「平和の象徴」として親しみのあるオリーブの木。スタイリッシュな葉や生育年数が経つほど力強い姿になる幹から、観葉植物としても人気があります。
鉢植えで管理している場合、健康的に育てるためには植え替えが必要です。今回はオリーブの木の植え替えについて詳しく解説します。
植え替えを上手に行うことで、オリーブの木は年々立派な姿になっていくでしょう。また、根詰まりや根腐れを解消することもできるので、「葉が落ちる」「葉が黄色くなる」「新芽が枯れる」などのトラブルも解消できます。
ぜひ最後まで読んで、オリーブの木の植え替えに挑戦してみてください。
[https://andplants.jp/collections/olive]オリーブの木の植え替え|1~2年に1回
オリーブの木の植え替えは、1~2年に1回は行ってください。生育環境が良いほど成長が早く、根の張りが早いです。
植え替えを怠ると、根詰まりによる生育不良になりやすいので、生育年数以外にも以下5つの症状をサインとして植え替えしましょう。
- 鉢底から根が出ている
- 水やり後に土の吸水が悪い
- 葉が黄色くなって落ちる
- 新芽が出てこなくなる
- 鉢が倒れる
それぞれの植え替えサインを詳しく解説します。
鉢底から根が出ている
鉢底からオリーブの木の根が出ている場合は、植え替えをしてください。鉢の底から根が出ている状況は、根の生育が順調であると同時に、土の中で根を伸ばすスペースが減っていることの証明でもあります。
オリーブの木は、環境が良いほど生育が早い植物です。株や鉢の大きさによりますが、適した環境で上手に育てていると、1年ほどで鉢底から根が出てくることもあります。
2回り大きな鉢に植え替えて、根をしっかり伸ばしてあげると、より元気に育つでしょう。
水やり後に土の吸水が悪い
オリーブの木の水やり後に、土の吸水が悪い場合は植え替えサインです。土の吸水が悪いとは、「鉢の表面に水が溜まる」「鉢底から水が流れるまでの時間が長い」といった状態です。
同じ土で長年育てていると、鉢の中で土の団粒構造が崩れてしまいます。土が泥のようになり、空気の隙間が無くなるので、水が流れず吸水が悪くなります。
土が泥のようになると、水はけが悪くなるだけでなく、根に新鮮な空気を供給できなくなるため、根腐れしやすい環境です。根腐れはオリーブの木を枯らしてしまう可能性があります。
そのため、水やり後に水が土の表面に溜まっていたり、鉢底から流れる時間が遅くなったりしたときは、植え替えをしてください。
葉が黄色くなって落ちる
オリーブの木の葉が黄色くなって落ちる時も、植え替えのサインとして考えてください。葉が黄色くなってパラパラと落ちる原因には、根が傷んでいる可能性が考えられます。
もちろん、病害虫や水切れでも葉は黄色くなって落ちますが、どちらも当てはまらない場合は根傷みの可能性が高いです。春の4~5月または秋の10月に鉢から取り出して、根をチェックしてください。
スカスカな根や黒ずんでいる根を取り除き、新しい土に植え替えることで綺麗な葉が出てくるでしょう。黄色くなった葉は、一緒に取り除いておくと見た目や風通しがよくなります。
新芽が出てこなくなる
成長期の春と秋にオリーブの新芽が出てこなくなった時は、植え替えをしましょう。オリーブの木は生育旺盛な植物なので、生育期には新芽が出てきてぐんぐん伸びます。
しかし、生育旺盛なオリーブの木から新芽が出てこなくなった場合は、鉢の中で根詰まりや根腐れしているかもしれません。植物は土の中で根が伸びることで、新芽が出てきます。
つまり、新芽が出てこない場合は、土の中の根が伸びていない可能性が高いです。生育期に新芽が出てこない場合は、根に異常があるかもしれないと考えて、根鉢を取り出して根のチェックをしてください。
鉢が倒れる
オリーブの木の鉢植えが倒れるほど成長している場合は、植え替えをしてください。鉢の大きさに比べて、幹や枝が大きく育ちすぎると、重心が崩れ鉢ごと倒れてしまいます。
2回り大きな鉢に植え替えると、鉢や土の重さで倒れることもなくなるでしょう。ただし、軽いプラスチックの鉢だと、再び大きくなった際に倒れやすいので注意してください。
