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観葉植物とペット|安全・有害な種類や対策について

観葉植物とペット|安全・有害な種類や対策について

観葉植物を飾る際に「ペットと一緒に置いても大丈夫だろうか?」と考えたことはないでしょうか。

植物が生活の一部になるということは、私たちと共に過ごすだけではなく、犬や猫などのペットとも過ごすことを意味します。つまり、私たちはペットにとって安全な植物を選ぶ必要があるのです。

そこで今回は、ペットと観葉植物のある暮らしについて解説していきます

「置いてはいけない植物もあるのかな」
「ペットがいる部屋のインテリアも知りたい」
「どんな植物ならペットにとって安全なんだろう」

といった方にもおすすめの内容となっているので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

ペットがいても安全な観葉植物は下記にもまとめてありますので、ぜひご覧になってみてください。

[/collections/pet]

ペットがいる部屋に観葉植物を置くのはアリ

結論から言うと、安全な種類を選べばペットがいる部屋でも観葉植物を置くことはできます

また、植物のある暮らしにペット自身が馴染んでくれば、ペットが植物の存在をそこまで気にしなくなります。置き始めのうちは、物珍しさから植物に対して好奇心を寄せるかもしれませんが、次第に落ち着くでしょう。

たとえば、野良猫などは子猫のうちこそ周りにある草木に興味を抱きますが、大人になると戯れなくなります。人間にも「慣れ」があるように、ペットにも「慣れ」はあるのです。

とはいえ、大前提として「ペットにとって安全な植物」を選ぶ必要があるので、今回の記事でしっかりと勉強していきましょう。

ペットにとって安全なおすすめの観葉植物

万が一口にしてしまっても大丈夫な植物をいくつかご紹介します。

  1. ピレア・ペペロミオイデス
  2. サンスベリア・ゼラニカ
  3. エバーフレッシュ
  4. ケンチャヤシ
  5. パキラ

ペットによっては植物に興味を示さないこともあるので、一度置いてみて様子をうかがってみましょう。

①ピレア・ペペロミオイデス|リラックス効果を与える

ピレア・ペペロミオイデス
日当たり レース越しのカーテンの光
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

ピレア・ぺぺロミオイデスは大きな丸い葉っぱから、別名「パンケーキプランツ」とも呼ばれている観葉植物です。多肉質で乾燥に強くお手入れもしやすいので、初心者の方にも適しています。

「救われる人々」といった花言葉があり、風水では人間関係を整えたりリラックス効果を与えたりする存在です。目が行き届くような場所に一つ置いてあるだけで、心がホッと落ち着くのではないでしょうか。

サイズ感が小ぶりなため少し高めの場所に置いておくと、ペットも手が届きにくいです。ただし、猫などは部屋中どこにでも飛び乗ってしまうので、注意が必要かもしれません。一度置いてみて、興味を示さなければ高い場所に置くのもアリです。

[https://andplants.jp/collections/peperomioides] ピレア・ペペロミオイデスの育て方はこちら

②サンスベリア・ゼラニカ|乾燥に強い

サンスベリア・ゼラニカ
日当たり 明るい日陰
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや強い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから2〜3日後
秋冬:葉の表面にしわが寄ってから(10月以降はほぼ断水)

サンスベリア・ゼラニカは観葉植物ではあるものの、多肉のような扱いをされるほど乾燥に強い植物です。1〜2習慣に1回ほどのお水やりで大丈夫なので、植物をこれから始める方にも適しています。

ペットが口にしても大丈夫ですが、ゼラニカの葉先は鋭いのでケガをしないか注意しておいてください。植物を置く部屋とペットが出入りする部屋をわけることも視野に入れておくといいかもしれません。

また、ゼラニカは縦長で設置スペースを広く取らないので、狭い場所でも管理ができます。住まいの広さを選ばないのも嬉しいポイントです。

温かい場所が好きなので寒いところに置かないようにします。特に冬場の窓際は、冷気が発せられているため植物にダメージを与えるからです。窓際からは、なるべく離して管理をしましょう。

