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ウェディングブーケの種類

ウェディングブーケの種類|基本&トレンドの形や花材を紹介

さまざまなスタイルがあるウェディングブーケ。

雑誌やSNSに多種多様なブーケが溢れていて、何をどう調べればいいのか分からなくなっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、ウェディングブーケの種類と基本をご紹介します。

まったくブーケやお花の知識がない人でも分かりやすいよう、ブーケを種類別にまとめてみました。基本の形からトレンドの形まで、全13タイプをご紹介しています。

また、筆者がブライダルフラワーを担当していた経験から、理想のブーケの選び方と手順をお伝えします。

ブーケのイメージが全然湧いていない人、お花屋さんやプランナーとの打ち合わせ前に予習しておきたい人におすすめの記事です。ぜひブーケ選びのきっかけにしてみてくださいね。

ブーケの種類|①茎が見えないタイプ

まずご紹介するのは、茎が見えないタイプのブーケです。主に次の4つの種類があります。

  • ラウンドブーケ
  • キャスケードブーケ
  • オーバルブーケ
  • クレッセントブーケ

上記のブーケは、ブーケホルダーと呼ばれる専用のアイテムを使って作成されます。

ブーケホルダーはマイクのような形をしており、上部に埋め込まれた吸水性スポンジに切り花を挿して作ります。

持ちやすいですが、吸水性スポンジに水を含むため、重くなりがちです。

しかしその分切り花のもちがよく、暑い季節でも比較的安心です。アフターブーケをする際にも、お花の鮮度が保たれて綺麗に残しやすいメリットがあります。

ではそれぞれの価格相場や似合うドレスなど、詳しくみていきましょう。

ラウンドブーケ

ラウンドブーケ

ラウンドブーケは、スタンダードなブーケのひとつ。

半球状に仕上げられており、ころんとしたフォルムのブーケです。

丁寧に作り込まれ、整った美しさがあります。すっきりとまとまったシルエットで、ドレスを引き立てます。ドレスのラインを邪魔しないため、どんなドレスとも相性がいいでしょう。特にプリンセスラインのドレスによく合います。

ピンクのバラ×水色のブルースターで王道かわいいブーケにしたり、アンティークピンクのバラでエレガントな雰囲気にしたりと、花材や色合いで雰囲気が変わります。

価格相場 似合うドレス
1万円台から プリンセスラインをはじめとしたドレス全般

キャスケードブーケ

キャスケードブーケ

キャスケードとは「小さな滝」の意味で、滝のように下にお花が流れるようなデザインが特徴です。

正統派のブーケのひとつで、教会式の厳かな雰囲気に合います。ラウンドブーケより豪華で格調高い印象を与えるブーケです。

ウェディングドレスで持つ人が多く、白色を基調とした色合いがよく選ばれます。花材はカサブランカやコチョウランなどをメインにして、エレガントな印象のドレスに合わせるのが定番です。

ただしお花の本数が多くなるため、重くなりやすい傾向があります。雑に扱うと下部のお花が折れてしまうトラブルが起きることがあるので、サポートがしっかりしている結婚式会場での使用に向いています。

価格相場 似合うドレス
2万円台から Aライン・プリンセスラインなど

オーバルブーケ

オーバルブーケ

オーバルブーケとは、ラウンドブーケとキャスケードブーケの中間のような形のブーケ。

キャスケードブーケよりも下の垂れる部分が短く、かわいらしさと優雅さを兼ね揃えた印象があります。バラやシャクヤクなど、ころんとしたお花で作ると上品に仕上がるでしょう。

「キャスケードブーケほど大きくしたくないけれど、ラウンドブーケではかわいすぎる…」と悩む人におすすめです。キャスケードブーケより価格を抑えられるメリットもあります。

垂れの長さやブーケの幅によって印象が変わりやすいため、サイズに関しては綿密な打ち合わせをしておくのがおすすめ。身長やドレスのボリュームに合わせて作ってもらうといいでしょう。

