花が咲く観葉植物|おすすめと咲かせるポイントについて

花が咲く観葉植物|おすすめと咲かせるポイントについて

日本中でたくさんの種類が流通している観葉植物ですが、その中で花が咲く種類はどれほどあるのでしょうか。

今回の記事では花が咲く観葉植物にスポットを当て、具体的におすすめの種類や綺麗に花を咲かせるコツを紹介します。

花が咲かずとも楽しめる植物ももちろん沢山ありますが、育てている植物に花が咲くと嬉しいものです。

空間がパッと華やかになりますし、多年草であれば毎年花が咲くシーズンが楽しみになりますよ。

ちなみに筆者の場合はつぼみが付いた段階からそわそわし始め、咲く瞬間を今か今かと待ちわびるのが恒例行事です。

そんな楽しみがある花が咲く観葉植物。ぜひお部屋に飾った姿を想像しながら記事をご覧ください。

花が咲く育てやすい観葉植物

まずは「育てやすさ」を重視してピックアップした、花が咲く観葉植物3種類です。

  1. 柱サボテン|カラフルな花
  2. エバーフレッシュ|ポンポンのような黄色の花
  3. パキラ|赤と白の繊細な花

育てやすいだけでなく、どれも素敵な花が咲く植物ですよ。下記にて具体的に紹介していきます。

柱サボテン|カラフルな花

柱サボテン
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土が完全に乾いたら
秋冬:葉にしわができてから

柱サボテンは、背丈が高く成長する姿から名付けられた多肉植物の一種。どの品種も柱のように伸びているのが特徴です。茎の内部に水分を蓄えていてお水やりの手間がかからないため、初心者にもピッタリな植物です。

肝心の花は春〜夏にかけて咲きます。お世話をしていて、真ん中あたりからぽこっと飛び出した小さなコブのようなものを見つけたらそれが花のつぼみです。

つぼみは長い時間をかけて茎を伸ばし、大きく成長すると次第に赤く色づきます。柱サボテンの花は一夜限りしか咲かないので、この段階から見逃さないよう注意しておきましょう。

大きく膨らんだつぼみがゆっくりと開花する姿は圧巻です。

サボテンの無骨な姿からは想像できない、まるでウェディングドレスのような大きな花が内側から開きます。感動すること間違いなしな、おすすめの花ですよ。

なお、サボテンは種類が非常に豊富ですが、そのほとんどが直射日光下の強い日差しを好みます。一年中屋外で管理できるので、ベランダや玄関外にも適しています。

屋内で育てる場合は、日光の確保が大切です。日差しの出る日中は窓際で管理をするなどの工夫をするとよいでしょう。

[https://andplants.jp/collections/peruvianapple]

エバーフレッシュ|ポンポンのような黄色の花

エバーフレッシュ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

エバーフレッシュは、涼しげな葉姿が特徴的な観葉植物です。「歓喜」「胸のときめき」といった花言葉が与えられているので、新築祝いや開店祝いなどの贈り物として適しています。

エバーフレッシュの花はまるでタンポポの綿毛のような、白くてふわふわした玉のような形をしています。花が咲くと目が離せなくなるほど可愛らしく、妖精のような愛らしさがあるので大変おすすめです。

また、エバーフレッシュは花が咲いた後にサヤを作り、中にタネを付けます。サヤが緑色から赤色に変化していく姿も美しいですよ。

エバーフレッシュは、日中は葉っぱが開いて夜は閉じる「睡眠運動」をおこなうユニークな特徴をもっています。諸説ありますが、余分な水分の蒸発を防ぐためにあるそうです。

1日を通してエバーフレッシュの動きの変化を見られるので、あらためて観葉植物が「生き物」であるのを実感できるでしょう。

環境に順応する能力が非常に高いので、日当たりを好みますがある程度の日陰でも育てられます。

[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum]

パキラ|赤と白の繊細な花

パキラ
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

パキラは、手のひらを広げたように葉っぱをつける観葉植物です。別名「Money Tree(発財樹)」とも呼ばれ金運アップの効果があるとされており、開店祝いや新築祝いなどの贈り物にも適しています。

