持つフラワーアレンジメントですが、適切なケアをしなければすぐに枯れてしまう可能性があります。

吸水性スポンジに水を吸わせているフラワーアレンジメントは、スポンジに水がなくなると花が水を吸い上げられません。

花瓶に生けているものも水は大切ですが、花瓶の場合、水の量が目にみえるため管理がしやすいです。しかしフラワーアレンジメントの場合、花器の中にスポンジが入っていて水の量が一目で分かりにくく、忘れがちになってしまいます。そのため、確認回数を増やして、水やりを行う必要があります。

花瓶に生けてもアレンジメントにしても、すべての花が同じタイミングで痛むわけではありません。傷んだ花を取り除くと、その箇所に穴が空いたようになってしまうこともフラワーアレンジメントのデメリットの一つです。

花瓶に生けている花はそのまま楽しんだり、他の花瓶に1輪ずつ生けるなどアレンジを加えられますが、フラワーアレンジメントの場合、他の位置に生けてある花をうまく生け直すか、新しい花を用意してその箇所に生ける必要があります。

または花束と同じように、小さな花瓶を用意して別々に楽しんでもいいです。しかし、手軽さを求めてフラワーアレンジメントのスタイルを選んだ方には、少し手間な部分かもしれませんね。

フラワーアレンジメントが人気な理由

フラワーアレンジメントが人気な理由

フラワーアレンジメントが多くの人に愛される理由は、持ち運びしやすく、花瓶を用意する必要がないところです。美しい花をそのまますぐに飾れるところが良いですよね。

プレゼントで贈る場合にも、フラワーアレンジメントなら、贈る相手が花瓶を持っているかなどの心配が要りません。

筆者が花屋で勤務していたときは、何を購入しようか悩んでいる方にはフラワーアレンジメントをおすすめしていました。すでに器に生けてあるフラワーアレンジメントなら、花瓶を持っていない方もそのまますぐに花を楽しめます。もちろん花が好きな方にもフラワーアレンジメントは人気ありますよ。

反対に、普段から花が好きで、お家でも飾って楽しんでいることを知っている相手に贈るときには、自分でアレンジしやすい花束がいいですね。

しかし、フラワーアレンジメントは置く場所のスペースが必要になるため、大きすぎるものを贈るときには注意が必要です。

フラワーアレンジメントは、自分の好みの花を選ぶことにより、個性やイメージ、気持ちを込められます。花はストレス解消やリラクゼーションにも効果的です。美しい花と直接触れ合う時間は、忙しい日々の中で心を穏やかにしてくれますよ。

フラワーアレンジメントと花束で迷ったら

フラワーアレンジメントと花束で迷ったら

フラワーアレンジメントと花束、どちらを選ぶか迷ったときは、どんな場面やどんな目的なのか考えることが大切です。選ぶ際のポイントを押さえて、最適な選択をしましょう。

  1. 置く場所で考える
  2. お手入れで考える
  3. 贈る相手の状況を考える

それぞれ見ていきます。

置く場所で考える

どこに花を置くのか考えることは大切なポイントです。

テーブルの中央や受付のカウンターなどに飾りたいときには、フラワーアレンジメントが良いでしょう。スポンジでしっかり固定されているフラワーアレンジメントは、形が崩れにくく器ごと倒れる心配も少なくてすみます。

置きたい場所、飾りたい花瓶が決まっている場合は花束がいいですね。さまざまなシチュエーションで活躍してくれます。 

お手入れで考える

花を自分好みで生け変えたり、水換えや水切りなど、こまめなメンテナンスを行える方は花束がいいですね。丈の長い花を水切りをしながら短くなるまで楽しめます。

「手入れがあまり行き届かないかも」と心配な方は、フラワーアレンジメントがおすすめです。1番の理由はお手入れのしやすさで、もちろん水の管理は大切ですが、花束のように毎日の水換えや水切りは必要ありません。

贈る相手の状況を考える

フラワーアレンジメントと花束を選ぶ際には、贈る相手のライフスタイルや好み、その時の具体的な状況を考えることが大切です。

相手が忙しい方であれば、お手入れが簡単で、受け取ってそのまま飾れるフラワーアレンジメントがいいかもしれません。

花や植物のお世話を楽しめるタイプの方であれば、花束が喜ばれるでしょう。最初はそのまま花瓶に飾り、途中から違う花瓶に移したり、1輪ずつ違う花瓶でいろいろな場所に飾って楽しんだりとアレンジを加えられます。

ただしどちらにも共通していえることは、忙しすぎたり家を長期間留守にする場合には、花をプレゼントすることは適した状況ではないということです。サプライズを計画しようと考えている方には難しいかもしれませんが、そうでない限り、少し相手の状況をリサーチする必要があります。

花は美しさに心奪われるものです。相手の状況を考えた上でフラワーアレンジメントか花束を選ぶことにより、花の美しさがより一層素敵なものになります。

フラワーアレンジメントなら「季節のおまかせ生花アレンジ」がおすすめ

フラワーアレンジメントなら「季節のおまかせ生花アレンジ」がおすすめ

AND PLANTSの「季節のおまかせ生花アレンジ」は、フローリストが提案する季節のお花を取り入れたフラワーアレンジメントです。

1点1点旬のお花をメイン花材として、その花に合った色味の花材やフレッシュな葉物を組み合わせて制作しています。その時期の旬なお花を取り入れていますので、すべて1点ものです。

もちろん器がついた状態なので、届いてすぐに飾れますよ。 詳細は下記よりご覧ください。

[https://andplants.jp/products/flower-arrange-orange-medium]

