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胡蝶蘭の花色一覧|贈るシーンに合う色の選び方や意味、花言葉

胡蝶蘭の花色一覧|贈るシーンに合う色の選び方や意味、花言葉

上品な花が長持ちする胡蝶蘭。

白やピンクがよく知られていますが、実は黄色や青などさまざまな花色があります。

花色によって花言葉にも違いがあり、雰囲気も異なります。生産者の熱い思いが詰まった新しい色の品種も毎年生まれており、胡蝶蘭の持つ魅力は計り知れません。

今回は、人気の色から珍しい色まで、胡蝶蘭の色の種類を徹底解説します。

お祝いに贈る胡蝶蘭の色の選び方や、花言葉、値段相場なども紹介。贈り物の胡蝶蘭に悩んでいる人も、自分用に素敵な胡蝶蘭を探している人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

[https://andplants.jp/pages/phalaenopsis]

胡蝶蘭の色には「天然色」と「染色」がある

現在出回っている胡蝶蘭の花の色は、大きく分けて以下の2種類があります。

  • 天然の色
  • 染色

天然の色とは、胡蝶蘭本来の花色や、品種改良によって生まれた花の色です。

胡蝶蘭は品種改良もたくさん行われており、今までに見たことない胡蝶蘭を求めて国内外の育種家が毎年さまざまな品種を生み出しています。愛好家も多く、コレクションする人も少なくありません。

一方染色とは、特殊な技術で胡蝶蘭を染めた色のことです。本来の胡蝶蘭にはない、さまざまな色合いの胡蝶蘭を作ることができ、お祝いなどのプレゼント用に人気があります。

では、それぞれを詳しくご紹介します。

天然の色

胡蝶蘭の原種の花色は、白やピンク、黄色や緑色、黒っぽい色合いなどがあると言われています。また、スポットなどの模様が入る品種もあります。

贈答用でよく見かける大輪の胡蝶蘭は、アマビリスという原種を品種改良したものがほとんどです。アマビリスはもともと白花の品種。そのため、大輪の胡蝶蘭は白色が中心に出回っています。

大輪品種は白のほかにも、ピンクや黄色、花の中心部が赤い赤リップなどが代表的です。

花が小さめのミディやミニサイズは品種改良が行いやすく、花色が豊富。さまざまな品種が作出されており、珍しい色やグラデーション、模様の入り方など芸術的な胡蝶蘭がたくさん生まれています。

染色

胡蝶蘭を染める方法は、特殊な染料を胡蝶蘭に吸わせて内側から染める方法と、花に特殊な塗料を塗って染める方法の2通りがあります。

染料を吸い上げる方法は、世界で4カ国のみが生産できる特殊な技術で、日本では愛知にある胡蝶蘭農園でしか生産していません。青・紫・緑・オレンジなどがあり、一株一株染まり具合も異なります。吸い上げによる色ムラやグラデーションの美しさも見応えがあります。

塗料で染めた胡蝶蘭は、発色が良く、色が均一に仕上がるのが特徴です。シルバーやゴールドなど色数も豊富です。

染料と塗料のどちらの染め方でも花びらに触れても色がつくような心配はなく、普通の胡蝶蘭と同じように育てられます。ただし、どの染め胡蝶蘭も元は白色の品種を使っているため、つぼみや二番花では白色の花が咲きます。

胡蝶蘭の色一覧と花言葉

では、ここからは胡蝶蘭の具体的な色の種類と、それぞれの花言葉をご紹介します。

色の種類は、主に下記の7つが代表的です。

  • 白色|「清純」「純潔」
  • ピンク|「あなたを愛しています」
  • 黄色|「進出」「商売繁盛」
  • 青|「愛」「尊敬」
  • オレンジ|「幸福が飛んでくる」
  • 紫|「幸福が飛んでくる」
  • 赤リップ|「幸福が飛んでくる」

それぞれの色にはどんな特徴があるか、どんなシーンに贈ると喜ばれるかも一緒に解説していきます。

白色|「清純」「純潔」

日本で出回る大輪胡蝶蘭の約80%が白色の胡蝶蘭と言われ、ビジネスシーンでは欠かせないフラワーギフトのひとつです。

開業祝いや就任祝い、周年祝いなどお祝いごと全般や、葬儀やお供えにも贈られています。

白の胡蝶蘭には「清純」「純潔」という花言葉がつけられており、ウェディングブーケや髪飾りなど結婚式の花としても人気があります。

どこでも手に入りやすく、手頃な価格で買える品から高級品質の商品まで、価格や品質に幅があります。大輪・中輪・ミディサイズにマイクロ胡蝶蘭と、どのサイズでも定番です。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-l-green]