[https://andplants.jp/collections/sansevieriazeylanica] サンスベリア・ゼラニカの育て方はこちら

③エバーフレッシュ|順応性が高い

エバーフレッシュ
日当たり 日当たりのよい置き場所
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いたら
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

エバーフレッシュは、涼しげな葉姿が特徴的な観葉植物です。「歓喜」「胸のときめき」といった花言葉が与えられているので、新築祝いや開店祝いなどの贈り物として適しています。

環境に順応する能力が非常に高いので、日陰でも育てることが可能です。「日当たりの良い置き場所があまりない」「窓際でも少し暗い。大丈夫かな?」と思っている方でも、安心して管理ができます。

葉っぱが揺れ動きする植物なので、ペットが好奇心をもつかもしれません。

特に、小型サイズだとぶつかって転倒する可能性があるので「ペットがよじ登らないところに置く」「あえてエバーフレッシュの葉を与えて慣れさせる」などの対策をおこないましょう。

[https://andplants.jp/collections/pithecellobiumconfertum] エバーフレッシュの育て方はこちら

ケンチャヤシ|南国の雰囲気を感じさせる

ケンチャヤシ
日当たり 明るい日陰(直射日光は避ける)
温度 最低10℃以上をキープする
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)ら
秋冬:手で土を触って水分を感じなくなったら(鉢の中央部分までしっかり乾いてから)2〜3日後

ケンチャヤシはヤシの木の仲間で、南国の雰囲気を思わせるような観葉植物。ペットのいるご家庭にも安心して置けます。

日当たりのある置き場所の方が健康に成長しますが、実は耐陰性にも優れています。日光が確保できない方や植物初心者の方にもよいのではないでしょうか。

また、黒鉢に植え替えてあげると和モダンな雰囲気に仕上がります。無機質やモノトーン調のインテリアが好みな方にもおすすめです。

[https://andplants.jp/collections/catpalm]

⑤パキラ|金運を引き寄せる

パキラ
日当たり 日当たりのよい置き場所(直射日光は避ける)
温度 最低5℃以上をキープする
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
水やり 春夏:土の表面が乾いてから
秋冬:土の中が乾いてから2〜3日後

パキラは、手のひらを広げたような大きな葉っぱが特徴の観葉植物です。別名「Money Tree(発財樹)」とも呼ばれ、金運アップの効果があるとされています。開店祝いや新築祝いなどの贈り物にもおすすめです。

大型のパキラですと、まれに猫が爪研ぎをする可能性があります。枯れることはないですが、跡が残ってしまうことも。見た目を気にする方、インテリア性を損ないたくない方は、部屋をわけるのがよいです。

また、一年を通して日当たりのよい置き場所で管理すると新芽がどんどん生長します。大きくさせたい場合は、日中の気温が高い時間に日光浴をさせましょう。

[https://andplants.jp/collections/pachira] パキラの育て方はこちら

ペット・観葉植物と共に暮らす方のインテリア例

「ペットと観葉植物がある家は、どんなインテリアにしているんだろう?」と気になる方がいると思い、下記にインテリア例をまとめましたので参考にしてみてください。

  1. 小型・中型サイズをバランスよく飾る
  2. 日当たりの良いところに置く
  3. 雑貨との組み合わせを意識する

ペットが植物に興味をもつかは、実際に置いてみないとわからないので、まずは思い切ってディスプレイしてみるのをおすすめします。

小型・中型サイズをバランスよく飾る

観葉植物とインテリアのなかに暮らすペット

引用:https://www.instagram.com/miiu_gram____/

インテリアをしっかりと主張させたい場合、観葉植物は置きすぎないのがいいです。サイズも小型・中型など、メリハリをもたせると適度に「余白」が生まれます。全体のインテリア性もグッと高まるでしょう。