価格相場 似合うドレス
2万円台から Aライン・プリンセスラインなど

クレッセントブーケ

クレッセントブーケは、三日月型のブーケです。

少し個性的な形とエレガントな雰囲気で、近年人気を博しています。ユリやコチョウランを入れた上品なスタイルや、小花やグリーンをふんだんに使ったナチュラルで優雅な雰囲気がトレンドです。

王道スタイルに少しアクセントを加えたい人にふさわしいでしょう。

価格相場 似合うドレス
3万円台から マーメイドライン・スレンダーラインなど

ブーケの種類|②茎が見えるタイプ

クラッチブーケ

次は、お花を束ねて作るタイプです。主なスタイルは2つあります。

  • クラッチブーケ
  • アームブーケ

花束のように切り花を束ねて作ります。茎が見えるので、よりナチュラルな印象に仕上がるブーケです。

ただし、花材選びにはやや注意が必要です。切り口を保水しないので、しおれやすいお花は向いていません。特に暑い時期やフォトウェディングには、丈夫なお花を選びましょう。

また、ブルースターのようにお花の種類によって切り口から液が出るものもあります。ドレスや衣装を汚してしまうことがあるので、気をつけなければいけません。

ブライダルフラワー専門のお花屋さんなら考慮して作成してくれますが、持ち込みや自作をする際にはお花の種類や処理に注意しましょう。

大きさを自由に調整できるため、ブーケの価格を抑えられる点がメリットです。

クラッチブーケ

クラッチブーケ

お花を束ねたナチュラルなスタイルが、近年人気のブーケです。

お花の種類や、茎の長さ、茎の束ね方によって印象が変わります。

バラのみのクラッチブーケは、クラシカルな雰囲気に。カスミソウのような小花やグリーンをふんだんに使えば、ガーデンウェディングにぴったりのナチュラルな雰囲気に仕上がります。

花束のようにスパイラルに組んだ茎をそのまま見せると、より自然なブーケになります。茎を長めに残し、まっすぐコンパクトにくくると、クラシカルで伝統的な印象のブーケになるでしょう。合わせるリボンでも雰囲気を変えられます。

価格相場 似合うドレス
1万円台から スレンダーライン・マーメイドラインなど

アームブーケ

アームブーケ

アームブーケとは、長く残した茎のラインが美しいブーケです。

しおれにくく、茎がしなやかで持ちやすい花材で作ります。生花では、カラーを使ったアームブーケが主流です。カラーには清楚な白やかわいいピンク、オレンジ、かっこいいボルドーがあり、ウェディングドレスはもちろんお色直しにも合わせやすいでしょう。

ほかにもアマリリスやコチョウラン、アンスリウムなどがアームブーケに向いています。

また、造花のアームブーケなら花材の幅が広がります。長時間使うフォトウェディングにもおすすめです。

価格相場 似合うドレス
2万円台から エンパイアライン・和装など

ブーケの種類|③持ち手があるタイプ

ボールブーケ

持ち手があるタイプのブーケは、主に次の2種類あります。

  • ボールブーケ
  • バッグブーケ

少し個性的で、アクセントになるブーケです。持ち手の素材によって印象を変えられるので、とことん自分らしさを追求したい人におすすめ。特にボールブーケは、和装でも持ちやすいため人気があります。

ではひとつずつ特徴を見ていきましょう。

ボールブーケ

ボールブーケは、ボール型の吸水性スポンジにお花を挿して作るブーケです。

ころんと丸い雰囲気がかわいらしいブーケで、和装によく選ばれています。腕周りを動かしづらい和装でも持ちやすく、華やかさをプラスしてくれるでしょう。

持ち手を鮮やかな組み紐にしたり、タッセルを下に垂らしたりと、衣装に合わせて変化をつけられます。

ダリアやピンポンマム、コチョウランを使ったボールブーケが人気です。

価格相場 似合うドレス
2万円台から 和装など

バッグブーケ

バッグブーケ

個性が光るバッグ型のブーケです。

個性的でキュートなブーケを探している人におすすめ。小さなバッグ型が主流ですが、ハート型やキャラクターを模した形も人気です。

バッグの形や大きさを調整できるので、会場やテーマに合わせたブーケにできるでしょう。

持ち手はパールを使うと華やかです。

価格相場 似合うドレス
3万円台から プリンセスライン・ミニ丈など

SNSで人気のウェディングブーケ5選

ナチュラルブーケ

次は、近年SNSで人気のトレンドブーケを5つご紹介します。

  • バレリーナブーケ
  • シャワーブーケ
  • ワイルドブーケ(ビッグブーケ)
  • シングルブーケ
  • フープブーケ(リングブーケ)

