ドラムスティックのような形が目を引くクラスペディア。
クラスペディアには、温かい黄色のお花によく似合うポジティブな花言葉がついています。プレゼントにもぴったりのお花です。
今回は、クラスペディアの花言葉と由来を詳しく解説します。
名前の由来や育て方、おすすめのギフトもご紹介しています。クラスペディアを育ててみたい方やプレゼントに考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-claspedia]クラスペディアの花言葉と由来
クラスペディアの花言葉は、主に4つあります。
- 「永遠の幸福」
- 「心の扉を叩く」「エネルギッシュ」
- 「個性的」
明るく温かな印象の花言葉が多いですね。それぞれの由来を詳しく見ていきましょう。
「永遠の幸福」
「永遠の幸福」は、明るい黄色のお花が長持ちする特徴からついた花言葉です。
クラスペディアの開花期間は長く、切り花は1週間から2週間近くきれいな状態で楽しめます。ドライフラワーにしても色褪せにくく、1年近く鮮やかな黄色を保ってくれます。
いつまでも美しい姿を保つ様子が「永遠」を連想させたようです。
また、クラスペディアの鮮やかな黄色は周囲をパッと明るくしてくれます。黄色の持つハッピーなイメージから、「幸福」の花言葉がついたのでしょう。
クラスペディアのほかにも、さまざまな「幸福」に関する花言葉があります。「幸せ」の花言葉の記事も合わせて参考にしてみてください。
「心の扉を叩く」「エネルギッシュ」
形状が太鼓のバチに似ていることから「心の扉を叩く」「エネルギッシュ」の花言葉がついたと言われています。
まっすぐな茎の先についた球状のお花は、まさに太鼓のバチのようです。太鼓やドラムの熱気あふれるイメージから「エネルギッシュ」の花言葉がつきました。
またお花が開いた時のふんわりした質感や明るい黄色から、「心の扉を叩く」の花言葉がついたと考えられています。詩的で素敵な花言葉を、プレゼントされると温かい気持ちになりそうですね。
「個性的」
「個性的」の花言葉は、クラスペディアの独特な形を表してつけられました。
まんまるな黄色いお花は、小さくても目を引く魅力があります。存在感があり、お庭のアクセントになってくれるでしょう。花束やスワッグに入れると、温もりやチャーミングさをプラスしてくれます。
「個性的」の花言葉は、おしゃれな人へのプレゼントにおすすめです。
また、クラスペディアの明るい黄色を見ていると、ありのままの自分を肯定する気持ちになれるかもしれません。
勇気や自信をくれるようなかっこいい花言葉を探している人は、「自分らしく」の花言葉もぜひチェックしてみてください。
クラスペディアに怖い意味の花言葉はない
クラスペディアには怖い意味の花言葉はありません。
クラスペディアのお花の丸い形状は、縁起のいい形としても知られています。始まりがなく終わりのない形である円や球は、「永遠」や「完全性」を象徴するモチーフのひとつです。
また、温かみのある黄色は「幸せ」や「元気」のイメージを持っています。
そのため、クラスペディアは世界においても「good luck(幸運)」や「Happiness(幸福)」、「good health(健康)」を象徴するお花と考えられているようです。
お祝いやプレゼントにふさわしく、幅広い年代の人に贈りやすいお花と花言葉です。安心して贈っていいと言えるでしょう。
クラスペディアの名前の由来
では次に、クラスペディアの特徴や印象を名前と由来から見てみましょう。
- 学名|Pycnosorus globosus
- 和名|ゴールドスティック
- 英語名|Billy Buttons
順番に詳しく解説していきます。
学名|Pycnosorus globosus
クラスペディアの学名は「Pycnosorus globosus(ピクノソルス・グロボーサ)です。
「Pycnosorus」は古代ギリシャ語の「pyknos(密な、厚い)」と「sorus(大量、多数)」が語源で、小さなお花がぎっしり詰まっている特徴を表しています。
また種小名の「globosa」はラテン語で「球状の、玉のような」の意味があり、お花の丸い形からつけられています。
クラスペディアは元々クラスペディア属に分類されており、学名は「Craspedia globosa(クラスペディア・グロボーサ)」でした。
旧属名が広く浸透していたため、現在でもクラスペディアの名前で流通しています。
和名|ゴールドスティック
クラスペディアの和名は、「ゴールドスティック」「ゴールデンスティック」です。
クラスペディアはオーストラリア原産で、日本では輸入切り花として90年代頃に広まったお花です。その際、特徴を分かりやすく捉えた「ゴールドスティック」「ゴールデンスティック」の名前がよく使われました。
英語でゴールドスティックと呼ばれることはあまりないため、一部で呼ばれていた呼称を使ったか、日本独自の呼び方と考えられます。
やがて園芸用の苗やタネが流通し始め、当時の学名であったクラスペディアの名前が浸透しました。
近年は切り花もクラスペディアと表記されることが多いですが、「ゴールドスティック」や「ゴールデンスティック」と呼ぶお花屋さんも少なくありません。
英語名|Billy Buttons
クラスペディアの英語名は「Billy Buttons(ビリーボタン)」「Billy balls(ビリーボール)」です。
「丸いボタンやボールのようなお花」の意味で、クラスペディアのお花の形状を表した名前です。
なお「Billy」の由来ははっきりしておらず、あまり深い意味がないと考えられています。「Billy」は親しみを込めた呼び方のひとつで、クラスペディアの素朴でかわいいお花をカジュアルに表現しているようです。
