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多肉植物の寄せ植え

多肉植物の寄せ植え|必要な道具や作り方について

肉厚でぷっくりしている可愛い多肉植物。「寄せ植えをしたら、もっと可愛くなるはず」と思って、寄せ植えをする方は多いと思います。

しかし、いざ寄せ植えをしても、イメージ通りに作れないこともあるかもしれません。そもそも準備する道具もわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は多肉植物の寄せ植えについて詳しく解説します。必要な道具はもちろん、寄せ植え時期や作り方、その後の育て方まで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

園芸店時代に多肉植物の寄せ植え教室を開催したり、お客様からの注文品を作ったりしてきた筆者が解説します。準備する道具や作り方がわかると、可愛い多肉植物の魅力が引き立つ寄せ植えを楽しめるでしょう。

[https://andplants.jp/products/tanikugift]

多肉植物の特徴

多肉植物は、肉厚な葉を持つ植物の総称です。ぷっくり膨らんだ葉には水分を多く含み、乾燥に強い性質を持ちます

多くの方が、多肉植物と聞くと「エケベリア」「セダム」などの可愛らしい植物を思い浮かべるかもしれません。しかし、アガベやサンスベリアリプサリスも多肉植物の仲間です。

いずれの多肉植物も乾燥に強い傾向があるので、初めて育てる方でも楽しめるでしょう。日当たりの良い窓際であれば、インテリアグリーンとしても活躍します。

種類が多い多肉植物は、いずれも個性的な形や色、花を咲かせるため、ついコレクションしたくなる方も多い植物。性質が似ているもの同士であれば、寄せ植えとして長く楽しめます。

多肉植物の寄せ植え時期|春・秋

多肉植物の寄せ植え時期|春・秋

多肉植物の寄せ植え時期は、3月~5月の春または10~12月の秋です。種類によって生育する時期に違いはありますが、気温の高い夏はいずれの多肉植物も暑さによって生育が悪くなります。

冬は一部の品種を除いて、生育が緩慢になるため、植え替えをする場合は品種選びが重要です。気温が20℃前後の涼しい春と秋であれば、品種を気にすることなく、初心者も簡単に寄せ植えができます。

さらに、春と秋は多肉植物の生育時期なので、園芸店やホームセンター、インターネット通販でさまざまな種類を購入することが可能です。お気に入りの多肉植物を見つけて、ぜひ素敵な寄せ植えを作りましょう。

多肉植物の寄せ植えに必要な道具

多肉植物の寄せ植えに必要な道具

多肉植物の寄せ植えは準備する道具によって、出来栄えに差が生まれます。ここでは、植え替えに必要な道具を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 多肉植物
  2. 植え替える鉢
  3. ハサミ
  4. ピンセット
  5. 新しい土
  6. 水苔
  7. 鉢底ネット
  8. 鉢底石
  9. 細い棒
  10. スコップ
  11. 手袋
  12. 園芸用シート

多肉植物は隙間なくみっちりと寄せ植えすることができる植物です。植物同士に間隔を取って植えても問題ありません。

ただし、可愛らしい多肉植物がギュッとしている姿は、より可愛らしく見えます。みっちり植える場合は、細かい作業になるためピンセットや細い棒が重要な道具です。

大きな多肉植物を余裕をもって植える場合は、ピンセットや水苔は必要ではありません。どのように植えたいかをイメージしておくと道具を準備しやすいでしょう。

新しい土は、市販の多肉植物の土がおすすめです。オリジナルで作る場合は、硬質赤玉土(小粒):硬質鹿沼土(小粒):軽石(小粒):腐葉土=3:3:2:2の割合で混ぜた土を基本とします。

