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エバーフレッシュの育て方

【プロが伝授】エバーフレッシュの育て方|元気に育てるコツや幹を太くする方法

植物名 エバーフレッシュ
学名 Pithecellobium
英名 Pithecellobium
科目/属性 マメ科/ピテケロビウム属
原産地 ブラジル、ボリビア、東南アジアなど
日当たり 日当たりのいい置き場所(室内)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後
肥料 液体肥料・緩効性肥料
剪定時期 4~10月
育てやすさ ★★★★☆
AND PLANTSの佐藤桃子
この記事を監修した人佐藤桃子
ハウスメーカーで造園・観葉植物などに携わったのち、観葉植物専門店の店長としてトータルでプロデュースを手掛ける。2022年よりAND PLANTSに所属。著書に 『選び方・育て方のコツがわかる!観葉植物の教科書』 『INTERIOR GREEN 観葉植物と日常』(ブティック社)。他、監修本多数。

エバーフレッシュを今すぐご覧になりたい方は、下記ページをタップしてください。

[/collections/pithecellobiumconfertum]

エバーフレッシュの特徴

エバーフレッシュは、優雅で清涼感のある観葉植物。ねむの木の仲間として流通しており、つい触ってしまいがちですがエバーフレッシュは触れても葉は閉じません。

その代わり面白い特徴を備えており、夜暗くなるにつれて葉が閉じる行動をとります。これは睡眠運動と呼ばれており、諸説ありますが水分の蒸発を防ぐためのものとされています。エバーフレッシュ特有のユニークな性質で、植物が生物であることを今一度実感させてくれますよね。

他には春から夏ごろにかけて黄色い花を咲かせることがあり、開花後はタンポポの綿毛のような見た目になります。花が咲いた後は、さやの中に種子ができます。

また、赤い実を付けることから和名では「アカサヤネムノキ」とも呼ばれています。

エバーフレッシュの赤い実から種を取り出して土に植えると、種から育てられるので興味がある方はチャレンジしてみるといいかもしれません。 種から育てるとまた違った感じで愛着が湧いて楽しめるでしょう。

エバーフレッシュの花言葉

エバーフレッシュの花言葉は「胸のときめき」「歓喜」といった2つの意味合いがあります。 2つの花言葉は、古い中国の言い伝えが由来。

とある昔、中国で暮らす家族にいつも不機嫌な父親がいました。その父親がたまたまエバーフレッシュの入ったお酒を飲むとたちまち機嫌がよくなり、家族は大喜びしたそうです。この大喜びをきっかけに「歓喜」といった花言葉が与えられました。

このエピソードで登場した家族は時に「夫婦」とも置き換えられることがあり、大喜びをしたことで夫婦円満の象徴ともされています。これが「胸のときめき」という花言葉の由来です。

まさにエバーフレッシュは、家庭に幸運をもたらしてくれる植物でもあるのですね。

エバーフレッシュの風水

風水効果は「出会い運」「恋愛運」があります。エバーフレッシュの人間関係を良好にしてくれる効果が発展して、風水の効果として作用しています。

たとえば玄関に置くと良縁を引き寄せることが可能です。これは玄関の嫌な邪気を追い払い、いい気を運んでくれるからです。会社のオフィスにもいいかもしれませんね。

他には寝室に置けばリラックス効果が働き、夫婦の関係を整えてくれます。一人暮らしであれば、日頃の疲れを取り除き新しいエネルギーを与えてくれるでしょう。

エバーフレッシュ自体は、環境に対する適応力が高いので場所を選びません。どのような場所でも身の回りに良好な気を運んでくれる頼もしい観葉植物です。

関連記事:エバーフレッシュの風水|置き場所と方角について

エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュの育て方

エバーフレッシュは、初めて植物をお部屋に迎える方にも育てやすい植物ですが、以下のポイントを知っておくとより楽しく・トラブルなく育てられます。

  1. 水やり|水やりを怠らない
  2. 剪定方法|必ず剪定をする
  3. 置き場所と日当たり|明るい室内で育てる
  4. 温度|最低10℃以上を保つ
  5. 肥料|5月~10月に与える

