秋の訪れとともに咲くピンクや白のシュウメイギクは、日本全国の野山や空き地などでも見られる花です。可憐なたたずまいながらも、環境に適応するたくましさがあります。そんなシュウメイギクの花言葉や誕生花、名前の由来などをご紹介します。
シュウメイギクの特徴
植物名 | シュウメイギク |
科名 | キンポウゲ科 |
属名 | アネモネ(イチリンソウ)属 |
原産地 | 中国 |
開花時期 | 9月~11月 |
シュウメイギクは菊という名前がついていますが、キク科ではなくキンポウゲ科の植物です。
英名ではJapanese anemoneといわれ、アネモネやクレマチスの仲間でよく見ると似ています。原産は中国で生育旺盛な宿根草のため日本のいたるところに9月~11月ごろ咲く姿が毎年見られます。
草丈は50㎝~1mほどで、和洋どちらのお庭にも合い育てやすい花のため、お庭のグランドカバーなどにも最適です。一重咲きと八重咲きがあり、それぞれ表情の違いを楽しめます。
シュウメイギクの花言葉

シュウメイギクの花言葉には「薄れゆく愛」、「淡い思い」、「多感な時」、「忍耐」などがあります。淡い色合いの薄い花が風に揺れる様子など、はかなく楚々としたイメージからこのような切ない花言葉がついたのかもしれません。
シュウメイギクの誕生花
シュウメイギクの誕生花は9月14日です。
シュウメイギクの名前の由来

シュウメイギクの名前は、秋に菊に似た花を咲かしその場が明るく見えることから「秋明菊」と名づけられたといわれています。また、中国から渡来したのち京都の貴船地域で野生化していることが見られたことから「貴船菊(キフネギク)」とも呼ばれています。
シュウメイギクはプレゼントに贈っても大丈夫?

シュウメイギクは9月から11月にかけて咲きます。その時期にお花屋さんでも切り花として売り出されます。夏から秋に変わる季節を感じさせ、野に咲くかわいらしい様子が人気です。
シュウメイギクをプレゼントしてももちろん大丈夫。秋の装いのアレンジメントとして喜ばれると思います。
シュウメイギクは鉢植えで売っている?
シュウメイギクは鉢植えでも売っているので、庭やベランダなど自宅で育てられます。生育旺盛なシュウメイギクですが、暑さには弱いのでなるべく半日陰に置いてください。
ただ日当たりが悪すぎると花付きが悪くなるので気をつけましょう。水切れすると葉が枯れてしまうので、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしてください。
寄せ植えなどにもぴったりなので、ワレモコウやナデシコ、ハツユキカズラといった植物と合わせて秋の寄せ植えを作ってみてはいかがでしょうか。
シュウメイギクは菊ではなくアネモネの仲間

シュウメイギクは菊という名前がついていながらキク科ではなくキンポウゲ科の植物です。アネモネやクレマチスなどと同じ科の植物となります。
花びらと見えるのは実は萼片で、中央に丸く見えるのが雌しべになり、それを囲んでいる黄色いものが雄しべになります。
まとめ
涼しくなって空が高くなる秋。そよそよと風に身を任せてゆれるシュウメイギクの様子はとても爽やかで夏の疲れを癒してくれるかのようです。初心者でも育てやすい植物なので、お庭や鉢植えなど身近にシュウメイギクを楽しんでみませんか。