育てている環境やご自身の水やりサイクルを考えて、それぞれの量を少しずつ変更すると育てやすいオリジナル用土を作れます。

寄せ植え時に床が汚れないように、園芸用シートがあると作業がしやすいです。園芸用シートは新聞紙やビニールシートでも代用できます。

カット苗|寄せ植えの作り方

カット苗|寄せ植えの作り方

多肉植物の寄せ植えには、大きく分けて2つの方法があります。まず多肉植物の茎を切った状態のカット苗での寄せ植えの作り方を見ていきましょう。

  1. 鉢底網を敷いて鉢底石を入れる
  2. 鉢の縁まで土を入れる
  3. カット苗を土に挿す

①鉢底網を敷いて鉢底石を入れる

鉢底網を敷いたら、鉢の高さの1/5または親指の第一関節程度の深さで鉢底石を入れます

作業前に園芸シートや新聞紙などを机や作業台の上に敷いておくと、寄せ植え作業が行いやすいです。細かい作業になるので、作業しやすい環境作りもポイントです。

寄せ植えをする鉢は、鉢底に穴が開いた鉢を準備します。穴の上に鉢底網を置き、上から網が隠れるくらいに鉢底石を入れてください。

この際に勢いよく鉢底石を入れると網がずれるので、細い棒で網を固定したり優しく入れたりするとよいでしょう。

②鉢の縁まで土を入れる

鉢底に鉢底石を入れたら、鉢の縁いっぱいまで土を入れます。土の量が少ないとカット苗を挿した後に全体的に沈んでしまうので注意してください。

コツとしては鉢に盛り上がるように土を入れて、細い棒を横にして土をならすと綺麗に鉢いっぱいになります。

③カット苗を土に挿す

鉢の縁いっぱいの土に、カット苗を挿します。ピンセットと細い棒を使いながら慎重に挿してください。

カット苗は、あらかじめ下葉を取って茎がうまく綺麗に挿し込める状態にしておきます。利き手にピンセットを、もう一方の手に細い棒を持ち、土に細い棒で穴を開けながらカット苗の茎を摘まみ植えましょう

多肉植物のカット苗を鉢全体に植えたら、最後に鉢の縁や多肉植物同士のわずかな隙間に、水苔を詰めていきます。最後に水苔を隙間に詰めることで、多肉植物を固定するイメージです。

水苔を最後に詰めるだけで、完成後に寄せ植えの形が崩れにくいので、ぜひ水苔を使ってみてください。水苔は一度湿らせて、よく絞った状態にしておくと扱いやすいです。

カット苗の寄せ植えは、根が出てくるまで水やりしません。根が出ていない状態で、土にたっぷりと水やりすると腐る恐れがあるため注意してください。

カット苗を少し引っ張った際に抵抗を感じると、根が張っている証拠です。そのタイミングで水やりをするとよいでしょう。

根付き苗|寄せ植えの作り方

根付き苗|寄せ植えの作り方

多肉植物の寄せ植えは、「必ずしもカット苗でなければいけない」といったことはありません。

エケベリアやセダム、クラッスラなどの可愛らしい多肉植物の寄せ植えは、確かにカット苗を使うことが多いです。しかし、根付き苗でも綺麗に寄せ植えはできるので安心してください。

  1. 鉢底網を敷いて鉢底石を入れる
  2. 鉢の半分の高さまで土を入れる
  3. 多肉植物の苗の土をほぐす
  4. 高さ調節しながら寄せ植えをする

それぞれ詳しく解説します。

①鉢底網を敷いて鉢底石を入れる

鉢底穴の上に網を敷いて、鉢底石を入れます。カット苗での寄せ植え同様に、鉢の1/5または親指の第一関節程度の深さで鉢底石を入れてください

②鉢の半分の高さまで土を入れる

鉢底石を入れたら、鉢の半分の高さまで土を入れます。根付き苗を寄せ植えするため、根が埋まるスペースを作る必要があるためです。

土を半分程度入れたら、土を平らにならします。鉢底を机や作業台でトントンと優しく叩くと鉢底石の間にも土が入り、平らになります。

③多肉植物の苗の土をほぐす

植える多肉植物の苗の土を優しくほぐしてください。もしスカスカの根や黒ずんだ根があれば、ハサミで切るとよいでしょう。

根に土が付いていない状態にすると、より寄せ植えしやすくなります。品種や大きさによって土を落とすことが難しい場合は、土がついた状態で問題ありません。

無理に土を落として、太い根や茎が折れないように注意してください。

④高さを調節しながら寄せ植えをする

土を落とした根付き苗を土の上に並べながら、少しずつ土をスコップで入れていきます。土を入れるスコップは、なるべく細く小さなものがおすすめです。

根付き苗は、鉢の中心から植えるのではなく、端から反対側の端に向かって並べるように植えると綺麗な寄せ植えになります。端から1つ苗を置いては土を入れて、高さを調節しながら順番に並べてください