それぞれのポイントと、基本的な育て方について詳しく解説します。

エバーフレッシュの育て方を動画でご覧になりたい方は、植物バイヤーが下記にてわかりやすく解説しているので、参考にしてみてください。

水やりの頻度|水やりを怠らない

水やりの頻度|水やりを怠らない

水やりの頻度は春夏と秋冬で変化をつけると良いです

  1. 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)たっぷりとお水をあげる
  2. 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後にお水をあげる

エバーフレッシュは水を好む植物です。水を吸収するスピードが早いので、水切れさせると、小さく細い葉が黄色くなって葉がポロポロと落ちます。

綺麗なエバーフレッシュを保つためにも、お水やりを怠らないようにしましょう。特に春夏は、土も乾きやすいので表面を触って乾燥していたら、お水をたっぷりと与えてください。

一方で、秋冬の時期は休眠期にあたるので、土の乾き具合もゆっくりです。

それに合わせてお水やりの頻度もゆっくりにする必要があります。具体的には、土が乾いてから2〜3日後にあげればいいでしょう。

ただし屋内で管理する際に暖房などを効かせていると、秋冬でも土が乾きやすいです。秋冬でも春夏と水やりの頻度が変わらない場合もあります。

気温と乾き具合を様子見しながら、各々で調整してみてくださいね。

水やりの面倒な手間を省きたい方は、下記の水やりチェッカーの利用もおすすめです。

[https://andplants.jp/products/watering_checker_sustee_large_single]

剪定方法|必ず剪定をする

剪定方法|必ず剪定をする

エバーフレッシュはの美しい樹形を保つためには、込み合っている葉や広がりすぎた枝があればカットしてあげてください。次の動画では、エバーフレッシュを例に観葉植物の剪定方法をわかりやすくまとめています。ぜひ参考にしてください。

エバーフレッシュを剪定する際は次の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 2年に1回は剪定する
  2. 自立できるように剪定する
  3. 切った枝も楽しめる

①2年に1度は剪定する

エバーフレッシュは2年に1回は剪定をする

エバーフレッシュは生育旺盛な観葉植物のため、必ず剪定をしてください。2年に1回、植物の成長期である春から夏までの間に剪定すると安心です。

なかには、大きく育てたいと思い、切るのが勿体無いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、 観葉植物は1本の枝がまっすぐに伸び続けると、上には伸びますが、枝は太くならず自重で樹形が維持できなくなってしまいます。

植物は剪定する回数が多いほど枝が太くなり、出てくる枝も太くなるという性質があるため、その性質を利用して仕立てていくことがポイントです。

大きく育てたい方も、焦らずにちょっと伸びたらちょっと切って太くして、それを繰り返すことで育てていきましょう。

剪定するときの時間や天候は、カラッと晴れている、微風な日がおすすめです。 剪定した切り口がジメジメしていることがよくないため、梅雨や蒸し蒸ししている日は避けましょう。

②自立できるように剪定する

エバーフレッシュの剪定のポイント

剪定では、葉が横に広がってしまった状態の株を、自立できるように剪定する必要があります。

切る位置は切りたい場所に近い葉のすぐ上を切ることを覚えておきましょう。葉の上に新芽があることが多いですが、その新芽は残して剪定しましょう。新芽を傷つけないように剪定するのがポイントです。

また、枝がY字になっている場合や下から何本か株が生えているような仕立ての場合は、最初に切った枝から高い位置か低い位置で切ることもポイントです。剪定のセオリー的に、高低差を出すようにしてバランスを取ってあげるほうが自然です。

最初に切った枝の高さよりも、葉っぱ1〜2個分空けたところを目安に切るとバランスが良いでしょう。

切り口は垂直になるようにパチっと切り落とすのがポイントです。

③切った枝も楽しめる

剪定した後の枝は水耕栽培で楽しめる

せっかく元気に育った枝を剪定するのは勿体無い、と感じる方も少なくないかもしれません。そのような方におすすめするのが水耕栽培です。多くの観葉植物は、水耕栽培に移行できます。

水耕栽培で根がたくさん出てきたら、そこからまた土へ移植する形で切った株を活かせますよ。エバーフレッシュもしっかり根が出てくると、そのままハイドロカルチャーなどの水耕栽培でも育ちます。

