虫が苦手な方にとって、観葉植物に発生する虫は悩みの種だと思います。「観葉植物をお部屋に飾りたいけど、虫が発生したらどうしよう」と不安に感じていませんか。
今回は、虫がわかない観葉植物の特徴やおすすめ品種を紹介します。ただし、観葉植物が生き物である以上、「虫がわかない」は絶対ではありません。
この記事で紹介する「虫がわかない」は、虫が発生しにくい程度に考えてください。虫が発生しにくい特徴を持つ観葉植物を、適切に育てることで虫を見かけることは、より少なくなるでしょう。
虫がわかない・発生しにくい観葉植物でおすすめなのがサンスベリアです。肉厚で葉が硬いため、虫の餌や産卵場所になりにくいとされています。
もっと詳しく見たい方は、下記ページからご覧になってみてください。
[/collections/sansevieria]虫がわかない観葉植物の特徴
虫がわかない観葉植物の特徴は、以下の3点です。
- 葉が硬い
- 葉が肉厚
- 香りがある
それぞれの特徴が、「なぜ虫がわかない理由につながるのか」を解説します。
葉が硬い
葉が硬い特徴を持つ観葉植物は、虫が発生しにくいとされています。硬い葉は虫によって食べられたり、卵を産み付けられたりしにくいためです。
植物を食害する虫は、食べやすい柔らかな葉を好みます。そのため、比較的柔らかな新芽を食べることが多いです。
虫は卵で増えますが、葉の表面だけでなく葉の中に卵を産み付ける虫もいます。柔らかい葉ほど、卵を産み付けられやすいです。
葉が硬い特徴を持つ観葉植物は、虫の餌や産卵場所になりにくいので、虫が発生しにくいとされています。虫がわかない観葉植物を探している方は、葉が硬いかどうかをチェックするとよいでしょう。
葉が肉厚
葉が肉厚な特徴を持つ観葉植物も、虫が発生しにくいとされます。葉が肉厚な観葉植物の多くは、葉が硬い傾向にあるためです。
葉が薄いほど、細胞組織の数は少ないため柔らかい特徴を持ちます。葉が柔らかいと、虫が葉を食べて成長したり産卵場所にしたりするので、注意が必要です。
なるべく虫がわかない観葉植物を選びたい場合は、葉が肉厚である点も注目してください。
香りがある
香りがある観葉植物は、虫が発生しにくいとされています。観葉植物の中には、虫が嫌がる香りを放出させている植物も多いためです。
虫に食害されて、枯れないようにするための防衛本能と言えます。爽やかな香りを持つ観葉植物は「フェノール類」「シトロネラール」などの香り成分を持っていることが多いです。
これらの香りは防虫・殺虫効果があるとされ、虫除けグッズにも利用されています。虫がわかない観葉植物を探している方は、香りを持つ観葉植物を選ぶと良いかもしれません。
虫がわかないおすすめの観葉植物5選
虫がわかないおすすめの観葉植物を5種類紹介します。
- サンスベリア
- 雲南シュロチク
- ユーカリ
- フィカス・バーガンディ
- モンステラ
虫が苦手な方は、紹介した観葉植物を参考に選んでみてください。ただし、生き物である以上、絶対に「虫がわかない」ことはありません。
それぞれの観葉植物が持つ特徴を考えて、室内で育てましょう。
サンスベリア
日当たり | 直射日光を避けた日当たりのいい室内 |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水) |
サンスベリアは観葉植物ではあるものの、多肉のような扱いをされるほど乾燥に強い植物です。お水やりの頻度は少なくてお世話が楽なので、初心者にも適しています。
品種がさまざまありますが、いずれも肉厚で硬い葉を持ちます。そのため、虫による被害や虫が寄り付く心配が少ないです。
さらに、サンスベリアは赤玉土や鹿沼土などの無機質の土だけでも育てられるので、より虫がわかない植物としても楽しめます。
[https://andplants.jp/collections/sansevieria]詳しい育て方が気になる方は、「サンスベリアの育て方」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
雲南シュロチク
日当たり | 室内の半日陰(直射日光は避ける) |
温度 | 最低5℃以上 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや弱い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
