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枯らさずに育てるコツを発信。30種150株の植物と暮らす植物ブロガー「botanical_vlog」かいさんの素顔に迫る。 DATE : 2023.02.22
LIFESTYLE

枯らさずに育てるコツを発信。30種150株の植物と暮らす植物ブロガー「botanical_vlog」かいさんの素顔に迫る。

2021年よりInstagramで観葉植物のある暮らしを発信、リアルな経験を元にした内容や、わかりやすさから多くの人から支持、注目を集めているかいさん。約30種類、150株の植物と暮らしているご自宅で植物のことから、お買い物事情やこれからのことなどお話を伺いました。水やり、鉢選びのことなども紹介。

氏名:かいさん

職業:農業関係会社員

Instagram:https://www.instagram.com/botanical_vlog/

はじまりは野菜。菜園から始まった植物との暮らし

− Instagram、拝見しています。発信を始めたのは2年くらい前のようですが、その前から植物に興味があったんですか?

かいさん:植物という大きな枠で言うと野菜と家庭菜園には昔から興味があって。高校は農業高校へ進学して植物の基本的な部分を学んできました。高校を卒業後も畑を借りて野菜を育てていましたし、実家で暮らしていたときはプランター菜園もやっていました。

観葉植物を育て始めたのは発信を始めた2年くらい前です。今の家への引っ越しのタイミングで観葉植物が部屋にあるといいなと。

かいさん:水やり、肥料、土など植物に関する基本的な知識はあったので観葉植物を育てることに関してはゼロからスタートだったとは言えど、枯らすとかの不安はなく取り入れられましたね。

− なるほど。育て方、肥料などにも詳しいのはそういうことだったんですね。基礎的な知識があるからこその発信。納得です。そして家庭菜園をしていたとは驚きました。実際、観葉植物と暮らしはじめて変わったことはありますか?

かいさん:早起きするようになりましたね。手入れがあるので。

あとは土日も忙しくなりました。春の土日は植え替えもあって特に忙しいかも。

アガベ、グラキリスは種から育てている。

− 普段の手入れで意識していることはどんなところですか?

かいさん;置き場所は季節に合わせて変えています。暖かい時期は外で管理をします。意識しているのは水やりをしすぎないこと。自分の育てやすいやり方、環境に合うように育てることは意識しています。

水を与えすぎちゃうと、根腐れのリスクはもちろん、水が常にある環境に慣れてしまう。そうなると根の張り方も変わってきます。ある程度水やりにメリハリをつけ、多少水が少ない状況でも耐えられる強い株に育てることで、仕事が忙しく管理に時間が取れなかったとしても、すぐに枯れるということを避けられると思います。

− 環境に合わせる水やりは、学校で学んだことや経験が活かされていますね。水やりを週に何回とか決めるより、乾き具合や状態を見ることが大事ですね。水やりの悩みは尽きないので、参考になります。

慎重派だけど、一期一会も大切。植物好きのお買い物事情

− 昔から学校や畑で野菜も含め、かなりの植物に触れ、見ていると思います。実際にかいさんが植物を選び、買う時の決め手や気にしているポイントを知りたいです。

かいさん:うーん......値段や流行りもある程度は大事だと思うんですけれど、見ていて自分の心がときめく樹形だったり、佇まいのものを選ぶようにはしています。

気になった植物を見つけたら園芸店は1店舗ではなく、いろいろなお店を回ってから決めます。買った後、他のお店に行ったら理想の樹形があった!なんてこともあったので。慎重に選ぶようにはしていますね。

よく行くのはホームセンターや園芸店。あとはグーグルマップで「植物」って調べて近くにある植物屋さんに入ってみる。

誰かと一緒のときも「ちょっとだけ寄っていい?」って笑

− 園芸店や植物を見つけたら寄り道は......やりますね笑 ついつい寄りたくなります。

かいさん:あとは、出会い。なかなか出会えなさそうなビザールプランツなどは即決することもあります。

それこそ青山で待ち合わせまで1時間くらい時間があったので、アクタスさんにふらっと入ったらリドレイに出会ってしまい......その後は大きな紙袋片手に行動しましたよ笑

− 予期せぬ買い物、ありますよね。身にしみます笑 探していた植物と出会った時は「この出会い、逃せない!」って。お話を聞く感じだと、店頭で買うことが多そうですがオンラインでも買うことはありますか。

