植物と暮らすクリエイターの二人暮らし。2年間のルームシェアでの気づきと秘訣を教えてもらいました。 DATE : 2022.11.25
LIFESTYLE

植物と暮らすクリエイターの二人暮らし。2年間のルームシェアでの気づきと秘訣を教えてもらいました。

神奈川のマンションで暮らしているKotomiさんとHikariさん。クリエイター同士のルームシェアを始めたきっかけから、部屋やお仕事のことなどを伺いました。ルームシェアのコツも教えていただきました。

左:Kotomiさん

職業:イラストレーター

Instagram:https://www.instagram.com/kotomi_ill/

右:Hikariさん

職業:グラフィックデザイナー

Instagram:https://www.instagram.com/hikarichag/

学生時代からの友人、当時は一緒に暮らすとは思ってもいなかった

同県の別の大学に通っていたKotomiさんとHikariさんは、展示会のスタッフで意気投合し仲良くなったそう。上京しそれぞれの生活を経て今に至ります。

− ルームシェアを始めたきっかけをお聞かせください。

Kotomiさん:2年くらい前からこの部屋に住み始めました。コロナが始まって、その当時お互い働いていた職場が一気に在宅勤務になって。

一人暮らしししながら、在宅勤務はきついなって思っていたんです。その時にちょうど彼女がこの上の階で、ここより間取りの狭い部屋に住んでいて。

Hikariさん:ある日、階下(この部屋)の人が引っ越していくのを見て、タイミング良く広い部屋が空いたのがわかったので「一緒に住まない?」となって。

言い出したその日に不動産屋さんに電話して入居が決まり、もうノリと勢いみたいな感じでルームシェアが始まることになりました。

− じゃあ、Hikariさんはこのマンション自体は長いんですね。

Hikariさん:駅からのアクセスも良いし、住みやすくて。

Hikariさんの部屋のワンコーナー。

壁にはKotomiさんの絵も飾ってある。

Kotomiさん:よく遊びに来ていたので、ここに住みたいなとはもともと思っていて。

実際に内見してみて、日もよく入って周りも開けた感じが良かったです。

間取りは2LDKで、引き戸を閉めると2Lになります。ほぼほぼ開けているので広めの1LDKとして使っています。

ルームシェアを初めてからの気づき

Kotomiさん:一人暮らしの1Kでは、ワークスペースのすぐ後ろにベッドがあるみたいな感じで、どうしても起きれないというか。気持ちがしんどくて。

二人暮らしになってからは、生活の環境を切り替えやすくなりました。しんどさも落ち着いてよかったです。

あとは、お互い1人きりの時間が欲しいタイプだと思っていたんですが、意外とそんなことなかったという。

Hikariさん:二人でずっと家に居ても苦じゃないっていう。

ひとりの時間が欲しいタイプではない同士だったからうまくいったのかな。それも気づきだよね。

Kotomiさん:基本は2人ともずっと家。平日は仕事して、土日も家にいることが多いです。

疲れたら、おしゃべりして仕事ができるので助かっています笑

ひとりだともんもんと考え込んで、自問自答になってしまうから。人に話すことで解決することもあるので。

いろんな意味でメリットが多かったんだなと感じます。いい経験になりました。ノリで始めたんですけどね笑

− 一緒に暮らすとなると、一定の同じ空間を共有することになりますが、インテリアとか家の物事で揉めるようなことは一切ない感じですか。

Kotomiさん:それが、本当になくて。そもそも価値観や感覚が結構合って、仲良くなったところがあったので。お互いの物を持ち寄って、ほとんど一緒に買ったものがないんです。結構珍しいパターンかもしれないなと思いますね。

Hikariさん:お互いの物が混ざって置いてあっても、客観的に見たら全然違和感がないみたいな。

− それだとやりやすいですよね。

Kotomiさん:「これ、いいな」って思うものが似ているのでむしろ一緒になにか選ぶ時はすごく楽しいです。

マガジンラックは彼女が作ったものを持ってきて、お互いが好きなものを飾っています。大きい家具は自分たちで自由に組み立てられる家具が多いですね。

Hikariさんが学生時代に作ったマガジンラック。

同じ屋根の下でも、お互い自立した暮らし

− 今後ルームシェアを考えている人がいたとしたら、アドバイスとかありますか?

Kotomiさん:ちゃんと物を買う時は支払いを分けて、なんでもかんでも共有で買わないようにはしていました。

あと「他人です」という距離感がお互い同じくらいだったから、うまくいった気がします。パーソナルスペースが合う人と住んだ方が良いとは思います。

Hikariさん:「一緒に住んでいるから、一緒にご飯を食べなきゃいけない」とか「一緒に住んでいるから、これを共有しないといけない」とか。そういうのをあんまりし過ぎない方が良い。

今、冷蔵庫も別々なんです。2台あって、ご飯は相手の分は作らないし、一緒に作ることも少ないです。それぞれの生活にしているのでストレスがなかったです。

グリーンのテーブルは2人でペイントしてリメイク。

Kotomiさん:お花とか植物もそれぞれの物として買って。自分の育てている植物は自分で管理をする。

Hikariさん:相手の植物は世話をしないみたいに割り切っているんです。

Kotomiさん・Hikariさん:自分の世話は自分で笑

Hikariさん:相手に頼りすぎちゃうとか、なあなあになっちゃうとね。いくら仲が良くてもそこは距離感が必要かと。

− 植物はどうされているのかなと気になっていました笑 昔からお二人ともお好きだったんですか?