雲南シュロチクはその名の通り、中国雲南省出身で江戸時代に日本へやってきたとされる観葉植物です。ボリューミーではありますが、シュロチクより繊細な葉であることから、優雅な雰囲気も感じます。
葉は薄いですが、パリッとした硬さを持っているため、虫から食害されたり卵を葉の中に産み付けられたりすることは少ないです。雲南シュロチク自体も虫に強いので、もし虫が発生しても、すぐに枯れることはありません。
ただし、葉が乾燥しやすい植物であるため、葉水をおこない湿度をキープすることが重要。葉や空気の乾燥は、ハダニを発生させる要因になるので注意してください。
詳しい育て方が気になる方は、「雲南シュロチクの育て方」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ユーカリ
日当たり | 日当たりのよい置き屋外 |
温度 | 最低-5℃以上をキープする |
耐寒性 | やや強い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:土の表面が乾いてから 秋冬:土の表面が乾いてから2〜3日後 |
ユーカリは、防虫作用のある「シトロネラール」や殺菌効果のある「シネオール」などの成分を持つ植物です。アロマや防虫アイテムとしても利用されています。
そのため、虫が苦手な方はユーカリを育てると良いでしょう。ただし、ユーカリは屋外でしっかりと日光に当てて育てる必要があります。
もし室内でユーカリを楽しみたい場合は、枝葉を切って生花やドライフラワーとして飾ると良いかもしれません。
ユーカリは多湿を嫌うため、乾燥気味に育ててください。土の中をなるべく蒸れさせないようにすると、初心者でも育てやすく虫がわかない植物として活躍します。
[https://andplants.jp/collections/eucalyptus]詳しい育て方が気になる方は、「ユーカリの育て方」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
フィカス・バーガンディ
日当たり | 日当たりのよい置き場所(室内) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後 |
フィカス・バーガンディは、その名の通り「バーガンティ色」の葉をもつ大人っぽい観葉植物です。新芽が少しずつ黒く深緑の葉になるため、別名「クロゴム」と呼ばれています。
フィカス・バーガンディをはじめ、ゴムの木の葉は肉厚であり、葉を傷つけると乳白色の樹液が出てきます。そのため、虫による食害や卵の産み付けは少ないです。
乾燥に強く育てやすいため、虫が発生しやすい多湿環境を避けられます。初めて育てる方でも、安心して虫がわかない植物として楽しめるでしょう。
ゴムの木の中でも寒さに強いため、日常の管理も簡単でおすすめです。
[https://andplants.jp/collections/ficusburgundy]詳しい育て方が気になる方は、「フィカス・バーガンディの育て方」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
モンステラ
日当たり | 日当たりのよい置き場所(室内) |
温度 | 最低10℃以上をキープする |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
水やり | 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから) 秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後 |
モンステラは、葉っぱに切れ込みが入った個性的な観葉植物です。ハワイでは「希望の光を導く」と言われています。新築祝い・引越し祝いなどの「新たな門出」を祝う際におすすめです。
モンステラは多肉質な葉や茎、根を持っているため、虫に食害されることも少ない観葉植物です。葉が大きく葉水をしっかり受け止めやすいため、虫が発生しにくい性質を持ちます。