パキラの花はとても繊細でエキゾチックな姿をしています。長いつぼみの外側が割れてカールし花びらとなり、中から糸のように繊細な雄しべが現れます。

花が咲くほど成熟するには大体5年ほど時間がかかるといわれますが、一度咲くと毎年花が楽しめます。

風水では金運アップの効果以外にも、邪気を払ったり健康運をアップさせたりする頼もしい植物です。葉水で葉っぱをきれいに保つと、さらに風水効果が高まるとか。

また、一年を通して日当たりのよい置き場所で管理すると新芽がどんどん生長します。大きくさせたい場合は、日中の気温が高い時間に日光浴をさせましょう。 

パキラは丈夫で花がなくても充分楽しめる植物なので、気長に待ってみても良いかもしれませんよ。

[https://andplants.jp/collections/pachira]

花が咲くおしゃれな観葉植物

続いては花の「おしゃれさ」の観点からおすすめの観葉植物を3種類紹介します。

  1. オーガスタ|白い鳥のような花
  2. アンスリウム|赤・白・ピンクの花
  3. オリーブ|小さい白の花

どの花もついつい写真に撮りたくなるようなおしゃれな花ばかりです。下記で詳しく紹介します。

オーガスタ|白い鳥のような花

オーガスタ
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから3〜4日後

オーガスタは、リゾート感たっぷりの雰囲気がある観葉植物です。トロピカルな葉っぱが存在感を放っているので、おしゃれなインテリアコーディネートに合わせるのもよいですね。

かなり大きく育てる必要がありますが、オーガスタの花はまるで羽ばたく白い鳥のような姿をしています。実はこの花がオーガスタの名前の由来となっており、意味は「天国の白い鳥」です。

名前からもどれだけ美しい花なのか想像できますね。仲間の種類に「ストレリチア」という品種がありますが、そちらは「極楽鳥花」とい名前で切り花としても人気のある植物です。

秋冬の気温が下がる時期では、成長スピードが緩やかになります。寒くなる時期に合わせてお水やりの頻度を減らしていきましょう。乾燥に強いので、特に秋冬はそこまで水を求めなくなります。

メリハリをつけて管理をすれば育てるのは難しくないので、初心者の方にも適しています。一つで絵になるような観葉植物を探しているなら、オーガスタはピッタリと言えるでしょう。

[https://andplants.jp/collections/birdofparadisetree]

アンスリウム|赤・白・ピンクの仏炎苞

アンスリウム
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

アンスリウムは、熱帯原産のトロピカルな観葉植物です。赤いハート型の仏炎苞が特徴的で、風水では恋愛運や結婚運をアップしてくれます。玄関などに飾れば良縁を引き寄せてくれるかもしれません。

真っ赤な花、と思われる部分は正確には「苞(ほう)」といいます。普通、花弁は光沢を持ちませんが、アンスリウムには美しい光沢を持つこの苞があり、全体の雰囲気を明るく見せてくれます。

花言葉は「情熱」。赤い仏炎苞を楽しめるアンスリウムは、情熱的な方や感情表現豊かな方へのギフトとしておすすめです。ちょっとしたお祝いごとなどにもよいでしょう。

日陰でも成長してくれるので、日当たりが確保できなくても安心して育てられます。少し手間になりますが、定期的に日光浴をさせると失敗しにくいですよ。

[https://andplants.jp/collections/anthurium]

オリーブ|小さい白の花

オリーブ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 マイナス3〜5℃まで耐えられる
耐寒性 強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから5日後

オリーブは「平和の象徴」とも呼ばれる幸せを運んでくれる観葉植物です。風水では邪気を払う効果があるとされており、開店祝いや新築祝いなどの贈り物に適しています。

お世話もしやすく、屋外で管理する場合は特別な注意は不要です。ただし、湿気が続く状態が苦手なのでお水のあげすぎには気をつけるとよいでしょう。

オリーブの花はとても小さく、葉と葉の間に小さなブドウのようなつぼみが鈴なりにつきます。茎も含めて全て真っ白で、儚げで美しい見た目はまるで小さな真珠のようです。

小さなつぼみが開花して可愛らしい花が咲くと、雪が積もったようにオリーブ全体が白く見えます。花は1週間ほどで散るため、身近で育てている人だけが見られる貴重な姿ですよ。

シンボルツリーを探している方にもおすすめです。スペースが空いているなら、地植えでの管理もよいかもしれません。

パキラと同じく若い株では花が咲かないため、すぐに咲かせたい場合は5年〜6年の樹齢がある株を選んで購入しましょう。

[https://andplants.jp/collections/olive]

