花束の保存方法|コツや注意点

花束の保存方法|コツや注意点

お祝いのシーンなどに華やかな色を添える花束。普段の生活の中でも、出会いや別れ、告白、プロポーズなどに利用されています。

しかし贈る側も受け取る側も、花束の保存方法がわからないとどう対応したらよいか困ってしまいますよね。また、保存方法を間違えてしまうと、すぐに花が枯れてしまうことも。

花束を美しく楽しむためにも、適切な保存方法を知っておきましょう。

この記事では受け取った後や渡す前の花束の保存方法について、詳しく解説します。

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花束の保存方法:基本的なコツ

花束を長く楽しむための基本的なコツは、風の当たらない涼しい場所に置くことです。

花が長持ちする最適な温度は、5~10℃ほど。秋~冬にかけては暖房の影響がない涼しい場所に飾ってください。

春~夏にかけては、5~10℃の環境は難しいかもしれません。しかし、冷房の効いた涼しい部屋に置くことで、通常よりも長持ちします。

注意点は、冷房の直風に当てないこと。冷房の風に当たると、花が乾燥して長持ちしない原因になります。

渡す前に事前に保存する場合も同様の点に気を付けましょう。綺麗な状態を維持するためにも、花束を横にしたり逆さまにしたりせずに立てて置くことも重要です。

受け手|生花として長く保存する方法

受け手|生花として長く保存する方法

生花を長く楽しむためには、温度や置き場所以外にも重要なポイントがあります。

  1. 水揚げをしっかり行う
  2. こまめに水の交換をする
  3. 切り花延命剤を使う

せっかくプレゼントされた花束であれば、生花として飾って長く楽しみたいですよね。

イキイキとした生花を長く楽しむためにも、上記の3つのポイントをそれぞれ詳しく解説します。

水揚げをしっかり行う

プレゼントされる花束には綺麗なラッピングが施されているので、外すのがもったいないと思う人もいるかもしれません。しかし、そのままの状態では吸水できずに花が1~2日で萎れてしまうことも。

そのため、ラッピングを外して花瓶に生けることで長持ちします。ただし、花瓶に生ける前に、水揚げをしっかり行うことが長く保存するためのポイントです。

ラッピングを外した花束の茎を水を溜めたバケツの中に浸し、その中で斜めに茎を切ってください。切り口を空気に触れさせないことで、しっかりと吸水することが可能です。

しっかり吸水した生花は花や茎に水がいきわたり、イキイキした姿になります。硬い枝や太い茎の場合は、十字に切れ込みを入れると水揚げが良くなるので安心してください。

こまめに水の交換をする

生花を長く楽しむためには、水を綺麗に保つことが重要です。水を交換せずにそのままにしておくと、 バクテリアなどの雑菌が繁殖し生花が長持ちしない原因になります。

水は1~2日に1度、新鮮な水に交換してください。気温の高い夏は、特に雑菌が増殖しやすいため注意しましょう。

水を交換する時に、花瓶や茎のぬめりも取り除きます。水は花瓶の1/3ほどの深さの量を入れてください。

水量が多いと水に浸った茎は呼吸ができず、腐りやすいためです。茎が腐ると生花は長持ちしないため、腐った茎部分を切り取ります。

水をこまめに交換して綺麗に保つことで、イキイキとした生花を楽しんでくださいね。

切り花延命剤を使う

生花を長持ちさせる方法に、切り花延命剤を使う方法があります。切り花延命剤とは、名前の通り生花を長持ちさせる薬剤のことです。

切り花延命剤には生花の栄養を補給したり、雑菌の繁殖を抑えたり、吸水効率を上げたりする効果があります。さまざまな種類があるので、薄め方や使用方法には注意してください。

