「花の女王」と表現されるバラは、古くから思いを伝えるときに贈るお花として、多くの人に愛されてきました。
大切な人の誕生日に「おめでとう」の気持ちを込めて贈りたくなるお花です。今回は誕生日に贈るバラの花言葉や贈る際のポイントについて解説していきます。
バラの花言葉は花色や本数によって意味が異なることをご存じでしょうか。誕生日にバラを贈る際には、用途や伝えたい思いに合った花言葉のものを贈りたいですよね。
喜んでもらえる花言葉のバラを選んで、素敵な誕生日をプレゼントしてください。
[/collections/flowers_rose]誕生日にバラを贈るのってアリ?
誕生日にバラを贈るのはアリです。ただし、贈る相手が恋人・家族・友人などによって、バラの花色や本数、ギフトタイプを変えたほうがよいでしょう。
例えば、恋人やパートナーへのプレゼントに赤バラの花束は素敵ですが、兄への誕生日プレゼントに赤バラの花束は大げさに感じるかもしれません。
兄弟への誕生日プレゼントであれば、インテリアにもなるプリザーブドフラワーやドライフラワーがスマートで人気があります。
バラは恋人に向けた愛のイメージが強いですが、花色や本数によっては、家族や友人へぴったりの意味を持たせることも可能です。
花色や本数によって花言葉が異なるので、相手への気持ちに合った意味を持つバラを誕生日に贈ってください。
一生懸命に考えたバラの誕生日プレゼントは、きっと喜ばれるはずです。花言葉と一緒に伝えたい思いをメッセージカードと一緒に贈ると、より素敵な誕生日プレゼントになるでしょう。
誕生日に贈るバラ|相手別
相手別にギフトタイプ、色や本数の花言葉を踏まえて誕生日に贈るバラを紹介します。相手に喜んでもらえるバラを選んで贈りましょう。
- 恋人
- 両親
- 友人
恋人にバラを贈るなら|「花束」「アレンジメント」
恋人へ贈るギフトタイプは「花束」「アレンジメント」がおすすめです。加えて、おすすめの「バラの色」とそれに伴う「花言葉」「本数」を以下にまとめました。
バラの色 | 赤 |
花言葉 | 愛情・情熱・美 |
本数 | 11本 |
日頃お花をあまり飾らない恋人には、手間がかからないアレンジメントがよいかもしれません。しかし、お花を飾る習慣のある恋人には、お世話や自分なりのアレンジができる花束が喜ばれるでしょう。
恋人に贈るバラは、赤色が人気です。「愛情」「情熱」「美」の花言葉は、ロマンチックな雰囲気を演出し、恋人との仲を強固なものとしてくれます。
さらに、本数にもこだわってみてください。筆者のおすすめは11本です。バラ11本は「最愛」を意味するため、特別感のある誕生日を一緒に過ごせます。
花束であってもアレンジメントであっても、赤いバラに恋人への想いを込めてプレゼントしてくださいね。
両親にバラを贈るなら|「花束」「鉢植え」「アレンジメント」
両親に贈るギフトタイプは「花束」「鉢植え」「アレンジメント」はいかがでしょうか。おすすめの「バラの色」とそれに伴う「花言葉」「本数」も以下にまとめました。
バラの色 | オレンジ、紫 |
花言葉 | オレンジ:絆、紫:尊敬 |
本数 | 8本 |
お花の手入れやガーデニングが好きなお母さんお父さんには花束や鉢植えを贈ると、毎日お手入れをして楽しんでくれるでしょう。
両親がお仕事で忙しい場合は、管理が少ないアレンジメントが喜ばれます。花瓶に移し替えたり、植え替えたりする必要がありません。
両親に贈るバラは、オレンジや紫色が人気です。オレンジの花言葉は「絆」であり、両親との絆を感じさせ、「尊敬」の花言葉である紫色のバラは、両親へ尊敬の思いを届けられるためです。
バラの色が決まったら、ぜひ本数にもこだわってください。筆者のおすすめは8本です。バラ8本の意味は、「あなたに感謝しています」。
いつも迷惑をかけてきた両親へ感謝の気持ちを伝えるのに最適な意味だと思いませんか。両親の誕生日に、絆や尊敬、感謝の気持ちを伝えてあげてください。
友人にバラを贈るなら|「鉢植え」「アレンジメント」
友人に贈るギフトタイプは「鉢植え」「アレンジメント」が人気があります。おすすめの「バラの色」とそれに伴う「花言葉」「本数」も以下にまとめました。
バラの色 | ピンク |
花言葉 | 感謝 |
本数 | 5本 |
ガーデニングやお花の手入れが好きな友人には、「鉢植え」を贈ると喜ばれます。お花のお世話が苦手だったりお世話の時間が作れなかったりする友人には、管理の簡単なアレンジメントがよいでしょう。
