あせた色彩が美しいドライフラワー。すでに枯れているので日常的なお世話がほぼ必要なく、一年中楽しむことが可能です。それゆえ、ヨーロッパやアジア各国と幅広く親しまれてきました。
1本から取り入れることができるので、気軽にインテリアと合わせられるのも人気の理由です。
そこで今回は、ドライフラワーの飾り方について深掘りしていきます。
「ドライフラワーのインテリア例を参考にしたい」
「初心者にはどんな飾り方がおすすめ?」
「インテリアに合うドライフラワーって何がいい?」
といった方にも相応しい内容となっているので、ぜひ最後まで読んでいただけたら幸いです。
また、ドライフラワーの飾り方に迷っていたら、筆者としては花瓶に挿して飾るのをおすすめします。生花や一輪挿しと同様に、特別な手間がかからず、おしゃれになるからです。
ドライフラワーのおしゃれな飾り方
飾り方に迷ったら、以下3つをまず参考にしてみるとよいです。
観葉植物などと比べると1本の重さがそこまでないので、貼り付けたり吊るしたりするのに適しています。では、それぞれ見ていきましょう。
天井から吊るす
ドライフラワーを麻紐などで束ねて、天井から吊るすのもおしゃれな飾り方です。
柱などがあれば画びょうやフックを取り付けて、そこに紐を絡めるといいかもしれません。ほのかに西洋の雰囲気を演出できますし、インテリアに立体感が生まれて視覚的にも楽しめます。
数を束ねても1本あたりの重さがそこまでないため、上から落下するリスクも少なく安全です。お子さんやペットがいる方にもいいのではないでしょうか。
また、上から吊るすことで風通しも適度に確保できるので、ドライフラワーがより長持ちしてくれます。おしゃれと寿命の側面からも、最適なディスプレイ案と言えるでしょう。天井の活用方法に悩んでいたらぜひ取り入れてみてください。
▼天井から吊るすに適したおすすめのドライフラワー
[https://andplants.jp/products/delphinium]花びんに挿して飾る
もともとは生花であるため、花びん・花器との相性はとてもいいです。
花びんの形や色合いなども豊富に販売されているので、入れ物にこだわってもいいかもしれません。同じドライフラワーでも、見え方が異なって楽しみが増します。
ドライフラワーはお水やりや日光のお世話が必要ないので、置き場所の自由度が高いです。観葉植物だとまったく日が入らない場所は避けるのがいいですが、ドライフラワーであれば気にする必要はありません。
「自分がここに置きたい」と思うところへ飾ってみましょう。
▼ドライフラワー
[https://andplants.jp/products/dryflower-vase-yellow]▼ドライフラワーと相性のよい花瓶
[https://andplants.jp/products/vase-bobcraft-amber]壁にマスキングテープや画びょうで固定する
軽さに特徴があるドライフラワーなので、簡単な固定で壁にディスプレイすることが可能です。
一本であればマスキングテープの固定で問題ありません。スワッグなど束ねて飾りたい場合は、画びょうなどで軽く挿すといいでしょう。
「賃貸でも画びょうって挿して大丈夫?」と気になる方がいると思いますが、画びょうやピンなどの小さい穴であれば、通常の生活で発生する範囲と考えられるため問題ないとされています。
たとえば、カレンダーやポスターなどもそうです。
ただし、クギなどを使用する場合は画びょうと比べても穴の規模が異なるため、退去時にお金が発生してしまいます。 どうしても穴を開けるのに抵抗がある方は、マスキングテープで留められる重さを選ぶのが無難かもしれません。
▼壁にディスプレイするのにおすすめのドライフラワー
[https://andplants.jp/products/dryflower_material_pepperberry_large]ドライフラワーの場所別のインテリア例
ドライフラワーのインテリア例を場所ごとに紹介していきますので、取り入れられるポイントをさっそく真似してみてくださいね。
玄関での飾り方をリビングに応用するなどもアリなので、いろいろと試してみましょう。
玄関|ガラスポットに挿して飾る
引用:https://www.instagram.com/koumori_98.95/
