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北欧風モダンインテリアと植物を楽しむ。夫婦2人と愛犬が暮らす温もりある空間 DATE : 2025.04.14
LIFESTYLE

北欧風モダンインテリアと植物を楽しむ。夫婦2人と愛犬が暮らす温もりある空間

自身で制作しているビカクシダの流木付と、飾らないリアルな植物との暮らしを発信しているBOTAKAさんとBOTACOさんご夫婦。
愛犬と暮らす都内のご自宅にて、植物とインテリアについて伺いました。

BOTACOさん

職業:BOTAKA 運営

Instagram:https://www.instagram.com/botaka_botanical/

くつろげる庭が欲しい。徐々に深まった植物愛

− 明るく、心地よい空間ですね。
インテリアが素敵なのはもちろん、部屋に並ぶ植物たちもイキイキとしているようで。植物はいつぐらいから育てているのですか。

BOTACOさん:実はこの家で暮らしはじめた時は、観葉植物は育てていませんでした。ちゃんと育てることができるのか自信がなくて、フェイクグリーンをいくつか飾っていました。

− それが植物と暮らし始めることになったのは、どういった経緯があったのですか?

BOTACOさん:きっかけはコロナ渦ですね。緊急事態宣言で外出が制限されていた時に自宅の庭で自然を感じられるようにしようと考えました。
2人とも海や自然のあるところで過ごすことが好きなのに、出かけられない。あまり出歩けない分、外でお茶が出来るようなくつろげる空間が欲しいと思うようになったんです。

置く場所の環境に合わせてフェイクグリーンを選んでいる

BOTAKAさん:最初は庭でもお茶が出来るようにしたいというのがはじまりです。それなら植物を使って庭に目隠しの柵を作ろうと考えました。まずは目隠しがわりにフェイクグリーンを使って柵を作り、庭に出てお茶を出来るようにはなったのですが、だんだんと何か物足りなくなってきて。

そんな中、ホームセンターに行った時に傷んで枯れかけている植物を見つけたんです。 最初はそういった植物を買ってきては、救出作業のような事をしていました。

BOTACOさん:庭にはコルジリネなどを植えました。

− 庭も観葉植物もフェイクグリーンが先だったんですね。フェイクグリーンから観葉植物を育てようと気持ちが変わったのは何かきっかけがあったのですか。

BOTACOさん:当時、時間の余裕ができたので「今なら私にも育てられるかもしれない。」と思えたことですかね。庭にはコルジリネ、オリーブ、シマトネリコやユッカを植えました。

庭から室内へ。植物を選ぶ基準は「着生するか、しないか」

BOTAKAさん:庭が完成した後、次は家の中に植物がない事に物足りなさを感じて、少しずつ増やしていきました。

BOTACOさん:憧れだったエバーフレッシュをお迎えして、ウンベラータなどが少しずつ増えていきました。最初は私の好みで、可愛らしいものやエレガントな雰囲気のものを選んでいました。

− ビカクシダもさることながら、ウンベラータもとても立派です。

BOTACOさん:ウンベラータは新芽が次々と出てきて、その様子に毎日元気をもらっています。
最初は私の身長くらいだったんです。2、3年前に一度、葉っぱが黄色くなってほとんど落ちちゃったことがあったんです。おそらくエアコンの風が直にあたっていたことが原因だと思います。それからは場所を移動して今の鉢に植え替えました。

ウンベラータはBOTACOさんの背を超えてすくすくと成長中

BOTACOさん:この部屋は日当たりが良く、その点ではとてもありがたいです。しかし植物には光だけでなく風を回す事も大切なので、一年中、サーキュレーターとシーリングファンを使って風を回すようにしています。

流木の下にはキャスターがあるので簡単に移動できるようになっている

− 鉢物のほかにビカクシダとエアプランツをはじめハンギングが多いですね。

BOTAKAさん:うちは決して広いわけではないですが、幸いにも天井が高かったので吊るせる植物をメインにしようと考えました。

ビカクシダはかっこいいので欲しいなとは思っていました。調べてみたら着生植物だと分かって。土を使わなくていいし水苔ならば軽くて土もこぼれない。着生植物っていいなと。それからは植物を買う基準が「着生するか、しないか」になりましたね。

たしか最初はエピフィルム・アングリガー(フィッシュボーン)かな。それから月下美人も原生地では着生して育っている着生サボテンだったのでチャレンジしてみました。

海とビカクシダ。好きが重なって生まれた流木スタイル

− この部屋にもいくつか飾られていますが、BOTAKAさんといえば流木に着けられたビカクシダが人気ですね。

BOTAKAさん:ビカクシダを欲しいと思っていた時、自分の好みのかっこいいものが見つからなかったんです。当時板着けのものやコルク着けのビカクシダもありました。でも、見つけてもお値段が決して安くはないし、タイミングによっては状態も良くないこともありました。そして身近なところでは手に入りにくい事もありました。