ぜひ参考にしてみてくださいね。

バレリーナブーケ

韓国発祥のバレリーナブーケ。美しい曲線が、バレリーナが足を広げてジャンプする姿に似ていることから名付けられたブーケです。

両サイドにお花がついている華やかさと、デザイン性の高さが目を引きます。ほかと被らないブーケを探している人におすすめです。

カップ咲きのバラを使ってロマンチックに仕上げたり、カラーやコチョウランで大人っぽく仕上げたり、ドレスや会場に合わせて好みのテイストに仕上げることができます。ドレスのスカートを隠しすぎず、スタイルをよく見せてくれるでしょう。

価格相場 似合うドレス
3万円台から Aライン・エンパイアラインなど

シャワーブーケ

シャワーブーケ

シャワーから水が出るように、お花がぴょんぴょんと飛び出ているブーケです。

下に向かって広がるように垂れる形や、ラウンドブーケから小花やグリーンが溢れ出るようにデザインされた形が人気です。ブーケホルダーを使用するタイプと、茎の見えるクラッチタイプと2タイプあります。

動くたびにお花が揺れて、スイートなロマンチックさを演出できるでしょう。アネモネやチューリップのような茎のラインが魅力的な大ぶりのお花を使うと、トレンド感が増します。イエローやブルーの小花を使って、夏らしい爽やかなシャワーブーケにするのも素敵ですね。

価格相場 似合うドレス
2万円台から Aライン・エンパイアラインなど

ワイルドブーケ(ビッグブーケ)

ワイルドブーケ

ワイルドブーケとは、ラフに大きく組んだブーケです。ビッグブーケとも呼ばれます。

さまざまな種類の花材を組み合わせて、あえて無造作に仕上げます。クラッチブーケが野で摘んできたようなイメージなら、ワイルドブーケはジャングルや森で摘んできたようなイメージ。クラシカルなドレスと合わせると、ブーケとの対比で程よい抜け感が出ます

プロテアやグレビリア、バンクシア、パンパスグラスなど南アフリカやオーストラリア原産の花材をメインに作るスタイルは、おしゃれな花嫁さんに人気。スタイリッシュで大人っぽい印象になります。

ブーケにボリュームを持たせることで、華奢見え効果も期待できますよ。

価格相場 似合うドレス
4万円台から Aライン・ワイルドラインなど

シングルブーケ

シングルブーケ

シングルブーケは、1種類の花材で作るブーケです。

シンプルですっきりしていて、お花の種類によって印象もさまざま。あらゆるドレスに合わせやすいスタイルです。

定番はカスミソウやバラ、カラー、コチョウランなどです。

春にはチューリップやスズラン、夏はヒマワリ、秋はダリア、冬はアマリリスなど季節感のあるお花は、思い出に残りやすいでしょう。毎年結婚記念日にブーケのお花をプレゼントし合うのも素敵ですね。

上品な印象のモクレン(マグノリア)など、枝のみのブーケも人気が高まっています。

価格相場 似合うドレス
2万円台から お花の種類によってさまざま

フープブーケ(リングブーケ)

フープブーケとはリング状の土台にお花をつけたブーケで、土台の素材によってリングブーケ、リースブーケとも言われます。

トレンドは、ゴールドやシルバーのフープを使ったフープブーケです。ほかにも、ツルや木のリースを使ったり、持ち手をリボンで仕上げたりと、ドレスや会場に合わせて作ることができます。

