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多肉植物の増やし方

多肉植物の増やし方|手順や注意点について

ぷっくりした肉厚の葉が特徴的な多肉植物。乾燥に強く育てやすい性質も相まって、多くの方に人気のある植物です。

多肉植物は葉の形や色合い、種類の多さを楽しむだけでなく、増やせる魅力も持っています。そのため育て慣れてくると、「今度は増やしてみたい」と思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、多肉植物の増やし方を詳しく解説します。増やし方には種類に合った方法があるため、それぞれの手順や注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

最後には、面白い多肉植物の増やし方アイディアも紹介します。

AND PLANTSでは、個性的な色や形の多肉植物をたくさんご用意しています。ぜひ、お気に入りを見つけて楽しんでください。

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多肉植物を増やしやすい時期|春・秋

多肉植物を増やしやすい時期は、3~5月の春または10~12月の秋です。多肉植物の多くが生育適期であるため、初めて挑戦する方でも失敗が少ないでしょう。

多肉植物には生育する季節によって、春秋型・夏型・冬型に分かれます。夏型は夏に、冬型は冬に生育がよいタイプですが、増やすには環境が厳しいです。

気温が高すぎたり低すぎたりすると、発芽発根しないため、春秋型がよく育つ季節に一緒に増やしてください。

多肉植物を増やすときに必要な道具

多肉植物を増やすときに必要な道具

多肉植物を増やすときに必要な道具は以下の通りです。

  1. 多肉植物
  2. ハサミ
  3. 発根剤
  4. ピンセット
  5. 新しい土
  6. 鉢底ネット
  7. 鉢底石
  8. 細い棒
  9. スコップ
  10. 手袋
  11. 園芸用シート

多肉植物の代表的な増やし方には、「葉挿し」「挿し木」「株分け」「種まき」などがあります。それぞれ種類によって増やし方が異なるため、ご自身が増やしたい多肉植物によっては必要な道具が異なるかもしれません。

しかし、上記の道具を揃えていると、いずれの増やし方でも対応できるので安心してください。葉挿しや挿し木、種まきで多肉植物を増やす方は、肥料分の入っていない土を準備してください。

発根していない状態で肥料分のある土に植えたり挿したりすると、発芽発根しにくいためです。オリジナルで土を作る方も肥料は混ぜないようにしてください。

鉢に土を入れたり植えたり種を撒いたりする作業によって、床が汚れないように園芸シートや新聞紙などを敷いておくとよいでしょう。

多肉植物の増やし方|葉挿し

多肉植物の増やし方|葉挿し

多肉植物は「葉挿し」と呼ばれる方法で増やせます。葉挿しとは、植物の葉を土や水に挿して増やす方法です。

葉挿しで増やせる代表的な多肉植物は以下の通りです。

葉挿しでの増やし方を詳しく見ていきましょう。

①葉を茎から取り除く

多肉植物を葉挿しで増やすためには、葉を茎から取り除く必要があります。葉挿しを成功させるためには、茎から葉を綺麗に取ることがポイントです。

茎に付いていた葉の断面が欠けたり千切れたりすると、葉挿ししても発根しないため慎重に取りましょう。多肉植物によっては簡単にポロっと取れるタイプと中々取れないタイプがあります。

