サクラの風水｜置き場所や飾り方について

春になると日本中で咲き誇るサクラの花。サクラの種類は１００種類以上あります。お花見で有名な品種ソメイヨシノをはじめ、早咲きの河津桜なども春の訪れを感じて晴れやかな気持ちになりますよね。ここでは風水に基づいたサクラの飾り方や花見の仕方などを紹介します。この春サクラを見て運気を上げてみてはいかがでしょうか。

そもそも観葉植物の風水効果とは

部屋に観葉植物を置いたり花を飾ることが良い気を与えてくれることは有名ですね。観葉植物は葉の向きや形によって風水の効果が異なります。基本的に葉が上を向いているものは運気を上げる「陽の気」をもち、下向きの葉は悪い気や心を落ち着かせる「陰の気」の効果があるといわれています。目的に合わせて観葉植物を選びましょう。

鉢植えのほかに、季節の花や枝ものを飾ると恋愛運がアップするといわれています。生きている花や植物はその場にあるだけでパッと気持ちが明るくなり、華やぐものです。お部屋に一輪でも花があると心が安らぎますよ。

サクラの花言葉

サクラの花言葉には「精神美」「純潔」「優美な女性」などがあります。「精神美」はサクラが日本の国花であることから、日本の品格や気品などを感じさせる花ということでついたのではないかといわれています。また「純潔」や「優美な女性」はサクラの花のはかない美しさからついたといわれています。

サクラの風水効果

サクラの風水効果には、金運・恋愛運・対人運に効果があると言われています。それぞれの効果をご紹介します。

恋愛運

サクラの花には特に恋愛の運気を呼び込む効果があるといわれています。サクラの語源である日本神話に登場する木花咲耶姫（コノハナサクヤヒメ）は、縁結びや安産の神様とされています。女性の美をつかさどるコノハナサクヤヒメから名前がつけられた樹木なので、恋愛や縁結びなど女性にとって良い運気をもたらすとされているのはうなずけますね。

金運

サクラは未来を象徴する植物とされ、財力や金運アップの運気を呼び込む開運パワーがあるとされています。またサクラの柄や桜色のお財布も金運がアップするそうです。「春財布＝張る財布」として、サクラの咲く頃にお財布を新調することもよいとされています。

対人運

仕事や趣味などの人間関係を潤滑にする対人運アップにも効果があるといわれています。サクラの花びらのピンク色が風水的にも対人関係をよくするためです。

お花見で運気を上げる方法

サクラのお花見をすると気分が晴れやかになりますよね。お花見は1000年ほど前、田んぼの神様をお祝いすることから始まったとされています。サクラの語源は「さ」が田の神様、「くら」は神様がいる場所という意味の「磐座（いわくら）」や「御倉（みくら）」からつけられ、神様がいる場所ということからとても縁起の良い樹木として崇められてきました。そのためサクラは邪気を払い、運気を呼び込むとされています。

現代ではサクラのお花見で運気を上げる方法として、次の3つのタイミングでお花見をすると良いとされています。どのようなタイミングで見ると運気がアップするのでしょうか。

咲き始め

咲き始めのサクラは生命力あふれるエネルギーがあります。未来の幸運、良縁や子宝に恵まれるなど願いを込めながら眺めましょう。

満開

満開のサクラは繁栄や財力など金運や仕事運に効果があります。家族や事業の繁栄、金運の上昇などに願いを込めながら眺めましょう。

散り際

散り際のサクラは過去の災いとお別れをするという意味があります。浄化や厄除けといった効果があるので、悪縁や病気、悪いことを断ち切れますようにと願いを込めながら眺めましょう。

サクラの上手な飾り方

サクラは室内でも楽しむことができます。3月ごろになるとお花屋さんにサクラの切り枝が見られるようになります。サクラの切り枝を買うときは、なるべく蕾の多い枝を買うようにしましょう。花が咲いていく過程を楽しむことができ、風水的にも咲く前、満開、散り際と3回にわけて開運を祈ることができます。

切り枝は水を良く吸うのでたっぷり水を入れてあげます。お水は1～2日に1回は替えるようにしましょう。花瓶の水が濁っていると運気も下がってしまいます。

サクラの風水効果を高める方角

サクラの切り枝を購入し室内で飾るときは、なるべく日の当たらない涼しい場所に置いてあげましょう。暖かすぎると開花が早まり、早くに散ってしまいます。

また、暖房がついている部屋もなるべく避けます。窓辺など外からの冷気が感じられる場所に置いておくと、花がゆっくりと開いていく過程を楽しめ、長くサクラを愛でられます。

サクラの風水効果を高める置き場所や方角について紹介します。

北側の部屋

北側の部屋は暗く寒いイメージがあります。そこにピンクや白などの明るい花を置くことで恋愛運や金運、子宝などに効果があるといわれています。室温も低いことが多いので、ゆっくりと咲いていくサクラを楽しむことができますよ。

北東の部屋

北東はもともと鬼門といわれ、悪い気がたまりやすい方角でもあります。そこにサクラの花を飾ることで財運をあげることができるとされています。

南東の部屋

南東の部屋にサクラを飾ると、結婚運や対人運をあげてくれるといわれています。

どこの部屋に置いても、よく目にする場所に置くことが運気をあげることにつながります。

サクラと風水に関してよくある質問

サクラと風水に関してよくある質問を紹介します。

サクラを庭に植える方角は？

サクラを庭に植えるときは、一日中日が当たりやすい東や東南がよいとされています。サクラは日当たりのよい場所を好むので庭の中でも明るく、周囲が樹木などで密集していない場所を選びましょう。

サクラは庭に植えると縁起が悪い？

サクラを庭に植えたいと思う人は多いと思いますが、サクラを家に植えるのは縁起が悪いといわれることがあります。サクラは根が横に広がりやすいので、ほかの植物に影響を与えることや害虫の被害にあいやすく、剪定が難しいなどの理由からだといわれます。

ただしあまり大きくならないサクラを植えたり、管理のしやすいサクラなら問題ありません。あまり大きくならないサクラの品種は「旭山桜」「河津桜」「豆桜」などがあります。家にサクラがあれば毎年春が楽しみになりますね。

まとめ

昔は神様を祭る行事として楽しまれていたお花見。平安時代に貴族がサクラを見ながらお酒や食事をするようになり今のお花見につながったそうです。

長い歴史を経てサクラを愛でている日本人にとってサクラは特別な花ですよね。通勤・通学時などちょっと立ち止まってサクラを眺めてみましょう。良い気をもらって素敵な春にしたいですね。