ピンク|「あなたを愛しています」

白色の次に多く出回るのが、ピンク色の胡蝶蘭です。

濃いピンクから薄いピンクまで、ピンクのバリエーションも豊富です。白色胡蝶蘭よりも華やかさがほしい時によく選ばれています。

ピンクの花言葉は「あなたを愛しています」。結婚式の恋人やパートナーへのプレゼントにも最適です。

大輪・中輪・ミディ・マイクロ胡蝶蘭と、どのサイズでも手に入ります。特にミディやマイクロサイズのピンク胡蝶蘭は、母の日などのプレゼントに人気があります。

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-deeppink-tableplants-s]

黄色|「進出」「商売繁盛」

「進出」「商売繁盛」の花言葉をもつ黄色の胡蝶蘭は、開業祝いや開店祝い、移転祝いなどにおすすめ。門出を祝うプレゼントにぴったりです。

明るく爽やかな黄色の品種が多く、派手すぎない色合いが魅力です。あまり見かけない色でもあるので、たくさんの胡蝶蘭が並ぶ開業祝いや開店祝いなどの場面で、ほかの胡蝶蘭と差をつけたい時にも最適です。

大輪サイズは、天然の色のほかに染め胡蝶蘭もあります。中輪やミディ、マイクロ胡蝶蘭は天然の色が多く、品種によって色合いはさまざま。赤リップの黄色胡蝶蘭もかわいらしくて人気です。

青|「愛」「尊敬」

珍しい青色の胡蝶蘭は、特別なプレゼントにふさわしい胡蝶蘭です。

本来胡蝶蘭は青色の色素を持っておらず、自然界には青い胡蝶蘭がありません。誰も見たことのない胡蝶蘭を作ろうと日本で開発されたのが、世界初の天然の青い胡蝶蘭Blue Gene®️。ミディサイズの上品な深い青色で、大切な人への特別なプレゼントに選びたい逸品です。

大輪サイズでは、染め胡蝶蘭の青色が人気です。贈り先のコーポレートカラーやイメージカラーに合わせて選ぶ人が多くみられます。

どちらも希少な品種で、個性的な贈り物をしたい時におすすめです。

関連記事:青い胡蝶蘭|特別な贈り物にふさわしい意味と種類を紹介

オレンジ|「幸福が飛んでくる」

オレンジ色の胡蝶蘭も、意外と多く作られています。

オレンジ色の胡蝶蘭には花言葉はまだつけられていませんが、胡蝶蘭全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」。明るく元気なイメージのあるオレンジ色の胡蝶蘭は、晴れやかなお祝いやプレゼントにはうってつけです。

染め胡蝶蘭では大輪品種のオレンジ色が出回っており、爽やかなオレンジ色が特徴的です。

天然のオレンジ色胡蝶蘭はミディサイズが多く、明るいオレンジから渋めのオレンジ色、ピンクオレンジのようなニュアンスカラーの胡蝶蘭もあります。大人っぽいおしゃれな胡蝶蘭を探している人におすすめ。インテリアにもよく馴染みます。

紫|「幸福が飛んでくる」

紫色の胡蝶蘭は落ち着いた色合いで、目上の人やお世話になった人へのプレゼントによく選ばれています。紫色がテーマカラーである古希(70歳)や喜寿(77歳)のお祝いにもおすすめ。水やりの手間が少ない胡蝶蘭なら、ご年配の方にも負担になりません。

紫色の胡蝶蘭にもまだ個別の花言葉はついていませんが、高貴な色として重宝されてきた紫色は、恩師や両親などに尊敬や感謝の気持ちを伝えるのにふさわしい色合いです。

天然の紫色胡蝶蘭は濃いピンク色に近い色が多く、ピンクよりも落ち着いた印象です。染め胡蝶蘭では、青寄りの紫色の大輪品種も出回っています。

関連記事:紫色の胡蝶蘭|ギフトにおすすめな理由と喜ばれるシーンを解説

赤リップ|「幸福が飛んでくる」

胡蝶蘭の花の中心には、リップと呼ばれるくちびるのような部分があります。白色大輪品種では黄色のリップが多いですが、リップが赤い品種を特に赤リップと呼んでいます。

赤リップは白い花びらとのコントラストが美しく、紅白の色合いでもあることから、お祝いの胡蝶蘭として人気です。大輪の贈答用胡蝶蘭では、白やピンクに次いでよく選ばれる色でもあります。