植え替えのタイミングで、伸びすぎている枝は剪定してバランスを整えると、より倒れる心配もなくなります。
オリーブの木の植え替え時期|春・秋
オリーブの木の植え替え時期は春の4~5月頃または秋の10月です。生育が緩慢な真夏や真冬に植え替えすると、株が傷む原因となるので注意してください。
また、オリーブの木から果実の収穫を考えている方は、オリーブの実の収穫時期である秋~冬は植え替えを避けてください。植え替えによってオリーブの実が収穫前に落ちる可能性があるためです。
オリーブの実の収穫を考えていない場合は、暑さが和らいで本格的に寒くなる前に植え替えをすると良いでしょう。初めてオリーブを育てる方は、新芽が出てくる春の暖かい時期に、オリーブの木の植え替えを行うと安心です。
オリーブの木の植え替えに必要な道具
ここでは、植え替えに必要な道具を紹介します。
今まで植えていた鉢よりも1~2回り大きな鉢を準備してください。4号鉢であれば5号鉢を準備します。
ただし、6号以上で幹も太い大株である場合は、2回り大きな8号に植えた方が安心です。見た目の問題だけでなく、根の生育が早いため根詰まりを防ぐ目的があります。
枝葉や根を切るハサミは清潔で切れ味の良いものを準備しましょう。また、太い枝や根を切る場合は、より太い枝が切れる剪定バサミやノコギリを準備しておくと安心です。
新しい土は、市販のオリーブの木専用の土や植木の土がおすすめです。AND PLANTSでは、オリーブの木にも使用できる「AND PLANTS SOIL 観葉植物の土」を取り扱っています。
もしオリジナルで土を作る場合は、硬質赤玉土(小粒):腐葉土=7:3の割合で混ぜた土を基本として、小粒の軽石やパーライトなどを混ぜ込み水はけを良くしてください。
オリーブの木の植え替え手順
植え替えに必要な道具を準備したら、実際にオリーブの木を植え替えましょう。植え替えの手順は以下の8つです。
- 鉢底網を敷いて鉢底石を入れる
- 新しい土を入れる
- 元肥を入れる
- オリーブの木を鉢から取り出す
- 根鉢をほぐす
- 準備した鉢にオリーブの木を入れる
- 鉢の縁から1~2㎝の高さまで土を入れる
- 支柱をする
それぞれの手順を解説します。
鉢に鉢底網と鉢底石を入れる
作業前に園芸シートを敷いておきましょう。植え替える鉢のサイズは、現状より1~2回り大きいものを選びます。
園芸シートの上に鉢を置いたら、鉢底網を敷きます。その上から、鉢底網が見えなくなる程度に鉢底石を入れてください。
鉢の大きさにもよりますが、鉢の高さの1/5~1/4の量を入れるとちょうどよい量の鉢底石を入れることができます。
植え替える鉢には、オリーブの木のスタイリッシュさが引き立つECOPOTSがおすすめです。
[https://andplants.jp/collections/ecopots]新しい土を入れる
鉢底網と鉢底石を入れた鉢に、新しいオリーブの木用の土を鉢の半分ほど入れてください。
一度使用している土やお庭の土には、雑菌や病害虫が付着している可能性が可能性があります。再利用は控えて、新しく準備した土を使ってください。
[https://andplants.jp/products/andplantssoil-25l]元肥を入れる
順調に生育しているオリーブの木の植え替えであれば、土に元肥を入れましょう。あらかじめ土に肥料を入れておくことで、新しく伸びた根が肥料分をすぐに吸収できます。
ただし、根腐れや根傷みなどによって元気のないオリーブの木を植え替える場合は、元肥は入れません。元気のないオリーブの木に肥料を与えても、根は肥料分を吸収できずに傷む恐れがあるためです。
そのため、順調に育っているオリーブの木の植え替えだけに元肥を入れてください。AND PLANTSでは、「太く白い根を作る」「土壌の団粒構造を改善する」といった効果もある「バイオゴールド クラシック元肥」を取り扱っています。
直接、根に触れても根を傷めないので、ぜひ使ってみてください。
[https://andplants.jp/products/basefertilizer]オリーブの木を鉢から取り出す