モンステラは無機質の赤玉土や鹿沼土でも育てやすく、水耕栽培も可能なので、虫がわかない観葉植物として管理しやすいです。
[https://andplants.jp/collections/monstera]詳しい育て方が気になる方は、「モンステラの育て方」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
虫がわかない観葉植物にも発生しやすい害虫
観葉植物に発生しやすい害虫を、5つ紹介します。
- ハダニ
- カイガラムシ
- アブラムシ
- コバエ
- トビムシ
「虫がわかない」と言われる観葉植物も、環境が悪ければ虫は発生します。発生しやすい虫を知っておくことで、対処できたり育てている環境を見直したりできるので、ぜひ覚えておきましょう。
ハダニ
ハダニはクモの一種で、成虫でも0.5㎜ほどの小さな虫です。クモの仲間なので、観葉植物の幹や葉の付け根などに白い糸を引きます。
ハダニは非常に小さい虫なので、肉眼で見つけることは難しいです。葉を触った際にザラっとした感触があればハダニが付いている可能性があります。
初期症状として、葉がかすれたように色が薄くなるため、葉の変化でハダニが付いていることに気づく方が多いです。ハダニは多湿環境を嫌うため、日頃から観葉植物全体に葉水を行って予防しましょう。
カイガラムシ
カイガラムシは観葉植物だけでなく、果樹や庭木、多肉植物などにも寄生する虫です。品種によって体色は異なりますが、主に白色~茶色に近い色をしています。
発生すると、葉・枝・幹などの養分を吸い取り、生育を妨げる厄介な害虫です。繁殖力が高いので、駆除せずそのままにしておくと、どんどん増えてしまいます。
風通しが悪い環境で増えやすいので、日頃から剪定をしたり風通しの良い環境に置いたりして管理してください。
関連記事:観葉植物の白い綿はコナカイガラムシ|対処法と予防法を紹介
アブラムシ
観葉植物に限らず、花や野菜、果樹、庭木などさまざまな植物に発生しやすい害虫です。室内では発生しにくいですが、翅が生えたアブラムシは屋外から飛んで侵入することもあります。
雌のアブラムシは、1匹で増えることができるため、見つけた場合はすぐに駆除してください。カイガラムシ同様に養分を吸い取り、生育を妨げます。
さらに、アブラムシは排泄物によって、すす病を併発させる場合もあるので注意してください。柔らかい新芽に付きやすく、吸汁された部分は葉が縮れやすいので、見た目にも大きく影響します。
発見したら、繁殖して増える前に駆除することが重要です。
コバエ
観葉植物に発生するコバエは、体長5㎜以下のハエや蚊に似た小さな羽虫の総称です。その多くはキノコバエと呼ばれる種類で、人間や植物に害を与えることはありませんが、嫌な気持ちにさせる不快害虫に分類されます。
コバエは有機物が多く湿った場所を好み、卵を産み付けます。腐葉土やたい肥などの有機物を多く含んだ土を常に湿らせておくと、コバエが発生しやすいです。
受け皿に水を溜めずに、一年を通して適切な水やりをしてください。観葉植物を無機物の土で育てることもコバエ発生の予防になります。
トビムシ
トビムシは、土の上でピョンピョンと飛び跳ねる小さな虫です。見た目から害虫と思われがちですが、土の中のバクテリアや菌を食べ、有機物を分解する益虫(えきちゅう)です。
しかし、水やりのたびに土の上を飛び跳ねる姿や見た目は、嫌な気持ちになる不快害虫とも言えます。観葉植物の土が古かったり常に湿っていたりすると発生しやすいです。
土に日光が当たらない状態でも増えやすいので、観葉植物を適切な場所で正しく管理することが予防につながります。
観葉植物に虫がわかない育て方のコツ
観葉植物に虫がわかない育て方のコツは、以下の6つです。
- 明るい窓際で育てる
- 風通しを意識する
- 水のやりすぎに注意する
- 無機質の土で育てる
- マルチングをする
- 肥料を与えすぎない
観葉植物に虫が発生する原因の一つは、育て方にあります。屋外から虫が侵入してきても、健康的な観葉植物には虫が付きにくいので、まずは虫が寄り付かないように育ててください。
関連記事:観葉植物の育て方|コツや管理法について
明るい窓際で育てる
虫がわかない観葉植物として育てるために、明るい窓際に置いてください。害虫は日当たりの良い環境を嫌うためです。
