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クリスマスローズの花言葉

クリスマスローズの花言葉|誕生花、名前の由来

名前の通りクリスマスの時期から春にかけて、冬のお庭にそっと咲くかわいらしい花、クリスマスローズ。冬の貴婦人ともいわれています。最近では切り花としても人気です。ここではクリスマスローズの花言葉や誕生花、名前の由来についてご紹介します。

[https://andplants.jp/collections/christmas-gift]

クリスマスローズの特徴

植物名 クリスマスローズ
学名 Helleborus
科名 キンポウゲ科
属名 クリスマスローズ属
原産地 ヨーロッパ、西アジア
開花期 12月~4月

クリスマスローズはキンポウゲ科クリスマスローズ属の植物です。ヨーロッパや西アジアに分布しています。花が少なく寂しい冬の庭にそっと咲いてくれる美しい花です。

宿根草なので一度植えると毎年花を咲かせてくれます。また、花のように見える部分は実は萼で、花びらのように落ちることがなく長く楽しめることも特徴です。

葉の中から茎を伸ばす有茎種と茎の低い無茎種があります。通常流通しているクリスマスローズは無茎種がほとんどです。日本には明治初期に渡来し、主に茶花など特別な場所で飾られたといわれています。

クリスマスローズの花言葉|「私の不安を和らげて」など

クリスマスローズの花言葉|「私の不安を和らげて」など

クリスマスローズの花言葉は「私の不安を和らげて」「慰め」「追憶」「忘れないで」「中傷」などがあります。クリスマスローズには香りがあり、その香りに慰められ不安の症状を和らげることからついたといわれています。

また、ヨーロッパなどで男性が戦場へ向かう際女性にプレゼントしたことが由来ともいわれています。

クリスマスローズ色別の花言葉

クリスマスローズには白や紫、ピンク、黄色、アプリコットや薄い黄緑、そして黒と様々な色がありますが、色別の花言葉はないとされています。

クリスマスローズの誕生花

クリスマスローズの誕生花は11月16日12月19日12月26日です。

クリスマスローズの名前の由来

クリスマスローズの名前の由来

クリスマスローズはクリスマスの時期にバラのような花を咲かせることからこのような名前が付いたとされています。

「ローズ」と名前につきますがクリスマスローズはバラの仲間ではなく、アネモネの仲間でキンポウゲ科の植物です。日本に渡来したのは明治初期。和名は「初雪おこし」や「寒芍薬」と呼ばれ、冬の時期にうつむき加減に咲く姿が美しいと茶人に好まれたことから、茶花としても使われていたようです。

クリスマスローズの育て方

クリスマスローズの育て方

クリスマスローズはとても丈夫なので、初心者でも育てやすい花です。寒さに強く夏の暑さに弱いため直射日光の当たらない場所で育てます。

日陰でも花をつけてくれるので、シェードガーデンなどでも重宝されます。鉢植えの場合、乾燥しないように土の表面が乾いたら水やりをしましょう。

地植えの場合は雨水だけでも十分に育ちます。ただし地面が乾いていたら水やりをしてください。

クリスマスローズの種類

クリスマスローズの種類

クリスマスローズは有茎種と無茎種の2種類あり、花の色や形も多くの種類があり雰囲気も違います。ここではいくつかの有名な品種をご紹介します。

ニゲル系

「ヘレボルスニゲル」と呼ばれ、立ち上がった茎に葉をつけ、頂上部に花をつける有茎種です。

本来「クリスマスローズ」と呼ばれるものはこのニゲルのことで、白色の花を咲かせる原種です。交配種では黄色い花もあります。開花期は12月~2月と他の品種よりも早く咲きます。

オリエンタリス系

ヘレボロス・オリエンタルと呼ばれ、日本で売られているクリスマスローズはほとんどがこのオリエンタリス系です。ただしオリエンタリス系は開花期が1月以降と遅くクリスマス時期には咲かないことが多いです。

フェチダス系

有茎種のクリスマスローズです。常緑でベル型の小さな黄緑色の花をたくさんつけます。通常のクリスマスローズよりも葉が細いのが特徴。

葉や茎をつぶすと独特なにおいがします。開花期は1月~3月です。

クリスマスローズの切り花を楽しもう

クリスマスローズは切り花でも楽しめます。若い花は水揚げしにくいので、一番花ではなく二番花を切るようにしましょう。

茎の水が触れる部分は軽く皮をはいで40度くらいのお湯と、できれば切り花の栄養剤をいれて湯揚げをします。お湯が完全に冷めるまでそのままにしておくことがポイントです。

その後きれいな水に取り換えてあげ、切り戻しを行うことで長くクリスマスローズの花を身近に飾って楽しむことができます。

クリスマスローズは花が落ちても萼が落ちないことから「学が落ちない」といわれ、合格の花ともいわれることがあります。試験勉強などで頑張っている人にブーケにして贈るのも喜ばれますよ。

クリスマスローズに怖い花言葉はある?

クリスマスローズには「中傷」という花言葉があります。ヨーロッパではクリスマスローズのことを「ヘレボルス・ニゲル」といいます。

ヘレボルスは「死の食べ物」、ニゲルは「黒」という意味です。ヘレボルス・ニゲルの黒い根っこには毒が含まれていて、戦地ではその毒を利用して敵兵の兵力を下げさせたことがあったといわれています。

そうしたことから「中傷」という花言葉がついたそうです。ネガティブなイメージもありますが、その毒は魔除けにも使われるなど悪いものを退治するという意味もあります。

「不安を和らげる」という花言葉の意味もあるので、誤解を生まないようにプレゼントする際は一言添えると良いかもしれません。

まとめ

クリスマスローズはたくさんの花の形や色があります。好みの花を探すことも楽しみ方のひとつかもしれません。

冬の寒い季節、花が少な寂しくなりがちなお庭にそっと咲く姿がとてもかわいらしいクリスマスローズ。一株植えれば難しい手入れがなくても花をつけてくれるので、お庭にもおすすめの植物です。

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森野陽子(morino yoko)
小さなころからの動植物好きが高じて、大学で庭の設計、庭園学などを学びました。 卒業後は住宅・ガーデンエクステリア系の編集部でライター・エディターとして仕事をし、お庭や植物の知識を増やしてきました。 今はファーマーズマーケットのお花屋さんでお手伝いをしながらフリーライターをしています。 お花や植物、樹木の面白さや植物と一緒に暮らすことの楽しさをお伝えしていけたらと思っています。

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