友人へ贈るバラの色は、ピンクが人気です。ピンクのバラには「感謝」の意味があるため、いつも一緒にいてくれる友人へ感謝の気持ちを伝えられます。
ピンクのバラを友人の誕生日に贈るなら、5本がおすすめです。
バラ5本の意味は、「あなたに出会えて心から嬉しい」。友人から感謝の気持ちと共に、この言葉を伝えられたら、友情も深まって嬉しい気持ちになるはずです。
友人へは、気恥ずかしさもあって感謝の気持ちを伝えることは少ないと思います。誕生日にバラを贈ることをきっかけに、日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがですか。
誕生日に贈るバラ|本数別
バラの花言葉は本数によっても変わります。バラは、愛する人へ渡す花として親しまれてきたことからロマンチックな花言葉が多いです。誕生日に贈るのにおすすめの花言葉を一覧で紹介します。
本数 | 意味 |
1本 | ひとめぼれ・あなたしかいない |
2本 | この世界にはあなたと私だけ |
3本 | 愛しています・告白 |
5本 | あなたに出会えて本当によかった |
7本 | ひそやかな愛 |
8本 | あなたとの思いやりに感謝します |
9本 | いつまでも一緒にいてください |
10本 | あなたは完璧な人です |
11本 | 最愛 |
12本 | わたしと付き合ってください |
21本 | あなただけに尽くします・心からの愛 |
22本 | あなたの幸運を祈ります |
100本 | 100%の愛 |
相手との関係性を考慮して選んでみてください。
迷ったら|12本のバラ
誕生日におすすめしたいバラの本数は12本です。
12本のバラには、12の特別な意味が込められた花束であるため、誕生日に大切な人へ贈る花束にも適しています。
また、花束のボリュームとしても、大きすぎず、小さすぎずギフトとして贈りやすいボリューム感です。元々、12本のバラは花言葉の意味のように告白やプロポーズの際に贈られてきた歴史があります。
以下12の意味が込められており、渡す相手に特別な気持ちをもたらすでしょう。
- 永遠
- 真実
- 栄光
- 感謝
- 努力
- 情熱
- 希望
- 尊敬
- 幸福
- 信頼
- 誠実
- 愛情
告白やプロポーズに贈るイメージがありますが、近年では大切な人に贈るものとしても親しまれています。
大切な人への誕生日には、12本のバラで愛情だけではなく、感謝や尊敬、幸福、信頼などの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
[https://andplants.jp/products/bicolor-rosebouquet_large]誕生日に贈るバラ|色別
バラの花言葉は「愛」「美」です。愛の象徴といわれ、大切な人に愛を伝える花として用いられてきたことに由来しています。
バラには色ごとにも決められた花言葉があるのをご存知でしょうか。それぞれの色には意味があるため、バラをプレゼントする際には色別の花言葉を重視している人も多いです。
そこで、誕生日に贈るバラにおすすめの色を5つ選んでみました。ぜひ参考にして、よりよいバラの誕生日プレゼントにしてください。
- ピンク|感謝
- 赤|愛情
- オレンジ|絆
- 青|奇跡
- 紫|尊敬
ピンクのバラ|感謝
ピンクのバラの花言葉は「感謝」です。他に「しとやか」「かわいらしさ」「あたたかい心」などの花言葉があります。
優しい雰囲気を持つピンクのバラは、「感謝」の花言葉があることから贈り物に人気です。色や咲き方に様々な種類があるので、他のお花とも合わせやすい特徴があります。
同系色のピンクでグラデーションになるように合わせるのがおすすめ。春はスイートピー、夏はモカラ、秋はケイトウ、冬はユーカリなどの花やグリーンと合わせるとおしゃれです。
ピンクのバラと他のお花を合わせる際は、ぜひ季節のお花と組み合わせて、季節感のある雰囲気に仕上げてみてください。
[https://andplants.jp/products/5-pink-rose-series-bouquet]赤のバラ|愛情
バラの花束と聞くと、赤のバラを思い浮かべる人が多いかもしれません。ロマンチックな赤のバラの花束をプロポーズ用に贈る男性も多いです。
赤のバラの花言葉は「愛情」。他に「情熱」「美」などの赤のバラのイメージにぴったりな花言葉もあります。情熱的な赤のバラは、ストレートに相手に気持ちを伝えたいときに適した色です。