手入れをしている際に、ポロっと取れた葉も葉挿しが可能です。ただしサンスベリアにおいては、葉を切って葉挿しをします。

②断面を乾かす

多肉植物の葉を綺麗に取ったら、断面を乾かしてください。茎から葉を取った直後は、断面が湿っていると思います。

そのまま土に挿すと、病原菌が断面や切り口から侵入して枯れる恐れがあります。葉の断面が広いほど乾かす時間が必要です。

風通しが良く明るい日陰で1~2日ほど、しっかり乾かしてください。断面を触って、水気を感じなければ、土に挿しましょう。

③土に葉の断面を埋める

葉の断面がしっかり乾いた後は、新しい土に葉の断面を埋めます。あらかじめ用意した鉢に鉢底網と鉢底石を敷いて新しい土を入れておきましょう。

多肉植物の種類によっては、葉が小さい場合もあります。完全に土に埋めてしまうと腐る恐れもあるので、半分くらい埋めるようにしてください。

細い棒で穴を作って、葉を入れる感じにすると簡単です。もし葉挿しする葉が小さすぎる場合は、土の上に寝かせる形でも問題ありません。

発根発芽したら、土を少し被せると順調に育ちます。葉挿しをした後は、明るい日陰で新芽が出るまで水やりをしません。

つい水やりをしたくなりますが、そのままの状態で発芽発根するまで待ちましょう。種類や温度の影響を受けますが、1~2週間程度で新芽が出てきます。

多肉植物の増やし方|挿し木

多肉植物の増やし方|挿し木

多肉植物は葉だけでなく、茎を挿して増やすこともできます。茎や枝、幹を土に挿して増やす方法を挿し木と言います。

挿し木で増やせる代表的な多肉植物は以下の通りです。

  • エケベリア
  • セダム
  • ハオルチア
  • グラプトペタルム
  • パキフィツム
  • クラッスラ
  • アガベ
  • プレクトランサス

葉挿しができる多肉植物の多くは、挿し木もできます。株の状態を見ながら、使い分けて増やすとよいでしょう。

挿し木での増やし方を解説します。

①茎や枝を剪定する

茎や枝が長く伸びている多肉植物であれば、元気のよい部分を選んで、5~10㎝ほどの長さで剪定してください。木質化したような古い茎や枝の場合は、挿し木しても発根しにくいです。

剪定する際は、切断面から病原菌が入らないように、清潔なハサミを使います。また、切断面がつぶれると発根しにくいので、切れ味の良い剪定ばさみを準備しておきましょう。

株ががっしりしているハオルチアやエケベリアを挿し木で増やしたい場合は、ハサミを入れにくいです。その場合は、テグスを円を描くように隙間に入れて引っ張ると綺麗に取れます。

アガベは茎が硬いので、葉は傷つきますがハサミやナイフで切ってください。

②茎や枝の下葉を取り除く

切り取った茎や枝の切り口から3~5㎝ほどに付いた葉を取り除きます。葉が密集して付いているタイプの多肉植物は、丁寧に取り除きましょう。

葉が付いた状態で土に植えても、うまく固定されず倒れてしまうことも。また土に埋まってしまった葉は腐るので、取り除いた方が挿し木の負担にもなりにくいです。

茎や枝から取り除いた葉は葉挿しで増やせます。

③断面を乾かす

茎や枝の断面を乾かしてください。茎や枝の断面は大きいため、2~3日程度風通しのよい明るい日陰で、しっかり乾かします

断面が乾いていない状態で土に植えると、病原菌が侵入して枯れる恐れがあるため注意してください。乾いていない状態で植えた方が発芽発根率が高いとも言われていますが、発芽発根する前に腐ることも多いです。

安全に増やしたい方は、乾かした方がよいでしょう。葉挿しも同様です。

④土に挿す

切り口が乾いたら、準備した土に細い棒で穴を開けて植えてください。この際に、発根剤を断面に塗ると発根しやすくなります

断面が大きな茎や枝ほど効果的です。がっしりしたエケベリアやアガベを切り取った株は、土の上に置いて、優しく土を寄せる程度で問題ありません。

土に植えた後は、風通しの良い明るい日陰に置いてください。株や切り口の大きさによっても発根する時間が異なります。

一か月以上発根しない品種もあるので、新芽が出てくるまで、触らず気長に待つことが重要です。発芽発根してから水やりしてください。

多肉植物の増やし方|株分け

多肉植物の増やし方|株分け

多肉植物の多くは、長く育てていると株元から子株が出てくることがあります。子株が十分な大きさになれば、切り離して植え替えることで簡単に増やせるでしょう。

株分けができる代表的な多肉植物は、以下の通りです。

  • エケベリア
  • ハオルチア
  • グラプトペタルム
  • パキフィツム
  • クラッスラ
  • アガベ
  • サンスベリア
  • センペルビウム