ドライフラワーになる花材で作ると、式後もインテリアとして楽しめます。

保水が必要ない造花なら、より多様な花材で仕上げられます。ボリュームやバランスを調節しやすいので、好みの仕上がりにできるでしょう。

価格相場 似合うドレス
2万円台から スレンダーライン・エンパイアラインなど

ウェディングブーケに人気の花材

ウェディングに人気の花材

ブーケのスタイルにトレンドがあるように、ブーケに使うお花の種類にもトレンドがあります。おしゃれ花嫁さんによく選ばれているお花を、5つピックアップしてみました。

  • バラ
  • コチョウラン
  • カラー
  • アンスリウム
  • チューリップ

上記のほかにも、カスミソウやユリはトレンドを問わず人気のお花です。カラードレスには、ダリアやブルースターなどがよく使われます。

ブーケの価格を抑えたいなら、色合いだけを指定し、花材はおまかせにしましょう。

お花の種類を指定すると、特定のお花を仕入れるために価格が高くなってしまうことがあります。おまかせなら、使用する日と予算や大きさに合わせたお花を選んでもらいやすいでしょう。

では、ひとつずつお花の特徴や似合うブーケを解説していきます。

バラ

イブピアッチェ

ウェディングブーケの王道の花材は、結婚式らしい華やかさがあるバラです。 

お花の中でもカラーバリエーションが豊富で、大きさや咲き方も多種多様です。希望の色や雰囲気に合わせたブーケを作りやすいでしょう。

花びらや茎がしっかりしていて扱いやすく、どの形のブーケにも向いています。

バラの品種は非常に多いですが、筆者のおすすめはイブピアッチェ(イブピアジェ)です。エレガントなディープピンクのカップ咲きで、非常に良い香りがします。芳醇な香りに包まれ、甘く幸せな結婚式にしてくれますよ。

コチョウラン

コチョウラン

大ぶりの花と肉厚な花びらが上品な、コチョウラン。

クラシカルなドレスを選ぶ花嫁さんが増え、コチョウランのブーケも人気が高まっています。コチョウランを使ったブーケは華やかながらシンプルさもあり、大人っぽいおしゃれさをプラスしてくれます。ヘッドドレスにも向いているお花です。

真っ白なウェディングブーケや、和装の白無垢にもよく似合います。

近年のトレンドは、アンティークピンクやテラコッタオレンジのコチョウランを使ったニュアンスカラーのブーケです。

胡蝶蘭の花言葉には「幸せが飛んでくる」の意味もあるため、結婚式にぴったりだと思います。

カラー

カラー

しなやかなラインが唯一無二のカラーは、いつの時代も定番で人気があります。

時代によって人気の色合いや形は変化しますが、白いカラーのみのブーケは王道です。茎を長くすると、マーメイドラインやスレンダーラインドレスのシルエットを生かしてくれます。茎を短くすればすっきりとシンプルで、Aラインドレスによく合うでしょう。

また、近年人気のブラックを取り入れたウェディングには、黒色に近い色合いのカラーがよく選ばれています

アンスリウム

アンスリウム

アンスリウムは、ツヤのある独特な質感とフォルムが美しい花材です。

以前は南国らしい鮮やかな色合いのリゾートブーケによく使われていましたが、しかし近年ではコチョウランと合わせて、クラシカルな白のウェディングブーケにも使うのがトレンドです。パリッとした無機質な質感が、大人っぽい上質さをプラスしてくれます。

カラーブーケでは、ピンクやボルドーのアンスリウムを使ったニュアンスカラーのブーケが人気です。

しおれにくいので、暑い季節やフォトウェディングにも向いています。

チューリップ

チューリップ

近年とても人気のチューリップ。チューリップを数本束ねたブーケが韓国のSNSで人気となり、ウェディングブーケやフラワーギフトに取り入れる人が増えています。

チューリップは冬〜春限定の切り花で、12月頃から4月頃まで出回ります。生花をブーケにするには時期が限られてしまう点がデメリットです。そのため、造花のブーケも人気があります。