玄関ならガラスポットに入れて飾るのがおすすめ。白系のドライなら小麦やチーゼルなどを飾るのもいいかもしれません。
ドライフラワーは一つひとつが軽いため自立させるのが難しいです。そこで入れ物を上手く活用することで、置きのディスプレイができます。一本だけ挿すのもいいですし、複数入れてもいいですね。
ガラスポットであれば光の反射がまた美しいため、インテリアとしても映えます。加えてスペースさえ確保できればどこにでも置くことができるので、誰でも簡単におしゃれなコーディネートが可能です。
[https://andplants.jp/products/vase-jelme]寝室|床置きで飾る
引用:https://www.instagram.com/39mon_na/
壁や天井から飾るのに抵抗がある、部屋がそこまで広くないといった方には、床置きが適しています。特に、寝室は憩いの場でもあるので「あまりごちゃごちゃさせたくない」と考えている方にもいいでしょう。
床置きであれば、狭いスペースにも品よくディスプレイできますし、ボリューム感を演出することが可能です。部屋のテイストとドライフラワーの色を揃えて、統一感をもたせるのも素敵ですね。
もう少しボリュームを抑えたい場合は、一輪挿しにするだけでスッキリとさせられます。
また、ドライフラワーは色の選択肢が豊富であるため、どんな部屋のテイストにも合わせられるのが特徴です。モダンスタイルや個性的なポップなスタイルとも相性がいいので、いろいろと工夫しがいがありますよ。
ドライフラワーを床置きする際には、土台が安定した花瓶を使用するのがおすすめです。華奢な一輪挿しも映えますし、ボリューミーなスワッグでも倒れません。
[https://andplants.jp/products/vase-shisei-locate]リビング|天井からスワッグにして吊るす
最後はリビングでのインテリア例を紹介します。
スペースが広いため、視覚的に楽しむことを考えてみるといいのではないでしょうか。 天井からドライフラワーを吊るせば、視線が自然に上へいくので、立体的に鑑賞できます。
一本吊るすのもいいのですが、せっかくなのでスワッグ仕立てに挑戦してみるのもアリです。 広い空間に合わせて飾るものも大きくすると、全体的に統一感が生まれるでしょう。
一方で、そこまで広くないのであればドライフラワーのボリュームも抑えます。「空間の広さ」と「ドライフラワーの大きさ」を意識できるとよいかもしれません。
[https://andplants.jp/products/dryflower-swag-green]ドライフラワー初心者は花瓶を使って飾るのがおすすめ
飾り方・吊るし方がいろいろとあって迷うなら、まずは花瓶を使った方法から試してみることをおすすめします。
花瓶であれば小さいものから大きいものまであるので、テーブルや小窓、床置きなどにもディスプレイが可能です。自由度が高く、お家が賃貸の方にも取り入れやすいのがいいですね。
また、花瓶の柄やデザインを変更すればドライフラワーの見え方も異なるので、飾り方の楽しさがさらに増しますよ。おしゃれな花瓶は下記にまとめましたので、お気に入りのものを選んでみてください。
[https://andplants.jp/collections/vase]おすすめのおしゃれなドライフラワー
色彩も豊かなおしゃれなドライフラワーをここでは3つ紹介しますので、下記をご覧ください。
1本だけで飾るのもいいですし、3本まとめてみるのもとても素敵です。自分へのご褒美や友人に贈りたい方は「プレゼント用のドライフラワー」の記事も参考にしてみてください。
クラスペディア|可愛らしい見た目
クラスペディアは、初夏の時期に黄色い球状の花を咲かせる草花です。独特な丸っこい姿から英語では「ドラムスティック」「ゴールドスティック」といった名前で親しまれています。
花持ちが良いので上手く飾れば、一年中素敵な色合いを楽しむことが可能です。一点で飾ってもインテリアとして映えますし、クラスペディアだけのスワッグもとても素敵ではないでしょうか。
花言葉は「心の扉をたたく」「永遠の幸福」「エネルギッシュ」です。お世話になった方や大切な人への贈り物としても適しています。水やりが不要なので、お世話が楽なものを探している人にもおすすめです。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-claspedia]グレビレアゴールド|インテリア性が高い