その際、下の余分な枝を切り落として、余分な葉も切り落としてミニマムな状態でガラスの花器などに入れましょう。そのままキッチン周りにも飾れておすすめです。

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置き場所と日当たり|明るい室内で育てる

エバーフレッシュは明るい場所が好きなので、直射日光を避けた明るい室内で育てましょう。

直射日光に当たると葉焼けし、また冬の寒さにも耐えられないため、通年室内で育てることをおすすめします。

置き場所を転々とさせても、環境になじめずストレスになってしまいます。エバーフレッシュは、置き場を固定させて育てるのがおすすめです。

温度|最低10℃以上を保つ

エバーフレッシュは耐寒性がやや低いので、10℃を下回るようになったら暖かい置き場所に移動させましょう

屋内でも、冷気が当たりやすい窓際や玄関先は避けてください。エバーフレッシュがストレスにならないように、温度差が少ない場所で管理することが大切です。

肥料|5月〜10月に与える

エバーフレッシュには、生育期の5~10月に2か月に1度置き肥を置くか、水に薄めた液肥を2週間に1度のペースで水やり代わりに与えてください。冬は生育が緩慢な時期なので、肥料は与えません。

エバーフレッシュは肥料が少なくても十分に育ちますが、葉を茂らせたい場合は土に混ぜ込んだ元肥以外に追肥もしましょう。ただし、肥料の与えすぎは根を傷めるため、与えるペースや時期はしっかり守ってください。

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エバーフレッシュを購入した方からのレビュー

AND PLANTSでエバーフレッシュを購入した方からのレビューを下記にまとめました

「エバーフレッシュって実際どうなの?」「他サイトのエバーフレッシュと迷っている…」といった方は、購入前にぜひ一度参考にしてみてください。

エバーフレッシュを購入した方からのレビュー
エバーフレッシュを購入した方からのレビュー
エバーフレッシュを購入した方からのレビュー
エバーフレッシュを購入した方からのレビュー

エバーフレッシュは写真で見るよりも実物の方が、生き物であることを実感できます。日中は歯が開いて、夜は閉じるからです。お部屋でエバーフレッシュの変化を感じ取ってみてください。

エバーフレッシュを使ったインテリア例

「エバーフレッシュを購入したらどこに置いたらいいだろう」「おしゃれなインテリア例を知りたい」といった方は、下記インテリア例を参考にしてみてください。

AND PLANTSのエバーフレッシュを使用した実例を紹介しますので、サイズ感や見た目などがイメージしやすくなりますよ。

エバーフレッシュのインテリア例
エバーフレッシュのインテリア例
エバーフレッシュのインテリア例
エバーフレッシュのインテリア例

エバーフレッシュは成長スピードが早いため、スツールや棚の上にディスプレイするならテーブルサイズを購入するといいでしょう。

一方、大きなシンボルツリーを求めているなら、リビングや寝室など余白があるお部屋に飾るのがおすすめです。

エバーフレッシュのよくあるトラブルと対処法

エバーフレッシュのよくあるトラブルと対処法

エバーフレッシュは、その繊細な葉姿と夜になると葉を閉じる可愛らしい習性で人気の観葉植物です。

比較的育てやすい部類に入りますが、生育環境やお手入れの方法によっては、思いがけないトラブルに見舞われることもあります。

以下の代表的な5つのトラブルと対処法を解説していきますので、メモをとりながら読むのがおすすめです。

  • 根腐れ
  • 根詰まり
  • 葉焼け
  • ハダニ
  • カイガラムシ

エバーフレッシュのトラブルに対処できるケア用品をまとめました。詳しくは下記のページからご覧になってみてください。

[/collections/caregoods]

根腐れ

エバーフレッシュの根腐れは、水のやりすぎや鉢の排水不良が主な原因で起こる深刻なトラブルです。

根が常に湿った状態に置かれると、酸素不足に陥り、やがて腐敗してしまいます。初期症状としては、葉が黄色く変色したり、元気がなくなったりする様子が見られます。

他にも見られる症状を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

  1. 水をあげても元気にならない
  2. 土がなかなか乾かない
  3. 幹や幹の根元が柔らかい
  4. 土から腐敗臭がする
  5. 土の表面にカビが生えている
  6. 根黒く変色している

