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都内1Rで二人+植物のある暮らし。新しいアイデアが生まれ、育まれるアトリエのような空間 DATE : 2022.06.24
LIFESTYLE

都内1Rで二人+植物のある暮らし。新しいアイデアが生まれ、育まれるアトリエのような空間

都内の1Rの賃貸に夫婦二人で暮らしているYUKIさんとchiakiさん。その暮らしは植物はもちろん、魅せる収納などでも注目を集め、雑誌などのメディアにも取り上げられるほど。39㎡とは思えない、心地よい空間作りのアイデアから、ご自身が立ち上げた植物アート「グループランツ」のことなどを伺いました。

YUKIさん

職業:大手アウトドアブランド勤務

Instagramアカウント

YUKIさんのアカウント(https://www.instagram.com/sky___photo/

chiakiさんのアカウント(https://www.instagram.com/fufurattan/

コロナ渦での上京、引っ越しから芽生えた「インテリアへの興味」

YUKIさん:会社の転勤で、福岡から都内へ上京してきたんです。それがちょうど、最初の緊急事態宣言の数週間前で。 引っ越しまでも時間がなく、日帰りで2、3件内覧し「ここ、いいじゃん」となって決めました。 なので条件を絞ってというよりは、たまたま庭付き物件で、在宅勤務にも良さそうだなと。

キッチン設備は「MUJI+KITCHEN」

YUKIさん:引っ越すまではインテリアに全く興味がありませんでした。本当に「暮らせればいい」くらいの温度感で。それこそ、植物は一回も買ったことがなかったです。IKEAのフェイクグリーンを置いていたくらい。この家に住むことになってから、いきなりスイッチが入ったんでしょうね。 一度ハマると、とことん追求しないと気が済まないタイプなので。 この家の特徴が「MUJI+KITCHEN」という無印良品とサンワカンパニーとがコラボしたキッチン設備が入っていて。これに合わせるように、他の収納も無印良品で揃えました。

心地よい空間を作るための、生活感を出さない工夫

最初に購入したカウンターテーブル。

ちなみに取材当日、急な土砂降りに。

YUKIさん:窓の前のカウンターテーブルが最初に購入したもの。普通のテーブルより、家らしさを抑えていると思います。 ソファを置かないなど、できるだけ家具を減らし、全体の雰囲気としてはアトリエっぽい感じを意識してます。在宅勤務が増えたこともあり、ソファで落ち着くというより、空間で心地良くするようにと心掛けています。 家具を選ぶ時は、基本的に応用性を考えています。使い方のパターンが3個くらいあるとか。ベッドだったらソファとして、テーブルは作業台として、シェルフはデスク、収納棚としても使えるので。色と素材の統一感も考えて、ステンレスと無垢を基調にしたような素材が多いですね。

ベッド兼ソファの横にあるchiakiさんのデスクとチェア

chiakiさん:あと、この家は収納が全然なくて。

YUKIさん:そう、そこがこの家の特徴でもあって。収納が少なく、1人用のクローゼットがあるだけ。なので、基本全部「魅せる収納」になっています。今見えているものが全て、みたいな感じと思っていただけたらわかりやすいです。 使っているシステムシェルフは、引っ越したとしても組み立て方次第でまた使えるところも良いです。

書斎、収納を兼ねている無印良品のユニットシェルフ。

ユニットシェルフ。

− 賃貸に見えないこともこの部屋の特徴だと思いますが、ご自身でDIYしているところはありますか?

YUKIさん:窓辺のダクトレールは自分で付けました。元々カーテンレールだったんです。窓辺にテーブルを置いたら照明がなく暗くて。あとは、キッチンの飾り棚も作りました。跡が目立たないピンを使って取り付けています。

DIYした棚と、ライティングレール。

どちらも元からついていたような綺麗な仕上がり。

植物好きになるきっかけとなったビカクシダ

右側のビカクシダのアートは、会社の先輩が描いたもの。

YUKIさん:ビカクシダはわりと昔から好きで。植物を好きになったきっかけがビカクシダです。IMAMAさんの板で飾ったらかっこいいなあと。そういう意味でも思い出深い植物です。 そこからアガベ、パキポディウムと増えていって、今はアクアリウムも始めました。

(左)塊根植物、アガベ、サボテンなどは中庭で管理。

(右)書斎の横にあるアクアリウム。

− 植物は主にどこで買うことが多いですか?