グレビレアゴールドは、外がグリーンで裏がオレンジの個性的な葉です。スワッグやリースを作る際に、一つアクセントが欲しいときに混ぜてあげるとおしゃれになります。
花言葉は「あなたを待っています」「情熱」です。見た目とは裏腹に愛らしい意味が込められているので、大切な人を祝う際の贈り物におすすめします。
インテリアと合わせるなら、アースカラーをベースとしたナチュラルテイストに取り入れると、メリハリをつけることが可能です。柔らかい雰囲気がリッチなものへと格上げされます。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-grevillea_gold]ラベンダー|やさしい香りがただよう
ラベンダーは、紫と緑のコントラストが美しい草花です。ドライフラワーにしてもほのかにやさしい香りがただよい、安眠・鎮静効果などが期待されると言われています。ゆえに寝室に飾るのがおすすめです。
飾り方としては、花器に束ねてスツールやテーブルの上に置くのがいいかもしれません。まとまっている方が香りを楽しむことができるでしょう。
他の組み合わせとしては、赤や青色のドライフラワーと混ぜるとカラーバランスが上手くとれます。ラベンダーがもっている紫色は「赤」と「青」が組み合わさっているからです。アジサイやバラなどと合わせてみてください。
[https://andplants.jp/products/dryflower_material-lavender]ドライフラワーの飾り方のポイント
住まいのインテリアを日頃からいろいろと組み合わせている人は、スムーズに飾れるかもしれません。しかし、初心者や飾るのが苦手な方もいるかと思います。そのような方は、下記3つのポイントを意識するとよいです。
順に見ていきましょう。
同系色でまとめる
色の幅はとても広いため「どうやって合わせるといいだろう?」と悩んでしまう方も多いと思います。その場合は、同系色でまとめるとよいです。
赤・青・緑など、同じ色同士で組み合わせていきます。 異なるドライフラワーでも、色が統一されているためスワッグやリースにしてもとても素敵。同じ種類だとしても色の抜け方が絶妙に異なるため、まとめるといいグラデーションになります。
また、草花の組み合わせだけではなく、インテリアの色合いと関連をもたせるのもいいかもしれません。ナチュラルテイストであれば、それに合わせて小麦やプルームリードなどのベージュ系を飾ってみる。
そうするだけで、住まい全体のインテリア性もグッと高まるものです。
一本だけでスッキリと飾る
ドライフラワーは他の種類と自由に組み合わせることができる一方で「どれをどんな感じで束ねたらいいか迷ってしまう…」といった方もいます。その場合は、初めのうちは一本だけでシンプルに飾るのはいかがでしょうか。
一本であれば組み合わせに迷わないですし、壁に飾ったり花びんに挿したりすることも可能です。すぐに実践できておしゃれな雰囲気に仕上がります。
後からドライフラワーを足すこともできるので、一本での飾り方に慣れてきたら、さらに加えてバランスを整えてみるのがいいかもしれません。
ボリュームたっぷりにまとめる
花束のようにスワッグ仕立てにするのも素敵です。
ドライフラワーは一本から購入が可能なので、さまざまな種類のものをまとめられます。ボリューム感を持たせるだけで飾る場所が華やかになるので、雰囲気を一気に変えたい際に最適です。
リビングの天井から吊るしてもいいですし、花びんに挿してテーブルに置くのもいいかもしれません。ボリュームがあるからといって、飾り方や置き場所が制限されないのが、ドライフラワーのいいところでもあります。
お好きな場所に飾ってみてください。
ドライフラワーを飾る際の注意点
インテリア性に優れていてお世話が不要なドライフラワーですが、注意点もいくつかありますので、しっかり目を通していきましょう。
すでに枯れているからといって、そのまま放置するとドライフラワーの寿命が短くなることも。では、具体的に見ていきます。
直射日光に当てない
ドライフラワーは湿気が苦手なので、直射日光を当てないようにします。直射日光が当たると、温度・湿度が共に上がってしまうからです。