最悪の場合、枯れてしまうこともあるので、早期発見と迅速な対応が大切です。

また、エバーフレッシュが根腐れを起こしたら、以下の対処法を行います。

  1. 鉢からエバーフレッシュを慎重に取り出す
  2. 黒ずんでしまった根を清潔なハサミで取り除く
  3. 健康な白い根だけを残し、新しい土に植え替える
  4. 少量の水を与え、風通しがよく明るい日陰で管理する
  5. 新芽が出てくるのが確認できたら通常の管理をする

予防策としては、水やりは土の表面が乾いたのを確認してからたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てる習慣をつけることが重要です。

鉢底石を敷いたり、通気性の良い鉢を選んだりすることも、根腐れ防止に繋がるでしょう。

根詰まり

エバーフレッシュが元気に成長している証でもあるのですが、長年同じ鉢で育てていると、鉢の中で根がぎゅうぎゅうに詰まってしまう「根詰まり」を起こすことがあります。

根詰まりを起こすと、水や養分を十分に吸収できなくなり、生育が悪くなってしまうのです。

根腐れの主なサインを以下にまとめました。

  1. 水が浸透しづらくなる
  2. 底から根が出てくる
  3. 葉が黄色くなり落ちる
  4. 下葉が頻繁に枯れ落ちる
  5. 鉢にヒビが入る

特に春夏の成長期で一気に伸びてしまうと上記のような症状が起きてしまいます。すぐに枯れる要因にはなりませんが、放置してしまうとエバーフレッシュに悪影響です。

上記のようなサインが見られたら、エバーフレッシュの植え替えをしてあげましょう。

エバーフレッシュを現在の鉢より1つ上の大きい鉢に植え替えることで、上記の症状はほとんど解消されるはずです。

植え替え後は、強い日差しを避けた明るい日陰で管理し、水やりは土の表面が乾いてから行うようにします。

おおむね1~2年に一度、春から秋の生育期に植え替えを行うことで、根詰まりを防ぎ、エバーフレッシュの健やかな成長をサポートできるでしょう。

葉焼け

エバーフレッシュの繊細な葉は、強い直射日光に長時間さらされると「葉焼け」を起こしてしまうことがあります。

特に夏の強烈な日差しや、急に日当たりの良い場所に移動させた場合などに発生しやすいトラブルです。

葉焼けを起こすと以下の症状が発生します。

  • 葉の色素が抜けて白くなっている
  • 葉の一部が茶色く枯れている

変色した部分は乾燥してパリパリになり、見た目も悪くなってしまうでしょう。症状がひどい場合には、葉が枯れ落ちてしまうこともありますので注意が必要です。

葉焼けの症状に気がついたら、早めに置き場所を検討し直すことが必要です。具体的な対処法を以下にまとめました。

  1. 直射日光が当たらない場所に移動させる
  2. 葉焼けした部分はカットする

直射日光に当たっていたら、レースカーテン越しの柔らかい光が入る明るい日陰に移動させてください。

また、一度焼けてしまった葉は二度と元に戻りません。傷んだ葉はカットし、新しい健康な葉が生えてくるのを待ちましょう。

ハダニ

ハダニ

エバーフレッシュの葉の裏に、小さな点々とした虫が付着していたら、それは「ハダニ」かもしれません。

ハダニは0.5mmほどの非常に小さな害虫で、高温で乾燥した環境を好みます。特に、エアコンの効いた室内や風通しの悪い場所では発生しやすいため注意が必要です。

ハダニに寄生されると、以下のような症状が発生します。

  1. 葉の色が白っぽくかすり状になる
  2. 葉の裏にクモの巣のような細い糸を張るようになる
  3. 葉に斑点や傷がある
  4. 葉の色が薄くなり枯れている

放っておくと糸を張って大量発生する危険性もあるので、早めに対処を行いましょう。具体的には以下の方法が挙げられます。

  1. 葉の裏を中心に霧吹きで葉水を行う
  2. 湿らせた布・ティッシュで丁寧に拭き取る
  3. ハダニに効果のある液体を噴霧する
    1. 2倍に薄めた牛乳
    2. 重曹と水を混ぜたもの
    3. 濃いコーヒー
    4. 10倍に薄めた酢
  4. 被害が広範囲な場合は植物用の殺虫剤を使用する