赤リップにも特有の花言葉はありませんが、チャーミングなカラーリングから出産祝いなどにも人気です。かわいらしい胡蝶蘭を贈りたい人にもおすすめです。

胡蝶蘭の色別の値段相場

白・ピンク・赤リップは人気があり流通量も多いため、同じ本数や輪数でも価格に幅があります。そのほかの色は、流通量も少ないため価格に幅が少なく、白に比べてやや高めです。

では、具体的な値段相場を表にして見てみましょう。

ここでは、人気の高い大輪3本立ち(33輪〜36輪)とミディ胡蝶蘭3本立ち(27輪)で比べてみました。

大輪胡蝶蘭3本立ち(33輪〜36輪) ミディ胡蝶蘭3本立ち(27輪)
1万円〜3万円 5000円〜1.5万円
ピンク 1万円〜3万円 5000円〜1.5万円
赤リップ 1万円〜3万円 5000円〜1.5万円
黄色 1.5万円前後 8000円〜1.5万円
(染め)2.5万円〜3万円 3万円前後
オレンジ (染め)2.5万円〜3万円 8000円〜1.5万円
(染め)2.5万円〜3万円 8000円〜1.5万円

大輪では、青・オレンジ・紫の胡蝶蘭はほとんどが染め胡蝶蘭です。染め胡蝶蘭は生産者が限定されるため、価格の幅はほとんどありません。

ミディサイズの青色胡蝶蘭は、生産者が少ないため高価な傾向です。 

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-midi3-pinkwhite]

風水から見る胡蝶蘭とふさわしい色

風水とは、気の流れを物の位置によって変えたり留めたりすることで運気を上げるという考え方。

「幸福が飛んでくる」という花言葉がついた縁起の良い胡蝶蘭は、風水においても良い運気を運んでくる植物とされています。

方角や色によって運気を上げる風水ですが、胡蝶蘭を飾る時も、風水に則って色選びをしてみるとおもしろいですよ。特に商売をされている方は風水やゲン担ぎを重んじる方も多いため、ふさわしい置き場所を一言添えて贈ると喜ばれるかもしれません。

ではどんな場所に何色の胡蝶蘭をおくといいのか、見ていきましょう。

玄関に置く|邪気を払いの効果が期待できる

風水において、胡蝶蘭を置く最適な場所は、玄関です。

玄関は良い運気が入ってくる場所であり、植物を置くことで邪気を払う効果があると言います。

玄関は来客の際、一番に目に入る場所でありお出迎えの場所でもあるので、お花があると華やかでいいですよね。枯れた花を置くのはよくないとされていますが、花が長持ちする胡蝶蘭ならすぐに枯れてしまう心配もありません。

胡蝶蘭の生育から見ても、風通しの良い玄関は最適な置き場所です。

ただし、直射日光が入る場合は避けましょう。胡蝶蘭は日差しが強いと葉焼けを起こし、調子が悪くなってしまいます。

方角ごとにおすすめの色

風水では、方角ごとに良い色があるとされています。胡蝶蘭を飾るのにおすすめの方角と色の組み合わせをご紹介しましょう。

財運 ピンク・白
健康運 北東 白 
仕事運 青・ピンク
恋愛運・結婚運 南東 ピンク・オレンジ
才能・人気・美 緑(葉の色)
家庭運 南西 黄色・紫
金運 西 黄色
出世運 北西

取引先に贈る時には、飾りやすいロビーの方角などを考慮した上で胡蝶蘭の色を選ぶと、細やかな気遣いに喜ばれるでしょう。結婚記念日などパートナーへ贈る時や、母の日や父の日のプレゼントにも素敵ですね。

幸せの蝶のような胡蝶蘭が良い運気や人間関係をもたらしてくれますよ。

胡蝶蘭の色に関するよくある質問

胡蝶蘭の色についてよくある質問とその答えをまとめてみました。

  • 一番珍しい色の胡蝶蘭は何色?
  • お祝いで贈ってはいけない胡蝶蘭の色はある?
  • ラッピングの色の選び方は?
  • 自分で胡蝶蘭を好きな色に染める方法はある?

胡蝶蘭の色を選ぶ時の参考にしてみてくださいね。

一番珍しい色の胡蝶蘭は何色?

