【不安解消】カランコエ・デザートローズ錦の育て方｜増やし方やトラブル

項目	詳細
植物名	カランコエ・デザートローズ錦
学名	Kalanchoe thyrsiflora 'Desert Rose' variegata
英名	Kalanchoe thyrsiflora 'Desert Rose' variegata
科目/属性	ベンケイソウ科カランコエ属
原産地	南アフリカ
日当たり	日当たりの良い置き場所
温度	最低10℃以上をキープ
耐寒性	弱い
耐暑性	強い
水やり	春秋：手で土を触って水分を感じなくなったら（鉢の中央部分までしっかり乾いてから） 夏冬：手で土を触って水分を感じなくなって(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)一週間後
肥料	緩効性肥料、液体肥料
剪定時期	5月～10月

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カランコエ・デザートローズ錦の特徴

カランコエ・デザートローズ錦は、カランコエ・デザートローズの斑入り品種です。葉にクリーム色の斑が入り、秋～冬にかけて赤く紅葉します。

「錦（にしき）」とは、斑入りのことを指します。斑が入ることで、バラの花のような株姿が美しいデザートローズを、より華やかな印象にしてくれています。

暑さや乾燥に非常に強いため、初めて多肉植物を育てる方にも安心です。ただし、日当たりを好むので、真夏を除いて直射日光が当たる窓際または屋外で育ててください。

薄く粉がかった葉が、紅葉して赤くなる姿は幻想的です。秋～冬の紅葉時期は、特にインテリアとしても活躍するでしょう。

葉に付着している粉は「ブルーム（果糖）」と呼ばれる蝋物質です。触ると取れてしまい、元に戻るまでに時間がかかるので、葉に不用意に触れないように気を付けてください。

カランコエ・デザートローズ錦の育て方

カランコエ・デザートローズ錦は、暑さや乾燥に強く育てやすいので、初心者にも人気の多肉植物です。しかし、暑さや乾燥に強いと言っても、限界はあるため、基本的な育て方を守っていないと枯れてしまうかもしれません。

ここでは、以下6つの基本の育て方を見ていきましょう。

それぞれのポイントを守って育てれば、美しい斑入りや姿かたちを維持しながら紅葉してくれるはずです。育て方の確認前に、魅力的な姿や斑入り模様が気になる方は以下をクリックしてみてください。

置き場所と日当たり

カランコエ・デザートローズ錦は日当たりのよい環境を好みます。真夏を除いて、基本的には直射日光に当てて管理してください。

カランコエに限らず、多肉植物の多くは直射日光の当たらない環境では、ひょろひょろと徒長します。置き場所は日光が差し込む窓際や屋外がおすすめです。

ただし、真夏の強い直射日光に当たると、葉焼けします。7月～9月は明るい日陰に移動したりレースカーテンで日光を和らげたりしてください。

温度

カランコエ・デザートローズ錦は寒さに弱い植物なので、最低10℃以上をキープして育ててください。10℃以下の寒さに当たり続けると、枯れる恐れがあります。

ただし、室内で20℃を超える暖かさで管理すると、綺麗に紅葉しません。紅葉を楽しみたい方は、暖房が効きすぎない10～15℃を維持した明るい窓際に置くと良いでしょう。

また、ベランダやお庭に簡易的な温室を設置して、冬は温室内で管理するのもおすすめです。

暑さには強いので、35℃を超えない環境であれば問題なく育ちます。ただし、温度が高くなるほど、直射日光に当たった時に葉焼けしやすく、水やりすると蒸れやすいので、真夏は涼しい日陰や室内に移動させておくと安心です。

水やりの頻度

カランコエ・デザートローズ錦の季節ごとの大まかな水やり頻度は以下の通りです。

カランコエ・デザートローズの生育型は夏型ですが、日本では主に春と秋に生育します。そのため、春秋型の水やり管理を行うことがポイントです。

春と秋の生育期は、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いたら)水やりします。たっぷりと与えて流れ出た水は、受け皿に溜め続けると根腐れするので、こまめに捨ててください。