観葉植物の花を咲かせるポイント

次に紹介するのは、観葉植物の花を綺麗に咲かせるポイントです。お世話の仕方で花が咲く数や発色も変わりますので、ぜひ参考にしてください。

  1. 日当たりの良い置き場所で育てる
  2. 暖かい温度(15〜20℃)をキープする
  3. 固形の肥料を与える

順番に紹介していきます。

日当たりの良い置き場所で育てる

花を咲かせる多くの植物は日光を好みます。一部半日影などを好む植物もありますが、なかなか花が咲かない場合にまず見直すべきは日当たりでしょう。

日照時間が6時間以上確保できて、日差しの強い夕方よりも午前中の太陽に当てることが理想とされています。

なかなか理想を全て実現できるような置き場所を見つけることは難しいですが、ぜひお部屋の中や家の周辺に良い場所がないか探してみてください。

日当たりが良いと思っている場所でも、季節による変化や思わぬ遮蔽物の影響で影になっている場合もあります。お休みの日にゆっくり観察してみるのも良いかもしれません。

暖かい温度(15〜20℃)をキープする

日本で流通している観葉植物は、熱帯など暖かい地方で自生している植物が大半です。植物の種類にもよりますが、基本的に暖かい環境をキープして管理してあげると元気に育ちます。

冷え過ぎると植物は栄養を溜め込み、樹液を濃くすることで身を守ろうとします。栄養を外に出さず溜め込んだ状態では花は咲かせられません。

また逆に暑すぎると人でいう夏バテのように体力がなくなってしまい、そもそも花を咲かせる元気がなくなってしまいます。

いずれにせよ適切な場所に移動させるなどして、一定の温度を保てるようにしてあげましょう。

固形の肥料を与える

植物の肥料や栄養剤というと土に差したり、水やりの水に混ぜたりするような液体タイプの栄養剤が手軽です。

しかし土に混ぜたり、土の上に振り撒いたりすることで栄養を与える固形の肥料(緩効性肥料)は、水やりの度に栄養が土に染み出し、ゆっくりとより自然な形で植物に栄養を送ります。

花を咲かせるという植物にとっての一大イベントを成功させるには、土台となる安定的な栄養が不可欠です。数ヶ月の間効果が持続する緩効性肥料を与えることは、毎日美味しいご飯を用意してあげるのと同じようなサポートといえます。

しっかり栄養を与え、綺麗な花を咲かせてもらいましょう。

花が咲く観葉植物の楽しみ方

花が咲く観葉植物には、ただ花を愛でるだけじゃない楽しみがたくさん存在します。以下でその中から2つを紹介しましょう。

  1. おしゃれな鉢に植え替えをする
  2. 花が咲いた後は切り花にして鑑賞する

花が咲くのがより一層楽しみになりますよ。

おしゃれな鉢に植え替えをする

花が咲くと、それまで持っていた植物へのイメージがガラッと変わることがあります。まさかこんな花が咲くなんて、と驚くことも少なくありません。

そんな時は、ぜひその花に合わせた素敵な鉢を用意してあげましょう。それまでは緑だけだった植物に彩りが増えることで、合わせたい色も増えるかもしれません。

また花と同じ色の鉢に植え替えてあげると、花が咲いていない時期でも花のことを思い返すなど、咲く季節がより楽しみになりますよ。

鉢を変えることもぜひ検討してみてください。

花が咲いた後は切り花にして鑑賞する

植物は咲いた花をそのまま放置していると、今度はタネを作ろうとより一層栄養を集中させます。

植物としては正しい働きですが、栄養を他のところに分散させて花をたくさんつけて欲しいので、普通は咲いた後の花=花がらを摘み、タネが作られるのを抑制します。

同じ効果が切り花にもあり、咲いた花の茎を切ることを切り戻しといいます。花が咲いたところから葉が残るよう15cm程を残して切ると、他の枝に栄養が渡り、次の花が咲きやすくなるのです。

元気に咲いている花を切るのは勇気がいりますが、花瓶に活けられた花を鑑賞するのも美しいですよ。

観葉植物の花に関するよくある質問

最後に花が咲く観葉植物に関してよく頂く質問を下記に4つまとめました。

  1. 白い花が咲く観葉植物は?
  2. オレンジ色の花が咲く観葉植物は?
  3. 紫の花が咲く観葉植物は?
  4. 観葉植物の花が臭いときの対処法は?