ただし、真夏の日光が差し込む窓際の場合は、葉焼けする可能性があるので注意します。ほとんど日光の光が入らないような暗すぎる場所だと、観葉植物は光合成を十分にできず、弱ってしまいます。
観葉植物が弱ると、害虫の被害に遭いやすくなるので、気を付けてください。日頃から土にも日光が当たるように、明るい窓際で育てましょう。
屋外向きの観葉植物は、ベランダやお庭の日当たりの良い場所で管理します。
風通しを意識する
観葉植物は風通しが良い場所に置いてください。密室の空気が流れていない空間では、観葉植物は呼吸がうまくできないため生育が悪いです。
定期的に窓を開けて、新鮮な空気に入れ変えると良いでしょう。窓を開けることが難しい場合は、サーキュレーターやエアコンの風で空気を循環させると安心です。
空気が動かないと、病原菌が滞留して病気にもなりやすいので気を付けましょう。
水のやりすぎに注意する
観葉植物の土は、常に湿った状態にならないように水のやりすぎに注意します。水やり後に受け皿に水を溜めたままにしておくと、土が湿った状態が続くため虫が発生しやすいです。
暑い夏は土が乾きやすいですが、気温が下がる秋から冬は土が乾きにくいため、水のやりすぎに注意します。秋以降は、土の乾燥具合をこまめにチェックしてください。
もし、一年を通して水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用がおすすめです。
無機質の土で育てる
観葉植物は、赤玉土や鹿沼土のような無機質の土で育てると、虫がわきにくいです。腐葉土や大夫のような有機質が多く含まれる土は、コバエやトビムシのような虫が集まる原因になります。
虫は有機質の匂いに反応して、集まる性質があるためです。有機質を除いた土で育てると、虫がわかない観葉植物に近づきます。
虫が苦手な方は、観葉植物を無機質の土で育てると良いでしょう。
[https://andplants.jp/products/inliving-soil-2l]マルチングをする
鉢植えの観葉植物の土の上に、赤玉土や鹿沼土などの無機質の土をマルチングするのも効果的です。マルチングをすることで、有機質の匂いを防ぐことができます。
その結果、虫が寄り付きにくくなります。もし、すでにコバエやトビムシが土に発生している場合は、表土2~3㎝ほどを取り除いて新しい土を入れてマルチングすると良いでしょう。
コバエやトビムシの卵は、表土2~3㎝ほどの部分にしかないためです。もしマルチングするスペースがなければ、新しい土を入れずにマルチングしても問題ありません。
肥料を与えすぎない
観葉植物に虫がわかないためには、肥料を与えすぎないことも育て方のコツです。葉を茂らせる窒素を観葉植物に与える方は多いと思います。
窒素を与えすぎると、虫が付きやすくなるので注意してください。植物は窒素を吸収すると、アミノ酸を生成します。
アミノ酸が多く生成されると、アミノ酸を好むアブラムシが寄ってきやすいです。そのため、窒素を含む肥料を与えすぎないように気を付ける必要があります。
虫がわかない育て方には水耕栽培もおすすめ
虫がわかない育て方には、水耕栽培もおすすめです。虫が発生する原因となりやすい土を取り除くことで、虫がわかない観葉植物として楽しめます。
ハイドロボールやセラミス、パフカルチップなどを使った水耕栽培であれば、有機質を含まないため、室内でも安心して観葉植物を育てられます。
ただし、観葉植物自体が有機質なので、育てている観葉植物が枯れたり腐ったりすると、虫が集まる点には注意してください。水耕栽培は水を溜めて育てるため、溜めた水が腐らないように、定期的に水を入れ替えましょう。
AND PLANTSでは、「パフカル」と呼ばれるスポンジを使って育てる観葉植物を、クリアプランツとして取り扱っています。虫がわかない観葉植物として楽しんでください。
[https://andplants.jp/collections/clear-plants-page]虫が発生した時の対処方法
虫が発生した時の対処方法は、以下の3点です。
- 物理的に取り除く
- 殺虫剤を使う
- 環境を変える
虫が発生した場合は、素早く対処することが重要です。対処が遅れると、虫が増えるだけでなく、観葉植物が枯れる恐れもあります。
それぞれの対処方法を見ていきましょう。
物理的に取り除く