カランコエ・デザートローズ錦は、本来は夏が生育期です。しかし、日本は湿度が高すぎるため、梅雨明けのタイミングで水やりは控えた方が安心です。

夏に水やりしすぎると根腐れや蒸れによって枯れやすいので、注意しましょう。気温の下がる晩秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えてください。

生育が緩慢になる冬に、土が常に湿っていると根腐れしやすくなります。冬の水やり頻度は少なめが基本です。手で土を触って水分を感じなくなって（鉢の中央部分までしっかりと乾いたら）一週間後に与えるくらいで十分です。

土の乾き具合の確認が難しい場合、水やりチェッカーの利用もおすすめします。パッと一目で土の乾燥具合を確認できる溜め、水やり忘れを予防できます。

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肥料

カランコエ・デザートローズ錦には、生育期の5月～7月、9月～11月それぞれに1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。真夏と冬は生育が緩慢なので、肥料は与えません。

カランコエ・デザートローズは肥料が少なくても十分に育ちますが、株を大きくしたり葉を肉厚にしたい場合は、土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。

ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、薄める濃度や与える量、時期はしっかり守ってください。

AND PLANTSでは、オリジナル肥料「アンドプランツ 植物を元気にする固形肥料」を取り扱っています。匂いも少なく、土の上に置いても混ぜても効果的に栄養を供給してくれるので、ぜひカランコエ・デザートローズ錦にも使ってみてください。

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剪定方法

カランコエ・デザートローズ錦の剪定は、傷んだり枯れたりした葉を取り除く程度です。

葉の付け根を下に引っ張るように軽く力を入れるとポロっと取り除けます。生育が順調であれば、外葉から枯れていくので、順番に優しく取り除いてください。

蒸れや葉焼けによって、一部分の葉っぱが枯れた際は、他の葉を傷つけないようにピンセットを利用すると葉を取り除きやすいです。

また、カランコエ・デザートローズ錦は、花芽がグーンと伸びます。グーンと伸びた花茎は、花を楽しんだら早めに切り戻しましょう。

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冬越し方法

カランコエ・デザートローズ錦は寒さに弱い植物です。冬越しさせるためは、室内または、屋外の簡易温室で最低10℃以上をキープして管理します。

室内であっても、冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込みます。窓から30㎝ほど離した明るい場所に置くと安心です。

室温が常に20℃あるような暖かい環境だと、紅葉しにくい点には注意してください。紅葉を楽しみながら冬越ししたい場合は、室温が10～15℃程度を維持した明るいお部屋で管理しましょう。

多肉植物の冬管理や冬越しについては、「多肉植物の冬管理」の記事で詳しく解説しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