最後に、ピンセットと細い棒で位置や向きを調節します。根と根の隙間に土が入るように、細い棒で土を突いて完成です。

根付き苗は、すでに根があるため植えつけ直後から水やりしてください。土が湿ることで、グラグラしない安定した寄せ植えになります。

多肉植物を寄せ植えする際の注意点

多肉植物を寄せ植えする際の注意点

多肉植物を寄せ植えする際の注意点を解説します。

  1. カット苗は切り口を乾かしておく
  2. 根付き苗は土を乾かしておく
  3. 水はけのよい土を使う

それぞれ見ていきましょう。

カット苗は切り口を乾かしておく

カット苗を使って多肉植物の寄せ植えを作る場合は、剪定した切り口を乾かしておくことが重要です。剪定したばかりの多肉植物を土に挿すと、切り口から病原菌が侵入して枯れる恐れがあります。

切り口が乾燥したカット苗を購入した場合は問題ありません。しかし、ご自身で植えている多肉植物を剪定してカット苗を準備した場合は、直射日光の当たらない風通しの良い場所で2日~3日程度切り口を乾燥させます。

多肉植物は、ぷっくりした茎や葉に水分を溜めているため、剪定後に1~2日程度ほったらかしにしても枯れません。しっかり乾燥させておくと、挿し木した後に枯れる心配が少なくなります。

根付き苗は土を乾かしておく

根付き苗は寄せ植えする前に土を乾かしておきましょう。土が湿っていると、土をほぐす際に根が切れてしまうためです。

また黒ずんだ根もわかりにくいです。綺麗に寄せ植えが作れず寄せ植え後に枯れる原因になるため、根付き苗で寄せ植えする場合は、数日前から水やりをせずに土を乾かしてください。

水はけのよい土を使う

多肉植物は水はけのよい土を好みます。寄せ植えであっても、同様に水はけのよい土を使って植えてください。

初めて多肉植物の寄せ植えをする方は、多肉植物専用の土が安心です。ANDPLANTSの「evo 緑が鮮やかになる土」「INLIVING 観葉植物の土」は、どちらも安心して多肉植物に使用できます。

もし水持ちがよすぎる土に寄せ植えすると、多肉植物が根腐れして枯れる恐れがあります。土選びも寄せ植えの大事なポイントです。

また、多肉植物はあまり肥料を必要としません。土には元肥を混ぜ込まずに、寄せ植えします。肥料分が少ない土に寄せ植えした多肉植物は形が崩れにくいです。

寄せ植えの作り方のコツ

寄せ植えの作り方のコツ

寄せ植えを作っても、形や色のバランスが悪かったりイメージ通りに作れなかったり、すぐに枯れたりする方も多いのではないでしょうか。寄せ植えの作り方には3つのコツがあります。

  1. 生育型を揃えて作る
  2. 植える前にレイアウトを考える
  3. 葉色の組み合わせは3色までにする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

生育型を揃えて作る

多肉植物の寄せ植えは、生育型を揃えて作ることがポイントです。多肉植物は生育する季節によって「春秋型」「夏型」「冬型」の3タイプに分けることができます。

どの植物でも言えますが、生育する時期に水や肥料を与えることで良く育ちます。タイプの違う多肉植物同士を寄せ植えすると、水を欲しがる時期が異なるため、どちらか一方が枯れる可能性が高いです。

同じ品種の多肉植物を寄せ植えするのであれば、問題ありません。しかし、異なる品種を寄せ植えする際は、それぞれどのタイプなのか確認してください。

例えば、エケベリアやセダムは春夏型なので、一緒に寄せ植えが可能です。しかし、アロエやカランコエは夏型、アエオニウムやリトープスは冬型。

エケベリアとカランコエ、アエオニウムは一緒に寄せ植えすることはおすすめできません。育てているうちにいずれ枯れてしまう可能性が高いためです。

植える前にレイアウトを考える

寄せ植えする前に、一度レイアウトを考えましょう。どの場所にどの多肉植物を植えるか決めておくと、いざ植える際に迷うことなく寄せ植えできます

レイアウトを考えながら植えると、寄せ植えに時間がかかったり形や色がまとまらなかったりします。寝付き苗やカット苗を並べて写真を撮っておくと、写真を見ながら寄せ植えができます、