プロポーズ用に人気の赤いバラは、バレンタインやクリスマスのシーズンで需要が高まります。記念日には、1本のバラをラッピングしてシンプルに贈ることもあります。
1本でも絵になるバラは、他のプレゼントに添えて贈られることもあり、贈り物として一層おしゃれな雰囲気になるのでおすすめです。
[https://andplants.jp/products/7-red-rose-series-bouquet]オレンジのバラ|絆
オレンジのバラの花言葉は「絆」です。他に「信頼」「健やか」などの花言葉があり、家族に贈るのに適しているといわれています。赤と黄色の2色の良いイメージを併せ持つ色ともいわれ、パワフルでエネルギッシュな色です。
オレンジのバラはよくプレゼントに用いられます。一般的に花ギフトの色は黄色・オレンジの色が男女問わず人気があるため、オレンジのバラも多用されます。鮮やかで明るい印象のオレンジのバラは、見ている人も元気が出るような色です。
オレンジのバラは赤やピンクほどロマンチックなイメージに偏りがないため、家族に贈りやすいです。家族へバラを贈る際はオレンジのバラでお祝いしてみるのも良いでしょう。
青のバラ|奇跡
青のバラの花言葉は「奇跡」です。青のバラは自然界で存在せず、品種改良でもなかなか誕生させることができなかった色であるため「奇跡」の花言葉がつきました。
現在は、青いバラの品種は誕生しており、世界初の青いバラが誕生したのは日本です。長い年月をかけて交配し続けた結果、成功し、世界初の青いバラが誕生しています。
本来自然界に存在しないミステリアスな雰囲気が魅力ともいえます。青が好きな人、少し特別感のあるプレゼントにしたい人にはおすすめの色です。
紫のバラ|尊敬
紫のバラの花言葉は「尊敬」です。相手への敬意と感謝を込めて贈ることができる色です。気品があり、大人の落ち着いた雰囲気がある紫は、目上の方への誕生日祝いに適しています。
バラの紫の色は、ピンクがかった色が比較的多いので、可愛らしさや華やかさもある色が素敵です。ピンク系の他のお花と合わせることもでき、紫を際立たせたい場合には、グリーンと合わせるのがおすすめです。
紫は合わせるお花や色によって雰囲気が変わるので、ぜひ相手の方をイメージしながら選んでみてください。
誕生日にバラを贈る際の注意点
ここでは誕生日にバラを贈る際の注意点について解説します。せっかくの誕生日にバラを贈っても、相手に喜ばれなかったら残念に思うはずです。
お互いに気持ちのよい誕生日を過ごすためにも、以下3つの注意点に気を付けてください。
- ネガティブな花言葉に気を付ける
- 「15本」「16本」「17本」は避ける
- しおれたバラは贈らない
それぞれ見ていきましょう。
ネガティブな花言葉に気を付ける
バラ全体の花言葉は「愛」「美」ですが、花色によってさまざまな花言葉を持っています。その多くがポジティブな意味ですが、一部の花色にはネガティブな意味も含まれているので注意が必要です。
ネガティブな花言葉の意味を持っているバラの色は「黄色」「黒色」で、具体的には以下の通り。
バラの色 | ネガティブな花言葉 |
黄色 | 嫉妬 |
黒色 | 憎悪・恨み |
黄色のバラは、生花としても手に入りやすいので、誕生日の贈り物として選ばれることが多いでしょう。しかし、複数のポジティブな花言葉を持つ一方、「嫉妬」の意味があります。
生花では手に入りにくい黒色のバラですが、鉢物としては黒系の花色のバラは多数あります。黒色のバラは「憎悪」「恨み」のネガティブな意味を持つのでプレゼントには気を付けてください。
花言葉を気にする方に黄色や黒色のバラを誕生日にプレゼントする場合は、ポジティブな花言葉をメッセージカードに書いて一緒に渡してください。
ネガティブな花言葉で受け止められると、せっかくの誕生日が台無しになるかもしれません。
花束やアレンジメントとして誕生日に渡すのであれば、ポジティブな花言葉が強調されるように、本数や他の花との組み合わせを工夫するとよいでしょう。
「15本」「16本」「17本」は避ける
バラには花色だけでなく、本数にも注意したい意味があります。
誕生日に贈るバラの本数には悩むかもしれませんが、「15本」「16本」「17本」は避けてください。それぞれの意味は以下の通りです。
- 15本:ごめんなさい
- 16本:不安な愛