同じく春が旬のアイスランドポピーや、アンスリウムなどと合わせるとセンスよく仕上がるでしょう。

ウェディングブーケの選び方

ウェディングブーケの選び方

形やスタイル、雰囲気、お花の種類、色など、何通りもバリエーションがあるウェディングブーケ。多様すぎて、どれを選べばいいか分からなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで、実際にブライダルフラワーを担当していた筆者が、ウェディングブーケの選び方と流れをご紹介します。

ブーケのイメージが湧かない人、持ちたいブーケがたくさんあって目移りしてしまう人も、参考にしてみてくださいね。

ウェディングブーケの選び方は以下の通りです。

  1. ドレスや会場との相性・テイストを考える
  2. ブーケの参考写真を探してみる
  3. 打ち合わせで相談しながら決める

可能であれば、①と②はお花の打ち合わせの前にやっておくといいでしょう。

もちろん事前に自分で調べておかなくても、ゼロからお花屋さんと相談して決められます。しかし「お花屋さんに言われるがまま高価格になったり、ありきたりなブーケになってしまったりするかもしれない」と不安な人は、①と②を踏まえて打ち合わせに臨むのがおすすめです。

では順番に解説していきます。

①ドレスや会場との相性・テイストを考える

まずはドレスや会場と相性の良いブーケを考えると、候補を絞りやすくなります。

どんな雰囲気にしたくてドレスや会場を選んだのか、一度考えてみましょう。下のようなテイストに分類してみてください。

  • ナチュラル、ラスティック
  • クラシカル、エレガント
  • スタイリッシュ、モダン
  • ロマンチック
  • キュート、フェミニン
  • ラグジュアリー、ゴージャス
  • アンティーク
  • カラフル、ポップ

テイストを意識してドレスや会場を選んでいなくても、改めて定義づけてみると、好みがはっきりするかもしれません。

雰囲気やテーマが明確になれば、ブーケだけでなく会場装飾なども方向性が決まりやすくなります。

②ブーケの参考写真を検索してみる

テイストや方向性がはっきりしたら、SNSやWEBで検索してみましょう。

例えば「ロマンチックブーケ」と検索してみると、うっとりするような甘いピンクやアイボリーを使ったラウンドブーケやクラッチブーケなどの画像が出てきます。

なお、WEB検索では定番のブーケが、InstagramやPinterestではトレンドのブーケが出てくる傾向があります。筆者としては、Pinterestを使うと多様なスタイルが出てきておすすめです。

かわいいと感じる画像を集めてみると、自分のなりたい雰囲気が掴めてくるでしょう。ブーケの形もいくつかの候補に絞れ、心惹かれる花材が見つかる人もいます。

一気に集めると、だんだん疲れてきて好みを見失ってしまうことも。5〜6枚集めたら、3枚程度に選抜してみましょう。そしてまたほかの気になるテイストを検索し、「気になった画像を3枚程度に選抜」を繰り返すのがおすすめです。

選抜を繰り返し、全部で10〜20枚程度集まったら下調べ完了です。

③打ち合わせで相談しながら決める

画像が集まって、自分の好みの傾向を掴めてきたら、お花屋さんとの打ち合わせの準備は万端です。

候補がはっきり決まっていなくても大丈夫。いくつかの候補を見せながら、お花屋さんにどれが似合うか相談しましょう。予算に合わせて、あなたにぴったりの実現可能なブーケを提案してくれるはずです。

また、会場をよく知っているプランナーさん、たくさんのドレスやヘアメイクを見ているスタイリストさんにも相談してみましょう。それぞれのプロの目線でアドバイスをくれます。

友人や新郎さんなど、普段のあなたをよく知っている人に相談してみるのもいいですね。

ブーケにこだわりたい人は、お花屋さん選びも重要です。結婚式場によって、提携先のお花屋さんか持ち込みか選ぶことができます。予算やお花屋さんの決め方は下記の関連記事に詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ウェディングブーケの費用相場|ブーケの種類と人気の花

ブーケの種類に関するよくある質問

ブーケの種類に関するよくある質問

ここからは、ブーケの種類に関するよくある質問をまとめてみました。

  • 低身長に似合うブーケはどれ?
  • 節約したい時はどんなブーケがいい?
  • 暑い季節に避けた方がいいブーケの種類は?
  • アフターブーケはどんなブーケでも作れる?

