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花屋の仕入れ|プロが使う基本の3つと生産者から

花屋の仕入れ|プロが使う基本の3つと生産者から

花屋を営むには、お花の仕入れが欠かせません。花屋をこれから始めようとする方も、すでに営んでいる方もお花の仕入れは重要なポイントです。

今回は、花屋の仕入れについて解説します。お花の仕入れには複数の方法があるため、花屋の規模やシーンに合わせて上手に使い分けましょう。

仕入れを使い分けることで、花屋を営むうえでの時間や商品のロスを防げます。これから花屋を始めようと考えている方はもちろん、お花を扱う仕事に従事されている方も、ぜひ参考にしてください。

花屋の仕入れには3つの方法がある

花屋の仕入れには、以下の3つの方法があります。

  1. 花市場(花き市場)
  2. 仲卸
  3. インターネット

花市場(花き市場)

花屋の仕入れ方法として、一般的な花市場。花屋を始めようと考える方は、花市場からの仕入れを思い浮かべる方が多いかもしれません。

花市場は花の流通拠点とも言われ、株式会社 大田花き花の生活研究所のデータによれば、2020年時点で全国に111市場あります。

花市場は、国内外の生産者から花を受け取り、卸売りをする会社でもあります。花屋が花市場から購入する方法は複数ありますが、いずれも一箱単位とロットが大きい点が特徴です。

生産者や花の種類によって、1箱に入っている花の数は異なりますが、1箱に20~50本ほど入っています。そのため、花屋を始めたばかりの方にとっては、量が多すぎる可能性が高いです。

ただし、1本あたりの仕入れ価格は低く抑えられるメリットがあります。

仲卸

花市場の敷地内には、仲卸(なかおろし)と呼ばれる販売業者の会社が多数あります。仲卸は花市場で購入した花を小分けして販売しているため、少量の花が欲しい花屋にとっては、ロスが出る危険が少ないです。

花屋を始めたばかりの方にとっては利用しやすいでしょう。それぞれの仲卸は取り扱い商品が異なるので、欲しい花がない場合もあります。

そのため、複数の仲卸から花を仕入れる形になります。規模の大きな花屋であっても、花市場で仕入れられなかった花や、急遽必要になった花を仕入れるのに便利です。

ただし、花市場に比べ1本あたりの価格が上がる点については注意してください。仲卸の多くは花市場の敷地内にありますが、「場外卸」と呼ばれる花市場外で仲卸を行っている会社もあります。

花屋を営むには、花市場だけでなく複数の仲卸も利用することが重要です。

インターネット

花屋が花を仕入れるには、インターネットサービスを利用する方法があります。インターネット上で取引が完結でき、花市場に行かずに花を仕入れることが可能です。

仲卸同様に少ない本数で花を仕入れることができるため、花屋を始めたばかりの方にとって非常に使い勝手の良い仕入れ先になります。また、規模の大きい花屋にとっても、もしもの時の仕入れ先になるので、利用するメリットが大きいです。

1本あたりの仕入れ価格は高くなってしまいますが、配送で届けてくれるので仕入れにかかる労力や時間が限りなく少なくなります。その結果、花屋の営業により力を入れることが可能です。

花市場までの距離が遠かったり、仕入れの時間がなかったりする場合は、インターネットでの花の仕入れを利用するとよいでしょう。

花屋の仕入れ|花市場

花屋の仕入れ|花市場

花市場での仕入れと言っても、仕入れ方法はさまざまです。花市場で行われる仕入れ方法を5つ紹介します。

  1. 注文取引
  2. 相対取引
  3. 競り
  4. 予約相対
  5. 定期購入

新規の花屋が取引に参加するためには、花市場から買参権(ばいさんけん)と呼ばれる「売買参加権」を得る必要があります。

各花市場によって買参権を得る条件はやや異なるので、花を仕入れようと考えている方は近くの花市場に確認をしてください。

注文取引

注文取引とは、花屋が必要な花を事前に花市場に予約注文して仕入れする方法です。予約注文した花を生産者が出荷する形なので、高確率で手に入れることができます。

もし予約注文した花を生産者が出荷できる状態でない、または持ち合わせていない場合は、花市場から事前に連絡があるので安心です。その際に、代わりの花を予約注文することができます。

注文取引は確実性の高い購入方法ではありますが、生産者側が価格を設定するので仕入れ価格は上がりやすい点に注意しましょう。

相対取引

相対取引とは、生産者が花市場に出荷済みの商品の中から注文して仕入れする方法です。生産者は花市場に商品を出荷した後に、出荷内容を伝えます。

連絡を受けた花市場は、入荷情報を競りが行われる前に公式ホームページ上で公開して、注文を受け付けます。花屋は事前に入荷情報をチェックして注文することで、競りに参加せずに購入が可能です。

相対取引では花市場が全体の入荷量や相場を加味して価格を決めるため、仕入れ価格は平均的な金額になります。生産者が出荷した商品に限りますが、確実性の高い購入方法と言えるでしょう。