 株分けでの増やし方を解説します。

①子株を切り離す

株元から子株が出てきたら、根が付くように切り離します。子株が小さすぎる状態だと植え替え後の生育が悪いため、葉が5~10枚程度できている株を切り離してください

多肉植物の種類によって、子株は出やすいタイプと出にくいタイプがあります。環境や成長具合によっても異なるため、必ず子株が出てくるわけではありません。

また子株を切り離さず群生させて、その姿を楽しむのもよいでしょう。

②子株を植え替える

切り離した子株は、株よりも1~2回り大きな鉢に植え替えてください。根があまり付いていない場合は、小さめの鉢に植えます。

急に大きな鉢に植え替えると、水やり後に土が乾かずに根腐れする可能性があるためです。なるべく根が付くように、慎重にナイフやハサミで切り分けましょう。

株分けは、子株を確認した多肉植物の植え替えと一緒に行うと、まとめて作業ができます。

多肉植物の増やし方|種まき

多肉植物の増やし方|種まき

多肉植物は花も咲きます。品種によっては、咲いた花を受粉させることが可能です。

受粉した株は、種を作ります。成熟した種を収穫できれば、種まきによって増やすことができるので、ぜひ挑戦してみてください。

同じ品種で異なる性質を掛け合わせて、オリジナルの色彩や形を持つ多肉植物を生み出すことができるかもしれません。種から育てた株を実生(みしょう)株と言います。

種から増やしやすい代表的な多肉植物は以下の通りです。

  • エケベリア
  • ハオルチア
  • グラプトペタルム
  • パキフィツム
  • クラッスラ
  • リトープス
  • コノフィツム

 種まきでの増やし方を紹介します。

①受粉させる

花が咲いている場合は、ピンセットで黄色い葯の付いた雄しべを取り、雌しべに付けて受粉させてください。品種によっては自分自身の花粉では受粉しにくい場合があるので、違う株に付けてあげると種ができやすいです。

好みの多肉植物同士で受粉させてみると面白いでしょう。受粉は相性があるため、どの種や属でも受粉するわけではありません。

親となる色や形を想像しながら受粉に挑戦してみると、開花後も楽しめるでしょう。

②種を収穫する

うまく受粉すると、花が咲き終わった後に種ができる子房部分が膨らんできます。子房が茶色くカラカラになったら、多肉植物から切り取って収穫してください。

品種によっては、種が成熟すると子房が勢いよく開いてはじけ飛ぶことがあります。せっかくの種がなくなってしまうので、はじける前に収穫してください。

エケベリアやハオルチアの種であれば、プラスチックのストローを切って子房にかぶせておくと、はじけることなく成熟した種を収穫できます。また不識布のお茶パックを被せてあげるのもよいでしょう。

③種を撒く

収穫した種は、「すぐに種まきする」「生育期に種まきする」の2通りです。準備した土に種を撒いて、薄く土を被せます

優しくたっぷりと水やりをして、風通しのよい明るい日陰で管理してください。環境がよければ1週間程度で発芽します。

収穫してすぐに種まきした方が発芽率はよいですが、夏や冬に近い場合は発芽しても、大きく育つ前に枯らしてしまうかもしれません。

生育期まで保存して種まきする方法であれば、やや発芽率は落ちますが、発芽後に育てやすいでしょう。種を保存する場合は、しっかり乾かして密閉した容器に入れて冷蔵庫保存がおすすめです。

どちらの方法にも、メリットデメリットはあるので、育てやすい方法でチャレンジしてみてください。多肉植物の種はインターネットでも手に入るので、育てている株に花が咲かない場合は、購入して種まきするのもよいでしょう。

多肉植物の増やし方の注意点

多肉植物の増やし方の注意点

多肉植物の増やし方の注意点は以下の5つです

  1. 切り口は乾かす
  2. 清潔な土を使用する
  3. 土に肥料を混ぜない
  4. 日当たりの良い場所に置く
  5. 発根するまで水やりしない

それぞれ見ていきましょう。

切り口は乾かす

多肉植物を葉挿しや挿し木で増やす場合は、切り口をしっかりと乾かしてください。切り口が湿っている状態で植えると、病原菌が侵入して枯れる恐れがあるためです。

切り口を乾かないほうが発根率が高いと言われることもありますが、その分枯れる可能性も高いです。初めて多肉植物を増やす方は、切り口を乾かして土に挿した方が安心して増やすことができるでしょう。