ブーケスタイルを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

低身長に似合うブーケはどれ?

一般的に身長の小さい花嫁さんには、ラウンドブーケやクラッチブーケなどのコンパクトでかわいらしいブーケが似合うと言われています。

また、キャスケードブーケなど縦のラインが強調されるブーケは、スタイルアップにも繋がります。

しかし、長すぎたり大きすぎたりすると、バランスが悪く見えることも。お花屋さんにオーダーする際、身長も伝えるといいでしょう。ヒールの高さが決まっている場合は、ヒール高も伝えてください。バランスを見ながら作成してくれます。

節約したい時はどんなブーケがいい?

ブーケを節約したい場合は、クラッチブーケやアームブーケがおすすめです。

お花の本数が調整できるので、価格を抑えられやすいからです。

ラウンドブーケなどブーケホルダーを使うブーケは、吸水性スポンジを隠せるだけのお花が必要になるため、価格を抑えるにも限度があります。またバレリーナブーケ、クレッセントブーケなど、作成が難しいブーケは技術料が上乗せされることも少なくありません。

さらに節約したい場合は、生花ではなく造花やドライフラワーがいいでしょう。保管できるため結婚式後はインテリアになり、前撮り用と兼用することもできます。

近年の造花は精度も高く、ネットオーダーできるデザイナーのブーケが増えています。

暑い季節に避けた方がいいブーケの種類は?

暑い季節に避けた方がいいのは、クラッチブーケです。

クラッチブーケは茎の保水をしていないため、お花の種類によってしおれやすいデメリットがあります。空調のしっかり効いた室内であれば比較的安心ですが、ガーデンウェディングやリゾートウェディングでは注意が必要です。

プランナーさんがついている会場では、ブーケを持っていない間は涼しい場所で水につけておくなど、細かいフォローをしてくれるでしょう。会場提携先のお花屋さんに頼んだ場合も、トラブルの際にはメンテナンスに駆けつけてくれるケースが多いです。

ただし持ち込みやレストランウェディングでは、フォローやメンテナンスをしてもらえない場合があります。しおれにくい花材を選ぶか、保水力のあるラウンドブーケにするのが安心です。

依頼先のお花屋さんに会場の詳細を説明して、適したブーケを作ってもらいましょう。

アフターブーケはどんなブーケでも作れる?

アフターブーケとは、生花のブーケをドライフラワーや押し花に加工して残しておけるサービスです。

基本的にどのブーケスタイルでもアフターブーケにできますが、極端に傷んだお花は加工できない場合があります。特にクラッチブーケは、暑い時期に長時間使用するとお花が傷みやすいので注意しましょう。

ほかにもお花の種類によってできない加工があるので、事前にお花屋さんや業者に確認しておくと安心です。

まとめ

結婚式でしか持つことができない、特別なウェディングブーケ。

ドレス姿をより一層美しく、華やかに見せてくれるでしょう。ブーケの色や形、雰囲気でイメージがガラッと変わり、なりたい自分になれるアイテムです。

会場装花ともテイストを合わせると、統一感のあるセンスのいい結婚式になりますよ。

迷ったら、お花屋さんやプランナーさんに相談してみましょう。現場のプロにしか分からない視点でアドバイスをもらえるかもしれません。

理想のブーケを見つけて、最高の結婚式にしてくださいね。

西山藍子(nishiyama ranko)
植物好きの母が育てる植物たちに囲まれて育ちました。 大学で美術を学んだ後、毎日植物に囲まれたくて花屋に勤務。 主にブライダルフラワーを担当し、ひとりひとりに似合うお花を見つけるお手伝いをしてきました。 その後ガーデニングショップに勤務して庭づくりを学び、現在は田舎で育児をしながら、花や植物に関する記事を書いています。 さまざまなライフスタイルに合う植物との暮らしを提案していけたらと思います。