お好みの花の色に関する質問が多いですね。順番にお答えしていきます。

白い花が咲く観葉植物は?

白い花が咲く植物の中では、スパティフィラムは育てやすく開花時期も長いため人気があります。

品のある見た目から贈答品や切り花としても人気で、高級レストランやウェディングでも用いられる植物です。気候が似ている東南アジアにも自生しているため日本の環境によく合い、生育環境によっては1年を通して花を楽しむことができますよ。

細長く濃い緑が特徴の葉にも光沢があり、飾った空間に高級感をもたらしてくれることでしょう。

オレンジ色の花が咲く観葉植物は?

オーガスタの紹介をする際に触れたストレリチアもオレンジ色の花が咲く植物といえるでしょう。他にもガーベラやマリーゴールドなど、メジャーな植物の中にもオレンジ色の花が咲く植物は意外に多いですよ。

特にマリーゴールドは害虫が嫌う香り成分を出しているので、他の植物を守るコンパニオンプランツとしての効果も期待できます。

あまり有名でない品種として、クンシランも美しいオレンジ色の植物です。ユリのような光沢のある花が360度に広がるので、開花すると空間がパッと華やかになりますよ。

紫の花が咲く観葉植物は?

和名を「紫雲木」というジャカランダは、その名の通り紫色の花を付ける植物です。自生地では10メートルほどの大きさにまで成長し、まるでフリルのようにふわふわとした紫色の花が枝の先に多数咲きます。

枝が横に広がる性質があるので、その先に青紫色の花がたくさん咲いている姿は圧巻です。日本では気候の問題があり樹木として大きくはなりませんが、ポルトガルでは日本の桜のように親しまれ、花見も行われているようです。

とはいえジャカランダは日本では育てるのが難しいため、初心者の方には濃い紫の花がたくさん咲くデュランタやハーブのラベンダーをおすすめします。ラベンダーの香りは人をリラックスさせる効果があると言われていますよ。

観葉植物の花が臭い時の対処法は?

花が臭いと感じたら、まずは植物そのものの匂いではないか疑ってみましょう。

観葉植物から異臭がする場合の原因はほとんどが水による問題です。水のあげ過ぎで植物が呼吸できず「根腐れ」を引き起こしていたり、受け皿に溜まった水を処理せず腐ったり土がカビたりしてしまった場合が多いです。

土がカビている場合などは植え替えれば改善することもありますが「根腐れ」を起こしている場合は、残念ながら処分した方が良いでしょう。

それでも花が臭いと感じるなら、それは花そのものの香りが合わないのかもしれません。例えばドラセナという一般的な観葉植物は、5年〜10年に一度花を咲かせます。

大変珍しく希少な花ではありますが、香りが濃いため「臭い」と感じられる声が多いようです。ぜひ鑑賞して頂きたいところですが、ストレスになるようであれば、切ってしまっても植物には問題ありませんよ。

まとめ

これまで花が咲く観葉植物について紹介してきましたが、ご参考になる情報はありましたでしょうか。

花が咲かずとも植物は美しいですが、普段お世話をしている植物に花が咲くと大変嬉しいものです。いざ咲くまではまさか花が咲くなんて期待していなくとも、一度咲いた姿を見てしまうと、季節の前に肥料をあげたり剪定をしたり、期待を込めてお世話をしてしまいます。

植物は朝方に花を咲かせることが多いので、朝目覚めて植物を見て、昨日までなかった花が咲いていると、その日1日を嬉しい気持ちでスタートできるのです。

植物の成長の集大成ともいえる花。ぜひ近くで感じてみるのはいかがでしょうか。

この記事が読んで頂いた方の素敵な観葉植物ライフに繋がれば幸いです。最後まで読んで頂きありがとうございました。

タカタナカ
世界中を旅していた際、ジャングル奥地の集落で1ヶ月生活する機会がありました。 電気もなければ充分な食事もなかったのですが、沢山の植物に囲まれ、実った果実をおやつに頂くような生活でした。 帰国後もそんな植物たちが忘れられず、庭を埋めるほどの観葉植物に癒される日々を送っています。 好きな観葉植物は「ガジュマル」です。

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