植え替えるオリーブの木を、鉢から優しく取り出します。この時に、幹を強く引っ張ると根が切れて傷んでしまうので、気を付けてください。
鉢を逆さまに向けるように持って、オリーブの根鉢が落ちてくるように優しく取り出します。根が張って取り出せない、またはオリーブの木が大きくて逆さまに持てないこともあるかもしれません。
その場合は、鉢の縁をトントンと叩いたり、鉢底穴に棒を差し込んで押し出すように取り出したりしてください。
根鉢をほぐす
根鉢が固まっている場合は、細い棒やピンセットで丁寧に土と一緒にほぐします。根がスカスカに枯れていたり、根腐れしていたりするときは、ハサミやピンセットを使って取り除いてください。
大株のオリーブの木の場合、固まっている根鉢をほぐすことが難しいかもしれません。もし根鉢をほぐすことが難しい場合は、ホースシャワーの水圧で土を洗い流してほぐすのも効果的です。
準備した鉢にオリーブの木を入れる
鉢底網、鉢底石、新しい土、元肥が入った植木鉢に、オリーブの木を入れます。入れた際に、根鉢の高さや幹の位置を調節してください。
鉢の中心にオリーブの木の幹が位置するように置くと見た目が良いです。また、根鉢の肩が植え替える鉢の縁よりも高くならないように気を付けます。
鉢の縁から1~2㎝の高さまで土を入れる
好みの位置にオリーブの木を置いたら、鉢の縁から1~2㎝程度の高さまで土を入れましょう。
鉢の縁いっぱいまで土を入れると、水やりした時に土が鉢から流れ出てしまいます。鉢の縁に水が溜まる「ウォータースペース」を作っておくことで、水やりの際に土がこぼれにくく、水もしっかり与えられます。
土をスコップで入れたら、最後に根の隙間にも土が入るように細い棒で優しく突いたり、鉢をトントンと叩いたりしてください。隙間に入って土が減った分はスコップで追加します。
支柱をする
植え替えたばかりのオリーブの木は根が張っていないため、強風によって根ごと倒れやすいです。基本的に屋外で育てる植物なので、植え替え後は支柱をして倒れないようにします。
樹高が高いオリーブほど、植え替え後に強風に煽られると倒れやすいので注意してください。株の大きさにもよりますが、根がしっかり根付くまでの1年間は支柱をしておくと安心です。
地植えのオリーブの木の植え替え|根回しが重要
地植えのオリーブの木を植え替えする場合は、「根回し」が重要です。根回しとは、植え替えの1年前に横に伸びている太い根を切断して細根を伸ばしておく作業のこと。
根回しをしておくことで、大株のオリーブの木ほど植え替え後に吸水がしやすく、ストレスを受けにくいです。根回しは地植えの老木や大木を移植する際に用いられる作業であり、オリーブの木を長年地植えしている場合にも行います。
本来、地植えのオリーブの木は植え替えが必要ありません。どうしても植え替えをしたい場合は、1年前から根回しをして準備しておきましょう。
小さな苗木のオリーブであれば、根回しは必要ありませんので、根を傷めないように掘り上げて移動させてください。地植えでオリーブの木を育てる場合は、なるべく植え替えをする必要がないように、植栽計画をしっかり考えて地植えしてください。
オリーブの木の植え替え注意点
オリーブの木の植え替えの際に気を付けたい注意点は、以下の4つです。
- 根を乾燥させない
- 植え替え後に直射日光に当てない
- 大きすぎる鉢に植え替えない
- 地植えのオリーブの木には水鉢を作る
それぞれの注意点を詳しく解説します。
根を乾燥させない
オリーブの木に限らず、すべての観葉植物に言えますが、植え替えは素早く行って根を乾燥させないことが重要です。
根が乾燥して傷んでしまうと、植え替え後に水やりしても吸水ができずに葉がパラパラと落ちます。植え替え後にオリーブの木の調子が崩れる原因となるので、注意してください。
吸水を担う細根は、細く薄いため、空気に触れている時間が長いほど乾燥によって傷みやすいです。植え替えは前もって準備をして、素早く行ってください。
植え替え後に直射日光に当てない
植え替え後には直射日光に当てないように注意してください。特に根鉢を崩して、根を切っている場合は気を付けましょう。
植え替え直後に、強い直射日光に当たると葉焼けしたり葉が落ちたりする原因になります。植え替え後は、明るい日陰で様子を見てください。