清潔な土を使用する

いずれの増やし方であっても、清潔な新しい土を使ってください。特に、葉挿しや挿し木の場合は、雑菌が多い古い土やお庭の土をそのまま使うと枯れやすいです。

雑菌が多いだけでなく水はけや通気性も悪いため、発根しても生育がよくありません。そのため、清潔な新しい土を使って多肉植物を増やしてください。

土に肥料は混ぜない

新しい清潔な土を使用する場合、肥料の入っていないものがおすすめです。土には肥料を混ぜないでください。

肥料分が多い土は、浸透圧の影響で発根を妨げる可能性があります。また発根した後に水を与えますが、根がしっかり伸びていない状態で肥料が土に溶けだすため、根焼けを引き起こすかもしれません。

少量の肥料であれば影響はありませんが、多肉植物を増やす際には土には肥料を混ぜないようにしましょう。しっかりと根が伸びて枝葉や茎が伸びてきたタイミングで肥料を与えてください。

日当たりの良い場所に置く

発芽発根した後は、日当たりの良い場所に置いてください。いずれの増やし方も土に挿したり植えたりした直後は明るい日陰に置きます。

しかし、発芽発根した後も日差しが当たらない場所に置き続けると、小さな新芽が徒長してしまいます。小さな株が徒長すると、その後の生育によくありません。

小さいため、切り戻すこともむずかしいので形が悪い状態で育ってしまうでしょう。そのため、新芽や発根が確認できたら徐々に日当たりの良い場所に移動させてください。

急に強い直射日光に当てると、葉焼けする可能性があるため注意が必要です。一度レースカーテン越しの光に当てて、日当たりの良い場所に移動させるくらいが良いかもしれません。

発根するまで水やりしない

葉挿しや挿し木で増やす場合は、発根するまで水やりしないでください。根が出ていない状態で、水やりすると蒸れて土に挿した枝葉や茎が腐る可能性があります

水やりは発根するまで待ちましょう。根が出ているか気になって葉や茎を土から抜いたりしないように気を付けます。

出始めていた細い根が切れるかもしれません。新芽が出てくると根が出ている証拠なので、そのタイミングで水やりをします。

多肉植物の増やし方アイディア紹介

多肉植物の増やし方アイディア紹介

代表的な多肉植物の増やし方を紹介してきました。ここでは、多肉植物の変わった増やし方アイディアを紹介します。

  1. ペットボトルに挿す
  2. ジップロックで密封する
  3. 葉を吊るす
  4. ハオルチアは根挿しができる
  5. アガベは縦割りで子株がたくさん

 それぞれ見ていきましょう。

ペットボトルに挿す

エケベリアやグラプトペタルム、カランコエなどの多肉植物は、ペットボトルを使って発根させることが可能です。

やり方は、ペットボトルの高さ1/4よりも上の位置に、多肉植物の葉が入るようにカッターで穴を開けます。熱した針金で溶かし開けてもよいでしょう。

ペットボトル1/5~1/4の高さに水を入れます。ペットボトルのキャップを締めて、開けた穴に葉を挿し込んでください

穴をペットボトルの周りに複数開けておくと、多くの葉を挿し込めます。ペットボトルの中は湿度が一定に保たれるので、発根しやすい環境です。

発根したら、穴から引き抜き土に植えてください。

ジップロックで密封する

エケベリアやグラプトペタルム、セダム、カランコエなどの多肉植物はジップロックを使って発根させることもできます。

やり方は非常に簡単で、汚れのない新品のジップロックに葉を入れて密閉するだけです。あとは明るい日陰に置いておくと、自然と発根します。

ジップロックの中の湿度が一定に保たれるため、発根しやすいようです。ただし葉が薄いと、発根する前に葉がしわしわになりやすいので、できるだけぷっくりと膨らんだ葉を使ってください。