また、太鼓のバチのように見えることから「Drumstick(ドラムスティック)」、毛の生えた葉に丸いお花を咲かせることから「Woollyheads(羊毛の頭)」の別名もあります。
クラスペディアの誕生花
クラスペディアは6月25日、8月17日、11月11日の誕生花です。
クラスペディアは6月から8月に開花するため、6月25日と8月17日の誕生花になったのでしょう。
11月頃に発芽することから、11月11日の誕生花にもなっています。それぞれの日にちが家族や友人、恋人の誕生日に当てはまる場合は、花言葉と一緒にぜひプレゼントしてみてください。
クラスペディアの特徴
植物名 | クラスペディア |
科目/属名 | キク科ピクノソルス属 |
原産地 | オーストラリア |
開花時期 | 6月〜8月 |
ピクノソルス属はオーストラリアに6種あり、日本で流通しているのはピクノソルス・グロボーサ(クラスペディア・グロボーサ)がほとんどです。なお、クラスペディア属の植物は日本ではあまり流通していません。
原産地のオーストラリアでは多年草ですが、日本では高温多湿に弱いため一年草として扱われます。苗は4月頃から流通が増え、タネは秋によく出回っています。
切り花はオールシーズン出荷されており、比較的手に入りやすいお花です。
近年はドライフラワーの花材としても人気で、ドライフラワー専門店や雑貨屋など取り扱っているお店が増えています。欲しい時に購入しやすいお花と言えるでしょう。
クラスペディアの育て方
クラスペディアは、日当たりがよく風通しがいい場所を好みます。
オーストラリア南部のカラッとした温暖地域で育つため、高温多湿に弱い性質があります。水はけのいい土を使い、土がしっかり乾いていることを確認してからたっぷりと水をあげましょう。
開花中に長雨に当たるとお花が黒くなってしまうことがあります。鉢植えで移動できる場合、梅雨の時期は軒先で管理するといいでしょう。
夏越しが難しいため一年草として扱われますが、環境が合えば毎年お花を楽しむこともできます。
クラスペディアは発芽率がよく、タネから育てるのも比較的難しくありません。発芽適温は20℃前後で、10月頃が適期です。
増やしたい時は、花後にタネを収穫するか株分けで増やします。
クラスペディアを使ったおすすめのギフト
温かみのある花言葉がついているクラスペディアは、ギフトに最適なお花です。
クラスペディアを使ったおすすめのギフトは、次の3つです。
- 花束
- ドライフラワー
- スワッグ
「永遠の幸福」の花言葉は、結婚祝いや新居祝い、お誕生日祝いなどに最適です。
また「心の扉を叩く」「エネルギッシュ」「個性的」の花言葉は、なにか新しいことにチャレンジする人の背中を押してくれるでしょう。
クラスペディアは長持ちするので、長く飾って楽しんでほしい時にも向いています。
ではひとつずつ見ていきましょう。
花束
ボリュームや華やかさがほしい時には、花束がおすすめです。
ナチュラルでかわいらしいものが好きな人に贈る場合、カスミソウやマトリカリアのような小花とまとめた花束がいいでしょう。
クラスペディアの鮮やかな黄色は、ポップでカラフルな花束にも合います。ホットピンクやオレンジのお花と合わせると、元気いっぱいな印象に仕上がります。
おしゃれなものが好きな人へのプレゼントや、元気を出してほしい時に贈るのもいいですね。
ドライフラワー
クラスペディアのドライフラワーで作ったギフトは、インテリアとして長く楽しんでほしい時にぴったりです。
飾っている環境が適していれば、1年以上美しい黄色のお花を楽しめるでしょう。
ドライフラワーはヨーロッパでは永遠の象徴で、長持ちすることから縁起がいいと言われています。加えて「永遠の幸福」の花言葉を持つクラスペディアは、どんなシーンのお祝いにもふさわしいと言えます。
数本を束ねて花瓶に入れたり、大小さまざまな花瓶に1本ずつ生けたりするなど、スペースやインテリアに合わせた飾り方ができるのが魅力です。素敵な花瓶と一緒に贈ってみてはいかがでしょうか。
ドライフラワーなら水を入れ替える必要がないので、忙しい人へのプレゼントにおすすめです。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-claspedia]スワッグ
スワッグとは、植物を束ねて作った壁飾りです。ドライフラワーや、ドライフラワーになりやすい生花などで作られます。中でも生花のスワッグは、瑞々しい状態からアンティークな色合いへ変化していく様子を楽しめます。
クラスペディアは色や形がほとんど変わらずにドライフラワーへ変化するため、生花のスワッグに適したお花のひとつです。
ユーカリやミモザと合わせると、ナチュラルで温かみのあるスワッグに仕上がります。反対色のラベンダーやルリタマアザミなどの青紫色と組み合わせるのも素敵ですね。
黄色のクラスペディアを使ったスワッグは、空間を明るく温かみのある印象にしてくれます。新居祝いや開店祝いにもふさわしいでしょう。
[https://andplants.jp/products/dryflower-vase-yellow]まとめ
見る人を温かい気持ちにさせる見た目と、ポジティブな花言葉を持つクラスペディア。
「永遠の幸福」の花言葉は結婚式にもふさわしく、ウェディングブーケに人気の花材のひとつです。プロポーズや告白の際に贈るのもいいですね。
「心の扉を開く」「エネルギッシュ」の花言葉は、落ち込んだ時に元気をくれるかもしれません。
プレゼントはもちろん、自分用としておうちにも飾ってみてはいかがでしょうか。他植物やジャンル別の花言葉が気になる方は、ぜひ「花言葉の一覧」の記事もチェックしてみてください。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-claspedia]