YUKIさん:インテリアと植物を組み合わせている空間で買うことが多いです。植物と鉢との組み合わせを見ています。上手な組み合わせを見つけた時は、一目惚れしますね。ホームセンターも行きますよ。

おうち時間から生まれた「物づくり」

− グルーガンで作っている「グループランツ」(https://www.instagram.com/glue_plants/)拝見しました。初めて見た時から、気になっていました!どういう経緯で作ろうと思ったのでしょうか?

グルーガンで作る「グループランツ」

YUKIさん:2人で家にいて、時間があった時に「粘土でパキポディウムとか作ろう」みたいな感じになって。で、パキポディウムを作ったんですよ。そこから「粘土いいね!」と。

グループランツのきっかけとなった、

粘土のグラキリス。

YUKIさん:その流れで考えたら、ビカクシダは葉が薄いから粘土で作れないなあ……と。他の素材を使い、この家でできることはなんだろうと考えたのがきっかけに。考えていた時、ちょうどDIYに使うので持っていたのがグルーガンで。むちゃぶりの発想だったんですが、やってみたら意外とできるんじゃない?となって。

試作のパーツなどもディスプレイに。

YUKIさん:そこから何度も試作、研究、改良をして今のカタチに辿り着いてワークショップができるようにまで辿り着きました。

作り方を研究し、

完成したグループランツのビカクシダ。

− ここまで辿りつくまでには、長い月日と探究心があってなんですね。グループランツは、植物が置けない場所、例えば日が当たらない場所にも飾れますね。植物を育てるのが苦手な人も飾って楽しめそうです。

YUKIさん:「自分で作れる」というのもグループランツの面白さでもあります。

カウンターテーブルは作業場にも早変わり。

− ご自宅に着いてからグループランツと同じく、すごく気になっているものがあります。このパキポディウムの置物は……

YUKIさん:妻が作ったものです。

Chiakiさん:元々趣味でラタンのカゴなどを編んでいて。主人はグルーガンでビカクシダ作っているし、私は塊根植物が好きなので、じゃあパキポディウムを作ってみようかなと。

最初に作ったラタンのグラキリス。

ここでもグルーが活かされています。

YUKIさん:葉っぱはグルーガンで作っているのでコラボしてます(笑)

− ご夫婦で、それぞれ好きな植物を作っているとは!おうち時間も充実しますね。 物づくりをしている以外に休日など、どんな時間の過ごし方をしていますか?

ラタンのてるてる坊主もchiakiさんの手作り。

取材の終盤には雨が上がりました。

Chiakiさん:週末時間があれば、園芸店巡りに行きますね。

YUKIさん:園芸店巡りってワクワクするよね。

YUKIさん:都内へ引っ越す前はよくキャンプに行っていましたが、すっかりキャンプには行かなくなってしまいました。

Chiakiさん:行けなくても、ストレスにはあんまり感じていないです。家には、植物もあるし何か作っているのも楽しいし。

− 植物を育てていると、家の中での楽しみが増えますね。

YUKIさん:カメラも外じゃないと成立しないものなのかなって思っていたんですけど、家の中でも変化が撮れるんだって気づきました。カメラで写真を撮ること=外ではない、と。

− 最後に、今後の活動や目標などをお聞かせください。

YUKIさん:僕が今までやってきたことを役立てれたらと。家の中でできること、植物を楽しんでもらえることを発信していきたいですね。 おうち時間を楽しむきっかけづくりになればいいなと。それが今はグループランツですが、また別のことを立ち上げるかもしれませんし。

AFTER INTERVIEW編集後記
ひとつのことにとことん向き合い、学び、カタチにしていくYUKIさん。その丁寧さが今の暮らしを豊かにし、育んでいるんだなと感じました。そのひとつひとつが、写真や物作りという部分で活かされているんだろうなと思います。また、ご夫婦で刺激しあい、軽やかに新しいことへチャレンジしている様子に、私自身とても刺激を受けました。これからのお二人の活躍が楽しみです!
パーソナル植物診断

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