レースカーテンかと思いきや、テーブルクロスを代用。

Kotomiさん:私は元々花を飾ることが多かったんですが、一緒に住みだして彼女が観葉植物を飾るので自分も結構愛着が湧いてきて、いろいろ集めるようになりました。

Hikariさん:私は鉢物の観葉植物を一人暮らしの時から育てていて、ちょっとずつ増えてきました。部屋が広くなって植物がどんどん育つし、どんどんどんどん増えてきて笑

IKEA の折りたたみテーブル。

Hikariさんがタイルとペイントでリメイク。

− モンステラも2鉢あるのは、1人1鉢ということですか?

Kotomiさん:そうですね。

− 管理も分けてるっていうのはいいですね。水のやりすぎも防げますし。

Hikariさん:相手の植物、枯らしちゃっても責任が......

Kotomiさん:植え替え作業とか手がかかるものは共有の土を買って、一緒にやっています。

一緒に花を買いに行くこともあります。楽しいルームシェアでした。

「好き」がカタチになっていく

− 2人とも花、植物がお好きなのが伝わります。好きだからこそイラストやデザインのモチーフとかにもなっているのでしょうか。

左:Kotomiさんが作ったプランター。

Kotomiさん:私は本当にそうで。植物とか花のフォルムがとてもきれいだなって思っていて、それを描きたいなというのがイラストを描く動機になっています。作品作りに直結している感じかもしれない。

器や鉢、花瓶とかも好きなので、植物と鉢をセットで買うこともあります。かたちが良くて買ってそこから感化されているところもあるかな。

− 花瓶や植木鉢が素敵なものが多いのはそういう部分もあるんですね。

Kotomiさん:花瓶に凝り出したら止まらなくなってしまいました笑 オブジェ的な感じで買っているところはあります。

一緒に買い物へ行った時にお互い手に取る花瓶を見て、「私はそれじゃないけど、めちゃくちゃHikariっぽいね」「いや、それよりこっちのほうがKotomiっぽいよ!」とか、そういうやり取りをしながら買っています。

それぞれの道を進むこれからのことと、ルームシェアからの卒業

− これからの目標や、やってみたいことなどをお聞かせください。

Kotomiさん:私はイラスト描き出してまだ1年ちょっとなのですが、始めた時から真っ白なギャラリーというよりはコーヒーショップや植物屋さんのようなお店で絵を飾りたいなと思っていて。

この前のGWにコーヒーショップで初めて個展をしたんです。いろんな人が交わる空間に絵を飾ることが楽しいので、またコーヒーショップ兼植物を販売しているお店で展示をします。そのために良い作品を作ることが直近の目標です。長期的には、鉢や花瓶の作品を作りたいなと。

インテリアとして置けるものを作ってみたいという思いが強まっています。強度があって、飾り続けられる。その上でかわいいものを作りたいです。

これからペイント待ちの植木鉢。

平面にイラストを描くだけではなく、かたちにして、なおかつ生活の中で使えるものになるのが楽しいと。

Hikariさん:まだ仕事としてはできていないのですが、自分の周りにいろんな得意技をもった友人がいるので、そういう人たちと仕事になるようなことをやっていけたらいいなというのはあります。徐々に形にしていけたらいいなと思っています。

 

Kotomiさん:Hikariは人をつなげるのが上手なんです。私も彼女を介して、新しい出会いがありました。

Hikariさん:コミュニティができて、たまたま自分はグラフィックデザイナーをやっているからデザインができるんですけれど、それ以外の立ち位置として、みんなをつなげて「いいものつくろうぜ!」的な感じの役目もやっていけたらいいなと思っています。

− とても楽しそうなルームシェアということが会話や雰囲気から伝わってきますが、もうお引っ越しをされるんですね。

Kotomiさん:ルームシェアの卒業制作で、この作品を作りました。

Kotomiさん:お互い配色を同じにして、同じサイズで描こうと。

一緒にいるからこそ、作れたものがたくさんありました。お互いに刺激になりました!

AFTER INTERVIEW編集後記
インタビューした私がこのルームシェアが終わってしまうことにちょっと寂しく思えてしまうほど、素敵な関係の2人。 お互いを尊重し、自立しているからこその距離感が心地よい空気感を作っていたのではないでしょうか。 カタチあるものだけではなく、いいバイブスもクリエイトしているんだろうなと思いました。 この記事が公開の前に、ポッドキャストが始まったそうで、早速聞きました。「深夜のリビング」というタイトルがしっくりくるトーン、よかったら耳を傾けてみてくださいね。 お二人のこれからの活躍が楽しみです。
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