葉を吊るす

葉挿しができる多肉植物は、葉を吊るす形でも発根させることができます。特に、エケベリアやグラプトペタルムなどのぷっくりとした多肉植物での増やし方におすすめです。

多肉植物から取り外した葉を、糸を通した針で刺していきます。糸には結び目を大きく作っておき、次々と葉を刺していくと多肉植物の葉が積み重なったような姿に。

糸に連なった姿のまま、風通しの良い明るい日陰に吊るしておくと、自然と発根します。発根したら、糸を切って一つずつ土に植えてください。

その後、すぐに新芽が出てきます。

ハオルチアは根挿しができる

根が太い玉扇や万象などのハオルチアは、「根挿し」と呼ばれる方法で増やすことが可能です。

根挿しの方法は、植え替えの際に太い根が多く出ていた場合に、1本付け根部分を切ります。切り取った根の付け根部分を1㎝ほど土の上に出して植えてください

土が乾かないようにしっかり水を与えながら、明るい場所に管理しておくと、根の付け根部分から新しいハオルチアの子株ができてきます。細い根ではできない増やし方なので、植え替えの際に太い根が多くあれば、試してみると面白いかもしれません。

アガベは縦割りで子株がたくさん

アガベは子株を株分けしたり、茎を切って挿し木したりする増やし方以外に、「縦割り」といった方法で増やせます。縦割りとは葉が10枚以上あるアガベを土に植わっている状態で、まっすぐ切って子株を出させる方法です。

根元まで完全に切ってしまわず、株元はつながっていることがポイント。切り口から腐らないように、刷毛で粉状の殺菌剤(ベンレートやオーソサイドなど)を塗ります。

その後はそのまま1か月ほど育てておくと、切り口からたくさん子株が吹き出てきます。子株が大きくなってきたら一つ一つ取り外して植えてあげましょう。

縦割りをすると、元の親株の鑑賞価値はなくなりますが、一度に多くの子株を作ることが可能です。

多肉植物の増やし方に関するよくある質問

多肉植物の増やし方に関するよくある質問

最後に多肉植物の増やし方に関するよくある質問にお答えします。

  1. 多肉植物は冬でも増やせる?
  2. 葉挿しの根が出ないのはどうして?
  3. 葉挿しの根が出てきたらどうすればいい?

それでは具体的に見ていきましょう。

多肉植物は冬でも増やせる?

多肉植物は冬でも、適度な明るさと温度があれば室内で増やせます。しかし、春や秋に比べ成功率が低いため、あまりおすすめはできません。

冬に増やしても、その後の生育が悪くなるかもしれません。冬に無理に増やさず、暖かくなる春を待って増やした方が安心です。

葉挿しの根が出ないのはどうして?

葉挿しの根が出ないのは、「温度」「葉の付け根が傷んでいる」「断面を乾かさず土に植えた」などが考えられます。

夏や冬は多肉植物を増やす適切な時期ではありません。気温が高すぎたり低すぎたりしている影響で根が出てこないのかもしれません。

また、茎や枝から葉を綺麗に取り外せなかった場合は、根が出ないことが多いです。付け根部分から発芽発根するため、その部分が傷むと発根できずにそのまま枯れます。

断面から病原菌が侵入すると腐ると、根が出てきません。季節を守って丁寧に葉挿しをしてください。

葉挿しの根が出てきたらどうすればいい?

葉挿しをしていると、根だけが出てくる多肉植物があります。多くの場合は、根が出てきたらすぐに新芽が出てきますが、いつまでたっても新芽が出てこないことも。

もしかすると、葉を深く土に植えすぎているのかもしれません。土を少し払って、新芽が出てくる付け根に光が当たるようにしてください

その後は、水やりをしながら様子を見ましょう。

まとめ

多肉植物の増やし方について解説させていただきました。増やし方はどの方法が正解といったことはありません。

種類によって増やし方が複数ある場合も多いため、失敗せず増やせることが大事です。それぞれの増やし方の方法や手順、注意点を理解しておくと、どの多肉植物でも応用できると思います。

可愛い多肉植物を増やせれば、より楽しみ方が広がります。増やした多肉植物を寄せ植えしたりプレゼントしたりしてみてください。

きっと育てているだけではわからなかった多肉植物の魅力に気づけるでしょう。

田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。

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