フラワーアレンジメントの簡単な作り方

フラワーアレンジメントの簡単な作り方

フラワーアレンジメントはプロの技術が必要だと思われがちですが、基本的なテクニックを覚えれば初心者でも簡単に作れます。この章では、誰もが挑戦できるシンプルな作り方をご紹介します。

  1. 必要なものを用意する
  2. 置く場所やデザインを決める
  3. 好みの花を選ぶ
  4. 吸水性スポンジに水を吸わせる
  5. 花の水切りをする
  6. 花を生ける

それぞれ簡単に説明します。

必要なものを用意する

アレンジメントを飾る器を用意しましょう。ガラス、陶器、金属などさまざまなものがありますが、自分の好みのものを自由に選んでOKです。器に合わせて吸水性スポンジも用意してくださいね。

そして一番大切なことは、清潔で切れ味の良いハサミを用意することです。不潔な刃物を使うと、茎に菌が付着する可能性があることと、カットした際に茎を潰してしまう可能性があります。茎が潰れると花が水を吸い上げにくくなり、花が早く痛む原因になりかねません。

清潔で切れ味の良いハサミを使うことで、花の持ちにも影響することを覚えておいてください。

[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]

置く場所やデザインを決める

作品をどこに置くのか、どんなデザインにするかを決めておきましょう。置く場所によって、アレンジメントの大きさや形、色の選び方が変わってきます。

たとえば、リビングのテーブルに飾る場合は、部屋の雰囲気に合わせた色や形を選び、見る角度からバランスの良いデザインを考えるといいですね。

デザインを考える際には、あまり難しく考えず、季節やその時の気分、イベントに合わせてテーマを決めるのも一つの方法です。春なら明るい色の花を使って明るい印象に、秋なら暖色系の花で落ち着いた感じに、ハロウィンの時期などは自然にオレンジなどを使いたくなるものです。

季節感を意識するとアレンジメントがより一層引き立ちますよ。

好みの花を選ぶ

フラワーアレンジメントを作る際には、自分の好みに合った花を選ぶことが楽しみの一つです。その他、花の選び方には、色や形、大きさだけでなく、香りや季節感も考えると良いでしょう。筆者はいつも、ビビビっときた花をお持ち帰りするようにしてます。不思議と花を選んでいると、コレといったものに出会えるものです。

また、アレンジメントのテーマや目的に合わせて花を選ぶことも重要です。特別な記念日には相手の好きは花を使うと心のこもったギフトになります。好みの花を選ぶことで、作る過程がより楽しくなり、完成したアレンジメントにも満足感や愛着がが増します。

花を選ぶ際には、自分の感覚を信じて、自由に楽しむことが1番のポイントです。

吸水性スポンジに水を吸わせる

フラワーアレンジメントで使用する吸水性スポンジに水を吸わせる際は、正しい方法で行うことが重要です。

吸水性スポンジを水に浮かべて自然に沈むのを待ちましょう。沈むのを待つことで、スポンジ全体に給水されます。

無理やりスポンジを水に押し込むと、表面だけ湿って内側には水が給水されていない状態になってしまいます。1度こうなってしまうと、何時間水の中につけていても、中まで水は浸透しないので注意が必要です。その部分に挿した花は水分が吸収できず枯れてしまいます。

正しい方法でスポンジに水を吸わせた後にカットし、器にセットしてアレンジメント制作に取りかかりましょうね。

花の水切りをする

花が新鮮で長持ちするために、水切りは欠かしてはいけないとても重要な手順です。

水切りは一般的な水揚げ方法で、深めのバケツに水を張り、水を張った中で茎を斜めにカットします。ポイントはできるだけバケツの深いところでカットすること。切り口から2〜3センチのところをカットしましょう。水圧の効果で水をたっぷり吸ってくれるようになりますよ。

しっかり水切りをして、たくさん水を吸収した花を使ってアレンジを作ることで、新鮮で美しい状態を長く保てます。 

花を生ける

花を生けることが1番の難関であり、楽しみですよね。本来、アレンジメントを作る上でしっかりした決まりや生け方があるのは確かです。

花の選び方ひとつとっても、視点が集まるところに使用する花、メインとなる花、空間を埋める花、ラインをとる花と4つに分かれています。それぞれに言葉もついています。そして、生け方に関しては、どこで習うかで多少の違いがあります。

しかし花をもっと身近に、楽しく感じるためにはあまり難しく考えず、まずは自分の思いのままに生けることが1番ではないかと考えます。

まずは花の魅力を知り、花をもっと好きになってください。そこから、徐々に知識を深めていきましょう。

関連記事:プロが伝授|フラワーアレンジメントを長持ちさせる方法

まとめ

フラワーアレンジメントは、家の中を華やかに彩るだけでなく、イベントや特別な日にも活躍します。さまざまな花を組み合わせることで、あなたの気持ちを伝えたり、リラックス効果を得られたりします。

この記事ではフラワーアレンジメントの魅力や簡単な作り方まで幅広くご紹介しました。フラワーアレンジメントとはどのようなものなのか、少し理解していただけたと思います。

もし興味を持たれたら、ぜひ挑戦してみてください。自分だけのオリジナル作品を作る喜びと、花のある生活を楽しめますよ。 

松森千代(matsumori chiyo)
「チューリップやひまわりくらいしか花の名前はわかりませんが働けますか?」そんな言葉からスタートした私の花屋勤務では、たくさんのお客様に支えられながら知識を深め、お客様に合わせた花選びのお手伝いをしてきました。「花が大好き」という想いを常に深めながら、現在は大好きなことをお伝えするライターの仕事をしています。花の魅力をたくさん発信し、大切な花選びのお手伝いができればと思っています。

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