日頃からの予防としては、定期的な葉水で葉の乾燥を防ぎ、ハダニが住みにくい環境を作ることが大切です。

また、風通しの良い場所に置くこと、そしてこまめに葉の状態を観察し、早期発見・早期対処を心がけることが、ハダニの被害を最小限に抑えるポイントになります

カイガラムシ

エバーフレッシュの葉や茎、枝の付け根などに、白や茶色の硬い殻で覆われたようなものや、白い綿のようなものが付着していたら、それは「カイガラムシ」の仕業かもしれません。

エバーフレッシュにつくカイガラムシ

カイガラムシは植物の樹液を吸って生育を阻害する厄介な害虫です。 成虫になると硬い殻で覆われるため薬剤が効きにくくなるのが特徴で、風通しの悪い場所や、購入した植物に最初から付着しているケースも見られます。

カイガラムシの症状は以下の通りです。

  1. 貝殻のような殻を被ったり、粉状の物質で覆われたりしている虫が枝葉についている
  2. 黒いカビ(すす病)が発生している
  3. 葉や幹がベタベタしている

カイガラムシの排泄物は「甘露」と呼ばれ、これが原因で葉や床がベタベタになることがあります。

さらに、この甘露を求めてアリが集まったり、すす病(葉が黒いすすで覆われる病気)を併発したりすることもあるため、見つけ次第早めに対処することが重要です。

カイガラムシ対処法を以下にまとめました。

  1. 柔らかい布やブラシで擦り取り除く
  2. 茂り過ぎている枝葉は剪定して風通しをよくする
  3. カイガラムシに効果のある液体を噴霧する
    1. 2倍に薄めた牛乳
    2. 重曹と水を混ぜたもの
    3. 濃いコーヒー
    4. 10倍に薄めた酢

幼虫のうちは薬剤が比較的効きやすいですが、成虫に対しては浸透移行性のあるカイガラムシ専用の殺虫剤が有効な場合があります。

薬剤を使用する際は、必ず説明書を確認し、適切に使用してください。被害がひどい枝葉は、思い切って剪定し処分することも検討しましょう。

予防策としては、風通しの良い場所に置くこと、定期的に植物全体をよく観察し、カイガラムシの早期発見に努めることが肝心です。

新しい植物を室内に持ち込む際には、カイガラムシが付着していないか十分に確認することも忘れないでください

エバーフレッシュが枯れる原因と対処法

エバーフレッシュが枯れる原因

エバーフレッシュが枯れる原因としては、水枯れ・根腐れ・葉焼けの3つが考えられます。それぞれの対処法は以下のとおりです。

  • 水枯れ:生育期の春〜夏は、土の表面が乾いたら水やりする
  • 根腐れ:水やりの頻度を見直し、水はけのいい土に交換する
  • 葉焼け:レースカーテン越しの柔らかい日差しで管理する

一見枯れたように見えても、根が生きていれば復活する可能性があります。まずは、土を触って乾き切っているなら、お水やりを再開しましょう。

一方、土が湿っているのに、枯れてしまった場合は根腐れの可能性があります。水はけのいい土に植え替えてください。

早急に対処することで助かる可能性は高くなるので、まずは植物が傷んだ原因を確かめ早めに対応しましょう。

ダメになった葉っぱはすべて取り除き、原因を改善したあとは発根剤を使って管理すると、根や新芽の伸長を促し回復を早めることができます。

エバーフレッシュのよくある質問

エバーフレッシュのよくある質問最後にエバーフレッシュのよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. 冬越しの注意点は?
  2. 葉が落ちる原因は?チリチリになった場合はどうすればいい?
  3. 葉が垂れているのはどうして?
  4. 幹を太くするにはどうすればいいの?
  5. 挿し木で増やすにはどうすればいい?
  6. 花って咲くの?

特にエバーフレッシュは環境の変化や気温差による影響が葉に出やすいので、心配になる方も多いかもしれません。一つひとつ疑問点を整理していきましょう。

冬越しの注意点は?

エバーフレッシュは5℃以下になると葉を落とす傾向にあるため、基本的に屋内での管理をおすすめします

窓際や玄関、廊下など、常時寒い場所に放置すると枝についている葉が全て落ちてしまい、春まで新芽が出ません。

気温が低くなる前に、エアコンのついた明るく暖かい部屋に移して育てましょう。観葉植物の冬越しに関して詳しく知りたい方は「観葉植物の冬越し」も参考にしてください。

葉がチリチリになって落ちる場合はどうすればいい?