競り

競りとは、花市場で商品を直接、競り落とす仕入れ方法です。花市場の競りは、価格が徐々に落ちていくシステムで、買い手が付いた瞬間に取引が終了します。

つまり、入札タイミングを遅くすればするほど安く仕入れることが可能です。しかし、他の花屋に購入されてしまう恐れも高くなります。

競りを行う商品の量はシーズンによって異なりますが、1商品における競り時間は短いです。初めて競りに参加する新規の花屋は、スピードに追い付けず何も競り落とせなかったり、高値で競り落として仕入れ額が上がってしまったりすることも。

どうしても必要な花は、あらかじめ注文取引や相対取引を利用して仕入れておくと安心です。競りは花を安く仕入れることができますが、相対取引で残った商品であるため、花の種類が限られたり質が悪かったりする傾向があります。

目利きができて競りに慣れている方は上手な買い物ができますが、新規の花屋の方は注意して競りに参加しましょう。

予約相対

予約相対とは、必要な花を数週間前から予約しておき、予約時点で花市場が設定している価格で仕入れる方法です。イベントによって事前に「どの花がどのくらい必要なのか」がわかっている場合によく利用されます。

フラワースクールやアレンジメント教室などで使用する花が決まっている場合におすすめです。予約相対はより早い段階で仕入れの確実性が得られる一方、予約時点より当日の相場が下がる可能性もあります。

シーズンや生産者の出荷量によって、花の相場は大きく変動するので、見極めが重要です。

定期購入

定期購入は、決まった花を決まった数量一定期間仕入れる方法です。花市場を通して生産者と定期契約することで、安定した仕入れができます。

長期間、確実に必要とする花と数がわかっている場合に利用するとよいでしょう。定期購入であれば、相場の影響を受けることなく一定の価格で仕入れが可能です。

ただし、定期購入中に花を予定通り店頭で売り切れない場合は、在庫が増えてロスにつながる可能性があるので注意してください。規模の大きな花屋におすすめの仕入れ方法と言えます。

花屋の仕入れ|仲卸

花屋の仕入れ|仲卸

花屋の仕入れは、仲卸から仕入れる方法もあります。仲卸は花市場から仕入れた花を小分けして販売しているので、新規や小規模の花屋におすすめの仕入れ先です。

花市場での仕入れに買参権が必要なように、仲卸での仕入れには「買出人章」が必要です。花市場に書類や登録費などを提出して申請します。

買参権よりも簡単に取得できるので、新規の花屋やフラワーアレンジメント教室の先生も安心してください。

仲卸から仕入れるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 仲卸は花市場の敷地内に多い
  2. 仲卸によって取り扱い商品が異なる

仲卸は花市場の敷地内に多い

仲卸は花市場の敷地内に店舗を構えていることが多いです。そのため、仲卸で仕入れるためには花市場内に入場する必要があります。

一部、場外卸と呼ばれ、花市場外に仲卸店舗がある場合もありますが、いずれも花市場に近い場所です。花屋から花市場が遠い場合は、車で仕入れに行きましょう。

仲卸によって取り扱い商品が異なる

花市場内には多数の仲卸店舗があります。それぞれ取り扱い商品に違いがあるため、仲卸を中心に仕入れる場合は、複数の店舗から仕入れを行ってください

開業したばかりの新規の花屋は、あらかじめ花市場内にどのような商品を仕入れて販売している仲卸があるのか、花市場の公式HPから調べておきましょう。

また、仲卸業者としっかりとコミュニケーションを取って良い関係性を作っておくと、シーズンの花の動向や売れ筋などの貴重な情報を得ることができます。

事前に仕入れたい花を予約したり、優先的に購入させてくれたりすることがあるので、良い関係性を作ることをおすすめします。

花屋の仕入れ|インターネット

花屋の仕入れ|インターネット

花屋の仕入れはインターネットでも可能です。インターネットを利用して花屋の代わりに、花市場や仲卸から仕入れをしてくれるサービスと言えるでしょう。

インターネットで仕入れた花は、花屋まで配送してくれるので、時間を労力をかけて早朝に花市場に行く必要はありません。また多くのサービスが花屋限定の会員登録制なので、安心して利用できます。

インターネットを利用した花屋の仕入れについて、以下の4つの視点から詳しく解説します。

  1. ネットで完結できる
  2. 多くの種類を仕入れられる
  3. ロスが少なくなる
  4. 個人経営の花屋におすすめ

ネットで完結できる

インターネットでの仕入れを利用することで、ネットで支払いまで完結できます。花市場に行く時間や労力をかける手間を省くことが可能です。

そのため、花屋の売り場作りや営業に集中できます。配送料がかかる点や商品が届くまで実物を見ることができない点はデメリットですが、花市場が遠かったり開業して日にちが浅かったりする花屋にはメリットの方が大きいでしょう。