生花をより長く楽しみたい方は、水の交換時に切り花延命剤を使ってみてはいかがでしょうか。

受け手|生花以上に長く保存する方法

受け手|生花以上に長く保存する方法

記念の花束を花瓶で飾る以上に長く保存する方法をご紹介します。

  1. プリザードフラワーにする
  2. ドライフラワーにする
  3. 押し花にする

生花として楽しむのもいいけど、より長く楽しみたい方も多いことでしょう。

生花以上に長く保存する方法をそれぞれ詳しく解説します。

プリザードフラワーにする

プリザーブドフラワーとは、生花を脱水脱色後に着色させ乾燥させたものです。生花に比べ、1~3年と長期間美しく保存することができます。

生花を一本一本、消毒用エタノールに一晩浸し脱色させ、インクなど着色料で色を付けたグリセリン液を花瓶に生けるように吸収させてください。花が染まったら、シリカゲルなどの乾燥剤を入れた容器内で2~3日させると完成です。

ただし、プリザーブドフラワーには向き不向きの花があり、うまく加工できないこともあります。薬品を準備することが難しい場合もあるでしょう。

そのため、花束をプリザーブドフラワーにしたい場合は、専門の加工技術を持つ方に依頼すると安心。特にプロポーズや結婚式などの記念の花束は、綺麗に加工してもらいインテリアとして楽しんでくださいね。

ドライフラワーにする

生花以上に楽しむ方法としてドライフラワーがあります。名前の通り、生花を乾燥させており、保存期間は2か月~1年ほどです。

ドライフラワーはインテリア性が高く、アンティークな空間を演出してくれます。数本の生花の茎を輪ゴムや麻ひもなどでまとめ、風通しの良い日陰に吊るして乾燥させると完成です。

シリカゲルなどの乾燥剤を詰めた容器に、花を入れて乾燥させる方法もあります。こちらの方法は乾燥が早いので、生花本来の花色が残りやすいです。

どちらも素敵なドライフラワーになるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし、湿度の高い場所では、カビが発生したり崩れたりするので、置く場所には注意してください。

押し花にする

生花以上に花を楽しむ方法として、押し花もおすすめです。花や葉をティッシュなど柔らかい紙に包み、均等に重石で押し乾燥させます。

プリザーブドフラワーやドライフラワーのように立体的ではありませんが、絵のように楽しむことが可能です。額に入れて壁にかけて飾ることもできます。

額に入れると、花色が褪せてもアンティークの雰囲気を持つおしゃれな絵画のようです。保存期間は花や湿度などの環境によりますが、3~5年ほど長く保存できます。

記念の花束の花を一枚一枚押し花にして、立体的に重ね合わせて再現することも可能です。

贈り手|花束を渡すまでの保存方法

贈り手|花束を渡すまでの保存方法

花束を渡したいけど、渡すまでの保存の仕方に悩む方も多いのではないでしょうか。花束を渡すまでの保存方法についてお話しします。

  1. 花束は立てて置く
  2. 渡すまで時間がかかることを伝える

花束を購入してすぐに渡すことができない場合もあります。しかし、せっかくなら綺麗な状態で花束を渡したいですよね。

大きく2つのポイントがあるので、順に見ていきましょう。

花束は立てて置く

花束を購入して渡すまでに時間がかかる場合は、風の当たらない涼しい場所に立てて置いてください。花が風に当たらないように、箱などに入れて立てて置くと良いです。

花束を横にすると、花束の重みで下になった花が潰れて形が悪くなります。逆さにすると、花束を保水するための水やゼリーなどがこぼれてしまうことも。

花束には根が付いていません。少しのストレスでも傷みが出てしまうので、優しく取り扱いましょう。

渡すまで時間がかかることを伝える

花束を事前に購入して後日渡すなど、時間がかかる場合もあるでしょう。その場合は、購入するお花屋さんに「渡すまでにどのくらいの時間がかかるか」をしっかりと伝えてください。

花束は通常、当日に渡すことを想定して作成されます。しかし、その状態で翌日以降に渡すと花が萎れたり花弁が散ることも。

渡すまでに時間がかかることが事前に分かれば、傷みにくい花を選んで水や保水ゼリーを多く入れてくれるでしょう。お花屋さんによっては、渡すまでの保存箱も準備してくれるかもしれません。

ただし、花束が最も美しいのは制作された当日です。制作されて時間が経たないように、計画を立てて花束を渡してください。

花束の保存方法についてよくある質問

花束の保存方法についてよくある質問

最後に花束の保存方法についてよくある質問とその答えを以下にまとめました。

  1. そもそも花束の花持ち期間は?
  2. 水に砂糖や10円玉を入れるのは効果がある?
  3. 自分で花束を加工して保存できる?
  4. おしゃれに花束を保存する方法は?