寄せ植えのイメージを、あらかじめ絵にして書いておくのも良いかもしれません。

葉色の組み合わせは3色までにする

多肉植物は、葉の形だけでなく色の種類も多い点が魅力です。特にエケベリアは、緑や黄色、黄緑色、赤色、赤褐色、ピンク色などさまざまな色合いがあります。

美しい寄せ植えを作るコツは、葉色の組み合わせは3色までにすることです。

ついカラフルに寄せ植えしてしまいがちですが、色が多いほどまとまりがありません。せっかく植えたのに、イメージと異なった寄せ植えになることも。

寄せ植えをやり直すと、株が傷みます。やり直すことがないように、葉色の組み合わせは3色までにしてまとまりよく寄せ植えしましょう。

寄せ植え後の育て方

寄せ植え後の育て方

多肉植物は乾燥に強く育てやすい植物です。しかし前述した通り、生育型によって水や肥料を求める時期が異なります。

寄せ植え後の多肉植物を元気に育てるためにも、育て方のポイントを見ていきましょう。

  1. 置き場所と日当たり
  2. 温度
  3. 水やりの頻度
  4. 肥料
  5. 剪定

関連記事:多肉植物の育て方

置き場所と日当たり

多肉植物は、春秋型・夏型・冬型いずれも日当たりと風通しがよい環境を好みます。ただし、真夏の直射日光が当たると葉焼けする可能性があるため、注意が必要です。

品種によっては耐陰性を持ちますが、ほとんど日光が入らないような暗すぎる場所ではうまく生育できません。葉色が悪くなったり、徒長してひょろひょろになったりするため、真夏を除いて日当たりの良い場所で育ててください。

室内で管理する場合は、レースカーテン越しの柔らかい光を当ててください。真夏の直射日光が当たらないように管理しましょう。

温度

多肉植物は、生育型によって好む温度が異なります。寄せ植えした多肉植物がどのタイプに当たるのか、把握しておくことが重要です。

  1. 春秋型:10~25℃
  2. 夏型:20~30℃
  3. 冬型:5~20℃

春秋型は、夏に生育が緩慢になり、冬は休眠。夏型は、春秋は生育が緩慢で冬に休眠して、冬型は夏に休眠します。

生育が緩慢になる時期は、なるべく適温に近くなるような場所に移動させて管理してください。冬型であっても、5℃以下の環境では霜雪によって枯れる恐れがあるため、どの生育型でも冬は室内に入れたりビニールハウスで管理したりするとよいでしょう。

水やりの頻度

多肉植物は生育型によって、水やりのポイントが異なります。

どのタイプであっても生育期の水やりは、手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)、鉢底から水が流れるくらいにしっかり行うことが基本です。

ただし、生育が緩慢になる時期や休眠期には水やりに注意してください。

  1. 春秋型:夏と冬は水を控えて乾燥気味に育てる
  2. 夏型:春秋は乾燥気味に育て冬は断水する
  3. 冬型:春秋は乾燥気味に育て夏は断水する

冬の水やりは、どの生育型であっても温度が十分に上がった晴れた日に行うことが重要です。気温が低いタイミングで水やりすると逆効果になります。

寄せ植えしている生育型によって、水やりタイミングに気を付けてください。もし水やりの頻度に困ったときは、生育期にのみ水やりチェッカーを使うと管理がしやすいかもしれません。

カット苗で寄せ植えしている場合、発根するまで水やりは行わないようにしましょう。

肥料

生育期に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。それぞれ生育が緩慢な時期や休眠期には、肥料は与えません。

多肉植物の多くは、肥料が少なくても十分に育ちますが、葉を大きくしたり発色をよくしたりしたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外にも追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

鉢いっぱいにみっちり寄せ植えしている場合、肥料を与えると形が崩れやすくなります。「寄せ植えを大きく育てたいのか」「形を壊さず維持した状態を長く楽しみたいのか」など、目的によって肥料を与えるかどうかを考えるとよいでしょう。

剪定

多肉植物の剪定時期は、それぞれの生育期です。枯れた葉や伸びた茎を切り戻します

品種や環境によって茎の伸びやすさは異なりますので、寄せ植えの形が崩れ始めたら形を整えるように剪定してください。剪定した箇所の節目から新芽が出てきます。

ぷっくりした葉が特徴のエケベリアやハオルチアなどは下葉が枯れてきたら、ピンセットで取り除くとよいでしょう。茎が伸びやすいセネキオやセダムなどは好みの長さで剪定してください。

多肉植物の寄せ植えによくある質問

多肉植物の寄せ植えによくある質問
  1. 多肉植物の寄せ植えは初心者でも作れる?
  2. 多肉植物の寄せ植えが枯れるのはどうして?
  3. 多肉植物の寄せ植えに適した鉢は?
  4. 多肉植物の寄せ植えの一部が枯れたら取り除いた方がいい?
  5. ぎゅうぎゅうに植えた多肉植物の寄せ植えは育つの?