お住まいがモノトーンテイストなら植物の量を押さえることで、スタイリッシュで洗練された空間をキープすることが可能です。

また、ペットが過ごしやすくなるようにディスプレイしてあげるのも大切です。

日当たりの良いところに置く

観葉植物に囲まれた空間で過ごすペット

引用:https://www.instagram.com/pichou_and_plants/

窓の開口部が広い部屋であれば、付近に観葉植物を置いてあげるとすくすく育ちます。ペットの邪魔にならないよう配慮する必要もありますが、植物の健康をまずは考えてあげましょう。

窓際に植物を置ける場合、気温の下がる冬場は置き方に注意をします。熱が吸収され植物がダメージを受けてしまうからです。

熱量の約60%は窓から放出されているので、寒さが苦手な植物は特に気をつけなければいけません。 具体的な対策としては、場所を移動させて窓から距離を置くとよいです。移動が難しければ、夜から朝にかけての時間はダンボールで囲んでおくのをおすすめします。

雑貨との組み合わせを意識する

観葉植物のあるお部屋で暮らすペット

引用:https://www.instagram.com/mugi_tan/

雑貨や家具などがお好きな方もいると思いますので、お住まいのインテリアを軸にしてディスプレイするのもおすすめ

天井や壁を有効活用したり、ラタンバスケットでカバーしたりするのもとても素敵です。観葉植物を無理に「飾っている感」がないので、自然に暮らしへと馴染みます。ペットにとっても過ごしやすい環境と言えるでしょう。

犬や猫の習性にもよりますが、高いところによじ登らないのであれば、ハンギングディスプレイなどを加えることもできます。 そうはいっても植物を置いた際の反応次第となるので、徐々にディスプレイしながら調整してみてください。

ペットが食べると有害な観葉植物

環境省によると、ペットに有害な植物は以下の通り。

  1. アイビー
  2. モンステラ
  3. ポインセチア
  4. ディフェンバキア
  5. スイセン
  6. スズラン
  7. ツツジ科全般
  8. クリスマスローズ

また、有名どころで言うと「ユリ科」「ナス科」「サトイモ科」「多肉植物」などが挙げられます。毒性のある植物は他にもあるため、上記に該当しないものがあれば、個別で調べるのがおすすめです

参考記事:ペットが出合う危険な植物

ペットが観葉植物を食べたら発生する症状

植物の種類によっても異なりますが、以下のような症状が挙げられます。

  1. 下痢
  2. 嘔吐
  3. 呼吸困難
  4. ふらつき
  5. けいれん
  6. 口の中を痛がる
  7. 食欲がなくなる
  8. よだれを大量に垂らす

ちょっとした摂取量でも最悪の場合、死亡することもあるそうです

そのため、ペットにとって有害な植物は事前に調べておかなければいけません。少量でも体調に影響を及ぼすかもしれないので、初めのうちはよく観察しておきましょう。

ペットに観葉植物を食べさせない対策

より安全に過ごしてもらうためには、食べさせないような対策を私たちが提供するのも大切です。以下をご覧ください。

  1. 天井からハンギングで吊るす
  2. かじっても安全な植物を与える
  3. ペットが近寄らない部屋で観葉植物を管理する
  4. 万が一ペットが観葉植物を食べたら動物病院へ

ペットによってはまったく関心を寄せないこともあるので、まずは一度置いてから様子をうかがってみましょう。

天井からハンギングで吊るす

「植物のある部屋にどうしてもペットが入ってきてしまう…」といったこともあるかと思います。その場合は、天井から吊るすのが効果的。ペット自身も植物に手を出すことができません