- 17本:絶望的な愛
誕生日のお祝いに贈るバラの本数としては、いずれも不向きな意味を持っています。大切な方に贈るバラほど、本数にも注意してください。
せっかく美しいバラでも、残念な意味合いになってしまうので、「15本」「16本」「17本」のバラの花束は避けましょう。
しおれたバラは贈らない
誕生日にしおれたバラは贈らないようにしてください。気品ある美しいバラだからこそ、花に元気がなく、しおれている姿にはショックを受けます。
せっかくの誕生日に贈るバラなので、花びらの先までシャキッとしたものを贈りましょう。告白やプロポーズでは、特に気を付けてください。
花束やアレンジメントを贈る場合は、できるだけ作ってもらった当日に渡すことがポイント。翌日に渡す場合は、水を多く入れてもらって涼しい場所で倒れないように立てて保管しておくことが重要です。
鉢物を贈る場合は、水切れしないように土を湿らせておきます。素敵な誕生日を過ごしてもらうためにも、元気のよい美しいバラを贈ってくださいね。
誕生日にバラを贈る方からよくある質問
誕生日にバラを贈る方からよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- プロポーズに適したバラの本数は?
- バラの花言葉には「怖い」の意味もあるの?
それぞれ見ていきましょう。
プロポーズに適したバラの本数は?
バラは「愛」の花言葉を持つため、プロポーズに使用されることの多い花です。大切な思い出になるプロポーズだからこそ、誕生日という特別な日に行う方も多いでしょう。
プロポーズに適した本数は以下の通りです。
- 9本:いつまでも一緒にいてください
- 11本:最愛
- 12本:私と付き合ってください(私の妻になってください)
- 21本:あなただけに尽くします
- 33本:生まれ変わってもあなたを愛します
- 40本:真実の愛を誓います
- 99本:永遠の愛
- 100本:100%の愛
- 101本:これ以上ないほど愛しています
- 108本:結婚してください
バラの本数による花言葉は、108本よりも多い365本や999本などもあります。
しかし、108本を超える花束は、女性が受け取るには重く大きすぎるので、最大でも108本に留めておいた方が安心です。
筆者がおすすめする本数は「12本」です。1本1本の意味を伝えながらプロポーズするのもロマンチックで素敵だと思います。
本数も多すぎずコンパクトにまとめることができるので、女性が受け取りやすいです。サプライズにも使いやすいでしょう。筆者の友人は、12本の赤いバラでプロポーズを成功させていました。
もし、もっと豪華にプロポーズしたい方は「108本」がおすすめです。108本は「10・8=とわ(永久)」の語呂合わせであり、ストレートに「結婚してください」の意味を持っています。
上記で紹介した本数は、いずれもプロポーズに適しているので、ぜひ参考にしてください。
[https://andplants.jp/products/bicolor-rosebouquet_large]バラの花言葉には「怖い」の意味もあるの?
バラの花言葉には、「怖い」の意味はありません。
ただし、花色によっては「嫉妬」「憎悪」「恨み」と怖い意味を持つ花言葉があるので、プレゼントには注意が必要です。
また、本数によっても「ごめんなさい」「不安な愛」「絶望的な愛」などのネガティブな意味を持つため、気を付けてください。
今まで、前述したポジティブな花言葉を持つ花色や本数を組み合わせたバラであれば、どんな相手でも安心して誕生日にプレゼントできるでしょう。誕生日は、誰にとっても1年に1回の特別な日です。
素敵なバラを贈って、幸せな1日を一緒に過ごしてください。
まとめ
バラは色や本数によって、異なる花言葉があるお花です。誕生日に大切な人へバラを贈る際には、贈る相手にぴったりな花言葉のバラを贈りましょう。
花言葉は、贈る相手へ祝福や感謝の気持ちを伝えられます。バラのプレゼントは恋人に贈るロマンチックなイメージが強いかもしれません。しかし、家族や友人など身近で大切な人へ贈れるお花でもあります。
バラはメッセージ性が強いお花なので、日頃伝えられない気持ちを誕生日に花言葉で伝えてみてください。きっと贈った人も受け取った人も幸せな気持ちになると思います。
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