現在出回っている胡蝶蘭の中で、一番珍しい色とされているのは天然の青い胡蝶蘭です。

胡蝶蘭はどの原種も青色の色素を持っていないため、青色の胡蝶蘭を作るのは難しいと言われてきました。千葉大学の三位正洋教授らと大阪の石原産業の15年以上にも及ぶ共同開発の末2012年に生まれたのが、青い胡蝶蘭Blue Gene®️です。

胡蝶蘭と相性の良いツユクサの青色遺伝子を組み込むことで、深い青色が実現できたんだそう。「奇跡のめぐり逢い」という独自の花言葉もつけられています。

関連記事:青い胡蝶蘭|特別な贈り物にふさわしい意味と種類を紹介

お祝いで贈ってはいけない胡蝶蘭の色はある?

華やかで縁起の良い花言葉がついた胡蝶蘭は、基本的にどの花色もお祝いにふさわしいとされています。

コーポレートカラーや店のイメージカラーに合わせた色で選ぶのもおすすめですが、フォーマルな場面では白色胡蝶蘭が好まれることもあります。ビジネスシーンで迷った時には、白やピンクを選ぶといいでしょう。

葬儀やお供えに贈る際には、四十九日までは白色の花を贈るのが通例です。四十九日を過ぎている時は色のマナーはなく、故人の好きな色を選ぶ人も多く見られます。ご家族のご意向もあるので、確認してから贈るといいでしょう。

ラッピングの色の選び方は?

ラッピングペーパーとリボンの組み合わせで、胡蝶蘭の雰囲気もがらりと変わります。 華やかな場面には赤やピンク、金色のラッピングが人気です。落ち着いた緑色やえんじ色などのラッピングを選ぶと、より一層品のある贈り物になります。

葬儀やお供えには、白や紫色のラッピングを選んでください。

開業祝いや開店祝い、移転祝いなどには火事を連想させる赤色のものを贈るのはNGとされています。真っ赤なラッピングにならないよう、購入時にはラッピングの色を確かめておくと安心です。

関連記事:胡蝶蘭のラッピング|シーン別にふさわしい色やマナー

自分で胡蝶蘭を好きな色に染める方法はある?

胡蝶蘭は、自分で好きな色に染めることもできます。 方法は、花専用のスプレーを吹きかけて染める方法と、切り花にしてインクを吸わせる方法の2通りあります。

スプレーを使う方法は、鉢植えでも切り花でもどちらでも染められるのがメリットです。花専用のスプレーはネットでも購入できます。染める時は、換気に気をつけながら行いましょう。

インクを吸わせる方法は、切り花の胡蝶蘭を使います。やり方は、切り口を数cmインクに浸けておくだけ。半日から2日ほどで、花がインクを吸い上げます。

専用の染色液もありますが、インクジェットプリンターのインクでも代用できます。鉢植えの胡蝶蘭は染められませんが、スプレーよりも手軽に挑戦できるのがメリットです。

まとめ

意外と色の種類が多い胡蝶蘭。

花屋やホームセンターでもさまざまな品種の胡蝶蘭があり、こんな色の胡蝶蘭もあるのかと驚かされます。よく見ると一鉢一鉢個性があり、贈り物はもちろん自宅用にも迎えたくなる魅力があります。

胡蝶蘭は栽培が難しいイメージがありますが、環境が合えば意外と簡単に育てられます。特に近年の断熱性が高い住宅なら、胡蝶蘭の好む暖かい環境で育てられます。水やりは10日に1回程度と頻度が少なくて済むので、忙しい日々でも手間がかかりません。

胡蝶蘭のような綺麗な花を、室内で楽しめる植物はあまり多くありません。好みの素敵な色の胡蝶蘭なら愛おしさも増しますよ。ぜひ贈る相手や自分にぴったりの色の胡蝶蘭を見つけてみてくださいね。

関連記事:胡蝶蘭の水やり|基本の方法や季節ごとの頻度 

[https://andplants.jp/products/phalaenopsis-midi2-pink]
西山藍子(nishiyama ranko)
植物好きの母が育てる植物たちに囲まれて育ちました。 大学で美術を学んだ後、毎日植物に囲まれたくて花屋に勤務。 主にブライダルフラワーを担当し、ひとりひとりに似合うお花を見つけるお手伝いをしてきました。 その後ガーデニングショップに勤務して庭づくりを学び、現在は田舎で育児をしながら、花や植物に関する記事を書いています。 さまざまなライフスタイルに合う植物との暮らしを提案していけたらと思います。