新芽が伸び始めたら、元の日当たりの良い場所に戻すと、植え替え後の生育が良くなります。
大きすぎる鉢に植え替えない
オリーブの木を植え替える鉢の大きさは1~2回りです。3回り以上の大きすぎる鉢には植え替えないでください。
植え替えた鉢が大きすぎた場合、根が十分に張っていないため、吸水が間に合わず、土がずっと湿っている状態になります。土が湿った状態が長く続くと根腐れになる可能性が高いです。
根腐れでオリーブの木が枯れないようにするためにも、植え替える鉢の大きさには注意してください。
地植えのオリーブの木には水鉢を作る
鉢植えのオリーブの木を地植えにする場合は、水鉢を作ってしっかりと水やりしてください。水鉢とは、幹を中心にドーナッツ状に土を寄せて、地面に水が溜まるようにした状態のことです。
地植えのオリーブの木を移植する場合も、同様に水鉢を作ります。新しく地植えされるオリーブの木は、根が張るまでは水切れしやすいです。
植え替え直後は、土の中にしっかりと水分が含まれるように、水鉢に水が溜まるように水やりしてください。根がしっかり根付いていれば、真夏を除いて自然の雨でも問題なく育つでしょう。
オリーブの木の植え替え後の育て方
オリーブの木の植え替え直後は、土に根が張っていません。そのため、置き場所や日当たり、温度などの育て方に注意してください。
上手に植え替えができても、その後の育て方によっては枯れる恐れがあるためです。以下の5つのポイントに絞って解説します。
- 置き場所と日当たり
- 温度
- 水やりの頻度
- 肥料
- 剪定
5つのポイント以外に、よくあるトラブルについても気になる方は、「オリーブの木の育て方」の記事もぜひ確認してみてください。
置き場所と日当たり
オリーブの木を植え替えた直後は、直射日光の当たらない明るい日陰で1~2週間ほど管理してください。植え替え直後に、直射日光に当てると葉焼けしたり葉が落ちたりする恐れがあるためです。
オリーブの木から新芽が伸びてきたら、元の日当たりと風通しの良い場所に置いてください。オリーブの木は屋外の日当たりの良い環境で育てる植物です。
室内では日当たり不足によって、葉が黒ずんだり落ちたりしやすいため、屋外で育てるようにしましょう。
温度
オリーブの木の植え替え時期は、春の4~5月または秋の10月です。春は気温が上がる季節なので、植え替え後に低温に当たる心配はありません。
しかし、秋の植え替えは植え替え後に冬になるため、なるべく暖かい日が続くタイミングに植え替えする必要があります。しかし、秋の植え替えは早すぎると残暑の影響で株が傷みやすいです。
とはいえ、秋の植え替えが遅すぎると、冬の低温によって生育が阻害されます。オリーブは寒さに強い植物ですが、植え替え直後は15℃以上の温度をキープできるようにしましょう。
秋にオリーブの木を植え替える方は、植え替え後の温度によって調子を崩しやすいです。なるべく春の暖かい温度の時に植え替えると安心です。
水やりの頻度
植え替え後のオリーブの木の水やりは、手で土を触って水分が感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)与えてください。この時に、発根剤を水に薄めて水やりすると、発根が促進されて生育がよくなります。
特に、根腐れや根傷みが原因で植え替えている場合は、発根剤を与えながら水やりすると効果的です。ただし、受け皿に水を溜めると根腐れに繋がるので注意してください。
オリーブの木は常に土が湿っている状態を嫌いますので、水のやりすぎに気を付けて、水やり時には土の乾き具合の確認が重要です。水やり管理が難しく感じる場合は、下記の傷やりチェッカーを使うと簡単に土の乾燥具合を確認できます。
[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]肥料
根が傷んでいない状態であれば、植え替え後も通常通りに肥料やりしても問題ありません。春の植え替えであれば、液肥を2週間に一回水に薄めて与えたり、置き肥を2か月おきに置いたりするとよいでしょう。