カランコエ・デザートローズ錦の増やし方

カランコエ・デザートローズ錦は、5月～7月、9月～11月に挿し木や葉挿し、株分けして増やします。

簡単な手順は以下の通りです。

カランコエ・デザートローズ錦の増やし方は、多肉植物の一般的な増やし方と同様です。詳しい手順や注意点、コツについては「多肉植物の増やし方」の記事で紹介しています。

カランコエ・デザートローズ錦のよくあるトラブルと対処法

カランコエ・デザートローズ錦ですが、思わぬトラブルが発生する場合もあります。ここではよくあるトラブルと対処法を解説していきます。

カランコエ・デザートローズ錦によくあるトラブルは以下の5つです。

対処法を知っておくと、いざトラブルが起きても安心して対処できます。それぞれ見ていきましょう。

根腐れ

カランコエ・デザートローズ錦の根腐れでは、以下の症状が見られます。

根腐れは、土の中の酸素濃度が低下して土壌環境が悪くなることで発症します。また、土が常に湿っていると、根は呼吸できずに枯れてしまい、根自らが腐る症状でもあります。

根腐れの対処法は以下の通りです。

根腐れが起こった場合は、植え替えをして土の環境を変えることが大切です。傷んでしまった根は取り除き、健康な根が伸びる状態にしてください。

ケイ酸塩白土・ゼオライトなどの根腐れ予防効果のある土壌改良材も新しい用土に混ぜ込むと、より根腐れしにくくなります。

根腐れによって株が傷んでいる場合、影響を受けていない子株や葉、茎があれば株分けや葉挿し、挿し木で増やしましょう。そのままにしていると、いずれ根腐れの影響で株全体が枯れて、新しい株を増やして復活させられなくなるためです。

根詰まり

根詰まりとは、鉢の中が根でいっぱいになることで起きる症状。カランコエ・デザートローズ錦が根詰まりすると、以下のような症状が現れます。

すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうと生育が悪くなるので注意してください。

カランコエ・デザートローズ錦の根は細いため、植えてすぐに根詰まりすることは少ないです。しかし、長年植え替えていない場合や子株が増えすぎている場合は、細根がびっしりと張って根詰まりします。

対処法は、植え替えです。

5月～7月、または9月～11月に、土と根をほぐして植え替えます。現在の鉢より1回り大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるでしょう。

株が密集している場合は、株分けして植え替えると、それぞれ根詰まりしにくくなります。

葉焼け

カランコエ・デザートローズ錦が葉焼けすると、以下の症状が現れます。

強い日差しを浴びすぎると、葉が傷んで「葉焼け」のトラブルが発生します。葉焼けの症状に気がついたら、直射日光を避けるように対策してください。

対処法は以下の通りです。

葉焼けのトラブルが起きる場合、強い直射日光が当たりすぎている可能性が高いです。直射日光を弱めたり、当てないように置き場所を移動したりしてください。

葉焼けした葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

葉焼けの症状は、気温が高いほど発生しやすいです。屋外管理の場合は、なるべく風通しがよく涼しい日陰に移動させることも重要です。

赤くならない

カランコエ・デザートローズ錦は、気温が下がる秋冬に赤く紅葉する多肉植物です。しかし、育てる環境によって赤くならない場合があります。

赤くならない原因は、以下の通りです。

お部屋で管理しており、常にエアコンやストーブなどで温度調整をしている場合は室内温度は高まりやすい傾向にあります。冬でも室内が常に20℃以上あるような暖かい環境だと、紅葉はしません。

また、冬にも肥料を与えながら育てている場合も、紅葉しにくいです。紅葉しても色がぼけてはっきりとしないことが多くあります。

美しい紅葉を楽しむためには、肥料はなるべく切らしながら冬越しさせましょう。

赤く紅葉させるための対処法は以下の通りです。

秋から追肥せずに育てて、土の中の肥料を使い切る管理を意識すると、紅葉の発色が良くなります。また、室内や温室で管理する場合でも、10～15℃の範囲内を意識して管理すると、美しい紅葉を楽しめるでしょう。

伸びすぎる（徒長）

カランコエ・デザートローズ錦には、茎が伸びすぎる（徒長）トラブルがあります。考えられる原因は、主に以下の3つです。

茎が伸びすぎるのは、主に日当たり不足や水のやりすぎのためです。茎が伸びすぎると、ひょろひょろとした姿になりやすく見栄えが悪くなります。

また、日当たりや土の乾燥が適切でないため、病害虫発生もしやすいので注意が必要です。

日当たりや水のやりすぎ以外にも、例外的に茎がまっすぐと伸び続ける原因が「花芽形成」です。カランコエ・デザートローズ錦は花を咲かせようとすると、茎をグーンと伸ばす性質があります。

リン酸の多い肥料を与えたり、株が成熟したりした際に起こりやすいです。生育が悪くなるわけではありませんが、株姿が一気に崩れ、花に栄養が集中するので、葉の美しさは失われます。