また、宙に浮いている方が空気に触れる面積が増えるため、乾きやすくなります。乾きやすくなれば蒸れにくくなるので、根腐れのリスクが下がりますよね。

つまり、ハンギングでの飾り方は植物の健康面においても有効なのです。

関連記事:観葉植物のハンギング|おすすめや吊るす方法を紹介

かじっても安全な植物を与える

ペット自身も植物のある暮らしに慣れているわけではないので、好奇心から戯れる可能性があります。そこでおすすめなのが、あらかじめ安全な植物を先に与えてしまうことです

たとえば、ペットにも安全なアレカヤシやテーブルヤシの葉は、猫じゃらしの役割にもなると言われています。 一部を切り取って、一緒に遊んでみるのはいかがでしょうか。

次第に慣れてくれば興味を示さなくなりますが、それはそれで好都合。ペットに植物の存在を早めに覚えさせるのも有効です。

ペットが近寄らない部屋で観葉植物を管理する

ペットと観葉植物を物理的に離してしまうのも得策です

当初はペットと一緒に置きたいと思っていた方も「実際に置いてみたら予想以上にペットが反応してしまった…」といったケースもあります。

できれば同じ空間で共にしたいですが、お互い生き物なので予想に反することもあるでしょう。そういった場合は、無理に一緒にしようとせず、植物の置き場所を変更するのがおすすめです。

ペットにとって安全な植物だとしても、頻繁に口にするのはあまり好ましくありません。消化不良を起こすことも。お互いの健康面を考えて、再度置き場所を検討します。

万が一ペットが観葉植物を食べたら動物病院へ

植物の葉が欠けていたらペットが口にした可能性が高いので、早めに動物病院へ連れて行くのがよいです。安全な植物だとしても摂取量が多ければ消化不良を起こし、下痢・嘔吐などの症状が出るかもしれません。

また「植物を食べても問題なさそうだったから大丈夫」と思う方もいるかもしれないですが、私たちはプロではないので勝手に判断するのは危険です。

「何が原因で」「どんな影響」をもたらすのかは、やはり専門の方でないと詳しくわかりません。ペットの健康を考えるなら、身に何か起きる前に病院へ連れて行きましょう。

観葉植物とペットに関するよくある質問

最後に、観葉植物とペットに関するよくある質問とその答えをまとめました。

  1. モンステラは置いても大丈夫?
  2. 害虫対策に薬剤を使用しているけどペットは平気?

それでは具体的に見ていきましょう。

モンステラは置いても大丈夫?

モンステラにはシュウ酸カルシウムが含まれているので、ペットに有害な観葉植物です。万が一口にしてしまうと、以下のような症状が現れます。

  1. 下痢
  2. 嘔吐
  3. 口内に刺激
  4. 大量のよだれ

ペットの個体差によっても症状の出るスピードが異なるので、変化に気づきにくいかもしれません。

そのため、少しでも噛んでいた形跡があれば、一度動物病院へ行くのがおすすめです。

害虫対策に薬剤を使用しているけどペットは平気?

万が一平気だとしても、ペットが口にしないように配慮するのが無難です。スプレータイプであれば、周りにペットがいないのを確認したうえでおこなうのをおすすめします。

無害だとしても、直接かけていい理由にはなりませんよね。配慮はし過ぎても問題にはならないので、なるべく触れさせないようにしましょう。

まとめ

観葉植物もペットもお互い生き物であるため、それなりの配慮が必要です。理想はどちらにとっても快適な環境を提供できることですが、相性が合わない可能性も。

また、ペットが小さい時期はよく観察しておくのをおすすめします。周りの見慣れない環境に好奇心を示して、反応するかもしれないからです。小さいうちから植物との暮らしに慣れさせておけば、大人になってからは心配いりません。

とはいえ、植物を置いた際におけるペットの反応次第で、こちらの対応も変わってきます。試してみなければわからないところがありますが、有害な植物を避けるようにすればひとまず安心です。

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馬淵 大
観葉や多肉植物が昔から好きで、今は自宅でコウモリランをメインに育てています。 前職で、仕入れ、植え替え、販売などを経験。育てているうちに、まるで我が子のように愛着を感じてお持ち帰りしてしまう日も。 同じように…とまではいかなくても、そんな風に愛着をもって育ててもらえれば嬉しいです。 ぜひ一緒にお気に入りの植物を探すお手伝いをさせてください。

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