秋の植え替えであれば、10月はオリーブの木のお礼肥えの時期に当たります。元肥として、「バイオゴールド クラシック元肥」を土に混ぜ込んでおくと問題ありません。
ただし、根腐れによって根が傷んでいる場合は、肥料を与えることは控えてください。根が傷んでいる状態で肥料を与えると、肥料を上手く吸収できないだけでなく、さらに根を傷めてしまうためです。
発根剤を水に薄めて水やりして様子を見ます。オリーブの木から新芽が出始めたら、少しずつ肥料を与えてあげてください。
剪定
オリーブの木の剪定は、植え替えと同時に行うと根の負担が少なくて済みます。植え替えの際に整理した根とのバランスを考えて、剪定しておきましょう。
植え替え後に新芽が出てきたタイミングで、剪定するとせっかく伸びてきた新芽を切ってしまうことになります。なるべく、植え替えと同時に剪定しておくと根の負担を減らし、樹形も整えやすいです。
剪定には切れ味の良いハサミを使いましょう。切れ味が悪いと、見栄えに影響したり切り口から病原菌が侵入したりするので、気を付けてください。
[https://andplants.jp/products/sakagen-flower-shears]オリーブの木の植え替えに関するよくある質問
最後にオリーブの木の植え替えに関するよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- オリーブの木を植え替えて枯れる原因は?
- オリーブの木を同じ鉢に植え替えてもいい?
- オリーブの木を夏に植え替えてもいい?
- 地植えしたオリーブの木を半年で植え替えしても大丈夫?
それでは具体的に見ていきましょう。
オリーブの木を植え替えて枯れる原因は?
オリーブの木を植え替えて枯れる原因は、「根の乾燥」「太い根を多く切った」「植え替え後の育て方」などが考えられます。
植え替えに時間がかかり、鉢から取り出したオリーブの木の根が乾燥すると傷みます。そのダメージから立ち直れない場合に枯れる可能性があります。
植え替えの際に、太い根を多く切ると、切断面から病原菌が侵入したりダメージが大きくて、そのまま枯れることがあります。太い根はなるべく切らないようにしましょう。
オリーブの木を同じ鉢に植え替えてもいい?
オリーブの木は同じ鉢に植え替えられます。ただし、根と枝葉を剪定してしてください。
根や枝葉を剪定せずに植え替えると、すぐに根詰まりして生育不良になります。剪定を繰り返して同じ鉢に植え続けることはできますが、太い根を切ると調子を崩しやすいです。
そのため、いずれ1~2回り大きな鉢に植え替える必要があるでしょう。
オリーブの木を夏に植え替えてもいい?
オリーブの木は春の4~5月頃、または秋の10月に植え替えしてください。夏は日差しや気温が高いため、オリーブの木にとって生育がしにくい環境です。
生育が緩慢になりやすいタイミングで植え替えると、植え傷みから回復できずに調子を崩しやすいです。葉色が悪くなってパラパラと葉落ちする可能性があります。
なるべく、植え替えは暖かい春や秋にしましょう。
地植えしたオリーブの木を半年で植え替えしても大丈夫?
オリーブの木の大きさによりますが、半年で植え替えするのはおすすめしません。株が小さい場合は、根を傷めないように植え替えることは可能です。
しかし、半年であっても新しい根が土に伸びているので、どうしても根を傷めることに繋がります。また、短期間で植える場所を変えるとオリーブの木にとってストレスです。
オリーブの木を地植えする場合は、前もって植栽計画をしっかり考えて植え替えをする必要がないようにしてください。
まとめ
スタイリッシュな姿が人気のオリーブの木。お庭や玄関などの屋外で楽しむ観葉植物ですが、鉢植えで育てている場合は植え替えが必要です。
オリーブの木は適切な環境で管理すると生育が早いので、1~2年おきの植え替えが元気に育てるポイントです。生育年数だけではなく、植え替えサインも見逃さずに、適切に植え替えしてあげましょう。
初めての植え替えで手順が分からない方や植え替えの注意点が気になる方は、この記事を参考に植え替えをしてみてください。
[https://andplants.jp/collections/olive]