茎が伸びすぎる対処法は以下の通りです。

基本的な育て方を守れば、花芽形成以外による茎の伸びすぎトラブルは起きません。

しかし、長年育て続けるほど、カランコエ・デザートローズ錦はいずれ花を咲かせる植物です。なので、花芽を付けるためにグーンと茎が伸びてきた場合は、早めに剪定をして挿し木や葉挿し、株分けなどで、小さな姿からリスタートさせてください。

カランコエ・デザートローズ錦の害虫トラブルと対処法

カランコエ・デザートローズ錦に発生しやすい害虫は以下の4つです。

それぞれ見ていきましょう。

ハダニ

ハダニの症状は以下の通りです。

ハダニは繁殖力の強さと、薬剤耐性を持つ厄介な害虫です。

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

ハダニが湧いてしまったら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトランなど）の使用が効果的です。ハダニは一度では駆除しきれないことがほとんどなので、状態を見ながら、定期的に噴霧してください。

2倍に薄めた牛乳などの液体を噴霧する対処法もありますが、匂いが気になる方には水で洗い流す方法がおすすめです。

乾燥気味に育てる多肉植物には、比較的ハダニは付きやすい傾向があります。カランコエ・デザートローズ錦にハダニが現れたら、こまめに殺虫剤を吹きかけたり、ホースシャワーで株全体を水で洗い流したりすると良いでしょう。

その際に、ブルームが取れやすいですが、いずれブルームは元に戻ります。まずはハダニ駆除を優先してください。

ハダニの駆除方法を具体的に知りたくありませんか？「観葉植物に発生するハダニ」の記事では、予防や駆除方法について、詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

カイガラムシ

カイガラムシの症状は以下の通りです。

カイガラムシは繁殖力の強さと薬剤耐性のある厄介な害虫です。また、ネジラミとはカイガラムシの一種で根に寄生するタイプのこと。

風通しの悪い環境で育てていると、葉と葉の隙間や株元の付け根にカイガラムシが発生しやすいです。そのままにしていると、大発生してすす病を併発させたり株が弱々しくなったりするので注意してください。

見つけ次第、早めに対処しましょう。対処法は以下の通りです。

カイガラムシが発生したら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど）の使用が効果的です。

しかし、カイガラムシは殺虫剤が効きにくい害虫です。そのため、殺虫剤使用と布・ブラシでの拭き取りを合わせて行うと効率的に駆除できます。

カイガラムシの駆除方法については、多肉植物も観葉植物も共通です。予防や駆除に悩んでいる方は「観葉植物の白い虫はコナカイガラムシ」の記事を参考にしてみてください。

アブラムシ

カランコエ・デザートローズ錦は徒長させると、アブラムシが発生しやすくなります。

アブラムシが発生した際の症状は、以下の通りです。

アブラムシは繁殖力が強いため短期間で増え、ウイルスを媒介する厄介な害虫です。

脱皮を繰り返し短期間で成虫になるので、アブラムシが増えると、葉に白～茶色の小さなチリのようなものが目立ち始めます。このチリのようなものは、脱皮殻です。

脱皮殻を見つけた際は、近くにアブラムシがいますので、注意深く観察して見つけてください。放っておくと生育が弱まり綺麗な新芽が出てこなくなるので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

アブラムシを見つけたら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトランなど）の使用がおすすめです。殺虫剤が効きやすい害虫なので、すぐに対処すれば被害は大きくなりません。

コバエ

コバエの症状は以下の通りです。

コバエ自体は植物に無害ですが、カランコエ・デザートローズ錦を育てるうえでの不快害虫です。

放っておくとコバエは増えていくので、早めに対処を行いましょう。

対処法は以下の通りです。

コバエが発生したら、市販の殺虫剤（ベニカXファインスプレー・オルトラン・スミチオンなど）の使用が効果的です。しかし、飛び回るコバエにスプレーするのは難しく、土にかけても飛んでいるコバエには効果がありません。