かいさん:僕の場合はちょっと出かけると園芸店など植物を置いているお店があるのでオンラインより実店舗を使うことが多いです。

オンラインも店舗もですが、見ているだけで楽しいので、買わなくても見ています。

左:青山のアクタスで購入したリドレイ。

右;初めて購入した観葉植物、フィカス・ベンガレンシス

[https://andplants.jp/products/benghalensiscurved-m]

かいさん:店舗では見つからなさそうなビザールプランツはオンラインで買うかな。探しても探しても見つからなくて、もうここじゃないと買えないという時。

オンラインは家まで届けてもらえるのは良いですよね。実際、家まで運ぶのが大変な時もありました。そういう点では観葉植物を買うときにオンラインを使うのもいいなとは思います。

あとは、とびっきり安かったら、買うかもしれません笑

− これからプラスするならどんな植物をプラスしますか。

今やりたいのは壁をビカクシダで埋めることと、天井から吊るしてハンギンググリーンを増やしてみたい。以前はソファを真ん中に置いていて、植物の置き場所がなかったんです。ソファを壁側に寄せたら、空間ができたので久々に新しい植物を買っちゃおうかなって。

インテリアと鉢のいい関係の作り方。

− インテリアは色味がナチュラルでシンプルなものでまとまっていますね。植物に合わせて選んでいるのですか。

かいさん:ラタンとか木目といった自然素材のものを取り入れてあたたかみのある雰囲気にしています。基本、彼女がインテリアを、僕が植物を選んでいます。

植物と合わせて買うこともあるし、別々のときもあって、その時次第。

かいさん:基本は鉢は、主張しすぎないデザインや素材を選ぶようにしています。シンプルで植物が映えるようなもの、色はグレー系に揃えています。あとはプラスチックではなく陶器を選ぶこと。重みがあるので転倒予防になります。直接植えるというよりは鉢カバーとして使っています。

アガベ・キュービックは陶器鉢をカバーにしている。

− たしかに陶器鉢を使えば、倒れにくくなりますね。この方法はさっそく真似させてもらいます!Instagramの投稿にもありますが、かいさんが紹介するアイデアは難しくないので「これならできるかも」ってなります。IKEAのワゴンを使った植物棚や収納も。

右側のキッチンワゴンはIKEAで購入。 使用アイテムの詳細は

かいさんの Instagramで紹介しています。

ダイソーのマグネットフックでLEDライトを設置。

肥料はIKEAの小物入れを使用。

園芸ハサミなどよく使うものもまとめて収納。

「初心に戻ろう」そう思った、園芸店ショップスタッフ体験とこれから。

− 以前かいさん自身が店舗に立っていましたよね。実際に1日店員をやってみてどうでした?

かいさん:楽しかったですね。普段InstagramのDMで植物相談をしていますが、なかなか文章では伝わらないこともあるので。

かいさん:育てている植物の写真を見せてもらい、その場で直接アドバイスをしたり、鉢を一緒に選んだりもしました。

悩みとか、こんなところにつまづきやすいのかなど、Instagramだけでは気づけなかったことがわかって。

自分ではちゃんと発信していたつもりが、あまり伝わっていなかったみたいなこともあるんだなと。そういう点も含め、初心に戻ろうと思う部分はありましたね。

Instagramを始めたのも、観葉植物のことを発信したかったからで、当初フォロワー数も、お店に立つことになるとも思ってもいませんでした。今となってはとても楽しいし、やりがいも感じています。

− 植物に関する知識もセンスもあって、お店とかできそうですね。

かいさん:そうですね。将来的にはお店はやりたいです。仕入れて販売するだけではなく、自分のテイストで作り込んだ植物を扱いたいですね。

近いところでは、タイミングを見てオフ会などやりたいなって考えています。

アガベは種から育てたもの。

一点ずつ自分で鉢底穴を開けた鉢。

− オフ会もお店もいいですね!お店に来たら植物の困りごとが解決、植物のことならかいさんのところへ行こうってなりそう。楽しみにしています。今日は貴重なお時間ありがとうございました!

AFTER INTERVIEW編集後記
「植物を好きな人は熱い人が多いですよね」とにこやかに話すかいさん。そんなかいさんご本人もとても熱い方。丁寧に水やりなど手入れのことの他にも、出勤前に鉢を倒すことがあったり、水をこぼしたりなどのうっかりエピソードも話してくれました。そんな「植物好きあるある」でつい盛り上がってしまいました。話しやすさもかいさんの魅力のひとつだと思いました。
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