葉がチリチリになる原因には、次の3つがあります

  • 水切れ
  • 葉焼け
  • 空気の乾燥

水切れの場合は、水やりの頻度を増やしましょう。土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをすれば解決します。

エバーフレッシュは、他の観葉植物に比べ、水切れによって葉が落ちやすいです。そのため、どうしても葉が落ちるものだと考えておくことが重要。

水切れによって葉が落ちた場合は、水やりの頻度を見直してあげましょう。例えば、10日に1回ぐらいだったから、水やり期間を短くしたり、土を触る頻度を増やしたりするなどです。

葉焼けの場合は、直射日光や西日の当たらない場所に移動させてください。よく風に当てると生育が促され、新芽が出るのが早くなります。

空気の乾燥の場合は、霧吹きで葉水をして管理することで防ぐことができます。室内の冷暖房によって、空気が乾燥している場合は水やりと一緒に葉水を行ってください。

葉が垂れているのはどうして?

エバーフレッシュを通常通り育てていて、葉が垂れているのであれば、特に問題ありません。葉が伸びていき、自重で重くなっているのでしょう。そのまま管理してあげてください。

一方、葉が垂れるに加えて、ポロポロ落ちてきたり黄色くなっていたりする場合は「お水やり不足」「日照不足」「環境変化によるストレス」が考えられます。

土が乾いたらたっぷりお水やりをして、日当たりの良い場所で管理をし、置き場所はしばらく固定させてあげましょう。

幹を太くするにはどうすればいいの?

エバーフレッシュの幹を太くするには、次の3つのことを年単位で繰り返していきます

ただし、室内で植木鉢で育てるという環境では、幹を太くするにはかなりの年数がかかります。幹を太くしたい場合は、温室などで育てるか、元々幹の太いものを購入するのがおすすめです。

  1. ある程度伸びてきたら剪定する
  2. 成長期に適切に肥料を与える
  3. 根が鉢いっぱいに張ったら、一回り大きなサイズに植替えする

ある程度伸びてきたら剪定をしてください。

樹を大きく育てるためには肥料も不可欠です。生育期に適切な容量で肥料を与えると、成長が加速し大きくなりやすくなります。

地上部が成長すると、その分根っこも成長します。根がいっぱいになったら鉢を大きくする事で、さらに大きく成長させることができます。

挿し木で増やすにはどうすればいい?

エバーフレッシュは剪定した枝を使用すると、挿し木で増やすことができます

具体的な手順は以下の通り。

  1. 枝を10〜15cmほどの適当な長さで剪定をする
  2. 先端の葉3〜5枚残して、他の葉は切る
  3. 剪定した枝を水を入れたコップに浸す
  4. メネデールという発根剤を水に溶かして発根を促す
  5. 1~2か月ほど管理し10㎝ほど伸びるまで育て続ける
  6. 植物用の培養土に植えこむ
  7. たっぷり水を与えたら完了

上記7つの手順で挿し木は完了です。

発根させるときは、水は毎日取り替えてメネデールを1週間に1回与えましょう。強い日光に当てると発根しづらくなるので、半日陰の暖かい室内で管理します。

花が咲くの?

エバーフレッシュは春夏に黄緑色の花を咲かせます

生花のような見た目ではなく、柔らかいタンポポのような雰囲気です。簡単に落ちてしまうので、もしかしたら気づかない人もいるかもしれません。

日当たりがよほど悪い環境だと紫外線不足で花を付けないことがあります。しかし、屋内の日陰でも十分に花を咲かすことができます。日当たりのいい環境に移動させたりよく観察したりして、エバーフレッシュの花を鑑賞してみてくださいね。

エバーフレッシュのまとめ

育て方を一通り読んだとはいえ「うまく育てられるか心配…」と考えてしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、エバーフレッシュは日陰でも管理ができる品種なので、初心者の方でも安心して育てられます。

耐陰性に優れているため、日光をしっかり確保できなくても安心です。環境に適応してしまえば、お水やりだけ欠かさずに行えば生長していくでしょう。

また、AND PLANTSでは背丈が低いものからシンボルツリーとして映えるものまで取り扱っています。数に限りがありますが、現在であればお好みのタイプが選べますので、気になる方は下記のページからご覧になってみてください。

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