特に花屋の繁忙期である春には、体力的にも時間的にも大きな助けになります。

多くの種類を仕入れられる

インターネットでの仕入れであれば、多くの種類の花を少量ずつ仕入れられます。1つのサイトで多くの種類の花を一斉に仕入れられる点は大きなメリットです。

花市場内の仲卸では数店舗を利用して花を集める必要があります。しかし、1ヵ所から仕入れができるので、花屋を営むにあたってスマートな経営が可能です。

花を置くスペースが広くなくても、種類豊富な花を少量ずつ販売できるので、多くのお客様からも信頼を得られやすいでしょう。

ロスが少なくなる

インターネットの仕入れサービスを利用すれば、ロスが少なくなります。1ロット数本から仕入れることができるので、花屋で花を余らせることが少ないためです。

花市場で仕入れをした場合は一箱数十本のロットなので、小規模の花屋ほど同じ花ばかりになってしまいます。同じ種類の花ばかりを飾っていると、お客様から評価を得られずロスにつながるかもしれません。

インターネットの仕入れサービスであれば、急な少数の注文にも対応が可能なので、効率的に売り上げにつなげることができます。規模の大きい花屋でもサブの仕入れ先としても活躍するでしょう。

個人経営の花屋におすすめ

開業したばかりや小規模個人経営の花屋に、インターネットでの仕入れは特におすすめです。多くの種類の花を少量ずつ一斉に仕入れができるので、ロスも少なく時間や労力のコストカットができます

多くのお客様に花屋として信頼されるまでには時間が掛かります。特に開業したばかりの花屋は取り扱う花の方向性が定まっておらず、さまざまな種類の花を取り扱いながら信頼を得ていくでしょう。

お客様からの信頼を得るために、インターネットの仕入れサービスをぜひ利用してみてください。信頼を得ることができれば、フェアとして花市場で仕入れたロットの大きい花も販売しやすくなります。

余談|生産農家から直接仕入れられる方法もある

余談|生産農家から直接仕入れられる方法もある

花屋は花の生産農家から直接仕入れられる方法もあります。

通常、花は花市場を通るので生産農家から仕入れることは難しいです。しかし、店舗の近くに生産農家があり、良好な関係性を築けている場合は、卸してくれることもあるかもしれません。

生産農家から直接仕入れられるのであれば、より新鮮で元気のいい花をお客様に届けられるでしょう。また、花市場には出回らない貴重な花も仕入れられる可能性があります。

もし、店舗の近くに生産農家があれば、関係性を築いてから相談してみてください。

花屋の仕入れに関するよくある質問

花屋の仕入れに関するよくある質問

最後に花屋の仕入れに関するよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. 開業したばかりの花屋におすすめの仕入れ先は?
  2. 穴市場での花屋の仕入れ時間は?
  3. 花屋の仕入れ価格は季節によって異なる?
  4. 花屋の仕入れには車が必要?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

開業したばかりの花屋におすすめの仕入れ先は?

開業したばかりの花屋におすすめの仕入れ先は、インターネットの仕入れサービスです。多くの種類の花を少量ずつ仕入れられ、店舗まで配送もしてくれる点は大きなメリットになります。

花市場や仲卸で仕入れるためには、早朝から仕入れに向かう必要があり、労力が少ない場合はお店を開けることができないかもしれません。また、大きなロットの場合は、ロスの危険性が高いです。

花自体の仕入れ額は高くなってしまいますが、豊富な種類の花を扱ったり花束やアレンジメントの質を向上させたりすることで、付加価値を高めるとよいでしょう。

花市場での花屋の仕入れ時間は?

花市場での花屋の競りによる仕入れ時間は、午前7時から行われることが多いです。各花市場や取り扱い量、シーズンによってやや前後することもあります。

競りの前に商品のチェックができるので、競りに参加する花屋はより早い時間に花市場に入場していることがほとんどです。

競りで取り扱う商品数が多いほど、競りの時間は長くなりますが、必要なものだけを競り落としたら、途中で競りから抜けても問題ありません。

花屋の仕入れ価格は季節によって異なる?

花屋の仕入れ価格は季節によって異なります。花はシーズンによって相場の変動が激しいためです。

ハウス栽培や海外からの輸入によって、多くの花は一年中流通していますが、季節によっては流通量が少ない花もあります。季節によって流通量が少ない花は仕入れ価格の変動が大きくなりやすいです。

花屋の仕入れには車が必要?

花市場や仲卸で仕入れる場合は、車が必要です。花市場や仲卸は花屋までの配送サービスは行っていません。

仕入れた商品は取りに行く必要があります。花市場のすぐ近くに花屋があるのであればよいですが、多くの商品を仕入れた場合は近くにあっても運ぶ手段は車になるでしょう。

インターネットでの仕入れであれば、花屋まで配送してくれるので仕入れに車は必要ありません。ただし、花屋を営む上で配達を行う場合は車は必要になるので、開業したばかりでも車はあった方がよいです。

まとめ

花屋の仕入れについてお話させていただきました。これから花屋を始めようと考えている方や現在すでに花屋を営んでいる方に参考になれば幸いです。

インターネットでの仕入れは、ネット上ですべて完結できて多品種少量の商品を一括で仕入れることができます。開業したばかりや小規模の花屋、アレンジメント教室の先生たちには非常に便利です。

規模の大きな花屋にとっても、急な少量の仕入れにも対応しやすいメリットもあります。花市場や仲卸も利用しながら、ぜひインターネットでの仕入れを行ってみてはいかがでしょうか。

田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。

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