それでは具体的に見ていきましょう。

そもそも花束の花持ち期間は?

花束の花持ち期間は7~10日ほどです。ラッピングされた状態のままだと、2~3日ほどで枯れてしまいます。

ラッピングされた状態では、水を新たに吸収することができずに長持ちできません。そのため、受け取った花束を持ち帰ったら、ラッピングを外して水に浸けることが重要です。

この時に多すぎる葉を取り除いたり、水の中で茎を切って水揚げをしたりすることで花束が長持ちします。

水に砂糖や10円玉を入れるのは効果がある?

水に砂糖や10円玉を入れるのは、花を長持ちさせるうえで効果的です。糖分は植物が光合成をするために必要な成分なので、水に砂糖を溶かし与えると花が長持ちします。

ただし、砂糖水を与えすぎると雑菌が増殖する原因にもなるので、入れすぎには注意してください。

10円玉を入れると水の中に銅イオンが溶け出し、殺菌効果があります。しかし、溶け出す銅イオンは微量なので花瓶の大きさによって10円玉を入れる量を調節してください。

また、長期間浸しておくと10円玉が腐食することにも注意が必要です。管理が難しい場合は、切り花延命剤を使用すると簡単に長持ちさせることができるでしょう。

自分で花束を加工して保存できる?

花束は自分で加工して保存することが可能です。加工方法には、「プリザーブドフラワー」「ドライフラワー」「押し花」があります。

プリザーブドフラワーは薬品を使うので、難しく感じるかもしれません。しかし、専用の加工キットなどを使うと簡単に加工できます。

ドライフラワーや押し花は、初めての方でも加工して保存しやすいでしょう。花束すべてを保存することは難しいですが、その中でもお気に入りの花を加工して保存してはいかがですか。

おしゃれに花束を保存する方法は?

花束はラッピングを解き、おしゃれな花瓶に生けるだけでもお部屋の中が華やかになります。しかし、生花以上におしゃれに保存するには、工夫が必要。

プリザーブドフラワーをおしゃれに保存するためは、専門知識のある方に依頼したほうが安心です。専用の薬品を使いガラス容器などにおしゃれに飾り付けてくれます。

ドライフラワーはアンティークのインテリアのように飾り付けることができるので、壁や天井などに吊るしても素敵ですね。押し花は一枚一枚の花弁で花束を再現するように紙に張り付けて、絵画のように飾っても良いでしょう。

いずれの保存方法でも、工夫次第でおしゃれに保存することが可能です。花束からお気に入りの花を選んで、チャレンジしてみてはいかがですか。

まとめ

プレゼントとして受け取ったり、渡したりする花束。素敵な花束を長く保存できれば、その時の気持ちを長く思い返すことができます。

受け取った方が花束を長く保存していると、渡した方もきっと喜んでくれるでしょう。渡す方が花束を大切に保存して渡していることが伝われば、受け取ってくれる方も嬉しいですよね。

花束は記念日を彩る素敵な贈り物なので、ぜひ長く保存して楽しんでくださいね。

田中 秀和
小さな時から花や観葉植物が好きで、田舎の野山を駆け回っては植物を採集して育てていました。 今でも自宅では多肉植物やサボテン、コーデックスを中心に様々な観葉植物を育てています。 総合園芸店で働いていたこともあり、植え替えやお水やりなどの管理、販売、お客様からのご相談ご依頼を経験。観葉植物の素敵な魅力や育て方を、目の前にいるような感覚でお届けできればと思います。 一緒にかけがえのない一鉢を見つけましょう。

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