虫が少数であれば、物理的に取り除いてください。物理的に取り除く方法としては以下が挙げられます。
- 手で取り除く
- ピンセットで取り除く
- テープでくっつける
- ブラシで擦り落とす
- ティッシュで葉を拭く
- 表土を取り除く
- 葉や表土を水で洗い流す
日頃の観察やお手入れの際に、気づき次第取り除いておくと、観葉植物が急に枯れる心配もありません。虫がわかない観葉植物として育てるためには、日頃の観察や細かなお手入れをして、異変に気づいてあげてください。
殺虫剤を使う
虫がすでに大発生していたり、ピンセットで掴むのも難しかったりする場合は、殺虫剤を使いましょう。殺虫剤であれば、虫に触れる心配も少なく、素早い効き目で退治できます。
ただし、虫の種類によって殺虫剤が異なることもあるので、注意してください。発生しやすい虫に効き目のある殺虫剤を、準備しておくと安心です。
AND PLANTSでは天然の除虫菊を配合して、自然由来の成分で作られた「evo 虫を寄せ付けない水」を取り扱っています。室内でも安全に使用できるので、ぜひ虫がわかない観葉植物を目指して使ってみてください。
[https://andplants.jp/products/evo_anti_insect_spray]環境を変える
物理的に、または殺虫剤を使って虫を取り除いた後は、環境を変えましょう。虫が発生した場合は、観葉植物を置いていた場所や管理、土などに原因がある可能性が高いです。
暗い場所に置いていた場合は、明るい窓際に移動させます。土が常に湿っている場合は、一度植え替えをして根腐れしていないか確認すると安心です。
その後は、新しい土に植え替えて、適切な管理をしてください。環境が良い方向へ変わると、生育が良くなり害虫が発生しにくくなります。
虫がわかない観葉植物に関してよくある質問
虫がわかない観葉植物に関してよくある質問とその答えを以下にまとめました。
- 屋外で虫がわかない観葉植物はありますか?
- 虫がわかない土の作り方は?
それでは具体的に見ていきましょう。
屋外で虫がわかない観葉植物はありますか?
屋外で虫がわかない観葉植物は、「ない」と考えてください。
屋外の自然界では、雑草や樹木、土壌生物、動物などのさまざまな生き物が存在します。虫も自然界を構成する生き物です。
屋外で育てる観葉植物は、風で飛んできた虫が観葉植物に付くだけで、虫が増えて発生する観葉植物になることもあります。健康的に育てていても、一度虫が付くと増え始めるので、屋外で虫がわかない環境を作ることは難しいです。
あらかじめ、土に殺虫剤を撒いたり、細かなお手入れで虫の発生を防いだりしてください。
虫がわかない土の作り方は?
虫がわかない土の作り方は、無機質用土を観葉植物を育てる環境や自分自身のライフスタイルに合わせて配合することです。毎日が忙しくて水やりを忘れがちの方は、水持ちがよくなるように赤玉土を多めに配合すると良いでしょう。
水をやりすぎる方は、水はけが良くなるように鹿沼土や軽石を多めに配合します。観葉植物が育ちやすい基本的な無機質の土の配合は、硬質赤玉土(小粒):硬質鹿沼土(小粒):軽石(小粒)=6:2:2です。
上記の配合は、実際に筆者がオリジナルで作っている基本配合の土です。土はあらかじめ、ふるいで屑を取り除いておくと、排水穴が目詰まりしにくく根腐れしにくい土になります。
基本配合の土に、無機質のパーライトやバーミキュライトなどを加えると、さらに育てる場所やライフスタイルに合った虫がわかない無機質の土が出来上がるでしょう。
まとめ
虫がわかない観葉植物についてお話させていただきました。虫が苦手な方には、残念なお話かもしれませんが、植物が生き物である以上、「絶対に虫がわかない観葉植物」は存在しません。
ただし、植物や環境、育て方次第では、虫が発生しにくい状態にはできます。虫が寄り付かない、または寄り付いても増えないようにすれば、虫が苦手な方でも観葉植物を安心して育てられるでしょう。
もし、本記事のおすすめや他の植物と迷っているなら、筆者としてはサンスベリアがおすすめ。虫が発生しにくいだけではなく、仮に発生した後でも回復力が高い方だからです。
大変人気な品種なので、売り切れる前に今すぐチェックしてみてください。
[/collections/sansevieria]