ガラスのオーナメントはイッタラのAteenan aamu 

BOTAKAさん:お店で見かけるビカクシダは吊るした時にプラスチックの鉢が見えるのが気になっていました。ビカクシダはかっこいい、でもこのまま吊るして飾るにはプラスチックの鉢がインテリアに合わない。じゃあ自分たちが納得いくスタイルに仕立ててみよう、と。

ビカクシダについて調べていくと、樹木や岩に着生し育っているけれど、養分を取るわけではなく自立して栄養や水分を得て生きている。プラスチックの鉢に植っているより、樹木に着生している姿こそ自然だと思ったんです。
それなら木に着生させてあげたらいいのではないか、そして木なら流木でも良いのではないかと思ったのが、このビカクシダ流木付けが始まったきっかけです。

着生に使っている流木はお二人で採取後、下処理などを行っている

もちろん板着けのビカクシダも綺麗で魅力的です。コルク着けは軽いなどそれぞれ特徴やいいところがあります。流木の場合はあるがまま、自然の姿が魅力だと思います。
海が好きということと、両方が合体しうまく化学反応が起こったような感じですかね。

− それからどんどんビカクシダにハマっていったのはどういった点なんですか。

BOTAKAさん:ビカクシダって育てるのが楽なんです。本当に手がかからないと思います。多少水やりを忘れてもすぐには枯れないし。
楽!と感じているのはあくまでもこれは僕の主観です。丁寧に葉を作って美しく育種するとなると話は違いますが、日常の観葉植物として育てるという観点では育てやすいと思います。

BOTAKAさん:キッチン横の大きいビカクシダは「キング」と名付けています。他にも「クイーン」と「マーメイド」もいます。

− 名前だけでもインパクトがありそうで。3つ並んだらすごそうですね!

室内でも木陰の心地よさを感じられる空間

− インテリアでこだわっていることやテーマがあればお聞かせください。

BOTACOさん:木陰のようなイメージでインテリアを作ることを意識しています。植物と北欧を意識していますが、黒を取り入れて引き締めたり、モダンなものを取り入れたりしてバランスを取っています。

BOTACOさん:茶色やウッド調のものが中心になりすぎてカントリー感が出てしまわないように椅子などに黒を選んでいます。
ソファー前にはフリッツ・ハンセンのベンチを置いています。本来は外で使用する事が多いようですが、木陰リビングのイメージにピッタリだったので、ローテーブルとして使っています。

− 天井が高いことを活かし、植物やオーナメントなどが吊るされていますが金具やワイヤーはお二人で手をいれたのですか。

BOTACOさん:梁の部分のワイヤーやフック、アイアンバーなどは夫がDIYしました。天井にワイヤーを張ってエアコンの前にあえてフェイクグリーンを飾っているんです。エアコンの風が直接植物に当たらないための風除けにしています。

− なるほど!フェイクグリーンならば風が当たっても傷まないし、見た目も違和感なく馴染んでいて、いいアイデアですね。そしてBOTAKAさんの手先の器用さがすごい。

話はそれますが全体的に植物の鉢にもこだわりを感じます。普段どういったところで購入することが多いですか?

BOTACOさん:garageさんとRustさん、オザキフラワーパークさん。あとは近所にある小さなお花屋さん。そこは一点ものの鉢を扱っているのでちょうど行ったタイミングで好みのものがあれば購入しています。
鉢に関しては欲しいものがどんどん出てきちゃいます。量産されているものより、自然なものや手作りのものを欲しいという思いがあります。

− 先ほどのお話にもあったようにエレガントなものやデザイナーアイテムもいくつかありますね。ワイルドな姿のビカクシダとのコントラストがいいなと。

BOTAKAさん:彼女が元々ガラスや水といった透明なアイテムが好きなこともあり、ガラスと植物の相性のよさに気づきました。

− 最後にこれからのことを。部屋のインテリア、植物などアップデートしたいなと思っていることがあればお聞かせください。

BOTACOさん:部屋のインテリアはひと通り、イメージとして出来上がってきていますが、アップデートはしていきたいです。 でも植物に関しては、これ以上増やすと管理に不安がでてきそうなので、しばらく増やすことは考えていません。今育てている植物達を綺麗に育てていくようにケアを頑張ってみようと思います。


AFTER INTERVIEW編集後記
お庭から始まった植物との暮らし。BOTAKAさんの器用さとBOTACOさんの丁寧さ。それぞれの好きなことと良いところが混ざりあった空間は、はじめてここに訪れたとは思えないアットホームな空間。きっとお二人で仕立てたビカクシダにもこの暖かさが伝わっているのだろうなと思いました。
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