それでは具体的に見ていきましょう。

多肉植物の寄せ植えは初心者でも作れる?

多肉植物の寄せ植えは初心者でも作れます。大きな鉢を準備すると、たくさんの多肉植物が必要になってしまうので、慣れないうちは3~4号の植木鉢で作り始めると安心です。

作り方にはカット苗と根付き苗の方法がありますが、初心者でもより簡単に育てられるのは根付き苗の方法でしょう。根が付いている状態で植えるので、寄せ植え後に枯れる心配が少ないためです。

準備する道具を持っていなかったり、寄せ植えをするスペースがなかったりする場合は、園芸店やホームセンターなどで行われる多肉植物寄せ植え教室に参加してみるのもよいでしょう。

多肉植物の寄せ植えが枯れるのはどうして?

多肉植物の寄せ植えが枯れる原因は、「生育型が異なる多肉植物を一緒に植えている」「寄せ植えの際に株が傷んだ」「カット苗が発根する前に水やりをした」などが考えられます。

生育型が異なると、求める生育環境の差によってどちらか一方が枯れることが多いです。また、寄せ植えを作っている最中に茎や太い根が傷むと病原菌が侵入して枯れることも。

カット苗は発根する前に水やりすると、蒸れて枯れやすいです。それぞれ注意しながら寄せ植えを製作して育ててください。

多肉植物の寄せ植えに適した鉢は?

多肉植物の寄せ植えは、鉢底穴がある鉢に作ってください。鉢底穴がないと、鉢の中で水が溜まってしまい、根腐れするためです。

乾燥に強い植物ですが、生育期にはたっぷりと水やりします。メリハリよく水やりするため、排水ができない鉢では、土が常に湿ってしまうので注意してください。

鉢カバーをしている場合は、鉢カバー内に水を溜めないようにします。空き缶などを利用してリメ缶鉢(リメイクした缶の鉢)に植え付ける際には、釘で排水穴を作ってください。

多肉植物の寄せ植えの一部が枯れたら取り除いた方がいい?

多肉植物の寄せ植えの一部が枯れたら、取り除いてください。見た目が悪いだけでなく、水やり後に、枯れた葉や茎からカビが発生する可能性があるためです。

隙間なくみっちり植えている場合は根っこごと取り除こうと株を引っ張ると、他の多肉植物も一緒に取れてしまうかもしれません。無理に引っ張らずに、ハサミで茎を切るようにして取り除いてください。

土の中に根は残りますが気にする必要はありません。空いた箇所は、他の多肉植物が広がって自然と気にならなくなります。余裕をもって植えている場合は、枯れた多肉植物は取り除き、寄せ植えを作り直すものアリです。

ぎゅうぎゅうに植えた多肉植物の寄せ植えは育つの?

ぎゅうぎゅうに植えた多肉植物の寄せ植えも育ちます。ただし、一部の多肉植物は発根せずに枯れる場合もあるため、最終的には順調に発根して育っている多肉植物だけのワイルドな寄せ植えになるでしょう。

多肉植物は葉や茎に水分を蓄えているため乾燥に強く、根がなくともすぐには枯れません。小さなカット苗を、美しく並べて長く楽しむ寄せ植えと割り切る方も多いです。

「発根して形が崩れたら、カット苗として剪定して再び作り直す」といった楽しみ方もできます。宝石のように綺麗な多肉植物を常に楽しみたい方は、作り直してみるとよいでしょう。

まとめ

多肉植物の寄せ植えは、道具を準備して作り方を覚えると、初心者の方でも簡単に美しく作ることができます。お気に入りの多肉植物を可愛らしく寄せ植えすると、より愛着のあるインテリアグリーンとしても活躍するでしょう。

寄せ植え後の育て方は、多肉植物の生育型によって異なります。そのため、寄せ植えする際に同じ生育型を選ぶことが失敗しないポイントです。

多肉植物は同じ種類であっても、個性的な形や色合いを持ちます。初めて寄せ植えを作る方は、異なった種類を植えずに同じ種類で3色に絞って寄せ植えすることから始めてみましょう。

それだけでも素敵な寄せ植えが作れると思います。ぜひ多肉植物の可愛さやカッコよさが引き立つ寄せ植えを作ってみてください。

田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。