加えて、色が抜ける可能性もあるため雰囲気が損なわれてしまいます。 理想の飾り場所は、直射日光が当たらない日陰です。壁や天井から吊るしていても、窓が近いと方角によっては日が当たるので気をつけておきましょう。
あらかじめ「飾り場所」と「日光の入り具合」を見ておくといいかもしれません。
定期的にホコリ掃除をする
ホコリは見た目が悪くなるだけではなく、ドライフラワーに湿気を与えるので注意が必要です。 特にそのまま放置をすると、気づいたときにはホコリが被っていることも。
最低でも1週間に1回は掃除をするといいです。ベランダや玄関の外などで、ドライフラワーを少し振ってホコリを落とします。それでも取りきれない場合は、小さなブラシを使用するのがおすすめです。
こまめにチェックしてあげることでドライフラワーを長く楽しめるので、忘れないでおこなっていきましょう。
湿気が多い場所には置かない
気温が上がりやすい場所、水気が多い場所に置かないのがおすすめです。ドライフラワーはすでに枯れていることから乾燥しており、水気が多い場所に置くと湿気を吸い取り形が崩れるからです。
とはいっても、住まいや暮らしの仕方によって湿気の溜まり具合も大きく異なるかと思います。そこで、ドライフラワーのある部屋には扇風機やサーキュレーターなどで風通しをつくっておくと安心です。
風があれば温度・湿度を下げてくれるので、ドライフラワーにとっては快適空間になります。特に梅雨や夏場の時期だと、窓を開けても快適な風が流れない可能性もあるので、とても有効です。
ドライフラワーや飾り方に関するよくある質問
最後にドライフラワーや飾り方に関する質問とその答えをまとめました。まずは下記の質問をご覧ください。
では、具体的に見ていきましょう。
ドライフラワーの風水効果ってどうなの?
結論から言いますと、ドライフラワーに風水効果はあります。
ただし、飾り方や置き場所を工夫しないと運気が下がることもあるとか。ドライフラワーは「死んだ花」「枯れた花」と言われているので「マイナスの運気」をもっているからです。
では、具体的にどんな工夫をしたらいいのでしょうか。次の3つをご覧ください。
- 花びんに入れる
- 天井から吊るす
- 赤系のアイテムと組み合わせる
花びんに入れることで、ドライフラワーそのものがもつ「マイナスの運気」を閉じ込めることができます。おしゃれに飾ることもできるので、一石二鳥かもしれませんね。
風通しのいいところに飾れば「マイナスの運気」が流れてくれることから、天井がおすすめです。扇風機やサーキュレーターなどで風通しをつくるのもいいでしょう。
また、赤系のアイテムには「魔除けの効果」があると言われているので、ドライフラワーと一緒に飾れば「マイナスの運気」を打ち消してくれるのです。
賃貸でも壁に飾る方法って他にある?
今回取り上げた壁に飾る方法をまとめますと「マスキングテープ」「画びょう」が挙げられます。そして、他におすすめなのが「くり返し貼ってはがせる粘着剤」です。粘土のようなやわらかい質感で、穴を空けずに固定できます。
もともとはポスターやメモなどの貼り付けに使用されていますが、ドライフラワーのような軽いものであれば有効なはず。スワッグやリースを留めるのは難しいので、活用する場合は一本だけにするとよいでしょう。
まとめ
ドライフラワーは一本から飾ることができるので、誰でも気軽に始めることができます。場所もほとんど取らないので、住まいや暮らしの邪魔にならないのもいいのではないでしょうか。
ドライフラワーの良いところは、お水やりなどの日常的な世話が不要な点です。すでに枯れているので、飾り方・飾る場所さえ決めてしまえばその後の管理は容易。
「観葉植物は枯らしてしまう…」といった方でも、インテリアに上手く取り入れることができるでしょう。
また、草花の種類や花びん、テープの色合いなどもさまざまであるため、アレンジ方法が豊富です。今回の記事を参考に、唯一無二のオリジナリティあふれたコーディネートを目指してみてくださいね。
▼お部屋のインテリアによく映えるドライフラワー
[https://andplants.jp/collections/dryflowers]▼インテリア性の高い花瓶
[https://andplants.jp/collections/vase]