スプレーでうまく対処できない場合は、トラップを仕掛けて数を減らしましょう。コバエのトラップは食器用洗剤やお酢、めんつゆなどで作ることができます。

植物の近くに置いておくと、簡単にコバエを捕殺できるでしょう。コバエは、発酵不十分な腐葉土やバーク堆肥、有機質肥料の匂いに引き寄せられます。

そのため、有機質肥料を取り除いたり土の表面に赤玉土や鹿沼土など3～5㎝程度敷き詰めたりするとコバエ発生を防ぐことが可能です。

カランコエ・デザートローズ錦は、一年を通して乾燥気味に育てます。基本的な水やりを守って育てれば、コバエが湧く心配は少ないはずです。

適切な水やりを心がけて育てましょう。

紹介した1つ1つのコバエ対策の具体的なやり方が気になりませんか。「観葉植物に発生するコバエ」の記事で詳しく解説しており、多肉植物に発生するコバエにも共通して効果を発揮します。

ぜひチェックしてみてください。

カランコエ・デザートローズ錦の育て方に関するよくある質問

最後にカランコエ・デザートローズ錦の育て方に関するよくある質問とその答えを以下にまとめました。

それでは具体的に見ていきましょう。

茎を太くして盆栽のように仕立てられる？

カランコエ・デザートローズ錦の茎を太くして盆栽のように仕立てることは可能です。

生育が順調なまま長年育て続けると、外葉が外れては新芽が出てきてを繰り返し、株元の茎が伸びます。その後、茎から出てきた子株が伸びて分枝したような姿になりやすいです。

伸びた茎を切っても、切り口部分から新たに子株が吹き、さらに分枝していきます。そのため、剪定を繰り返して子株を吹かせて盆栽のように仕立てられます。

変わった株姿が好きな方は、ぜひ挑戦してみてください。

葉先が枯れる原因は？

カランコエ・デザートローズ錦の葉先が枯れる原因は、「日当たり不足」「葉焼け」「水切れ」「寒さ」などが考えられます。

日当たりの良い環境を好む植物なので、暗い室内では葉が枯れやすいです。とはいえ、真夏の直射日光に当たると葉が茶色～黒色に焼けることも。

真夏を除いて、日当たりの良い場所に置いて育てて管理しましょう。また、乾燥に強い植物ですが、ずっと水やりしなければ、葉に水分を行き渡らせることができません。

葉にしわが寄って、葉先が枯れることもあります。季節に応じた水やりを心がけてください。

カランコエ・デザートローズ錦は寒さに弱い植物なので、寒さに当たっている場合は、葉先から黒く枯れやすいです。冬は10℃以上をキープして育てましょう。

いつ植え替えしたらいい？

5月～7月の春、または9月～11月の秋に植え替えすると良いでしょう。

カランコエ・デザートローズ錦は、葉が大きくなる多肉植物ですが、急に大きくなるわけではありません。急に2～3回りも大きな鉢に植え替えると、水やり後に土が乾かずに根腐れする危険があります。

まずは、春または秋に1回り大きな鉢に植え替えをして徐々に大きく育ててください。

まとめ

カランコエ・デザートローズ錦は、日当たりの良い環境であれば、一年を通して簡単に育てられます。乾燥や暑さにも強いので、初心者にもおすすめの多肉植物です。

美しい斑入り葉を紅葉させたい場合は、冬は10～15℃程度の温度で管理してください。20℃を超えるような暖かい環境だと綺麗に紅葉しないので、気を付けましょう。

斑入りのカランコエ・デザートローズ錦は、インテリアと一緒に飾ったり、ベランダやテラスで楽しんだりする多肉植物として人気です。ぜひ美しい葉模様やバラのような株姿、紅葉を楽しんでみてください。

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